JR立川駅前の複合商業施設「立川タクロス」がグランドオープンを迎え、核店舗としてヤマダ電機の「LABI LIFE SELECT 立川」が11月18日に開業した。
LABI LIFE SELECT 立川。
ヤマダならではの生活提案行う新業態「LABI LIFE SELECT」
ヤマダ電機 LABI LIFE SELECT 立川の売場面積は6,451㎡。
2012年に閉店した立川第一デパート跡地の複合商業施設「立川タクロス」(8月4日開業)の核店舗として、施設の3階から7階部分に入居する。
立川タクロスの3-7階に出店するLABI。
タクロスの高層階は住宅となっている。
LABI LIFE SELECTは「家電から住環境まで、未来の最新ライフを総合プロデュースする」という新たなコンセプトを掲げた業態で、立川が一号店となる。
各フロアに「最新家電体験コーナー」を設置、3階の携帯・PC・周辺機器売場には、デジタル機器の相談から修理まで幅広く対応する「デジタルサポートステーション」を開設する。
5階の白物家電売場には、ヤマダ電機グループの住宅機器メーカー「ハウステック」のショールーム・リフォーム窓口を併設。傘下に住宅関連企業を複数持つヤマダならではの生活提案を行う。
ハウステック。
なお、西立川駅前のヤマダ電機テックランド立川店(旧・ダイクマ立川店)は、LABI開業に伴い9月26日をもって閉店している。
立川駅前の「新たなシンボル」ようやく本格始動
立川タクロスでは、まちびらきが行われた8月以降、1階・2階に立川市の行政窓口やドラッグストア「ウェルパーク」、眼鏡店「メガネのアド」、かつ専門店「かつや」、眼科などが営業を開始しており、ヤマダ電機の開業が待ち望まれていた。
また、LABI内には家電売場以外にもカフェ「CAFE RESTO」、大型遊具が併設された屋内型遊園地「Yu Kids Island(遊キッズ愛ランド)」が入居しており、今回のLABIの開業により「複合商業施設」としての立川タクロスが本格始動する形となった。
CAFE RESTO。
ビックカメラ、内外装一新の大規模リニューアルで対抗
ヤマダ電機を核とする立川タクロスの全面開業に立川駅前が沸くなか、それに対抗するかたちで、これまで立川駅前唯一の大型家電量販店だった「ビックカメラ立川店」も大規模リニューアルを実施している。
ビックカメラ立川店は、立川伊勢丹の旧店跡を居抜く形で2001年に開業。家電売場の他にも手芸用品店「ユザワヤ」、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」が入居しており、家電量販店だけでなく複合商業施設としての役割も担っている。しかし、建物が築46年と老朽化していることや、ヤマダ電機の開業により競争激化が見込まれることなどから、2015年7月から耐震工事や外装の改修、売場やテナントの整理が進められている。
きれいになったビックカメラ。
再開発施設の目玉として華々しく開業したヤマダ電機と、それに負けじと大規模リニューアルで対抗するビックカメラ。
立川駅前を代表する新旧の大型家電量販店同士の熾烈な競争に、今後も目が離せない。
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外部リンク:「家電」から「住環境」まで、未来の最新ライフを総合プロデュースするLABI LIFE SELECT 立川が11月18日(金)朝10時グランドオープン!