大丸山科店、2019年3月31日閉店-ラクト山科の核店舗、京阪グループの新商業ゾーンに

JR・京阪山科駅前の再開発ビル「ラクト山科」の核店舗である百貨店「大丸山科店」が2019年3月31日に閉店する。 
大丸山科店(ラクト山科)。

大丸山科店、20年の歴史に幕

大丸山科店は1998年10月に再開発ビル「ラクト山科」の核店舗として開店。ラクト山科の売場面積は14,458㎡で、大丸は当初は地上4階から地下1階の9,460㎡に出店していた。
大丸は2011年に3階と4階の売場を閉鎖、ラクトは専門店街としてニトリを誘致している。
現在の大丸山科店の売場面積は5,403㎡、2018年2月期の総額売上高は37億7,400万円、営業損失は1億400万円の赤字だったという。

大丸跡、京阪グループが新たな商業ゾーンに

ラクト山科を運営する第三セクター「京都シティ開発」と京阪グループの「京阪流通システムズ」は、大丸山科店跡を新たな商業ゾーンとしてリニューアルを行うことを発表した。
京阪流通システムズは樟葉モール、京阪モール(核店舗はいずれも京阪百貨店)など商業施設のほか、飲食店などを運営する。
同社によると、大丸跡の地下1階は「ハイセンスデイリーを追求したグロサリー、精肉、鮮魚、青果、惣菜など食の専門店フロア」、1階は「生活雑貨やカフェを中心としたフロア」、2階は「各種ファッション・インテリア雑貨を中心としたフロア」にリニューアルされる予定だという。

リニューアル後のイメージ(ニュースリリースより)。

リニューアルされるエリアは、2019年11月中の全面オープンをめざす。
それ以外のラクト専門店街は、大丸閉店後も継続して営業をおこなうとみられる。

外部リンク:大丸松坂屋百貨店 大丸山科店の営業終了に関するお知らせ
外部リンク:大丸山科店跡を専門型商業ゾーンとしてリニューアル
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