ラオックスIMON武蔵小山店、2018年10月28日閉店-ラオックス最後の“家電量販店”、50年の歴史に幕(追記あり)

東京都品川区の東急武蔵小山駅前、武蔵小山商店街パルムにある家電量販店「ラオックスIMON武蔵小山店」が2018年10月28日に閉店し、前身の大丸百貨店から50年の歴史に幕を下ろす。
追記:閉店日は「商品が無くなり次第」に変更された。

ラオックスIMON武蔵小山店。

ラオックス最後の「家電量販店」、ついに閉店

井門グループは「大丸商会」として1922年創業。
首都圏地盤の月賦百貨店「大丸百貨店」として、丸井や緑屋(現・クレディセゾン)とともに多店舗展開を行っていたが、消費者の所得向上と競争激化により月賦販売市場が縮小したため、1980年代に脱百貨店路線を推進、家具販売店「インテリア井門」、宝飾品店「ジュエリー井門」、鉄道模型店「モデルス井門」といった専門店業態に転換していた。

井門原宿ビル(BODY SHOP、モデルズ井門など出店)。

ラオックスIMONは、大丸百貨店(現・井門エンタープライズ)と家電量販店「ラオックス」の業務提携により1982年発足。
最盛期には、井門運営の家電量販店「ラオックス」を核とする専門店ビル10店舗ほどを展開していたが、2018年現在は武蔵小山の1店舗のみとなっている。
ラオックス武蔵小山店はラオックス本体が中国大手家電量販店「蘇寧電器」(現・蘇寧雲商)傘下入りに伴い免税店へと業態転換した後も地域密着型の家電量販店として営業を継続していたが、近年は4階「インテリア井門」を閉鎖するなど売場の縮小を行っていた。
「ラオックスIMON」「ジュエリー井門」は10月28日をもって閉店することが決定しているが、地階の中華料理店「中華井門」の今後の営業継続については明らかにされていない。

外部リンク:ラオックス IMON 武蔵小山店 – 武蔵小山の家電量販店 –
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