千葉県旭市の国保旭中央病院となりに、イオン系ショッピングセンター「イオンタウン旭」が2022年4月23日午前10時に開業する。
イオンタウン旭。
旭市とイオンが官民連携「健康になるまちづくり」推進
イオンタウン旭は国保旭中央病院のとなりの農地跡に出店する。
イオンタウン旭の出店はイオンタウンや大和ハウス工業などのグループと旭市が官民連携して推進している事業計画「生涯活躍のまち・あさひ」に基づいている。この事業計画は国保旭中央病院を核にしており、イオンタウン旭は「地域とともに『楽しく健康になる』ためのまちづくり ウェルネスタウンASAHI」をコンセプトに、健康や福祉に重点を置いた商業施設となっている。イオンタウン旭は地上2階建て、延床面積14,533㎡、総賃貸面積11,739㎡。
イオンタウン旭正面。
核店舗としては総合スーパー「イオンスタイル旭中央」が出店する。イオンスタイルは建物1階に出店し、売場面積は3,056㎡。病院の隣という立地を活かした「ヘルス&ウェルネス特化型」としての出店となる。
イオンスタイルでは調剤ロボットを導入する薬局「イオン薬局」を併設するほか、健康に配慮した食品を品揃えし、健康イベントを定期的に開催。隣接する医療機関で働く看護師や看護学生向けの文具や肌着、患者へのお見舞い需要を狙った生花や衛生用品、菓子なども取りそろえる。
専門店の目玉は「千葉県最大の無印良品」
専門店としては旭市初出店・千葉県内最大となる「無印良品」、100円ショップ「ダイソー」、メガネ店「JINS」、ファミリーレストラン「サイゼリヤ」のほか、健康に関連したテナントとして、フィットネスクラブ「カーブス」「メンズカーブス」やデイサービス、歯科医院、整骨院が入居する。
さらに、建物2階には多世代交流施設「おひさまテラス」を開設。旭市が設置しイオンタウンが運営する施設で、屋内公園や幼児の一時預かり所、コワークングスペースやカフェレストランが入居している。おひさまテラスでは健康講座や子育て交流会などのイベントも開催されるという。
おひさまテラス。
近隣に立地するイオン旭店は営業継続
イオンタウン旭から直線距離で1.1㎞の場所にはイオンリテールが運営する総合スーパー「イオン旭店」(旭サンモール)が立地する。1982年開店のイオン旭店は築40年が経過し老朽化が進んでおり、イオンタウン出店後の先行きが注目されていた。
イオン旭店について都商研の取材に対し、「イオン旭店の特徴として(イオンリテールが運営する他の総合スーパーの中でも)衣料品の構成比が非常に高い。食品についても足元のお客様を主として展開すれば(イオンタウン出店後も)十分成立する」(イオンリテール南関東カンパニー浜口支社長)と述べ、営業継続の考えを示した。イオン旭店ではイオンスタイルの開業を機に女性向けの衣料品のショップを新設・拡充する。
地元で長年親しまれているイオン旭店、地域の交流拠点としての役割も期待されるイオンスタイル旭中央、旭市の東隣・銚子市のイオンモール銚子の3店舗体制で東総エリアの幅広い顧客の獲得を目指す。
イオンタウン旭
住所:千葉県旭市イ4337番地1
営業時間:8時~22時(イオンスタイル旭中央)
イオンタウン旭広域地図。
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ドン・キホーテ古川店、2022年4月15日開店ーコジマ跡、テーマは「リラックスドンキ」
宮城県大崎市古川大宮の国道4号線沿いにあったコジマ古川店跡にパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ古川店」が2022年4月15日午前9時に開店する。

ドン・キホーテ古川店。
2021年閉店のコジマ電気跡、約3ヶ月の空白経てドンキに
ドンキ古川店が出店する前に営業していたコジマ大崎店は2007年3月22日に開店、約11年間営業していたが2021年11月28日に閉店、跡地の活用方法が注目されていた。
ドンキ古川店の建物は地上3階建で営業区画は2階部分のみ、売場面積は2,446㎡。宮城県内では9店舗目のドンキ・MEGAドンキとなる。
室内外の生活を取り揃える「リラックスドンキ」目指す
店舗ではコロナ禍での「おうち時間」を充実させるコーナーを多数展開、そのなかの「リラックスドンキ」ではゲーミング用や在宅ワーク向けの実用性のあるクッションから、かわいいキャラクターものまで多彩なクッ ションを取り揃える。また、「香り」をテーマにしたコーナーでは、海外のシャンプーや柔軟剤、人気のアロマや入浴剤など、商品を通じて「香りの 癒し」を提供する。
食品では肉に特化した独自ブランドのコーナー 「久善(きゅうぜん)」を展開。精肉は宮城県産「仙台牛」や「森林鶏」など、 東北地方を中心とした地場の素材を扱う。肉総菜は厳選された精肉を使用し、こだわりの店内調理によって味付けされた唐揚げやトンカツなど、食卓を豊かにするラインアップを充実させる。
このほか、アウトドア関連では、コロナ禍により人気が高まりつつあるキャンプ用品を強化するなど、あらゆる分野で生活の質を上げることを目指したアミューズメント性に富んだ売場を展開するとしている。
ドンキ得意の商品でトレンドのアンテナショップ目指す
コスメコーナーでは韓国・中国・タイなどの海外コスメなどのSNSで話題のコスメを販売するなど、メイクを通して最先端のおしゃれを楽しめる商品を展開する。
また、世界各国の輸入食品や酒、調味料を扱う「ワールドイーツコーナー」を展開、まるで世界旅行に来たかのようなワクワクドキドキ感を演出する売場作りを目指すなど、前述のリラックスドンキに加え、トレンドのアンテナショップを目指した売り場づくりを展開することで、店舗の魅力向上を目指す。
東北の大動脈に面する店舗、立地の良さを活かせるか
ドンキ古川店は東北の大動脈・国道4号線に面することに加え、店舗周辺には古川免許センターや宮城県古川黎明中学校・高等学校、宮城県古川工業高等学校など人が集まりやすい施設が多く、ロードサイド店舗が並ぶ場所でもある。総合ディスカウントのドンキが出店することは地域の魅力の向上にもつながるであろう。
ドン・キホーテ古川店
住所:宮崎県大崎市古川大宮3丁目 3ー30
営業時間:午前9時〜翌午前0時

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T-FACE、2022年3月25日リニューアル開業-豊田そごう・松坂屋跡、成城石井など出店で賑わった新装初日
愛知県豊田市の名鉄三河線豊田市駅・愛知環状鉄道新豊田駅前にある豊田市駅西口再開発ビル「豊田駅西ファッションビル t-FACE」のうち、2021年9月まで「松坂屋豊田店」が出店していた「t-FACE A館」1階から6階の全面改装が完了し、2022年3月23日にプレオープン・25日にグランドオープンした。

新装なったt-face。
「豊田そごう」開業から34年目の全面リニューアル
松坂屋豊田店の前身である「豊田そごう」は豊田市駅西口市街地再開発ビル「t-FACE」の核店舗として1988年10月に開店。t-FACE全館の店舗面積は39,477㎡。そごうは2000年7月のそごう経営破綻により営業面積が縮小されたのち2000年12月に閉店し、その後はt-FACE専門店街が増床された。

豊田松坂屋・エントランス。右はB館。
松坂屋豊田店は2001年10月25日に「t-FACE A館」に開店。松坂屋の店舗面積は18,000㎡。A館1階から6階まで(+催事場8階)に出店しており、そごうの百貨店面積よりも狭かった。
しかし、業績の悪化などを理由に2021年9月30日を以て閉店し、施設を管理する「豊田まちづくり」によって改装が進められていた。

豊田松坂屋・最終営業日。
成城石井・三越・コーナンなど各階「新コンセプト」に

外壁に設置されたテナント看板。
新装なったt-FACE A館のうち、1階は「デイリーフロア」。
核店舗として高品質な食材を扱うスーパー「成城石井」が出店する。惣菜店を集めたコーナー「おそうざいマルシェ」には、RF1のセレクトショップ「グリーン・グルメ」や、沖縄育ちのアイス専門店「ブルーシール」などが出店する。

デイリーフロアにはイートインコーナーも。

BLUE SEAL ICE。
ベーカリー「ドンク」や「ミニワン」は、松坂屋に引き続き再出店となった。
さらに、4月22日にオープンする食品売り場「T-Marche」には、松坂屋時代に出店していたお肉の専門店「スギモト」や鮮魚店「魚錠」、新たに出店する青果店「カネ井青果」などが出店する予定となっている。

再出店となったドンク。
2階は「上質な立ち寄りフロア」。
核店舗として、名古屋三越のサテライト百貨店「三越 豊田」が4月22日にオープンする。
三越の店舗面積は約1,900㎡。三越店内には、洋菓子「ゴディバ」や、レディースファッション「ウサギオンラインストア」などを始めとした18店舗のテナントが出店する予定。
このほか、松坂屋時代に出店していたカフェ「スターバックス」も出店している。

スターバックス前のウッドデッキ。
3階は「おとなライフスタイルフロア」。
「アンタイトルド」や「エムズグレイシー」などの婦人服店のほか、眼鏡店「キクチ」や、靴下などの衣料品「フクスケ コラージュ」などが出店。コスメ・生活雑貨「ハウスオブローゼ」などは松坂屋時代からの再出店となる。
4階は「大型専門店フロア」。
ファストファッションの「coca」、インテリア雑貨の「ニトリ デコホーム」が出店するほか、4月22日には「GU」がオープンする。

coca。

ニトリデコホーム。
5階は「ホームセンター」フロアで「コーナン」が出店する。
コーナンでは、日用品、家電、ペット、園芸、DIY、インテリアなど幅広い商品を取り扱う。

コーナン。
6階は「とよた未来を育むラボ(愛称 Y LAB.)」と題し、なにかが変わるきっかけのフロアをコンセプトとした。
その一環として、コワーキングスペース「Yシェア」や、キッチンスタジオ併設の多目的ホール「Yスタジオ」などの新しいコンセプトのスペースが設けられた。
このほか、書籍の「丸善(MARUZEN)」やハワイのコーヒー「ライオンコーヒー」を提供する喫茶店の「RIC TOKYO」、PCデポの地域連携型新業態店「PCデポ 豊田くらしのデジタル館」などが出店する。

PCデポの新業態「くらしのデジタル館」。
豊田産木材を用いた内装に-そごうの名残も
今回のリニューアルに合わせて、外観は低層部が茶色に塗り直された。

最上階には松坂屋に変わり「t-FACE」のロゴが設置された。
2階の名鉄側入口も大きくリニューアルされ、館内は白系から茶色など暖色系に改装。ここには、香り豊かな豊田市の木材が内外装として多用された。
さらに、1階・2階には立ち寄りやすさと居心地の良さを追求した新たなエントランス(入口)を増設するなど、以前とは少し異なる雰囲気となった。

豊田市産の木が使われた内外装(2階スタバ前)。
プランターの土には松坂屋の廃材を活用したという。
その一方で、館内にはそごう時代の設備が昇降機を中心に継承されており、エレベーターの金色内装の他、扉開閉時に鳴動するチャピー(ピヨピヨ音)、そしてエスカレーターの金色の枠に赤いベルトなど、バブル期に開業したそごう独特の設備が引き続き継承されている。

6階エレベーターホール。

そごう時代のままのエスカレータ。
多くの客で賑わった開業日-式典は4月に実施
開業初日となった3月25日は朝から多くの人が詰めかけた。
開店時は1階および2階の名鉄側入口に分かれて整列するようになっていたが、1階は新たに増設された入口、2階は愛環線の駅側まで長い行列ができた。

朝から多くの客が並んだ。
開店式典などは2階「三越」が開店する4月22日に行われるといい、25日は特に挨拶などはなく開店。それと同時に多くの客が店内へとなだれ込んだ。

午前10時の開店と同時に多くの客が入店した。
ここ数年、松坂屋豊田店・t-feceの近隣には2020年に開業した「ららぽーと東郷」をはじめ2017年に開業した「プライムツリー赤池」、同じく2017年に建替え開業した「イオンスタイル豊田」など郊外型商業施設が相次いで開業しており、集客に陰りが見えつつあった。
今回のリニューアルオープンでは市内に唯一のテナントも数多く出店しており、再び「豊田市の玄関口の顔」として賑わうことが期待される。
t-FACE 豊田市駅西ファッションビル
住所:愛知県豊田市若宮町1-57-1
営業時間:10:00 – 20:00
(ごちそうダイニングは11:00 – 最大23:00)

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イオン東鷲宮店、2022年4月10日閉店-旧ダイエー、パルモール専門店街の一部テナントは営業継続
埼玉県久喜市のJR東鷲宮駅前にある総合スーパー「イオン東鷲宮店(ダイエー東鷲宮店)」が、2022年4月10日に閉店する。
追記:専門店街も閉店、跡地にヤオコーが建設されます。

イオン東鷲宮店。
ダイエー東鷲宮店から36年の歴史に幕
イオン東鷲宮店は1986年4月に「ダイエー東鷲宮店」として開店。専門店街「パルモール」を併設する。
その後、イオンはダイエーの総合スーパー事業縮小に伴い2016年3月をもってイオンリテールに運営移管され、イオン東鷲宮店となった。売場は1階と2階、店舗面積は9,970㎡、そのうちイオン(イオン内テナント含む)が8,445㎡を占める。

イオン東鷲宮店・閉店告知。
テナントとしては100円ショップ「キャンドゥ」、フィットネス「カーブス」、ゲームセンター「こころっこ」等が出店する。
久喜市内に「イオンスタイル南栗橋」開業予定
イオン東鷲宮店の閉店理由は発表されていないものの、イオン東鷲宮店の5キロほど北東には2022年5月下旬ごろの開店をめざして「イオンスタイル南栗橋」が建設中となっている。

店内のようす。「専門店は営業を継続する」という告知が。
なお、パルモール専門店街の一部店舗などは営業を継続するとしているため、建物はそのままに今後新たなテナントを誘致する計画とみられる。
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ダイエー豊洲店、2022年4月1日開店-48階建てタワーマンション「ブランズタワー豊洲」別棟に
東京都江東区の東京メトロ有楽町線・新交通ゆりかもめ豊洲駅近くにスーパーマーケット「ダイエー豊洲店」が2022年4月1日に開店する。

ダイエー豊洲店。
オープン告知シール下にはダイエー矢印が設置されている。
48階建てタワーマンション別棟にダイエー出店
ダイエー豊洲店は豊洲駅南東(豊洲5丁目)で「東急不動産」(東京都渋谷区)を中心に開発する48階建てタワーマンション「ブランズタワー豊洲」別棟に入居。直営売場面積は約988㎡(299坪)で食料品を中心に取り扱うとみられる。
ブランズタワー豊洲。ダイエーは写真左下の建物に入居する。
コンセプトは「おいしく食べて”ココロとカラダ”健康に」。
店内にはダイエーによる手作りパン、ピュアウォーターコーナー、ATMコーナーが設置される。テナントの出店は予定されていない。
追記:2022年秋にテナントとして「na cafe」が出店する。
「ダイエー」屋号での出店は約4年半ぶり
イオンの完全子会社であるダイエーでは2016年11月より一部店舗で店名の屋号は「ダイエー」のまま店舗看板などで「イオンフードスタイル by daiei」の看板を用いていた。さらに2018年4月開店の「イオンフードスタイル東向日店」(京都府向日市)より新規出店の際、店舗名の正式な屋号に関しても「イオンフードスタイル」の屋号を用いている。
「イオンフードスタイル」の看板。(東大阪市・瓢箪山店)
豊洲店は久々に「ダイエー」の屋号・看板で出店することとなり、「ダイエー」の屋号での出店としては2017年10月開店の「ダイエー住之江駅前店」(大阪市住之江区)以来、約4年半ぶりとなる。
ダイエー豊洲店
住所:東京都江東区豊洲5-1-6
営業時間:7時~24時
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MEGAドン・キホーテUNY矢作店、2022年3月22日開店-ピアゴ矢作店跡、「食品」「高級ブランド品」強化
愛知県岡崎市舳越町の県道56号線近くにパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY矢作店」が2022年3月22日午前9時に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY矢作店。
矢作のピアゴ、MEGAドンキUNYに業態転換
MEGAドン・キホーテUNY矢作店はユニーグループの総合スーパー「ユーストア矢作店」として1993年7月に開店。ユニー傘下のミニGMSとして営業していたが、2009年2月にグループの運営会社及び店舗ブランド再編に伴い、店舗名を「ピアゴ矢作店」に改称して営業していた。その後、ドンキへの業態転換のため、2022年1月10日に閉店し、改装工事を行なっていた。なお、セリアなど多くのテナントは改装後も営業を継続する。
建物は地上3階建で地上1・2階部分で営業、売場面積は4,958㎡。店舗は県道56号線に近く、周辺には住宅が集積。愛知学泉大学岡崎キャンパスや小学校などの学校施設も点在している。
階層ごとにテーマを変え「充実感溢れる店舗」に
ドンキ矢作店の1階では、ピアゴ時代からの強みである生鮮食品の品質・鮮度はこのままに品揃えを強化。精肉売場では子育て世代に喜ばれる大容量パックや味付け肉の品揃えを強化するとともに、冷凍食品は、業務用商品や韓国などの輸入食材を幅広く取り扱いし売場を拡大。鮮魚売場では店内加工の新鮮な直営寿司を新たに導入し、青果売場では、近年ニーズが高まっている新鮮なサラダの品揃えを拡充するとしている。

トロリスタ。
また、ドンキ店内で焼き上げる多彩なチーズが人気である直営ピザ「トロリスタ」、唐揚げと玉子焼きの「いまから」、鮮魚売場に展開する天ぷら総菜「魚屋の本気の天ぷら」など、フルラインナップの惣菜モデル店舗として店内調理の総菜に力を入れ、「家で簡単に、でも美味しいものを食べたい」というニューファミリー層のニーズに応える。
このほか、菓子・酒の品揃えを強化するとともに、輸入食材のワールドイーツコーナーを新設。同フロア内に 生活雑貨・日用消耗品を展開することで、日常の中でも充実感溢れる買い物ができる「ディスカウント型スーパーマーケット」として地元住民に愛されるお店を目指すとしている。

いまから。
2階はトレンドを追求した品揃えで、若年層やファミリー層にも便利に利用できる店へとリニューアルする。
ハイブランドの財布・鞄やブランドファッションを新たに導入するとともに、トレーニング関連商品、ホビー関連商品など、ドンキらしいアイテムを強化。また、マニアをうならせるランタンや、「ニワ Q(=お庭バーベキュー)」用品など充実した品揃えのアウトドアコーナー、韓国コスメやメンズコスメも取り揃える「コスメティックコーナー」、キャラクター商品などのアニメグッズを集めた「オタ活コーナー」など、ドン・キホーテならではの宝探し感を忘れないワクワ ク・ドキドキする売場を展開するとしている。
MEGAドン・キホーテUNY矢作店
住所:愛知県岡崎市舳越町字神道 35 番地
営業時間:午前8時〜翌午前0時
(2022年3月22日〜24日までは午前9時〜午後10時の営業)

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イオンそよら上飯田、2022年4月7日開業-ダイエー上飯田店を建替え
名古屋市北区の上飯田駅近くにあった総合スーパー「ダイエー上飯田店(イオン上飯田店)」跡地の東半分に、イオンの都市型商業施設「イオンそよら上飯田」が、2022年4月7日に開業する。

イオンそよら上飯田。
ダイエー上飯田店跡、2年ぶり商業施設に
イオン上飯田店は1973年4月にダイトウオリベックビルの核店舗「ダイエー上飯田店(上飯田ショッパーズプラザ)」として開店。1984年に増床リニューアルした。
その後、ダイエーの総合スーパー事業縮小に伴い2016年3月をもってイオンリテールに運営移管され、イオン上飯田店となった。

イオン上飯田店。
建物は売場面積は13,036㎡で、未来屋書店、マツヤデンキ、カルディーコーヒーファーム、メガネの三城、キャンドゥ、モーリーファンタジー、名古屋市電展示場(1984年に増床のため廃止)など多くのテナントが出店していたが、老朽化のため2020年2月29日に閉店していた。
イオンは閉店に際し、新店舗はシニアをターゲットとした「食と健康」がテーマの商業施設を建設するとしていた。
中部地方初「そよら」ダイエー時代より規模縮小
「そよら」はイオンの都市型店舗で、由来は「そら、寄って、楽しんでって!」。「イオンそよら上飯田」は3号店で、中部・東海地方には初出店となる。
なお、敷地の西半分は長谷工グループの分譲マンションが建設されている。

「イオンそよら」ロゴ。
イオンそよら上飯田の売場は1階と2階、延床面積は旧ダイエーよりも狭い約9,163㎡、店舗面積は約6,300㎡。
コンセプトは「暮らしの利便性を高めるコンパクトなまちの生活拠点」。コンパクトでありながらワンストップで買物できる「時短での買物」と、野外のテラススペースなどでの「時間消費」という、2つの「時間価値」を提供するとしている。また、毎月第4日曜日を「そよらデー」とし、地場野菜、花、日用品などを販売する朝市や北区名物であるジャズ演奏などのイベントを開催。2階にはイベントを開催できる野外テラスも設置される。
イオンスタイルを核に地域初「スタバ」など16店出店
核店舗は総合スーパー「イオンスタイル上飯田」。
イオンで東海3店目のスマートストアとして「ネットスーパー」や「レジゴー」などのほか、「AIカカク」「AIカメラ」を活用した食品ロス削減・省エネの実証実験に取り組む。

店舗東側にネットスーパーピックアップ場が設けられる。
食品では健康食品・時短食品を充実されるほか、総菜コーナーでは、対面量り売り総菜を提供する「リワードキッチン」を導入。弁当コーナーでは「味噌カツ丼」「味噌仕立てのエビフライ重」などの名古屋めしも取りそろえる。
また、精肉ではダイエーのオリジナル和牛「さつま姫牛」の販売を継続。ベーカリーはイオン系(旧マイカル系)の「カンテボーレ」を導入する。
そのほか、日用品・衣料品・化粧品も展開。化粧品ではアジアンコスメや男性用コスメも導入する。また、イオン系の「イオン薬局」、イオン系ペットショップ「ペテモ」も併設される。
テナントは16店舗が出店。旧店と異なり物販店は先述したイオン系テナントのみであり、多くは飲食・医療サービス系店舗となった。
サービス系店舗としては大衆理容店「QBハウス」、クリーニング「ラメール」などが、飲食店としては「マクドナルド」「スターバックス」が出店。また、敷地内別棟の回転寿司「スシロー」、コメダ系和風喫茶「おかげ庵」も営業を継続する。
イオンそよら上飯田/イオンスタイル上飯田
住所:愛知県名古屋市北区織部町1番1
営業時間
イオン:9時~22時
イオン薬局(調剤薬局):9時~20時
テナントは店舗によって異なる。

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ジ・アウトレット北九州、2022年4月28日開業-スペースワールド跡、イオンモール八幡東・科学館など一体化で「日本最大級イオン」に
福岡県北九州市八幡東区のJRスペースワールド駅前に、イオンが運営するアウトレットモール「THE OUTLETS KITAKYUSHU(ジ・アウトレット北九州)」が2022年4月28日に開業する。

THE OUTLETS KITAKYUSHU(ジ・アウトレット北九州)。
2017年12月31日に閉店したスペースワールド跡地
THE OUTLETS KITAKYUSHUが出店するのは、2017年12月31日まで営業をしていた宇宙を題材にしたテーマパーク「スペースワールド」の跡地。
スペースワールドは1990年4月に新日鐵八幡製鉄所の一部敷地を利用して開園。開業当初は新日鐵、地元財界、自治体などが共同出資していた。
2005年にはリゾート施設再生などを手掛ける札幌市のリゾート運営会社、加森観光の傘下となり運営を続けていたが、2017年12月31日をもって営業終了となった。

2017年に営業終了したスペースワールド。
レイクタウンに匹敵する巨大店舗に
「THE OUTLETS KITAKYUSHU」は地上4階建て、敷地面積は270,000㎡、延床面積は約57,000㎡、総賃貸面積は約48,000㎡、店舗数は約170店舗。
イオンモールは隣接する「イオンモール八幡東」と一体事業と位置付けており、両施設の合計総敷地面積は約337,000㎡、合計延べ床面積は140,600㎡。合計総敷地面積はイオン最大の敷地面積を持つ「イオンレイクタウン」(埼玉県越谷市、総面積:337,357㎡)に匹敵する規模となる。

THE OUTLETS KITAKYUSHU・エントランス。
THE OUTLETS KITAKYUSHUはアウトレットモール機能だけではなく「Meet Amazing Emotion」をコンセプトに、なりたい自分をかなえる「LIFE ENTERTAINMENT」、よりよい未来や街づくりをお客さまとともに築く「SUSTAINABLE ACTION」、心から満足できる「アウトレットショッピング体験」の3つの価値を提供するという。
地域創生の商業施設-学びをテーマに科学館など併設
イオンはTHE OUTLETS を「地域創生型商業施設」と位置付けている。
THE OUTLETS KITAKYUSHUでは八幡東田地区内の博物館群や北九州市等の関係機関との共創を図り、「学び」を通じた拠点性の確立をしていくという。
その一環として、施設内のJRスペースワールド駅側には、学びをテーマにしたエンターテインメントのフロアを展開、北九州市の新科学館「スペースLABO」と「KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAY」が設けられる。

エンターテインメントフロア。
「スペースLABO」では、国内最大の大型竜巻発生装置や、国内最大級のドームに最新鋭の投映機器を備えた世界最高峰のプラネタリウムなど、様々な科学現象の体験・体感展示を行い、北九州市を担う人材を育み、賑わいを創出する。
スペースLABO。
「KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAY」では、「北九州から世界へ」をキーワードに、日本にいながら海外の雰囲気を体験し、学ぶことのできる西日本エリア初の施設を目指す。
その他にも、無料の次世代遊具や、売り上げの一部を地域の子どもたちに寄付するチャリティークレーン、地球環境に配慮した休憩スペースなど多種多様なコンテンツを展開するアミューズメントスペース「ASOBLE」、人工芝3面を備えサッカースクールやコート内レクリエーションなどを展開する、北九州市のプロサッカークラブ「ギラヴァンツ北九州」運営のフットサルスクール「Gira Park HIGASHIDA」なども展開する。
ASOBLE。
アクティベーションフィールド-運動と自然楽しむエリア
THE OUTLETS KITAKYUSHUのエンターテインメントゾーンの隣には「アクティベーションフィールド」 が開設される。
アクティベーションフィールド。
アクティベーションフィールドには、陸上用トラック・芝生広場が設置され、「なりたい自分を叶える」をテーマにお客様や地域の方々との交流の場として活用する。
また、花苗や大きな庭木、観葉植物、珍しい多肉植物など自分にあったたくさんの植物と出会いや、植物に囲まれながら旬野菜のサラダやピッツァやスイーツを楽しめるカフェを備えた「the Farm UNIVERSAL」、「FOOD×MUSIC×PLAY」をテーマに子どもから大人まで楽しめる幅広いジャンルのフードを提供するフードトレーラーを10台と約150席の客席を用意したエンターテインメントライブキッチン「FOOD FES ライダーズカフェ」も出店する。
the Farm UNIVERSAL。
アウトレットゾーン-関門エリアの特産品ショップも出店
施設のメインとなるアウトレットショッピング体験のゾーンでは、ファッション、スポーツ、アウトドアなど世界からよりすぐったブランドショップ約140店舗が出店する。テナントには、寝具販売の「SN NISHIKAWA × じぶんまくら 」やスポーツ・アウトドアの「NIKE UNITE KITAKYUSHU」など全国初出店が7店舗、九州初が12店舗、アウトレット業態初出店が9店舗と多彩なテナントが揃う。
また北九州と下関をつなぐ関門連携情報発信アンテナショップ「ひまわりテラス」が出店。関門エリアや九州各地の多彩な特産品や商品を販売し、関門の風土・文化・歴史ストーリーを感じられる店舗となる。
ひまわりテラス。
イオンモールと一体運営-モールは先行リニューアル
今回のTHE OUTLETS KITAKYUSHUの開業に先立って、隣接する「イオンモール八幡東」は4月15日に第2期グランドリニューアルオープンする。
イオンモール八幡東は、2006年11月にオープンし、2013年には大規模リニューアルも実施していた。
今回のリニューアルでは、「みんなが集う「行きつけのモール」」 をコンセプトに、2021年秋と2022年春の2期に分けて実施された。
第1期では家電量販店「エディオン」が新しく出店したほか、「ダイソー」が約750㎡と売場拡大をしてオープンするなど、合計で33店舗を刷新した。
今回の第2期リニューアルでは、ライフスタイルファッションを中心に、生活雑貨や食の専門店をはじめ、25店舗が生まれ変わる。
テナントには、人気アパレルブランド「オムネス」と雑貨の「ダルトン」の初のジョイントストア「オムネス ジョイントワーク ウィズ ダルトン」やカジュアル&スポーツラインを中心に展開する「Z-CRAFT/Z-MALL」などが出店する。
その他、福岡の名入れ箸専門店「ハグロット」が出店するほか、これまで出店していたABC-MARTは「ABC-MART/ABC-MART SPORTS」として移転拡大オープンする。
また3Fフードコートを明るい木目を基調とした、モダンなデザインに刷新するなど、施設面でもリニューアルする。

イオンモール(右)とTHE OUTLETS KITAKYUSHU(左)。
THE OUTLETS KITAKYUSHUでは、車90分圏及び国内外観光客が基本商圏となっており、広範囲から集客を行う事から、範囲は福岡市内にまで広がることとなり、これまで以上に競争が激化していくと考えられる。
THE OUTLETS KITAKYUSHU(ジ アウトレット北九州)
住所:福岡県北九州市八幡東区東田四丁目1番1号
営業時間:午前10時~午後8時(物販店舗)
営業時間:午前10時~午後9時(フードコート)
営業時間:午前11時~午後9時(レストラン)
営業時間:午前10時~午後6時(スペースLABO)
営業時間:午前10時~午後6時(KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAY)
営業時間:午前10時~午後9時(ASOBLE)
営業時間:午前10時~午後12時(Gira Park HIGASHIDA)
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マルート、2022年3月18日開業-JR富山駅の新駅ビル、ロフトなど約75店出店
富山県富山市のJR富山駅前に、駅併設型のショッピングセンター「JR富山駅ビル マルート(MAROOT)」が2022年3月18日に開業する。

マルート。(写真提供:@んぜんぴんさん)
富山駅に12階建て大型駅ビル
マルートが出店するJR富山駅ビルが建設されたのはJR富山駅の南側、敷地面積は約7,930㎡。建物は地上12階建てで、1~4階が「マルート」、5~12階がJR西日本系ホテル「ヴィスキオ」となる。
マルート部分の店舗面積は約12,000㎡。運営は「マリエとやま」「とやマルシェ」など他の富山駅商業施設と同様のJR西日本系企業「富山ターミナルビル」が運営する。

マルート・開業バナー。
コンセプトは「富山の人々の暮らしに必要な「衣」「食」「住」が揃う「理想の暮らしのアパートメント」で、「マルート」は「まるっと」や近隣にかつてあった商業ビル「まると百貨店」などに由来するという。
なお、向かいには3月1日にホテルオークラ系列の「ホテルJALシティ富山」が開業している。
マルート、多くの富山初出店含む約75テナント
富山ターミナルビルや地元メディアによると、コロナ禍での開店となったため出店候補企業の倒産などもあったというが、多くの富山初出店店舗を含め約75テナントが出店することとなった。

駅ロータリーに面する。(写真提供:@んぜんぴんさん)
1階はグルメゾーンとなり、スーパーマーケットやイートイン機能が設けられるほか、台湾茶「貢茶」、スタバのティー特化型店舗「スターバックス ティー&カフェ」、鰻チェーン「うなぎの中庄」、金沢の中華料理店「香菜楼」の総菜店、英国のチョコスイーツ「ホテルショコラ」等が富山初出店、「@cosme」、輸入食品「ジュピター」等がマリエから移転する。
また、エントランスには次世代型シェアショップ「MARX(マルクス)」を開設。鋳物製造「能作」など様々な店舗が出店する予定となっている。

富山初となる「ホテルショコラ」。
2階には金沢の韓国・アジアンコスメ店「SKIN HOUSE」が富山初出店するほか「無印良品」「3COINS+」「ファンケル」等がマリエから移転する。
3階は雑貨店「ロフト」が核テナントとなり、レトロな置き薬のパッケージをモチーフとした袋など富山ロフト限定商品の販売もおこなう。
このほか「ニトリデコホーム」が富山初出店。眼鏡「JINS」、靴「ABC-MART」、マッサージ・リラクゼーション「ラフィネ」等がマリエから移転する。

マルート富山ロフト。富山市2号店。
4階は「くまざわ書店」が核テナントとなるほか「スーツセレクト」がマリエから、100円ショップ「キャンドゥ」が電鉄富山駅ビルエスタから移転する。
また、駅を見下ろすかたちとなるレストラン街が設けられ、仙台に本店を置く「牛たん東山」、金沢の中華料理店「香菜楼」等が富山初出店する。
このほか、館内には期間限定ショップ・コーナーとして「ポケモンセンター出張所」(5月15日まで予定)や、バターサンド専門店「PRESS BUTTER SAND」(3月31日まで予定)が出店するほか、1階では地元企業「光岡自動車」の人気車種「Viewt」「Himiko」の展示もおこなわれる予定となっている。

駅ビル「マリエ」は改装のため長期休業
今回の「マルート」開業に合わせ、従来の駅併設商業施設「マリエとやま」では約20テナントがマルートに移転する。

マリエとやま。
そのため、マリエとやまは2月に大部分が閉館。2022年中の営業再開を目指して多くのフロアで改装が行われており、今後のマリエのリニューアルの内容も注目される。
(スターバックス、ローソン、好日山荘など一部はマリエで営業を継続している)
JR富山駅ビル マルート
住所:富山県富山市明輪町1番231号
営業時間:10:00~20:00(飲食街・1階食品などは異なる)
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コトエ流山おおたかの森、2022年4月27日開業-大和ハウスの新ブランド1号店、「ロピア」「コジマ×ビックカメラ」核に
千葉県流山市のつくばエクスプレス(TX)流山おおたかの森駅近くに、大和ハウス工業の複合商業施設「コトエ流山おおたかの森(COTOE)」が2022年4月27日に開業する。
大和ハウスの“事に会う”新ブランド
コトエは大和ハウスによる新たな商業施設ブランドで「事に会う=事会=コトエ」と連想しネーミングし「親から子、祖父母から孫へ、多世代がつながり、交わり、広がる場、長きに亘りお客さまの笑顔で満ち溢れていく」という想いを込めたもの。コンセプトを「新しい発見や出来事に出会える、身近で便利な施設」に設定する近郊商圏型ショッピングセンター(NSC)となる。

COTOE流山おおたかの森のロゴマーク。
ロピア・ビックを核とするデイリーユース施設に
コトエ流山おおたかの森は2021年4月9日に着工、2022年4月15日に竣工。建物は2棟(物販棟・飲食棟)で敷地面積は20,453㎡。物販棟は地上3階建で建築面積は11,050㎡、店舗面積は15,850㎡、延床面積は30,930㎡。飲食棟は地上2階建で建築面積は1,060㎡、店舗面積は1,650㎡、延床面積は2,090㎡。駐車場台数は680台。管理運営は大和ライフネクストが担う。
同施設はコンセプトに「わが家のビッグパントリー」を掲げ、日常生活の必需品が揃う物販・飲食・サービス店舗を拡充する。テナントとしては、食品スーパー「ロピア」と家電量販店「コジマ×ビックカメラ」を核に、酒店「地酒本舗 美酒堂」やドラッグストア「マツモトキヨシ」、調剤薬局「クオール薬局」、ベビー・キッズ用品店「西松屋」、リユースショップ「セカンドストリート」、100円ショップ「キャンドゥ」、自転車店「サイクルベースあさひ」、回転寿司店「銚子丸」、中華料理店「餃子の王将」、焼肉食べ放題専門店「牛角」といった27店舗が入居する予定する。

COTOE流山おおたかの森。
流山おおたかの森駅周辺には、高島屋グループ(東神開発)のショッピングセンター「流山おおたかの森S・C」を始め、大型商業施設や食品スーパー(マルエツ、ベルク、ベルクス、ヤオコーなど)が複数立地するが、同施設では大和ハウスグループが流山で手掛けた開発ノウハウをもとに、地域住民に密着した施設として需要の取込みを図っていくものとみられる。
コトエ流山おおたかの森
住所:千葉県流山市おおたかの森 1丁目西15番3

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