関東自動車と東野交通、10月1日合併-みちのりHD傘下の2社合併

東日本でバス事業などを展開する「みちのりホールディングス」(千代田区)は、傘下の「関東自動車」(宇都宮市)と「東野交通」(同市)を10月1日付で合併させることを5月25日に発表した。

宇都宮のバス会社2社、合併へ

関東自動車は1927年に創業。地元では通称「関東バス」と呼ばれるが、都内を運行する京王グループのバス会社「関東バス」とは資本関係などは一切なく、別会社である。
栃木県最大のバス会社であり、2012年よりみちのりHDの傘下となった。
2022年に開業予定の宇都宮ライトレールの株主でもある。

関東自動車(宇都宮駅)。

東野交通は1916年に創業。1968年までは鉄道線も保有しており、当時の社名は東野鉄道だった。
現在、鉄道線は運行していないものの、那須ロープウェイを運行しているほか、真岡鐵道、宇都宮ライトレールの株主となっている。なお、大田原市の大田原駅跡の大型商業ビル(エドヤ→ニチイ→サティ→トライアル)も所有しているが、現在は空き店舗となっている。
1963年から2016年12月までは東武グループであったが、みちのりHDの傘下となることに伴い離脱している。

東野交通(黒磯駅)。

存続会社は関東自動車-北関東以北最大のバス会社に

2社の合併は10月1日付。存続会社は関東自動車で、合併後は関東自動車の社名が用いられるが、東野交通の営業所については「東野」の名前を残す方針。

東野交通の営業所は「東野」の名前を残す方針。

今後は経営統合により事業の効率化が図られるほか、関東自動車のバスロケシステムを東野交通にも導入するなど、利便性の向上も図られる。
また、新会社は宇都宮ライトレールの株式の5%を保有することになる。
なお、地元紙「下野新聞」によると、関東自動車、東野交通ともに直近の決算では黒字であり、今回の事業譲渡によって関東自動車は北関東以北で最大のバス会社になるという。

交通事業者の経営支援に挑む「みちのりHD」、東日本交通も傘下に

みちのりHDは経営共創基盤傘下の公共交通事業者などの経営支援をおこなう持株会社で、関東自動車のほかには岩手県北交通、茨城交通、会津バス、湘南モノレールなどを傘下に持つ。
2018年4月には、新たに岩手県内などで貸切観光バス事業を中心に展開する「東日本交通」(盛岡市)を傘下に収めている。

外部リンク:関東自動車株式会社と東野交通株式会社の経営統合(合併)に関するお知らせ
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