カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ダイレックス中間店、2022年7月28日開店-ダイソー中間岩瀬店と共同出店、旧ダイエー近くに

福岡県中間市のJR筑豊本線(福北ゆたか線)中間駅近く、ふれあい大通り沿いに、サンドラッググループの大型ディスカウント食品スーパー「ダイレックス中間店」が2022年7月28日に開店した。

中間駅近くにデイリーユースの商業施設

ダイレックス中間店は「(仮称)中間市岩瀬一丁目商業施設」として建設が進められていたショッピングセンターに出店するもので、建物は平屋建2棟、売場面積は4,112㎡、延床面積は13,306㎡。中間店の開店により同社店舗は339店舗体制となる。
設置者は田代建設系のエイチエスコーポレーション。

開店準備中のダイレックス中間店。

同店は「生鮮導入店舗」として、青果部門に北九州地場の野菜果物店「太陽の果実Sw-eat」、水産部門に福岡地場の鮮魚店「壱竜水産」、精肉部門に九州地盤の大手精肉店「大三ミート産業」、惣菜部門に九州地盤の大手弁当惣菜店「イーティーズ(むすんでひらいて)」を導入。
グロサリーや酒、日用品、衣料品、家電製品、家庭用品、カー用品、ペット用品、文具、インテリア用品の取扱いに加え、親会社の強みを活かした医薬品の取扱いを行う。

ダイソー中間店のフロアマップ。

同店別棟には100円ショップ「ダイソー中間岩瀬店」も同日開店しており、ディスカウントを核とするデイリーユース志向のショッピングセンターとなった。

ダイレックス中間店とダイソー中間岩瀬店。

施設周辺では2022年4月の「プラザモールなかま(メガセンタートライアル中間店)」開業に加え、2023年春を目処に「イオン中間ショッピングセンター」が開業する予定。
ロードサイドの各種量販店や飲食店、パチンコ店でも新規出店やリニューアルが目立っており、中間市中心部は姿をを大きく変えることとなりそうだ。

近隣にあるイオンなかま店西館跡のトライアル。

ダイレックス中間店 

住所:福岡県中間市岩瀬1-10-1
営業時間:午前9時~午後10時 

関連記事:プラザモールなかま、2022年4月20日10時開業-先行開店のトライアルと賑わう開業日、イオン跡地もリニューアルへ
関連記事:イオンなかま店、2021年9月30日閉館-旧ダイエーの旗艦店「ショッパーズモール」、跡地に新施設建設へ
関連記事:
JR折尾駅新駅舎、2021年1月2日開業-大正時代の旧駅舎外観を復元、改札口は1ヶ所に
関連記事:ザ・ビッグ八幡西店、2020年8月1日開店-イオン九州ホームワイド永犬丸店跡、食品ディスカウントストアに
関連記事:オリオンプラザ、2020年4月28日閉館-丸和折尾店核の複合商業施設、5月から解体開始

関連記事:黒崎井筒屋、2020年8月17日閉店-旧・黒崎そごう、クロサキメイトは全館空き店舗に

岡島百貨店、再開発のため2023年2月一旦閉店-ココリ甲府に3月移転・縮小再開店へ

山梨県甲府市の中心部・紅梅通りにある県内唯一の老舗百貨店「岡島百貨店」が老朽化による再開発のため2023年2月に一旦閉店し、ほぼ空き店舗となっている再開発ビル「ココリ」(正式名:紅梅地区再開発ビル)の商業床内に2023年3月に移転する。

岡島百貨店。

甲府市唯一の百貨店・岡島

岡島百貨店は1843年に創業。現店舗は1938年に移転開業したもので、1988年の増床リニューアルにより現在の姿となった。
館内はフルラインの百貨店であり、三越と提携。建物は8階から地階、店舗面積は29,520㎡となっている。

岡島百貨店1階。

なお、岡島百貨店はかつて東京都八王子市、長野県茅野市にも出店していたがいずれも閉店しており、甲府本店が唯一の店舗となっている。
現在は百貨店のほかケーズデンキ、カインズなどをFCで運営している。

空き店舗が多かった再開発ビル、岡島が全館に出店

ココリは再開発ビルとして2010年8月に開店。総事業費約107億円のうち半分を甲府市と山梨県、国がそれぞれ補助金として負担しており、高層階は(大京のタワーマンション「ライオンズマンション」)、中層階は専門学校、下層階は商業施設で構成される。

ココリ甲府。

開店当初のココリは地元の宝石産業をアピールするために「アウトレットジュエリーモール」が核となっており、不振を極めた。そのため、2011年12月には2階を「アニメイト」などが出店する「ホビータウン甲府」に改装することで活性化を図ったが、ホビータウンの来客がビル全体の集客不振を解消するには至らず、ジュエリーモールを核店舗に決めた行政の責任が問われる事態となっていた。

ホビータウン甲府。

その後「イオンモール」が「イオンモール甲府昭和」の増床に合わせて2014年末にココリのプロパティマネジメント契約を締結。下層階にスーパー「イオン」を核にイオンリカー、未来屋書店などのイオン系店舗が出店したが、コロナ禍のなか地方のイオンとしては非常に狭小店舗であったことを理由に2020年11月までにこれらは閉店。その後も店舗の撤退が相次ぎ、2022年7月には2階「ホビータウン」の店舗が移転していた。
一方で、徒歩圏にある岡島百貨店の建物は北側の一部を除いて築50年以上が経過している部分が多く老朽化が進行。地元メディアでは再開発が検討されていることが報道されていた。そのため、ココリから一気に店舗が移転したことは再開発などへの布石ではないかともいわれていた。

岡島百貨店、現店舗を売却してタワマンに

岡島は、現店舗を大手ディベロッパー「タカラレーベン」(東京都千代田区)に売却、現店舗を解体して再開発をおこなう。総事業費は約220億円。

岡島跡のタワーマンション。

再開発後に建てられる建物は地上28階建てで、約360世帯規模のタワーマンションを核に、立体駐車場と商業施設となる。オリオン通り側と低層部屋上には広場も設置。2028年7月の完成をめざして工事がすすめられる。
新たな建物に岡島百貨店が出店するかどうかは、7月時点は発表されていない。

一部は商業施設となる。

ココリ、岡島百貨店がほぼ全館に入居

岡島百貨店は2023年3月にココリに移転する。ココリの商業施設面積は4,500㎡であり、岡島は現店舗の7分の1の面積となる。
コンセプトは「地域共創型上質スペシャリティストア」で、フロア構成は以下のとおりとする計画。

岡島百貨店・新店舗。

2階 新しいライフスタイルのフロア リビング・服飾・催事場など
1階 上質ファッションのフロア デパコス・服飾など
地階 上質な日常を提供する食のフロア 生鮮・明治屋など

一方で、飲食店や淳久堂書店などの再出店計画は発表されていないほか、先述したとおりココリに出店していた「アニメイト」などの人気チェーン店も郊外へと移転しているため、どれだけの集客力を維持することができるのかは未知数だ。

ココリ甲府・岡島1階。

ココリのテナントの移転先
  • アニメイト:イオンモール甲府昭和(8月5日開店)
  • らしんばん:イオンモール甲府昭和(8月5日開店)
  • カードラボ:閉店
  • スタジオプリモ:近隣のトラストワンビル(プリ機のみ)

イメージ画像はタカラレーベン・岡島HPより。

関連記事:ヨドバシカメラ マルチメディア甲府が開店-2021年4月28日、店内は「ゆるキャン△」推し
店舗の概要:ヨドバシカメラ マルチメディア甲府、2021年4月28日開店-山交百貨店跡に
関連記事:イオン甲府ココリ店、2020年11月30日閉店-再開発ビルの核店舗、僅か4年で
関連記事:ビバモール甲斐敷島、2020年2月26日開業-「スーパービバホーム」「オギノ」核、古河電工産業電線甲府工場跡地に
関連記事:MEGAドン・キホーテ甲府店、2019年1月23日開店-山梨初「メガドンキ」

フレスポ仙台東照宮、2022年7月29日から順次開業-核店舗のヨークベニマル、青葉区ドミナント強化

宮城県仙台市青葉区のJR仙山線東照宮駅近くに大和ハウスグループのショッピングセンター「Frespo仙台東照宮(フレスポ仙台東照宮)」が2022年7月29日午前9時から順次開業する。

ENEOS系社宅跡地に大和ハウスの商業施設

フレスポ仙台東照宮は、 JX日鉱日石エネルギー高松社宅跡地で「(仮称)仙台東照宮商業施設」として建設工事が進められていた商業施設。
施設の核となるセブン&アイHD系食品スーパー「ヨークベニマル仙台東照宮店」と整骨院「どんぐり整骨院」を皮切りに、美容室「HAIR SALON Agu lucir」、歯科医院「東照宮さくらファミリー歯科」、コインランドリー「ぐるぐるランド」、クリーニング店「pino」、フィットネスクラブ「ANYTIME FITNESS」といった専門店が9月中旬までに順次開店する予定。

フレスポの正面ではジョイフルも営業する。

ベニマルは青葉区内での店舗展開強化

ヨークベニマル仙台東照宮店の建物は平屋建で売場面積は971㎡。目標年商は12億円。同店開店により同社店舗は241店舗(実質稼働239店舗)体制となる。
仙台東照宮店では「簡便」「個食」「健康」をテーマに掲げ、青果売場ではカットフルーツ・カットサラダなど簡便即食商品を拡充、鮮魚売場では単身世帯に適した量目の刺身・生切身を拡充、精肉売場では植物由来原料トレー・ノントレーパッケージ・使い切りサイズといった環境保護や家庭ごみ減量に結び付く商品提案を行う。
そのほか、惣菜売場では昼食メニュー、寿司売場では生寿司・巻物・海鮮丼など品揃えの幅を広げ“選べる売場”を提供。あわせて、インストアベーカリーを併設するなど、小規模ながら品揃えの拡充を打ち出す。

ヨークベニマル仙台東照宮。

同社は2021年12月にも仙台市青葉区内に近郊型ショッピングセンター「ヨークタウン仙台小松島(ヨークベニマル仙台小松島店)」を出店しており、青葉区では5店舗目。これまで手薄だった青葉区でドミナント化を進めることとなった。

フレスポ仙台東照宮

住所:宮城県仙台市青葉区高松1丁目18番1号
営業時間:午前9時30分~午後9時30分
(ヨークベニマル/通常営業時間)

関連記事:イオン仙台晩翠通店、2022年4月13日開店-東北地方整備局二日町庁舎跡地のプラウドタワーに
関連記事:ヨークタウン仙台小松島、2021年12月3日開業-ヨークベニマルの近郊型ショッピングセンター、東北医薬大近くに

関連記事:ヨドバシカメラ仙台第1ビル、2023年春開業-仙台駅とデッキで直結
関連記事:プラウドタワー仙台晩翠通、2022年3月開業-東北地方整備局二日町庁舎跡、商業施設はイオン
関連記事:イオン仙台宮町店、2020年11月11日開店-東照宮駅近くのイオンエクスプレス、事実上の増床移転
関連記事:イオン仙台一番町店、2020年11月25日開店-宮城県内初「レジゴー」導入、高級スーパー「明治屋」同居

マックスバリュエクスプレス浜松中央店、2022年7月28日開店-CGCフィーネ東田町店跡に

静岡県浜松市の遠州鉄道(遠鉄電車/赤電)遠州病院前駅近く、CGCフィーネ東田町店跡に、イオングループのマックスバリュ東海(本社:静岡県浜松市)が運営する食品スーパー「マックスバリュエクスプレス浜松中央店」が2022年7月28日午前9時に開店する。

フィーネ跡、わずか2ヶ月でマックスバリュに

マックスバリュエクスプレス浜松中央店は、2022年5月に閉店したシジシー・ショップ東海(本社:愛知県半田市/東海CGC加盟/フーズアイランド)の高級食品スーパー「CGCフィーネ東田町店(旧いしはらフィーネ東田町店)」跡に出店するもので、営業フロアは1階のみ、直営売場面積は538㎡。浜松市内の小型店としては2020年11月に開店した浜松常盤町店に次ぎ2店舗目となる。

マックスバリュエクスプレス浜松中央店。(開店前)

浜松中央店では店舗コンセプトに「わたしにうれしいとっても便利なお店」を掲げ、生鮮部門では地元農協「JAとぴあ浜松」協力のもと野菜を毎日配送、地元生産者専用農産物コーナーを展開。
デリカ部門では店内製造の弁当・寿司や中華惣菜、おにぎり、焼きあげパン、サンドイッチなどを展開。
地元食材を使用した「じもの商品」や簡便・時短商品、小容量商品、非食品(オーラルケア・洗剤・台所用品・ペットフードなど)を展開する。
また、対面形式のレジ2台に加えてキャッシュレス決済専用レジ5台を導入するなど、コロナ禍に対応した決済手段を提供。「普段使いにちょうど良い、便利で地域に密着した店舗運営」をめざすとしている。

マックスバリュエクスプレス浜松中央店

住所:静岡県浜松市中区中央1丁目13番25
営業時間:7時~23時30分

関連記事:遠鉄百貨店、2019年10月までに改装リニューアル-東急ハンズは9月13日開店
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY浜松泉町店、2019年8月6日開店-ピアゴ跡に
関連記事:浜松市で「百貨店松菱と中心市街地回顧展」開催、2017年6月26日から-創業80年で

高島屋フードメゾン新横浜、2023年2月1日閉店-新横浜駅内「キュービックプラザ」の核店舗

横浜市港北区のJR新横浜駅に併設されるJR東海グループの商業施設「キュービックプラザ新横浜」内にある百貨店「タカシマヤフードメゾン新横浜」が、2023年2月に閉店する。
追記:閉店日は2月1日となった。

タカシマヤフードメゾン新横浜。

新横浜駅内の高島屋が閉店、コロナ禍の影響も

「タカシマヤフードメゾン新横浜」はキュービックプラザ新横浜の開業に合わせ核店舗として2008年3月に開業。
売場は3階・4階、店舗面積は1,640㎡で、食品を中心に贈答品なども扱っていたほかイートインも設けられており、新幹線乗車前の飲食スポットとしても利用されていた。

新横浜駅構内・キュービックプラザ。

高島屋によると、閉店は契約期間の満了によるもの。新型コロナ禍による新幹線利用客の減少も影響したという。
後継テナントなどについては、7月時点は発表されていない。

関連記事:横浜赤レンガ倉庫、大規模改修で2022年5月9日から長期閉館-12月ごろまで
関連記事:ライブゲート瀬谷・イオンスタイル横浜瀬谷、2021年9月22日開店-相鉄瀬谷駅前再開発、イオンとミニストップ同居
関連記事:JR横浜タワー、2020年6月18日から順次開業-ニュウマン横浜・シァル・Tジョイが進出
関連記事:北仲ブリック&ホワイト、2020年4月23日開業-歴史的建造物を取り込んだ馬車道駅直結の超高層ビル
関連記事:アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉、2019年9月20日開業-国内最大のビジネスホテル、万国橋ビル跡に

しみずスーパー、2022年7月24日までに全店閉店・会社清算へ-一部店舗跡は他社が出店か

群馬県前橋市に本社を置く地場スーパー「しみずスーパー」が、2022年7月24日までに全店舗閉店する。

しみずスーパー富里店(前橋市)。

前橋市地盤の地場スーパー、会社清算へ

しみずスーパーは1950年に設立。群馬県前橋市を中心に、かつては6店舗を運営していた。
2011年には経営破綻した「ヤナイストアー」の店舗を引き継ぐなどしたが、近年は長野県地盤のスーパー「ツルヤ」が進出するなど競争の激化などがあったとみられ、会社清算する方針に至ったという。

しみずスーパー小八木店に掲げられた閉店告知。

2022年7月時点では4店舗を運営しているが、そのうち「しみずスーパー富里店」(前橋市)が7月17日に、「しみずスーパー小八木店」(高崎市)が7月21日に、「しみずスーパー青柳店」、そして旗艦店である「しみずスーパー川原店」(いずれも前橋市)が7月24日に閉店する。
同日を以て、しみずスーパーは全店閉店となる。

一部店舗跡にはスーパーが出店か

上毛新聞など複数の地元メディアによると、店舗と従業員を引き継ぐべく調整中の企業があるとしており、年内にもスーパーとして営業を再開する店舗があるとみられる。
(写真撮影:ITOさん

関連記事:イトーヨーカドー伊勢崎店、2021年2月21日閉店-ヨーカドー、群馬県から完全撤退
関連記事:ツルヤ前橋南ショッピングパーク、2020年11月12日開業-長野の高級スーパー、関東初出店
関連記事:イオンモール高崎、2020年6月26日増床リニューアル-H&Mなど「群馬県初」テナントも

宇都宮テラス、2022年8月26日開業-LRT電停前にコジマなど出店、隣接地にはライトキューブ宇都宮も

栃木県宇都宮市の宇都宮ライトライン宇都宮駅東口電停前に、複合商業施設「宇都宮テラス」が2022年8月26日に開業する。

宇都宮テラス。

宇都宮ライトレール建設に合わせた駅前整備の一環

宇都宮テラスは、宇都宮ライトライン(LRT)の建設に合わせた宇都宮駅東口地区整備事業の一環として宇都宮市と野村不動産、住友商事らによる第三セクターの企業グループ「うつのみやシンフォニー」が建設したもの。宇都宮ライトラインは2023年3月の1期開業を目指して工事が進められている。

宇都宮駅東口地区整備事業。左側は電停。

整備事業ではこのほかに、複合イベント施設「ライトキューブ宇都宮」(2022年11月開業予定)をはじめ、マンション、病院などが整備されており、中央部分には多層建ての広場「宮みらいライトヒル」が設けられている。

宇都宮駅東口整備計画図。

ヨークベニマル・コジマを核に約20店が出店

宇都宮テラスは14階建てで、延床面積は37,400㎡。
商業フロアは1階から5階で、核テナントとして1階に「ヨークベニマル宇都宮駅東口店」、4階に「コジマ×ビックカメラ宇都宮テラス店」が出店。そのほかカフェ「コメダ珈琲店」、餃子「宇都宮みんみん」、ドラッグストア「カワチ薬品アイココチ」など、約20店舗が出店する。

宇都宮テラス・ロゴタイプ。

5階から14階は「カンデオホテルズ宇都宮」となる。
カンデオホテルズ宇都宮の総客室数は288室で、こちらも8月26日に開業する予定。
最上階の露天風呂「スカイスパ」には本格ロウリュサウナも設けられる計画となっている。
(画像は宇都宮市/住友商事/カンデオホテルズより)

宇都宮テラス

住所:宇都宮市宮みらい1番1号
営業時間:店舗によって異なる

関連記事:かましんカルナ駅東店、2021年11月4日再開業-JR宇都宮駅東口近くのLRT電停そばに、本部機能も移転
関連記事:ドン・キホーテ アピタ宇都宮店、2020年7月17日開店-アピタも存続する「ハイブリッド型」に

スーパーアークス北上店、2022年7月14日開店-北上ショッピングプラザの核店舗、ビッグハウス業態転換で

岩手県北上市の北上済生会病院・岩手県北上警察署近くにある商業施設「北上ショッピングプラザ」に、アークスグループの大型食品スーパー「スーパーアークス北上店」が2022年7月14日に開店した。

北上市中心部のオープンモール

北上ショッピングプラザは1996年11月に開業。建物は平屋建で店舗面積は4,629㎡。
北上市中心部では北上ツインモールプラザ(さくら野百貨店)、おでんせプラザぐろーぶ(旧ヨーカドー)に次ぐ大型店であった。同施設はベルジョイス(旧ベルプラス)の食品ディスカウントストア「ビッグハウス北上店」を核に、ドラッグストア「薬王堂」、ファストファッション「ファッションセンターしまむら」、東北地場大手蕎麦店「十割そば会」、クリーニング「Olive」といった専門店が出店していたが、核店舗のビッグハウスは業態転換のため2022年7月4日をもって閉店していた。

本州3店舗目となるアークス、今後も拡大か

スーパーアークス北上店の建物は平屋建で約2,122㎡。

スーパーアークス北上店。
看板にはベルジョイスのロゴも併記。

北上店では公式サイト・店頭・チラシなどで「ビッグハウスの「フレッシュ&ディスカウント(鮮度と安さ)」はそのままに、暮らしに役立つ品揃えを大幅に増やしました!」を掲げ、青果コーナーではビッグハウスの鮮度感・ボリューム感をそのままに簡便商品(カットフルーツ・発芽野菜・冷凍野菜など)を、水産コーナーでは冷凍品ボリュームパック導入に加え刺身バイキング・お造りを、食肉コーナーでは岩手県産牛肉や焼肉の品揃えを拡充する。

青果では鮮度感・ボリューム感を訴求。


水産では「お刺身バイキング」「盛合せ」も。

また、デリカコーナーは増床移設し店内製造の惣菜や握り寿司、カットサラダを展開、ベーカリーコーナー(新規導入)では同社ベーカリー工房で焼き上げた食パン・菓子パン・惣菜パンを提供する。
そのほか、グロサリーでは全国ご当地ラーメンや地元メーカー製納豆・牛乳・ヨーグルト、健康関連商品を強化。サービスカウンターでの収納代行や駐車台数増加などサービス面の強化を図る。

ベーカリーコーナーも新設。

ベルジョイスは2020年11月のスーパーアークス矢巾店(紫波郡矢巾町/本州1号店)を皮切りに、2021年7月の青山店(盛岡市/本州2号店)など、同社の前身となるベル開発が1987年以来看板業態としてきた「ビッグハウス」を転換するかたちで「スーパーアークス」の拡大を進めており、今後も既存ビッグハウス店舗の改装にあわせてアークス店舗が増加していくものとみられる。

スーパーアークス北上店

住所:岩手県北上市九年橋3丁目13-23
営業時間:午前9時~午後9時

関連記事:ななっく、2019年6月2日閉館-親会社の経営難で、大沼にも影響か
関連記事:マルイチメイプル店、2019年6月27日開店-ジョイス水沢中央店跡に、駅前唯一の食品スーパー復活
関連記事:ジョイス水沢中央店、2019年2月24日閉店-メイプルの核、水沢駅前唯一の食品スーパー
関連記事:江刺ツインプラザ(イオンタウン江刺SC)、建て替えで2019年2月1日から休業-「マックスバリュ1号店」閉店

関連記事:さくら野百貨店北上店食品売場、2018年1月3日閉店-跡地に「いわて生協」、3月開店

ライフ西荻窪店、2022年7月23日開店-杉並区内初出店、東京ガス跡地に総合スーパー

東京都杉並区のJR中央線・総武線西荻窪駅北口近くに、ライフコーポレーションの総合スーパー「ライフ西荻窪店」が2022年7月23日に開店する。

杉並区内初のライフ、地域では貴重な総合スーパーに

ライフ西荻窪店は東京ガス西荻窪ビル跡地に出店するもので、建物は地上3階地下1階建、営業フロアは地上1階~地下1階、売場面積は2,940㎡、延床面積は8,800㎡。西荻窪店は同社によると杉並区内初の店舗(但し実際には過去に店舗は存在した)で、同店開店により同社店舗は291店舗体制となる。

ライフ西荻窪店。

ライフ西荻窪店地下1階「食品フロア」のうち、農産部門では健康志向の高まりや地元志向に対応した「有機農産物コーナー」「東京育ちの野菜コーナー」やビオラルでの展開実績もある「ドライフルーツ&ナッツバイキング」、店内手作りのサラダを展開。水産部門では「対面生魚コーナー」を導入し、新鮮な大ネタを使用した「うを鮨」やニーズが高まっているという冷凍干物・煮魚商品、真空包装機による店内真空パック商品を展開。畜産部門では国産鶏肉使用の冷凍生焼鳥を展開。惣菜部門では「天ぷら対面コーナー」「量り売りサラダ対面コーナー」導入に加え、白だしに漬け込んだ漬けにぎりやローストビーフの肉寿司を品揃えする。
その他、同社有機食品PBを中心に取扱う「ビオラルコーナー」やインストアベーカリー「小麦の郷」、店内カットのチーズを提供する「CHEESE HOUSEコーナー」(同社15店舗目)、同社最大級となる冷凍食品コーナーを展開するなど、豊富な商品を取揃えるライブ感ある売場をめざす。

ライフ西荻窪店地上1階「ノンフーズフロア」では、可愛い雑貨を中心に集めた衣料品売場「Breeze Garden」や低価格・自然派・韓国コスメなど幅広く取扱う「コスメコーナー」、ペットフード・ペット用品・サプリメントなど幅広く取扱う「LIFE petコーナー」、子育て世帯向けの「ベビー用品コーナー」を重点的に展開。あわせて、紳士婦人用品、紳士婦人肌着、靴、生活用品、医薬品など幅広く取揃えることでワンストップショッピングを実現し、地域一番店をめざすとしている。

ライフ西荻窪店のフロアマップ。

ライフ西荻窪店近隣では、西荻窪駅周辺に「紀ノ国屋(Daily Table KINOKUNIYA/旧Dila西荻窪)」「西友」「サミットストア」「まいばすけっと」、青梅街道沿いに「クイーンズ伊勢丹」(専門店としてTomod’s、UNIQLOなど入居)といった食品スーパーが営業しているが、衣食住を幅広く取扱う総合スーパーは1駅離れた吉祥寺駅・荻窪駅周辺にしか長らく存在していなかったため、重宝される店舗となりそうだ。

ライフ西荻窪店

住所:東京都杉並区西荻北 5-8-22
営業時間:9時30分~24時

関連記事:亜州太陽市場浜田山店、2022年7月22日開店ーラオックス傘下となったシャディ運営のアジア食品店3号店
関連記事:ラオックスビューティーエアポート吉祥寺店、2022年1月28日開店ーアジアコスメ業態2号店、ジェットスターと提携も
関連記事:ラオックス亜州太陽市場吉祥寺店、2021年11月25日開店-アジアン食品専門の新業態
関連記事:
西友深沢店、2021年12月19日閉店ー西友最後の「ホームセンター」、2022年春食品スーパーとして再開店へ
関連記事:オーケー吉祥寺店、2020年3月18日開店-JR高架下のアコレ吉祥寺駅東店(旧・つるかめランド)跡に

オオツルショッピングモール、2022年7月16日から順次開業-オーツルホームセンター跡地、オギノ都留田野倉店を核に

山梨県都留市の富士急行線田野倉駅近くの国道139号線(富士みち)沿いに、大月木材センターの郊外型商業施設「オオツルショッピングモール」が2022年7月16日から順次開業する。

オオツルショッピングモール。

2021年6月に閉店していた園芸のオーツル

オオツルショッピングモールの前身となる「オーツルホームセンター」は1985年4月に開店。2000年10月に増床リニューアルを実施。建物は平屋建で店舗面積は7,495㎡。
オーツルホームセンターが長らく営業していた都留市内は、1994年10月にJマート都留店(現綿半ホームエイド都留店)、2016年11月にカインズスーパーセンター都留店が出店するなど、県内有数の大型ホームセンター激戦区であったが、同店は地場資本のホームセンターとして日用衣料・家電・DIY用品に加え、園芸用品の豊富な品揃えを前面に打ち出すことで差別化を図った。
しかし、開店から40年近く経過していたこともあり、建替リニューアルのため2021年6月をもって閉店していた。

オギノ核のショッピングセンターに

オオツルショッピングモールの建物は平屋建で店舗面積は4,035㎡、駐車場台数は約200台。
山梨地場大手流通グループの総合スーパー「オギノ都留田野倉店」(直営面積2,971㎡、売場面積2,290㎡、同社46店舗目)を核に、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、100円ショップ「ダイソー」、ホームセンター「オーツル」が順次開店する予定。
核店舗となるオギノでは食料品・衣料品・日用品・生活雑貨・寝具など幅広く展開し、アウトドアファッションの品揃えや料金収納代行窓口・リサイクルボックスといったサービスを打ち出す。

オギノ都留田野倉店・店内案内。

店舗近隣にはバローグループの食品スーパー「公正屋田野倉店」など商業施設が集積しており、旧オーツルホームセンター時代の園芸用品売場同様に独自の品揃えで顧客の囲い込みを図ることができるか注目が集まる。

オオツルショッピングモール

住所:山梨県都留市田野倉300
営業時間:午前9時~午後9時(オギノ)

関連記事:DCMグループ、2022年3月から順次「DCM」に店名統一へ-「ホーマック」「カーマ」「ダイキ」「サンワ」「くろがねや」屋号消滅
関連記事:ヨドバシカメラ マルチメディア甲府が開店-2021年4月28日、店内は「ゆるキャン△」推し
関連記事:イオン甲府ココリ店、2020年11月30日閉店-再開発ビルの核店舗、僅か4年で
関連記事:ビバモール甲斐敷島、2020年2月26日開業-「スーパービバホーム」「オギノ」核、古河電工産業電線甲府工場跡地に
関連記事:MEGAドン・キホーテ甲府店、2019年1月23日開店-山梨初「メガドンキ」