無印良品山科、2019年11月1日開店-大丸山科店跡、無印良品旗艦店に

JR・京阪山科駅前の再開発ビル「ラクト山科」にあった百貨店「大丸山科店」(やましなみせ)跡に無印良品の大型旗艦店「無印良品山科」が2019年11月1日に開店する。

ラクト山科。

山科大丸跡、3フロア・約4000㎡の巨大無印良品に

大丸山科店は1998年10月に再開発ビル「ラクト山科」の核店舗として開店。ラクト山科の売場面積は14,458㎡で、大丸は当初は地階から地上4階までの9,460㎡に出店した。
大丸は2011年に3階と4階の売場を閉鎖、その2フロアにはニトリが出店したものの、大丸は経営不振から2019年3月31日で閉店していた。ラクト専門店街とニトリは大丸閉店後も継続して営業している。
無印良品は大丸跡の3フロア、3,934㎡に出店。「食べる・見つける・買う」をコンセプトにした「情報編集型店舗」として、食品をフルラインで展開することが特徴だという。

店内イメージ(ニュースリリースより)。

そのほか、一般の無印良品大型店と同様に衣・食・住全般を取り扱うとみられる。

堺北花田に続く「京阪×MUJI」の関西旗艦店

ラクト山科を運営する第三セクター「京都シティ開発」と京阪グループの「京阪流通システムズ」は、大丸跡について当初は地下1階は「ハイセンスデイリーを追求したグロサリー、精肉、鮮魚、青果、惣菜など食の専門店フロア」、1階は「生活雑貨やカフェを中心としたフロア」、2階は「各種ファッション・インテリア雑貨を中心としたフロア」にするとしていたが、それらすべてを無印良品が運営することとなった。

売場イメージ(写真は有楽町店)。

京阪グループは無印良品(良品計画)との関係を強めており、2018年3月に開店した無印良品の旗艦店「無印良品堺北花田」では食品売場の一部などを京阪百貨店が運営。さらに、2018年5月には京阪枚方駅を無印良品プロデュースのデザインに改め、京阪百貨店ひらかた店の2階全床に無印良品の大型店を出店させている。
今回の山科も無印×京阪のコラボであることから、堺北花田と同様に百貨店らしい生鮮売場やベーカリー、そして「Cafe & Meal MUJI」の導入が予想される。

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