カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

リピカ羽曳野、2022年1月21日開業-「ラ・ムー」「キリン堂」「ヤマダデンキ」核のショッピングセンター

大阪府羽曳野市西浦の国道170号線沿いに、グルーヴHDのショッピングセンター「リピカ羽曳野」が2022年1月21日に開業した。

羽曳野に「ラ・ムー」核のショッピングセンター

グルーヴは2001年7月に設立。関西と鹿児島県鹿屋市を中心に不動産投資事業や飲食事業を展開するほか、グループ会社を通じて化粧品事業を展開する。
リピカ羽曳野の建物は平屋建5棟、敷地面積は約24.584㎡、開発総面積は約27,128㎡、延床面積は約8,800㎡。駐車場台数は351台、駐輪場台数は204台。

リピカ羽曳野。(空撮写真)

施設名の「リピカ」は「LIFE(生命・生活)が「ピカ」っと光輝く」という意味を込めた造語で、同社初の商業施設ブランドとなる。リピカ羽曳野では、家電量販店「ヤマダデンキ」とカフェ「コメダ珈琲店」開店を皮切りに、1月26日に元気寿司のオールオーダー型非回転寿司店「魚べい」、1月27日には大黒天物産の食品ディスカウントストア「ラ・ムー」とドラッグストア「キリン堂」が開店する予定。羽曳野市の主要道路にあたる国道170号線沿いで地域経済の活性化を担う施設になることを期待しているとしている。

南阪奈道路開通を境に開発進む西浦、競争激化も

羽曳野市西浦は、市中心部の近鉄古市駅周辺から離れていることもあり、2000年代初頭まで田畑が目立つ地域であった。しかし、2004年の南阪奈道路開通・羽曳野インターチェンジ(羽曳野IC)開設を機に、宅地開発やロードサイド型商業施設の開発が本格化した。2015年夏には食品スーパー「ライフ」とホームセンター「コーナン」による複合店舗が、2019年春には産直食品スーパー「産直市場よってって」とドラッグストア「ディスカウントドラッグコスモス」による複合店舗が開業したが、既存施設を上回る規模のショッピングセンターが開業したことで、近隣施設の集客力に便乗したロードサイド型店舗のさらなる出店や同業種間による競争の激化も見込まれるだろう。

リピカ羽曳野

住所(施設):大阪府羽曳野市西浦2丁目1834番・外(計47筆)
営業時間:24時間営業(ラ・ムー)

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ゆめマート門司新館、2022年1月23日閉店-旧丸和、しまむらなど出店の別館閉店で大幅減床

福岡市北九州市門司区の門司駅近くにあるイズミグループのショッピングセンター「ゆめマート門司新館(しまむら門司ファッションモール)」が2022年1月23日に閉館する。

丸和・サッポロビール系の大型総合スーパーとして開業

ゆめマート門司は1972年10月に総合スーパー「門司丸和」として開店。本館の建物は地上3階建で店舗面積は5,651㎡。
門司丸和は開店当初、地場大手スーパー「丸和」と大手ビールメーカー「サッポロビール」が出資する同名の合弁会社による運営であったが、1994年8月に丸和運営の総合スーパー「丸和門司店」としてリニューアルを実施。隣接する平面駐車場に新館を建設することで2館体制のショッピングセンターとなった
ゆめマート門司本館。(旧丸和門司本館)

丸和門司店は2011年5月に広島地場大手スーパー「ユアーズ」運営に移行。2015年10月にイズミ傘下となったユアーズにより、同店は2017年4月に直営食品売場を核とするショッピングセンター「ゆめマート門司」に業態転換した。その後、2019年3月にはイズミグループの地域子会社再編により「ゆめマート北九州(旧スーパー大栄)」運営となった。

新館は北九州初のしまむらファッションモールだった

ゆめマート門司新館は「丸和門司店新館」として開店。建物は地上3階建で店舗面積は1,274㎡。
開店当初は直営主体のフロア構成であったが、2006年11月に100円ショップ「シルク」を導入するリニューアルを実施。2008年12月には新館全フロアをしまむらグループ北九州初となる複合大型衣料品店「門司ファッションモール」に転換するリニューアルを実施した

ゆめマート門司新館。(しまむら門司ファッションモール)

以後、しまむらの低価格衣料品店「ファッションモールセンターしまむら」と同社のベビー・子供用品店「バースデイ」による“事実上のしまむらビル”と化していたが、13年の営業に幕をおろすこととなった

閉店セール中のしまむら門司ファッションモール。


しまむらによる閉店案内。

隣接する立体駐車場は撤去したばかり、後継店は未定

ゆめマート門司は、2021年12月に隣接する立体駐車場の平面駐車場化(第一交通産業運営/提携継続)を実施したばかりであった。店舗関係者によると新館の後継店は決まっていないとのこと。
丸和と並び、門司中心部の商業核であった「とみやま門司店」(2015年12月建替リニューアル)同様、その姿を大きく変えることとなりそうだ。

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コクミン、ウエルシアが2022年6月付で子会社化ーコクミンドラッグ、イオングループに

ドラッグストア最大手でイオングループの「ウエルシアホールディングス」(東京都千代田区)は2022年1月18日、関西を中心にドラッグストア「コクミンドラッグ」等を運営する「コクミン」(大阪市住之江区)と「フレンチ」(同)を買収すると発表した。ウエルシアは2022年6月1日付でコクミンとフレンチを子会社化する。コクミンドラッグ関空第1ターミナル店(大阪府泉南郡田尻町)。

ウエルシア、関西地盤の老舗ドラッグストアを買収

コクミンは1935年に現在の大阪市住之江区で創業。ドラッグストア業界の中では老舗で、最盛期の1990年代後半には関西を中心に全国で約260店ほどを展開し、「マツモトキヨシ」(千葉県松戸市)と並び業界トップクラスの企業と評された。繁華街や商業施設、空港など都市部や施設内を中心に店舗展開をしているのが特徴。
フレンチは化粧品を主体とした店舗を展開しており、以前はコクミンの子会社であった。
現在は北海道から九州まで、コクミンとフレンチを合わせて173店舗を運営しており、2019年度の売上高は約630億円。なお、両社は不動産賃貸業の「三絹」(大阪市住之江区)のそれぞれ関連会社及び完全子会社である。
ウエルシアは2022年6月1日付でコクミンの株式の76.26%、フレンチの株式の100%を取得し、子会社化する。取得額は未定という。コクミン関空店(大阪府泉南郡田尻町)。

ウエルシア、コクミン買収で未出店地域・都市部を強化

ウエルシアはドラッグストア業界最大手でグループ全体で2,312店舗(2021年11月末時点)を展開し、約9,497億円(2021年2月期)の売上高を誇る。ウエルシア姫路亀山店(兵庫県姫路市)。

近年ドラッグストア業界では再編が進んでおり、2021年10月には業界4位の「マツモトキヨシ」と業界7位の「ココカラファイン」が経営統合し、新会社が発足した。
ウエルシアは未出店地域への出店を強化しており、2021年12月には中四国地盤で「スーパードラッグひまわり」を展開する「ププレひまわり」(広島県福山市)を子会社化、中四国地方の店舗数を倍増させた。ウエルシア傘下のププレひまわりの店舗(岡山市中区)。

ウエルシアグループは現在北海道に店舗がなく、九州地方も僅か3店舗を展開するのみである。コクミンは北海道に9店舗、九州地方に17店舗(いずれも2020年4月時点)を展開しており、今回の買収で両地方での店舗展開の足掛かりにする狙いもある。
また、ウエルシアは郊外型の店舗を中心に展開している。コクミンは商業施設や繁華街といった都市部を店舗展開の中心にしており、今回の買収でウエルシアが手薄な都市部の店舗の増加及び出店ノウハウを獲得する狙いもあるとみられる。地下街に立地するコクミンの店舗(大阪市中央区)。

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ストライプデパートメント、2022年3月31日までに終了-百貨店向けECサイト運営代行「DaaS」、4月には会社清算

アパレル大手「ストライプインターナショナル」(本社:岡山市北区)は、子会社が運営するECサイト「ストライプデパートメント(STRIPE DEPARTMENT)」と百貨店向けECプラットフォーム「DaaS(Department EC as a Service)」を2022年3月31日までに終了。2022年4月30日をもって会社を解散する。

ストライプデパートメントのポップアップショップ。

百貨店の課題解決掲げたストライプの「ECデパート」

ストライプデパートメントは、2017年2月にストライプとソフトバンクの合弁会社として設立。2018年2月に同名ECサイトの運営を開始した。
上質を知る大人たちのためのECデパートメント」をコンセプトに、開始当初から約600ブランド、6万アイテム超を展開。パーソナルスタイリストによる商品提案サービス「Personal Styling」(1回1,000円/商品購入者は無料)や一度に3着まで申込可能な試着サービス、AIチャットボットといった“接客”を導入していた。

地方百貨店の加盟相次いだ「DaaS」

さらに、ストライプデパートメントは2019年9月に百貨店向けEC開設・運営代行サービス「DaaS」を開始。
店舗数や取扱ブランドの減少といった「国内百貨店が抱える様々な課題解決」を目的として掲げ、加盟百貨店各社が独自の屋号を冠したECサイト(百貨店側のイニシャル・ランニングコストは0円)に送客することで手数料収入を得るビジネスモデルが特徴で、開始当初は「大和」(本社:石川県金沢市)と「トキハ」(本社:大分市)によるポップアップストア開設といった販促も打ち出していた。
また、ネット通販のノウハウや資本に課題をもつ百貨店に参画を呼びかけていた。

ストライプデパートメント・DaaSのシステム。

ストライプデパートメント(DaaS加盟百貨店含む)は2021年4月に会員数20万人を突破、11月には「八木橋」(本社:埼玉県熊谷市)が全国13社目としてDaaSに加盟するなど、加盟百貨店数・会員数ともに増加傾向にあった。

突然の終了で各社のEC戦略に影響も?

ストライプデパートメントによると試着やスタイリングといった各種接客サービスは1月31日をもって終了、ECサイトでの営業は2月28日をもって終了、アカウント情報の確認などは3月31日をもって終了するが、詳細な日程は調整中としている。
同社の解散は「諸般の事情」によるもので、加盟百貨店各社のWebサイトなどを通じて「あくまでECサイトの終了であり、加盟百貨店の運営・営業には一切の営業はない」と告知しているが、唐突なDaaSのサービス終了は百貨店各社のオムニチャネル戦略に少なからず影響を及ぼすものとみられる。

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ニトリ マロニエゲート銀座店、2022年1月10日閉店-旧プランタン銀座、1月14日開店の晴海トリトンスクエア店に事実上移転

東京都中央区にある百貨店(事実上のユニクロビル)「マロニエゲート2」(旧・プランタン銀座)の核店舗の1つ「ニトリ マロニエゲート銀座店」が、2022年1月10日に閉店した。

マロニエゲート銀座2。

旧プランタン銀座のニトリ東京都心1号店、7年で閉店

ニトリ マロニエゲート銀座店は2015年4月に百貨店「プランタン銀座」6階にニトリ東京都心1号店として開店。
プランタン銀座が2016年12月に閉店した後、2017年3月には5階~6階に増床リニューアルした。増床後の店舗面積は約2,970㎡であった。
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2016年12月に閉店したプランタン銀座。

マロニエゲート2は2020年6月のリニューアルにより、館内の殆どのフロアがユニクロとなったが、ニトリはユニクロに次ぐ売場面積のテナントであった。

ニトリ マロニエゲート銀座店。

跡地は未定-トリトンスクエアに新店開業

ニトリ跡のテナントについては、2022年1月時点は発表されていない。先述したとおり、2020年よりマロニエゲート銀座2は売場の大部分がユニクロとなっているため、同社グループの店舗の増床も考えられよう。
なお、ニトリは1月14日に「ニトリデコホーム 晴海トリトンスクエア店」を開店させており、事実上の店舗移転となる。

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DON DON DONKI Amoy Plaza店、2022年1月20日オープン-九龍にドンキ香港9号店、香港の自社精米所から米直送

香港の九龍エリアにある商業施設「Amoy Plaza」にパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「DON DON DONKI Amoy Plaza店」が2022年1月20日午前10時(現地時間)に開業する。

DON DON DONKI Amoy Plaza店。

九龍エリア屈指の巨大集合住宅隣接の商業施設

「Amoy  Plaza」は九龍エリアにある巨大住宅団地の「Amoy Gardens」に隣接する商業施設で、菓子店の「シャトレーゼ」や「ダイソー」など約180店のテナントが出店している。ドンキは3階に出店し、売り場面積は2,408㎡となる。

香港に自社独自の精米所を設置、日本のお米を高品質で

香港のドンキで売られている日本産のお米は輸入前に日本国内で精米されることが一般的で、お米本来の風味が日本国内で食べた時と比べかなり劣ることがネックとされていた。それを解消するために、2021年にドンキ自社精米所を香港・葵涌(クワイチョン)に設置、北海道産ななつぼしなどのお米を精米せずに輸入、この精米所で精米した後に店頭に並べる。
収穫から販売までのイメージ図。

DON DON DONKI Amoy Plaza店ではこれらのお米を使用した炊き立ておにぎりやお弁当を販売するほか、香港のドンキ初となるオーダー制のお弁当コーナーも設ける。その他総菜ではオリジナルの出汁を使ったおでんや大人気の寿司など、日本を味わえる総菜を揃えるとしている。
このほか、寒い時期に合わせて、香港でも日本の鍋が味わえるように鍋の具材やつゆを買いやすい売り場構成にしている。ドンキオリジナルブランド「情熱価格」の鍋つゆや新鮮な野菜、肉、魚介など、様々な具材、つゆを揃えるとしている。

DON DON DONKI Amoy Plaza店

住所:Shop F 188-204,1/F, Phase 3, Amoy Plaza, 77 Ngau Tau Kok Rd, Kowloon Bay, Hong Kong
営業時間:午前8時〜翌午前1時

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コスメドンキ・お菓子ドンキ所沢トコトコスクエア店、2022年1月28日開店-ダイエー跡で「化粧品」「お菓子」販売

埼玉県所沢市の西武所沢駅近くの商業ビル「トコトコスクエア(TOCOTOCO SQUARE)」に、ドンキの業態特化型店舗「コスメドンキ・お菓子ドンキ所沢トコトコスクエア店」が2022年1月28日に開店する。

コスメドンキ・お菓子ドンキ所沢トコトコスクエア。

ダイエー跡・トコトコスクエアに「業態特化ドンキ」

トコトコスクエアがある「東栄ビル」は「ダイエー所沢店」を核として1981年11月に開業。建物は地上7階・地下1階建で、店舗面積は24,497㎡。イオングループによる総合スーパー事業運営会社再編のため2016年3月にイオンリテールの「イオン所沢店」に転換し、2019年9月には競争環境の変化などを理由に閉店した。その後、建物は2020年9月より「トコトコスクエア」として順次営業を開始した。ドンキが出店するトコトコスクエアの1階には、2022年1月時点で「眼鏡市場」「湘南パンケーキ」「シモジマ」などが営業している。

トコトコスクエア。

コスメドンキ・お菓子ドンキの店舗面積は合わせて527㎡で、ドンキの業態特化店は東京駅、柏、市原に続く4ヶ所目となる。

コスメドンキでは、最新・流行のコスメ、カラコン、香水、美容家電など、ビューティーアイテムのほか、レディーストレンドをキーワードにした商品の品揃えを強化。
また、お菓子ドンキでは、誰もが知る定番アイテムをあえて扱わず、輸入菓子や駄菓子など「見たことない!」と言われるような商品を意識して展開するとしている。

コスメドンキ・お菓子ドンキ 所沢トコトコスクエア

住所:埼玉県所沢市東町5丁目22
営業時間:午前8時30分~午後10時

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DON DON DONKI 忠孝新生店、2022年1月20日開店-ドンキ台湾2号店、光華商場裏の再開発ビルに

台湾・台北市中正区八德路沿い(旧・樺山町)の電気街ビル「光華商場(光華数位新天地)」裏の再開発地域「全球人壽希望園區」(中核ビル:全球人壽希望広場)の商業核として、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)が運営するドンキ台湾2号店「DON DON DONKI  忠孝新生店」が2022年1月20日午前10時(台湾時間)に開店する。

DONDONDONKI 忠孝新生店。

中文摘要:日本零售連鎖店「驚安の殿堂 唐吉軻德」臺灣2號店「DONDONDONKI忠孝新生店」將於111年1月20日正式開幕。 

電気街に誕生した再開発ビルに終夜営業のドンキ

ドンキ忠孝新生店が出店するのは、2021年12月竣工した保険会社「全球人壽保険(トランスグローブ生命保険)」の再開発ビル「全球人壽希望広場」の地階。建物内には全球人壽保険、台湾松下電器(パナソニック)などが進出する。

全球人壽希望園區(設計者の林秀芬建築師事務所HPより)。

ドンキの売場はワンフロアで、営業時間は24時間、店舗面積は1,541㎡。店内には1号店「DON DONDONKI 西門店」で大好評のいちごを始めとする日本産の食料品のほか、鮮度にこだわった寿司、日本の PPIHグループ店舗でも人気の高い化粧品などを取り揃える。
さらに、ドンキが運営する専門店として串団子店「もっちもち」、稲荷寿司店「いなり庵たまや」、牛串「近藤」、フルーツ大福店「ふるふる」も出店する。

建設中のようす(2019年)。

出店先の再開発ビルは忠孝新生駅から徒歩5分ほどで、電気街として知られる地域。徒歩圏には2020年に三井ガーデンホテルも進出している。
24時間営業のドンキは、台北でも電気街のシンボル的商業施設の1つとなりそうだ。

DONDONDONKI 忠孝新生店

住所(地址):台北市中正區八德路1段55號
全球人壽希望廣場B1
営業時間:24時間営業

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ラオックスセレクト海南店、2021年12月28日開店ーラオックス中国4店目のセレクトショップ、免税店への転換も

中華人民共和国・海南省三亜市のショッピングモール「海旅免税城」に、総合免税店大手「ラオックス」(東京都港区)グループの「ラオックスセレクト海南店」が、2021年12月28日に開店した。ラオックスセレクト海南店。

ラオックス、中国4店舗目のセレクトショップを出店

ラオックスセレクト海南店は大型ショッピングモール「海旅免税城」の地下1階に入居。売場面積は約200㎡。ラオックスの中国の店舗としては上海(2店舗)、済南につづく4店舗目のセレクトショップとなる。(このほかに家電店などあり)
ラオックスセレクト海南店を運営する「海南ラオックスサプライチェーン管理有限公司」は2021年7月30日に、ラオックスの中国事業子会社「楽弘益(上海)企業管理有限公司」(中国・上海市)、中国国営企業「海南旅投免税品有限公司」(中国・海南島)、中国大手広告代理店「華揚聯衆数字技術股份有限公司」(中国・北京市)の3社が共同出資して設立された。
海南店は今回、海南旅投免税品有限公司が運営するショッピングモールに入居する形となる。

ライセンスを取得次第、免税店へ転換

ラオックスセレクト海南店では日本酒やウイスキー、食品、化粧品、トイレタリー、小型家電、食器、玩具、文房具など600の日本ブランドの商品を販売する。また日本文化に親しむことができるよう、着物を羽織って写真撮影ができる体験型スペースも備える。なお開店時点では免税店ではなくセレクトショップという形だが、ライセンスが取得でき次第免税店へと業態変更するという。店内の様子。

「免税店」で再起を図る

ラオックスは中国企業傘下となった2009年より総合免税店を出店開始。一時は「爆買い」にみられた訪日旅行客の増加に伴い業績が好調だったが昨今のコロナ禍により外国人観光客が激減し業績が悪化している。10年以上培った免税店のノウハウを生かした、海南島の現地住民・中国本土からの観光客に向けた免税店で再起を図ることができるか、今後を注視したい。

ラオックスセレクト海南店(LAOX SELECT 海南店)

住所:海南省三亜市吉陽区迎賓路303号「三亜海旅免税城」地下1階
営業時間:午前10時~午後10時(中国現地時間・CST)

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三井アウトレットパーク台南、2022年2月25日開業-高鉄の台南駅前に

台湾・台南市帰仁区の台湾高鉄(新幹線)台南駅・台鉄沙崙駅前に、アウトレットモール「三井アウトレットパーク台南」が、2022年2月16日にプレオープン(試運営)・2月25日に1期開業する。

三井アウトレットパーク台南。

中文:「三井(MITSUI)OUTLET PARK台南」預定將於2022年2月25日1期開幕。

高鉄台南駅前に三井アウトレット出店

「三井アウトレットパーク台南」は新幹線の台南駅前に進出するもので、三井不動産完全子会社の三南アウトレットが運営。
台湾の三井アウトレットパークとしては、新北市の三井アウトレットパーク台湾林口、台中市の三井アウトレットパーク台中港に続いて3店舗目となる。

シンボルツリー。

テーマは「Gateway Park Tainan」で、シンボルとして高さ20メートルのガジュマルタワーが設けられる。

台南初ブランドにフードコート、台湾銘菓ゾーンも

三井アウトレットパーク台南は2期に分けて開業する予定で、1期部分の建物は4階建て、店舗面積は3万4000㎡。2025年に2期開業を予定しており、全体では4万5000㎡となる。

三井アウトレットパーク台南・館内イメージ。

店舗は1期部分が約190店、2期部分を合わせて約250店。1期部分のうち、アウトレットモールでは「Abercrombie & Fitch」など12ブランドが台南初出店。日系ブランド「BEAMS」「UNITED ARROWS」「URBAN RESEARCH」も台南初となる。さらに、新幹線駅前ということで、台湾銘菓「郭元益」「府城市集(マーケット)」なども出店する。
また、フードコートは36店舗で、そのうち「がってん寿司」「鶏三和」「ビアードパパ」など22店舗が台南初出店となる。

フードコート。

三井アウトレットパーク台南

住所:台湾 台南市帰仁区帰仁大道100号

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