佐世保市交通局、2019年3月に事業廃止-西肥バスに移管、一部はさせぼバスが運行

長崎県佐世保市でバスを運行する市営バス「佐世保市交通局」(市バス)と「西肥自動車」(西肥バス、佐世保市)の2社局は、路線バスの運行体制を2019年3月24日から一本化する。
これにより、佐世保市交通局は事業廃止となる。

佐世保市バス。

西肥バスが運行へ-一部は「させぼバス」が受託

佐世保市交通局は1927年2月に設立。佐世保市内でバスの運行をおこなってきたが、中心市街地では民営の西肥バスとの路線重複も多くあった。
2019年3月24日からは、佐世保市営バスの路線は全て西肥バスに移管される。これにより、中心市街地などにおける路線の競合区間が整理され、一部区間は減便されることになる。

佐世保市内で運行される西肥バス。

なお、移管路線のうち一部は佐世保市が2009年に設立した「させぼバス」が受託運営する。同社は交通局と塗色を共通化させているため、今後も交通局カラーのバスの運行は継続されることになるとみられる。

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