そごう神戸店・西武高槻店、「神戸阪急」「高槻阪急」に-2019年10月から

阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリング(大阪市)は、そごう・西武から経営譲渡を受けた「そごう神戸店」「西武高槻店」を「阪急百貨店」に屋号変更することを発表した。

そごう神戸店(神戸市中央区)。

そごう神戸店・西武高槻店、2019年秋までに「歴史に幕」

そごう神戸店は1899年6月開店、現在の店舗は1933年開店。売場面積は43,093㎡。そごうで唯一、戦前から営業する店舗であった。別館にはロフトの神戸旗艦店も出店する。
西武高槻店は1974年11月開店。33,353㎡。「西武高槻ショッピングセンター」として、西武百貨店を核店舗にオーロラモール高槻を形成。関西スーパー、ユニクロ、ロフトなど数多くのテナントが出店する。

西武百貨店高槻店・オーロラモール高槻(大阪府高槻市)。

売却から2年で「阪急百貨店」に

そごう・西武の親会社であるセブン&アイ・ホールディングスは経営構造の改革のため、両店舗を2017年10月にエイチ・ツー・オー アセットマネジメント(法人格は旧・イズミヤ)に売却。その後は阪急阪神百貨店のグループ店舗として屋号はそのまま運営されていた。売却額は151億円であった。
改称時期は2019年10月で、両店舗の新名称は「神戸阪急」「高槻阪急」ととなる。また、エイチ・ツー・オー アセットマネジメントから阪急阪神百貨店に経営移管される。改称・改装にともなう休業もあると思われるが、そうした情報などは9月現在は発表されていない。
阪急百貨店は関西において「名門」であるものの、「そごう」「西武」という永年親しまれた屋号を惜しむ声も少なくないであろう。

外部リンク:そごう神戸店及び西武高槻店に関するグループ内事業再編及び再編に伴う屋号の変更に関するお知らせ
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