茨城県日立市東滑川の国道6号線沿いに、日立グループのショッピングセンター「SEA MARK SQUARE(シーマークスクエア)」が2020年3月19日に開業する。
シーマークスクエア。
日立市公設地方卸売市場跡、日立が再開発
シーマークスクエア(出店計画時仮称:日立市東滑川SC)は、日立市が所有する「日立市公設地方卸売市場跡地」(2015年12月閉鎖)の跡地を、官民協働事業(PPP)の一環として、日立製作所グループの不動産会社「日立ライフ」が公募型プロポーザルにより取得し開発したもの。JR日立駅からは約4.5kmの距離がある。
建物は平屋建(一部地上2階建)、敷地面積は約65,000㎡、建物面積は約24,000㎡、駐車場台数は約800台。
「日立市東滑川SC」出店計画当初のイメージ。
コンセプトは「はじめまして、SEA MARK SQUARE です!」。
名称には日立市の魅力である「海」「景観」「豊かな自然」を背景としながら、当施設がウォーキングトレイルを通じて、地域資源である海浜緑地(東滑川ヒカリモ公園)とつながり、賑わいを創出する「海(SEA)とつながるランドマーク(MARK)施設(SQUARE)」をめざすという意味を込めたという。
なお、当初はシンボルタワーなどが設けられる特徴的な建物とする計画であったが、一般的なNSC(近隣型ショッピングセンター)となった。
ベニマルやビバホーム、京成百貨店
核店舗はセブン&アイHDの食品スーパー「ヨークベニマル」。
茨城県内や日立市内などの地元商品、馴染みのある商品を多数取りそろえ、とくに鮮魚売場では、まぐろや前浜直送の丸魚や簡単調理・即食系商品の品ぞろえに力を入れるという。また、約50席のイートインコーナーを設置、店内で購入した商品を食べたり、ゆっくりくつろげるスペースが設けられている。
完成後の店舗。
他の核テナントとしてはLIXILビバのホームセンター「スーパービバホーム」、映画館「シネマサンライズ」が出店するほか、京成百貨店の小型店舗「京成百貨店日立サテライトショップ・ケイセイ&ソーレ」、ドラッグストア「サンドラッグ」、ファストファッション「ユニクロ」「GU」、レディスファッション「Honeys」「SHOO・LA・RUE」、靴量販店「ABC-MART」、眼鏡店「JINS」、カフェ「STARBUCKS(スターバックス)」、定食屋「ごはん処大戸屋」、プレビ運営のアミューズメント施設「アミューズメント プレビ(ゲームセンター)」など専門店約35店舗が出店する。
京成百貨店。
施設の西側正面には大型ディスカウント「MEGAドン・キホーテ日立店」や家電量販店「ケーズデンキ日立店」が、徒歩圏内には食品スーパー「マルト滑川店」が出店。施設と日立市道3号線を挟んで海側にある「東滑川ヒカリモ公園」との間には連絡橋梁と通路が新設、さらにシーマークスクエアには屋上遊歩道が開設され、日立市内随一の商業・レジャー集積が形成されることになる。
なお、感染病予防のために開業記念式典などは規模が縮小されるが、京成百貨店では購入者にエコバックを配布するなど各店舗で開店記念セールが実施される予定となっている。
主なテナント一覧
- ヨークベニマル
ベニマル内:クリーニングマーティー - 京成百貨店サテライトショップ・ケイセイ&ソーレ
京成百貨店内:ゴールデンベア(メンズ・レディス)、マリサグレース、ケティ、ケティシェリー、パオデロ、メイソングレイ、生活の木、ハウスオブローゼ、アンリシャルパンティエ、ヨックモック、ユーハイム、ブールミッシュ、デメル、モロゾフ、資生堂パーラー、新宿高野、鹿鳴館、ゴンチャロフ、本髙砂屋、メリーチョコレート、蕪村菴、榮太樓總本舗、がんこ職人、中央軒煎餅、笹屋伊織、文明堂、小布施堂、葵の倉、新宿中村屋、清閑院、山本海苔、山形屋海苔、浅草今半、錦松梅、山田養蜂場、キャピタル など
- スーパービバホーム
- シネマサンライズ
- サンドラッグ
- ユニクロ
- GU
- Honeys
- SHOO・LA・RUE
- ABC-MART
- JINS
- スターバックスコーヒー
- ごはん処大戸屋
- アミューズメント プレビ
- RAINBOW
- 琥珀
- すずのき
- Baleine
- Liacil
- セリア
- はなまるうどん
- 内山味噌
- むじゃき食堂
- まち庵
シーマークスクエア
住所:茨城県日立市東滑川町5丁目地内
営業時間:9時~21時30分(ベニマル)
(画像は各公式サイトより)
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