カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ウオロク中央店、2019年8月31日閉店-ウオロク本店、57年の歴史に幕

新潟県新発田市のショッピング中町商店街にあるウオロク中央店が2019年8月31日午後6時をもって閉店する。
同店は新潟県の地場大手スーパー「ウオロク」(本社:新潟市)の本店(スーパーマーケット1号店)であった。

ウオロク中央店。

ウオロクの「スーパーマーケット1号店」閉店へ

ウオロクは江戸時代に中央店現店舗の西寄り近辺で魚屋として創業。
ウオロク中央店は同社のスーパーマーケット1号店として上町一番街に1962年11月に開店した。近くには新発田市役所もある繁華街だ。
しかし、現在の標準店舗と比べて店舗が非常に狭いうえに専用駐車場がなく、老朽化も進んでいることから閉店することになったとみられる。
ウオロク中央店閉店のお知らせ。

ウオロクがある新発田市中心部では、1989年にダイエーグループ(現:イオングループ)の総合スーパー「ダイエーカネダイ新発田店」とジャスコグループ(現:イオングループ)の百貨店「ハヤカワ新発田店」が相次ぎ閉店、1996年9月には駅前の「ジャスコ新発田店」が閉店したため、ウオロクは新発田市中心部で唯一のスーパーとなっていた。

ハヤカワ新発田店。

商店街には他にスーパーマーケットが所在しておらず、閉店に反対する署名活動も行われているという。

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無印良品山科、2019年11月1日開店-大丸山科店跡、無印良品旗艦店に

JR・京阪山科駅前の再開発ビル「ラクト山科」にあった百貨店「大丸山科店」(やましなみせ)跡に無印良品の大型旗艦店「無印良品山科」が2019年11月1日に開店する。

ラクト山科。

山科大丸跡、3フロア・約4000㎡の巨大無印良品に

大丸山科店は1998年10月に再開発ビル「ラクト山科」の核店舗として開店。ラクト山科の売場面積は14,458㎡で、大丸は当初は地階から地上4階までの9,460㎡に出店した。
大丸は2011年に3階と4階の売場を閉鎖、その2フロアにはニトリが出店したものの、大丸は経営不振から2019年3月31日で閉店していた。ラクト専門店街とニトリは大丸閉店後も継続して営業している。
無印良品は大丸跡の3フロア、3,934㎡に出店。「食べる・見つける・買う」をコンセプトにした「情報編集型店舗」として、食品をフルラインで展開することが特徴だという。

店内イメージ(ニュースリリースより)。

そのほか、一般の無印良品大型店と同様に衣・食・住全般を取り扱うとみられる。

堺北花田に続く「京阪×MUJI」の関西旗艦店

ラクト山科を運営する第三セクター「京都シティ開発」と京阪グループの「京阪流通システムズ」は、大丸跡について当初は地下1階は「ハイセンスデイリーを追求したグロサリー、精肉、鮮魚、青果、惣菜など食の専門店フロア」、1階は「生活雑貨やカフェを中心としたフロア」、2階は「各種ファッション・インテリア雑貨を中心としたフロア」にするとしていたが、それらすべてを無印良品が運営することとなった。

売場イメージ(写真は有楽町店)。

京阪グループは無印良品(良品計画)との関係を強めており、2018年3月に開店した無印良品の旗艦店「無印良品堺北花田」では食品売場の一部などを京阪百貨店が運営。さらに、2018年5月には京阪枚方駅を無印良品プロデュースのデザインに改め、京阪百貨店ひらかた店の2階全床に無印良品の大型店を出店させている。
今回の山科も無印×京阪のコラボであることから、堺北花田と同様に百貨店らしい生鮮売場やベーカリー、そして「Cafe & Meal MUJI」の導入が予想される。

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名古屋モゾオーパ、2019年10月18日開店-ワンダーシティビブレ跡

愛知県名古屋市西区にあるイオンモール運営のショッピングセンター「mozoワンダーシティ」にあった「名古屋ワンダーシティビブレ」跡に「名古屋モゾオーパ」(mozo OPA)が2019年10月18日に開業する。

モゾオーパ。

4月に閉店していたワンダーシティビブレ

mozoワンダーシティは1994年に開業、2009年に建替えリニューアル。売場面積は73,446㎡で、本館にはイオンを核店舗に東急ハンズ、ユニクロ、ZARAなどが、シネマ棟にはイオンシネマ、エディオンなどが出店する。
旧マイカル系のファッションビル「ビブレ」は2009年の建替え後に出店したが、2019年4月15日に閉店していた。

止まり木がコンセプト-ファッションテナント出店せず

名古屋モゾオーパのコンセプトは「tomarigi」(とまりぎ)で、入口には木のオブジェが設置される。
延床面積は約3,500㎡で紀伊國屋書店、新星堂、島村楽器などが出店。ファッションテナントは出店しない。
館内にはコワーキングスペースも設けられる。

モゾオーパ・全テナント一覧
  • 紀伊國屋書店(書店)
  • 新星堂(CD・DVD)
  • 島村楽器(楽器)
  • スターバックスコーヒー(喫茶)
  • ココウォーク(雑貨)
  • スタジオアリス(写真館)
  • 保険見直し本舗/あそラボ(保険)
  • 小学館ドラキッズ(幼児教室)
  • enicia share ability space(コワーキングスペース)

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遠鉄百貨店、2019年10月までに改装リニューアル-東急ハンズは9月13日開店

静岡県浜松市のJR浜松駅前にある「遠鉄百貨店」が2019年10月までにリニューアルされ、目玉として新館に大手雑貨店「東急ハンズ」が2019年9月13日に開店する。

遠鉄百貨店。

2019年春に続く改装-全面リニューアル完成

遠鉄百貨店は1988年に浜松駅前に開業。2011年には文化施設「フォルテ」跡地に新館が開業している。
今回改装されるのは、本館2階・8階、新館1~3階・5階・6階。
なお、2019年4月には新館4階に「無印良品」が出店するなど、これ以外の一部フロアでも先行して改装がおこなわれていた。

「東急ハンズ浜松店」9月13日開店

2019年秋の各改装フロアにおいてはブランドの刷新・テナント入れ替えがおこなわれており、イスラエルのボディケアブランド「サボン」、ジェラートピケなどを取り扱う「スウィートルームプラス」、ゴルフウェア「バーリーゲイツ」などが出店。各店は9月4日から14日にかけて順次開業する。
新館5階には「東急ハンズ」が9月13日に開店。売場面積は約1,800㎡で、5階ワンフロアの全てを占める。東急ハンズは以前同店に「トラックマーケット」として期間限定出店していた。

店頭に設置された告知。メイワンにはロフトが出店中。

浜松駅前では「メイワン」にロフトが出店しており、先述した無印良品と合わせて大手雑貨店が三つ巴の争いを繰り広げることとなる。

レストラン街「えんてつダイニング」に「さわやか」

本館8階のレストラン街は増床され「えんてつダイニング」として10月19日にリニューアルオープンする。
静岡県の味である「炭焼きレストランさわやか」、「うなぎ徳」、「浜松餃子 錦華」をはじめとして、台湾料理「鼎’s」、そば店「越後 叶家」、焼肉「牛兵衛草庵」などが新規出店。全9店舗体制となる。

今回の改装は客層の若返りを狙ったものであると思われ、浜松で人気の「名店」が出店することにより観光客の取り込みにも期待がかかる。

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玉屋マルタマ住吉店、2019年8月31日閉店-かつての九州大手、最後の店舗

長崎県長崎市の長崎電気軌道若葉町電停前にある百貨店系スーパー「マルタマ住吉店」が8月31日閉店する。
同店はかつて九州大手だったスーパー「マルタマ」最後の店舗だった。

かつて九州大手だったマルタマ

マルタマはかつて九州大手であった百貨店「玉屋」傘下の百貨店系スーパーとして創業。
佐世保玉屋系の店舗と福岡玉屋系の店舗があったが、福岡マルタマの店舗は経営不振のため「寿屋」(熊本市)に譲渡されて「寿屋」や同社の小型店「Kコンビ」となり、寿屋倒産により現在は全店閉店している。

マルタマ住吉店、54年の歴史に幕

マルタマ住吉店は1965年に開店。建物は平屋で売場面積は964㎡。当初は佐世保玉屋の子会社「滑石玉屋百貨店」が運営していたが、近年は住吉店のみとなっていた。

マルタマ住吉店。

佐世保玉屋は数年前まで系列企業も併せて長崎・佐賀・福岡県内に多数の百貨店・専門店・ギフトサロンなどを運営していたが、同社系列の店舗は佐世保市内のみとなる(佐賀県・福岡県内にある玉屋ショップは佐賀玉屋系列もしくは提携店)。

佐世保玉屋。

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そごう徳島店、レストランの閉店相次ぐ-旧そごう商事「ファミリーレストラン」「まるかつ亭」「京まいこ」は2019年8月21日閉店

徳島県徳島市のJR徳島駅前にある百貨店「そごう徳島店」9階レストラン街の飲食店の閉店が相次いでいる。
2017年4月のイオンモール徳島開店に前後してイタリアン「ディアー」、「コーヒーハウスアンカー」など複数店が閉店していたが、2019年8月21日には直営レストラン的存在であった「そごう徳島店ファミリーレストラン」「とんかつ ○かつ亭(とんかつまるかつ亭)」「京風ラーメン 京まいこ」も閉店。残る店舗は2店舗のみとなった。

そごう徳島店。

そごう商事の系譜を組む徳島そごうの飲食店、全店閉鎖

そごう徳島店は1983年10月に、徳島駅前再開発ビル「アミコ」の核テナント「徳島そごう」として開業。2002年9月からは旧そごうグループ経営破綻に伴う運営体制の変更、直営化により「そごう徳島店」として営業が行われている。
そごう徳島店9階レストラン街(名店食堂街)は「水の流れるレストラン街」として開業。開業以来長らく、そごう商事直営の飲食店「ファミリーレストラン」「双葉亭(現・まるかつ亭)」「京まいこ」に加え、赤坂四川飯店グループの中華料理店「徳島四川飯店」や杉並藪蕎麦系列の「徳島やぶそば」(神田藪蕎麦系列に移行した後閉店)など多くの飲食テナントが営業していたが、四川飯店や藪蕎麦は2015年までに閉店。レストラン街の名物であった「人工の川」についても経営合理化の一環で撤去されている。

そごう徳島店ファミリーレストラン。

そごうファミリーレストラン」「まるかつ亭(旧・双葉亭)」「京まいこ」の3店舗は、そごう商事直営飲食店として開店したものであったが、2001年10月に旧そごうグループ経営再建の一環により飲食事業を「西洋フードシステムズ(旧・レストラン西武)」に売却。2002年1月の英国コンパスグループ傘下入りに伴う「西洋フード・コンパスグループ」への経営体制変更、2007年8月のレストラン事業(西洋レストランシステムズ)分社化及び川中商事(現・アンドモワ)への事業売却後も、百貨店内店舗である3店舗は引続き西洋フード・コンパスグループによる運営が行われていた。

まるかつ亭(双葉亭)。

そごうファミリーレストランは最盛期、全国のそごうグループ百貨店各店舗で展開されていたが、親会社の経営破綻やレストラン街の改装に伴い国内唯一の店舗となっていたため、全店舗が姿を消すこととなった。

そごうレストラン街、2店舗のみ-ほぼ空き店舗に

先述したとおり、レストラン街ではここ数年間店舗撤退が相次いでいたため、残る店舗はうどん「鳴門舩本」、中華料理「大唐」の2店舗のみ。貼り紙が貼られた空き店舗が多く並ぶ状況となってしまっており、早期のリニューアルが望まれる。

閉店の貼り紙が並ぶ。
(撮影:スーパーで働くマンさん)

追記:そごう徳島店は閉店を発表した。

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ロッテ百貨店、地方で閉店相次ぐ-2019年だけで6店舗

韓国の大手百貨店「ロッテ百貨店」の閉店が相次いでおり、2019年中に6店(うち1店は小型店)が閉店することとなった。

韓国最大手・ロッテ百貨店

ロッテ百貨店は1979年にソウル市で設立。ロッテHD副会長の重光昭夫氏が会長を勤める。会長が日本育ちということもあってか、日本に対しては批判的な立場を採ることが比較的多いことでも知られる。
大型店には噴水とロッテ免税店が設けられていることが特徴で、2019年はじめには韓国全土で36店舗、中国に4店舗(大型店の総数)を構えていた。

ロッテ百貨店名物の噴水。

閉店したのは多くが「地方店舗」-競争激化が影響か

閉店となったのは、仁川店(仁川市、2月閉店)、ヤングプラザ大邱店(大邱市、2月閉店、「大邱店」は存続)、安養店(安養市、3月閉店)、天津店(中国・天津市、3月閉店)、富平店(仁川市、6月閉店)の大型店5店舗と、中型店であるエルキューブ梨大店(ソウル市麻浦区、5月閉店)。
なお、仁川店の閉店は、閉店した新世界百貨店跡にロッテ系列の新店舗が出店したことによる店舗統合の意味が大きいと思われる。

閉店となったロッテ百貨店ヤングプラザ大邱(大邱市中区)。
シネコンを備える。建物は売却予定。撮影:地理人研究所

今回閉店した韓国内の店舗の多くは地方に立地している。
韓国は比較的元気な百貨店が多いといえるが、日本以上に大都市への一極集中が激しく、また地方においても百貨店同士の競争が熾烈である。
今年になって閉店した店舗のほとんどには近隣に別の新たな百貨店やショッピングセンターが進出していた。

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神戸阪急・高槻阪急、2019年10月5日開店-そごう神戸店・西武高槻店は9月30日閉店

H2Oリテイリング・H2Oアセットマネジメント・阪急阪神百貨店は、そごう神戸店(兵庫県神戸市)・西武高槻店(大阪府高槻市)をそれぞれ「神戸阪急」(2代目)・「高槻阪急」として2019年10月5日から営業開始することを発表した。

阪急への引継ぎのため10月1日から4日まで休業

そごう神戸店」は1899年6月開店、現在の店舗は1933年開店。阪神三宮駅と直結する。売場面積は43,093㎡。そごうで唯一、戦前から営業する店舗であった。
阪神淡路大震災までは神戸の地域一番店であったが、震災の影響により減床。その後はライバルの大丸神戸店(こうべみせ)が地域一番店となっていた。別館にはロフトの神戸旗艦店も出店する。

そごう神戸店(神戸市中央区)。

西武高槻店」は1974年11月開店、売場面積は33,353㎡。JR高槻駅前に立地する。「西武高槻ショッピングセンター」として、西武百貨店を核店舗にオーロラモール高槻を形成。関西スーパー、ユニクロ、ロフトなど数多くのテナントが出店する。近隣には松坂屋高槻店がある。

西武百貨店高槻店(大阪府高槻市)。

両店は、セブンアイHDとそごう・西武の経営改革の一環として、阪急阪神百貨店に経営が引き継がれることが2018年に発表されていた。
両店は9月30日で一旦閉店、10月1日~10月4日は休業となる。
これまでの経緯はこちら。

神戸阪急、「酒」を充実-広場も改装

神戸阪急のテーマは「フェスティバル365」。

神戸阪急。

もっとも改装がおこなわれるのは地階・食品売場で、11月27日までに24店舗が新規出店。「灘・兵庫 SAKE BAR」「CRAFT BEER BAR」も開設される。

地階イメージ。

また、そのほかのフロアも一部を改装。催事場を拡張するほか、震災復興のシンボルとして設けられ「からくり時計」で親しまれた2階「サンファーレ広場」は「グランパティオ」として全面改装され、期間限定でストリートピアノを設置するなど様々なイベントが開催される。

神戸阪急・グランパティオ。

高槻西武、食品など改装-梅田から取り寄せも

高槻阪急でも食品売場を中心に改装をおこなう。

高槻阪急。

毎日の食をより豊かに」をテーマに掲げ、11月22日までに順次改装。阪急阪神百貨店最大の全国銘菓コーナーを開設するほか、うめだ阪急からのお取り寄せコーナー、当日宅配サービスも新設される。
テナントの多くは存続するが、「オーロラモール」は西武系の名称であるため使用されない。

高槻阪急・食品売場イメージ。

10月5日から阪急とポイントカード共通化

両店はともに10月5日にオープニングセレモニーを実施。その後も各種開店記念イベントが開催される。
また、阪急百貨店・阪神百貨店の各店と同様に「阪急阪神お得意様カード」「各種ペルソナカード」「各種エメラルド STACIA カード、ソレーナ STACIA カード、博多阪急エメラルドカード」の優待と「Sポイントの付与」が開始されるほか、神戸阪急ポイントカード、高槻阪急ポイントカードも発行される。
(新店画像はニュースリリースより)

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福屋百貨店宮内店、2019年8月31日閉店-ロードサイドの小型百貨店、競争激化が影響か

広島県廿日市市のロードサイド型小型百貨店「福屋百貨店宮内店」が2019年8月31日に閉店する。

福屋宮内店(ストリートビューより)。

競争激化する広島西部、廿日市の福屋も閉店へ

福屋宮内店は1991年6月開業。建物は2階建てで、売場面積は627㎡。広島県道30号線沿いのロードサイドへの出店であった。取扱品目は婦人服、化粧品、銘菓、贈答品など。
当時の廿日市市は人口の増加が著しく、また1990年に開業した岡山に本店を置く百貨店「天満屋アルパーク店(2020年1月閉店予定)」が絶大な人気を集めていたことから、福屋も地元客を逃したくないとの思いで支店を開設したと考えられる。

アルパークの天満屋。

広島西部では、2015年6月にイズミのショッピングセンター「ゆめタウン廿日市」、2017年4月にイズミの生活提案型ショッピングセンター「LECT(レクト)」が相次ぎ開業。贈答品需要もこちらに流れていることが予想され、天満屋の閉店を前にロードサイドの小型百貨店も28年の歴史に幕を下ろすこととなった。
福屋宮内店では、8月15日より閉店セールが開催されている。

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湯~園地、2019年は8月31日・9月1日に開催-別府ラクテンチ

大分県別府市の遊園地「ラクテンチ」で期間限定の温泉テーマパーク「湯~園地」が2019年8月31日・9月1日に開催される。
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会場となるラクテンチ。

湯~園地、2019年も開催-「ナイト湯~園地」も

もともと「湯~園地」計画は、別府市長が別府市が作成した「湯~園地」PR動画が100万再生を突破した際に計画を実現させると公約したもの。
温泉と遊園地を組み合わせたテーマパークで、第一段はクラウドファンディングで資金を集め2017年7月29日~31日に開催された。その後、2018年9月には子供向けイベント「こども湯~園地」を開催している。開催地はいずれも1929年開店の遊園地「ラクテンチ」となっている。
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100万再生を突破した「湯~園地」動画(別府市作成)。

第3回となる今年は「こども湯~園地」と「ナイト湯~園地」の2イベントを実施。
第1回と同じく、音楽作家の清川進也がプロデュースをおこない、ミストブランコなど4つの特別アトラクションが開設される。
それに加えて「夏休み最終日」の実施であるため、夏休みの宿題を手伝うイベントも開催されるという。
なお、小学生以下は入場無料。また、9月1日にはTPDの脇あかりさんが来園する。

ラクテンチの常設アトラクション「あひる競走」。

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