栃木県宇都宮市の宇都宮上三川インターチェンジ近くで地場大手ホームセンター「カンセキ」(本社:宇都宮市)が展開する神戸物産系食品ディスカウントストア「業務スーパーインターパーク店」が2024年4月7日をもって閉店する。
地場大手ホームセンターのカンセキが運営していた
カンセキは1975年2月に「服部」として設立、同年4月にホームセンター1号店「カンセキ宇都宮西店」を開店し、1976年12月に現社名に変更した。
同社は1984年4月にアウトドアライフ専門店1号店「WILD-1宇都宮駅東店」を開店し同業態の全国展開を開始。2024年3月現在は両業態をそれぞれ25店舗ずつ展開、神戸物産との提携による業務スーパーを19店舗展開している。
カトレアガーデンの食品核として22年4月に開店したが
業務スーパーインターパーク店は2022年4月1日に開店。売場面積は約498㎡、延床面積は約671㎡。カンセキ運営店舗としては栃木県内17店舗目、宇都宮市5店舗目だった。
同店舗は2020年4月に閉店したカジュアル衣料店「マックハウス宇都宮インターパーク店」跡への出店であり、大和ハウス系商業施設「アクロスプラザカトレアガーデン宇都宮南」の食品核としての役割を担っていた。
業務スーパーインターパーク店。(同社公式より)
専門店撤退相次いでいたカトレアガーデン
アクロスプラザカトレアガーデン宇都宮南は、隣接する福田屋百貨店の旗艦店「FKDインターパーク」「IPSビレッジ」「IPSスタジアム」とともに高い集客力を誇る専門店を有していたが、2024年3月31日には「ブックオフ・ホビーオフ宇都宮インターパーク店」が閉店。4月14日には100円ショップ「ダイソー」が閉店、4月21日にはリユースショップ「ハードオフ・オフハウス宇都宮インターパーク店」、5月7日には大型玩具・子供用品店「トイザらス・ベビーザらス宇都宮店」、5月10日には衣料スーパー「サンキ宇都宮店」が閉店を予定するなど、専門店の撤退が顕著となっていた。
一部専門店では閉店の理由として「契約期間満了」を挙げており、商業施設全体のリニューアルもしくは閉鎖の可能性も考えられる。
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