カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ファミリーマートbyドン・キホーテ、2020年2月29日営業終了-ファミマとドンキのコラボ店「通常のファミマ」に

大手コンビニ「ファミリーマート」と大手流通グループ「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)(旧・ドン・キホーテHD)」は、共同実験店舗「ファミリーマート PRODUCED BY ドン・キホーテ」3店舗を2020年2月29日に営業終了する。

ファミリーマート PRODUCED BY ドン・キホーテ。

圧縮陳列や手書きPOP、焼き芋を導入したコラボ店舗

両社による共同実験店舗は、2018年6月に既存のファミマ直営店「ファミリーマート立川南通り店」「ファミリーマート大鳥神社前」「ファミリーマート世田谷鎌田三丁目店」を業態転換する形で営業開始。
実験店舗3店舗では看板に「PRODUCED BY ドン.キホーテ」を冠し、ドンキが強みに持つPB商品「情熱価格」「焼き芋」や菓子、日用消耗品、レジャー商品を導入、合わせて圧縮陳列や手書きPOPを採用するなど、ファミマ標準店舗と比べドンキを意識した売場づくりや取扱商品数の大幅拡充を図った。
実験の成果として、菓子、日用品、焼き芋などが好調に推移し、売上・客数・客単価に大きな伸びがみられた一方、個店ごとのオペレーションに課題などもみられたという。

実験店舗3店舗は、2020年3月以降も閉店せずにファミマ直営の標準店舗として営業を継続する。また、両社は今後も商品の共同企画を検討するなど、提携関係を強化するとしている。

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ジュンク堂書店ロフト名古屋店、2020年2月29日閉店-同社栄地区1号店、ナディアパークから撤退

愛知県名古屋市中区栄の複合商業施設「ナディアパーク」地下1階で営業する丸善ジュンク堂書店の「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」が2020年2月29日に閉店する。

ナディアパーク。

ジュンク堂の名古屋・栄1号店、10年の歴史に幕

ジュンク堂書店ロフト名古屋店は2009年8月に、ナディアパークビジネスセンタービル(地上23階地下4階建)の核店舗である大型雑貨店「ロフト名古屋(名鉄生活創研FC)」地下1階売場跡に開店。売場面積は約1,983㎡。同社としては愛知県内2店舗目、栄地区ではエリア初となる店舗だった。

ジュンク堂書店ロフト名古屋店。

ナディアパークには1996年11月の開業当初より、ビジネスセンタービル6階に栄エリア最大規模の書店「紀伊国屋書店書店ロフト名古屋店」が出店していたが、紀伊国屋が名鉄百貨店メルサ館(現・メンズ館)5階に縮小移転するため2006年10月をもって閉店。同規模の大型書店はスカイル5階の「あおい書店名古屋本店」1店舗のみとなっていた。
ジュンク堂書店は開店4ヶ月後となる2009年12月に、7階のCD/DVD・ゲームソフト専門店「ソフマップ(旧・ヤマギワソフト)」跡に店舗を拡張し、売場面積を栄エリア最大規模となる約3,801㎡に増床。
増床を機に、地下1階を一般書・コミック売場、7階を専門書売場に再構築したが、2019年3月をもって7階を閉鎖、地下1階に売場を集約していた。

丸善ジュンク堂の出店相次いだ名古屋・栄で初の閉店に

丸善ジュンク堂書店は、丸善とジュンク堂の経営統合以前から営業していたロフト名古屋店、名古屋セントラルパーク店に加え、2015年4月に東海地方における同社旗艦店「丸善名古屋本店」(約4,872㎡)、2016年1月に「ジュンク堂書店名古屋栄店」(約1,980㎡)を相次ぎ出店したため、栄エリアで自社競合が生じていた。
ジュンク堂ロフト名古屋店は1フロア当たりの面積が広い一方、長らく売場が7階と地下1階に分散しており、回遊性が高い店舗とは言い難かったため、店舗整理の対象になったとみられる。2020年2月現在、ジュンク堂跡の活用方法については未定となっている。

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ミツコシマエ ヒロバス、2020年2月22日開業-栄バスターミナル噴水南のりば跡地に

愛知県名古屋市中区の名古屋三越栄本店前に、オープンイベントスペース「ミツコシマエ ヒロバス」が2020年2月22日に開業した。

ミツコシマエヒロバス。

栄に「オープンイベントスペース」

ミツコシマエ ヒロバスは2019年3月に閉鎖された栄バスターミナル噴水南のりば跡地に開業。敷地面積は約4,000㎡で、本格的開発がおこなわれる2023年までの暫定活用となる。
なお、名称については隣接する名古屋三越がネーミングライツを取得。ヒロバスは「広場+バス」による造語が由来となる。

隣接地には名古屋三越本店がある。

広場は競技場をモチーフとした造りで、1周70メートルの陸上トラックを設置。
店舗ゾーンにはイタリアン「トウキョウメルカート」(2月28日開店)、コンビニ「ファミリーマート」が出店する。
なお、2月22日には開店記念式典のほか、開業後には様々なイベントの実施が計画されていたが、一部は肺炎対策のため規模縮小・中止されている。開店後も比較的閑散とした状態が続いており、今後も影響は続くものとみられる。

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近鉄四日市スターアイランド、2020年2月29日閉店-近鉄百貨店の専門店街、今後は公共施設に?

三重県四日市市の近鉄四日市駅に連絡橋を通じて直結する大型専門店ビル「近鉄百貨店四日市スターアイランド(近鉄四日市駅前店舗ビル)」が2020年2月29日をもって閉店する。

四日市スターアイランド。

近鉄四日市駅直結のファッションビル、31年の歴史に幕

スターアイランドは1988年11月に、近鉄グループの映画館「四日市グランド劇場」「四日市シネマ」跡地を中心とした再開発事業の一環として開業。建物は地上5階地下1階建、売場面積は6,807㎡、所有者は近鉄不動産。
開業当初は県内最大級のファッションビルとして衣料・雑貨店など約100店舗が出店、東海地方初となる三菱電機のらせん状エスカレーター「スパイラルエスカレーター」を導入するなど、地域のファッション文化発信拠点としての役割を果たした。

スターアイランドのスパイラルエスカレーター。

近鉄四日市駅周辺では、スターアイランド開業に前後して同店の本館といえる「近鉄百貨店四日市店」が増床リニューアルを実施したほか、1986年には近鉄高架下商業施設「ふれあいモール」、1988年には近鉄高架下飲食街「グルメパーク」、1991年には四日市工業高校跡地再開発の核として三井不動産グループの複合商業施設「アムスクエア(松坂屋四日市店)」が相次ぎ開業するなど、一大商業集積地となった。
その一方で、1993年6月には四日市郊外のイオン系商業施設「日永カヨー」が建替リニューアルを実施、1995年3月にはイオンのパワーセンター「パワーシティ四日市」が開業したほか、2000年3月には名古屋駅に百貨店「ジェイアール名古屋高島屋」が開業するなど、四日市市内郊外に加えて名古屋市内の商業施設との競争が本格化するようになった。
スターアイランドでは、2012年5月に開業以来初となる全館リニューアル(投資額約2億8000万円)を実施し、大型専門店主体の商業施設に業態転換。県内初となる大型アウトドア用品店「好日山荘」やジーンズメイトの総合衣料・雑貨アウトレット店「ワケあり本舗」、靴量販店「ABCマート」を導入するなど、施設の再活性化を目指した。
しかし、2019年9月に契約期間満了を理由とした閉店を発表していた。

「市立図書館」の移転先として検討

スターアイランドの跡地活用について2月時点で詳細は決まっていない。
そうしたなか、四日市市は老朽化が進む四日市市立図書館の移転先としてスターアイランドを候補にすることを発表。
今後は駅直結の図書館として活用される可能性もある。

追記:建物は解体される。

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イオン上飯田店、2020年2月29日閉店-旧・ダイエー、建替え再出店へ

愛知県名古屋市北区の上飯田駅近くにあるショッピングセンター「イオン上飯田店」が、店舗建替えのため2020年2月29日に閉店する。

イオン上飯田店。

ダイエー上飯田店、43年の歴史に幕

イオン上飯田店は1973年4月にダイトウオリベックビルの核店舗「ダイエー上飯田店(上飯田ショッパーズプラザ)」として開店。1984年に増床リニューアルした。なお、増床までは店舗前に名古屋市電が店舗前に展示されていた(現在は名古屋市の施設で展示)。

車輌にはダイエーに展示されていた頃の写真が掲示される。

その後、ダイエーの総合スーパー事業縮小に伴い2016年3月をもってイオンリテールに運営移管、イオン上飯田店となった。建物は売場面積は13,036㎡。現在はイオングループが所有する。
館内には未来屋書店、マツヤデンキ、カルディーコーヒーファーム、メガネの三城、キャンドゥ、モーリーファンタジーなど多くのテナントが出店している。

シニア向け店舗に建替え-大幅に規模縮小か

イオンは、上飯田店の建物を解体後に新店舗を建設する計画を発表している。

閉店セールが実施されている。

新店舗はシニアをターゲットとした「食と健康」がテーマの商業施設とするとしており、現在の店舗よりも大幅に規模が縮小されることになるとみられる。

店内に掲示された過去の写真。

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ドン・キホーテ行田持田インター店、2020年2月28日開店-持田IC近くのスポーツデポ・ゴルフ5跡に

埼玉県行田市の国道17号線熊谷バイパス持田IC近くに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ行田持田インター店」が2020年2月28日に開店する。

ドン・キホーテ行田持田インター店。

わずか5年で閉店したアルペン大型店跡にドンペン

ドン・キホーテ行田持田インター店の前身となるアルペングループの総合スポーツ用品店「スポーツデポ・ゴルフ5行田持田インター店」は、ノムラ宝石本社跡地再開発の一環として2014年4月に開店。アルペングループとしては比較的規模の大きい店舗であったが、開店からわずか5年後となる2019年9月をもって閉店していた。
ドン・キホーテ行田持田インター店の建物は地上1階建、売場面積は2,633㎡、駐車台数は223台、駐輪台数は72台。
驚安商品とアミューズメント性を追求した店舗」として、独自仕入れによるスポット商品を拡充し、同社が得意とする化粧品やスマートフォンアクセサリー、玩具・バラエティグッズを中心に展開。テナントとしてフィットネスジムやゲームコーナー、ヘアカラー専門店、貴金属・宝石・ブランド品等の買取専門店を導入するなど、行田市内のみならず熊谷市や深谷市といった広域からの集客を目指す。

ドン・キホーテ行田持田インター店

住所:埼玉県行田市大字持田2160-1
営業時間:午前9時~翌午前2時

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クロスゲート金沢、2020年6月開業-高層階はハイアット系ホテル

石川県金沢市のJR金沢駅西口に、オリックスが運営する複合商業施設「クロスゲート金沢」が2020年6月に開業する。
追記:2020年8月グランドオープンとなった。

金沢駅隣接地にオリックスの大型複合ビル

クロスゲート金沢はJR金沢駅西口の平面駐車場だった場所に建設される複合商業施設で、金沢市の公募によりオリックスが進出を決めたもの。
建物は地下1階、地上15階建てのツインタワーとなり、土地面積は7,423.74 ㎡、延床面積は約54,000㎡。

クロスゲート金沢。

クロスゲートはオリックスが運営している横浜の複合商業施設にも使われている名称。
「クロスゲート金沢」には「『世界の交流拠点都市』を目指す金沢の玄関口で、ヒト、コト、モノが交差する新しい交流の場として、地域の人々と来訪者が交わり、賑わいや新しい価値が創造される施設にしたい思いを込めた。」という。

ロゴタイプ。

ハイアット系ホテル、商業施設などで構成

施設は北陸初となるハイアット系ホテル、大京の分譲マンション「ザ・レジデンス金沢」(117戸)のツインタワーと、低層階の商業施設で構成される。
核テナントとなるハイアットブランドのホテルは、フルサービス・ライフスタイルホテル「ハイアットセントリック」(約250室)、連泊ゲスト向けホテル「ハイアットハウス」(約90室)の2業態となり、館内には飲食街も設けられる。
1・2階は売場面積約3,100㎡の商業施設となり、富山市の人気クレープ店「コムクレープ」、金沢市の百貨店「めいてつエムザ」(カジマート併設)の食品を中心とした店舗などが出店する予定。
3階には屋上庭園「みらいの丘」が開設され、各種イベントなどが実施される計画となっている。

クロスゲート金沢

住所:石川県金沢市広岡一丁目5-3
営業時間:10時~23時(店舗により異なる)

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イオンタウン読谷北、2020年春ごろ開業-読谷中学校跡地に

沖縄県読谷村の読谷中学校跡地に、ショッピングセンター「イオンタウン読谷北」が2020年春ごろ開業する。
イオンタウン読谷北

読谷中学校跡地にイオンタウン進出

イオンタウン読谷北は平屋建、敷地面積は16,862㎡。読谷村が所有する「読谷村立読谷中学校」(2010年7月移転)の跡地を、官民協働事業(PPP)の一環として、イオングループの「イオン琉球」が公募型プロポーザルにより借り受け、定期借地方式により開発する。

「健康」をテーマに既存施設との差別化目指す

イオンタウン読谷北は食品スーパー「マックスバリュ」を核に複数の専門店が出店、医療モールの併設も予定されている。
読谷村には既に新施設の約3倍の規模を誇る「イオンタウン読谷」(2008年開業)が出店していることから、マックスバリュ読谷北では「健康」をテーマにした商品展開や健康状態をチェック可能な機器の設置が行われるなど、村民の健康志向の高まりに対応した店舗づくりを目指すとしており、両店の差別化を図る狙いがあるとみられる。
テナントとしては全国展開する格安美容室「ヘアースタジオIWASAKI」、24時間営業のスポーツクラブ「エニタイムフィットネス」などが出店する。

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JR横浜タワー、2020年6月18日から順次開業-ニュウマン横浜・シァル・Tジョイが進出

JR東日本などが建設している新しいJR横浜駅ビル「JR横浜タワー」が、2020年6月にグランドオープンした。
追記:JR横浜タワー「シァル(CIAL)横浜」は6月18日から、ニュウマンは6月24日から順次企業。JR横浜鶴屋町ビル「シァル横浜アネックス」は6月27日から順次開業する。
開業直後は一部で「予約制入館」とする。


開業を迎えたJR横浜タワー。

横浜駅ビル「CIAL」建替え、26階建て巨大駅ビルに

JR横浜タワー」は2011年3月に一旦閉館した「横浜ステーシヨンビル」(シァル横浜)跡地に建設が進められていた新しい駅ビル。新型コロナウイルスの感染拡大のため、グランドオープンが延期されていた。

JR横浜タワー・鶴屋町ビルの位置図。開業日は延期。

建物は地上26階、地下3階建てで、延床面積は約98,000㎡。
地下3階から地下1階まではJR東日本、崎陽軒、相鉄などが出資する「横浜ステーシヨンビル」運営の「シァル横浜CIAL)」、
1階から10階はJR東日本グループで駅ビルを手掛ける「ルミネ」運営の商業施設「ニュウマン横浜NEWoMan)」、8階から10階の一部は東映グループの「ティ・ジョイ」が運営するシネコン「T・ジョイ横浜」、11階は機械室、12階から26階はオフィスとなる。

2館の断面図。


開業当日・吹抜けのアトリウム。多くの人が来館した。

隣接地に「JR横浜鶴屋町ビル」、6月5日開業

JR横浜タワーと連絡デッキで接続される「JR横浜鶴屋町ビル」は6月5日にグランドオープンする。
建物は地上9階建てで、延床面積は約31,500㎡。
1階から3階は「シァル横浜アネックス」、2階から3階の一部はJR東日本グループのスポーツクラブ「ジェクサー・フィットネス&スパ」、3階から9階はJR東日本グループの「ホテルメッツ」「JR横浜パーキング」で構成される。

2館はデッキで接続される。

両ビルの完成に合わせJR横浜タワーを中心とした動線を整備し、観光案内所、防災センターなども整備される。

歩行動線の整備がおこなわれる。


2館概要。


相鉄ジョイナスなどとも連絡される。
鏡面ガラスに映る高層ビルが「JR横浜タワー」。

CIAL「食の専門店の集積」としてフードホールなど整備

地下部分に復活する「シァル横浜」には61店舗が出店。
コンセプトは「Pivot My Life~お客さまのおいしいと楽しいをひらく」。「食の専門店の集積」として食の楽しさを通じた豊かなライフスタイルを提案。単に買物をするという機能だけではなく、この場所を軸足・回遊起点とし、様々な方向に人々が行き交う「横浜の玄関口」であり「横浜駅にひらく扇の要(Pivot)」のような存在を目指すとしている。
地下1階にはベーカリー、スイーツ、グロサリー店などが出店。
日本初出店となる米国のベーカリー「トムキャット」(山崎製パングループ)、崎陽軒の新業態スイーツ専門店「HB Style KIYOKEN」も出店する。
地下2階は生鮮・デリカ売場となり「ニュー・クイック」を核テナントに「重慶飯店」「つばめグリル」などが出店。
地下3階はフードホール「バル&キッチン ハマチカ」となる。

フードホール「ハマチカ」。

また、JR横浜鶴屋町ビルに設けられる「シァル横浜アネックス」にはスーパーマーケット「文化堂」、酒「三河屋」などが出店する。

CIAL横浜ANNEXが核となる鶴屋町ビル。

NEWoManの2号店、10フロア・116店の巨大店舗に

ニュウマン横浜」には116店舗が出店。建築家・田根剛氏が環境デザインをおこなった。
開発コンセプトは「STORY・・・ING」。「新時代を自由に生きるヒトとともにSTORY(=物語)をクリエイションし続ける場所」として、感性を刺激する場所を提供していくとしている。

吹き抜けのアトリウム。

低層階には「グッチ」「ティファニー」「バーバリー」「バレンシアガ」「ボッテガウェネタ」「マーガレットハウエル」「KASHIYAMA(オンワード)」など、ラグジュアリーブランドや有名ショップが出店。「ポロ・ラルフ・ローレン」はカフェ「ラルフズコーヒー(Ralph’s coffee)」併設業態となる。

2階イメージ。

そのほか雑貨・アパレル・雑貨「無印良品」、雑貨「THE SHOP」、アウトドアアパレル「スノーピーク」、筆記具「LAMY」、ネクタイ「ジラフ」、コンタクトレンズ「アイシティ」、化粧品「@cosme」「北麓草水」「POLA」「ALBION」などが出店。6階にはニュウマン初の自主編集売場「ニーヨンイチロクマーケット」が設けられる。
8階から10階は飲食街となるほか、1階に「ブルーボトルコーヒー」、2階に「トラヤカフェ・あんスタンド」、3階に「ザ・シティ・ベーカリー」、4階に「鹿角巷(ジ・アレイ)」など、ほぼ各階に各国のカフェが出店することも特徴となる。
また、館内にはポップアップショップスペース「NEWoMan Lab.」が5ヶ所設けられる。ここでは「新しい出合いを提供する場」として最新情報やトレンドの発信、季節感の演出、商品の価値や作り手の想いを体感できるイベント、ARTの展示・商品の販売などがおこなわれる。

屋上・うみぞらデッキ。

館内には4階までの吹き抜けが設けられ、2階にはイベントがおこなえるライブステージや観光案内所が、12階には横浜ベイブリッジなどが一望できる屋上テラス「うみそらデッキ」が整備される。
(パース画などは公式サイト・リリースより)
(一部撮影:GORONEXさん

JR横浜タワー

住所:神奈川県横浜市西区南幸1丁目1-1
暫定営業時間:平日11:00~20:00/土日祝11:00~19:00
(飲食街は22時まで)

JR横浜鶴屋町ビル

住所:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1丁目66-9

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業務スーパー小樽店、2020年2月27日開店-いなきたビルの札幌フードセンター跡、3月16日にはSeriaも開店

北海道小樽市稲穂にある稲北地区第一種市街地再開発ビル「いなきたビル」地下1階に、G-7ホールディングスの生鮮食品ディスカウント「業務スーパー小樽店」が2020年2月27日に開店する。

いなきたビル。

小樽駅近くの再開発ビル、テナント撤退が相次いでいた

いなきたビルはJR小樽駅付近で行われた「小樽市稲北地区第一種市街地再開発事業」の一環として1999年に開業。建物は地上11階建、売場面積は2,963㎡、延床面積は24,147㎡。
開業当初は、低層階にイオン系の食品スーパー「札幌フードセンター小樽店」、イオン系のドラッグストア「ツルハドラッグ稲穂店」、CCCの複合書店「TSUTAYA小樽店」など大型専門店が入居。高層階には「小樽市営団地稲穂北住宅」「小樽市いなきたコミュニティセンター」など市関連施設が入居していたが、2019年1月31日をもって低層階の「フードセンター」「Kid’s US.LAND」が閉店。同年2月以降、TSUTAYAと美容院のみ営業を継続していた。

いなきたビル、1年ぶりに食品・日用品販売店復活

業務スーパー小樽店は、G-7HD傘下のG-7スーパーマートが運営する。同社の店舗は北海道9店舗目、小樽市初となる。
同店では、青果・精肉など生鮮食品に加え、神戸物産が製造・販売を手掛ける低価格PB商品を展開する。
いなきたビルでは2020年3月16日に、100円ショップ「Seria小樽いなきた店」も開店を予定しており、1年ぶりにフードセンターの後継店舗となる食品・日用品販売店が復活することとなった。

業務スーパー小樽店

住所:北海道小樽市稲穂5丁目10-1 

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