カメイドクロック、2022年4月28日開業-サンストリート亀戸跡、1階に飲食街「カメクロ横丁」

東京都江東区の亀戸駅前にあったショッピングセンター「サンストリート亀戸」跡に、野村不動産グループの大型ショッピングセンター「カメイドクロック」が2022年4月28日に開業する。

カメイドクロック。

セイコー工場→サンストリート跡

カメイドクロックの前身「サンストリート亀戸」は1997年11月にセイコー社(精工舎)の時計工場跡に開業。都電の軌道跡を活用した亀戸緑道公園にも面していた。
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サンストリート亀戸。

運営はセイコーエプソンの子会社だった(のちに系列離脱)「タイムクリエイト」で、売場面積は約15,000㎡。店舗はオープンモールで、マックスバリュ(屋号:つるかめランド、イオンが買収)、ヤマダ電機、ABC-MART、トイザらス、蔦屋書店、ダイソーなどが入居していた。また、PafumeやNegiccoをはじめ、様々なアイドルがイベントを行っていたことでも知られていた。
しかし、再開発のため2016年3月31日に閉館。何度か再計画の見直しが行われ、6年に亘って工事が続けられていた。

野村不動産グループのフラッグシップに

カメイドクロックのコンセプトは「LIVE UP!&LOVE LOCAL」で、延床面積は約5万8000㎡、売場は地階-4階、店舗数は136店舗。野村不動産グループが運営をおこなう。「クロック」は精工舎の工場跡に由来しており「カメクロちゃん」をシンボルキャラクターとする。
このほか、隣接して野村不動産グループのタワーマンション「プラウドタワー亀戸クロス」が建設されている。

カメクロちゃん。

食品館「カメクロマルシェ」には核店舗としてスーパーマーケット「ライフ」が出店。そのほか、大手系の大型テナントとしては「ユニクロ」「GU」「Seria」「カルディコーヒーファーム」「ココカラファイン」「コジマ×ビックカメラ」「ニトリデコホーム」「サンリオ」などが出店する。そのうち「ABC-MART」「TSUTAYA BOOKSTORE」などはサンストリートからの再出店となるほか、1階にはサンストリートのイベントステージを引き継ぐ「カメクロステージ」も設けられる。

カメイドクロック・フロア概要。

また、地元の名店として亀戸発祥のくず餅店「船橋屋」、扇橋の老舗焼肉店が運営する「肉の田じま」も出店する。

江戸時代創業の地元和菓子店「船橋屋」が出店。

飲食街は1階と4階に設けられる。なかでもカメイドクロックの特徴となるのが、1階のエントランス近くに設けられた飲食街「カメクロ横丁」。
カメクロ横丁は亀戸駅前に相応しい下町の駅前の街並みからの連続性を産むべく設けられたもので、ここには地元グルメであるホルモン焼き店など7店舗が出店する。

1階飲食街「カメクロ横丁」。


4階飲食街「アソビバ!フードパーク!」

野村不動産グループは、カメイドクロックをショッピングセンター事業における旗艦店と位置付けており、開業初年度は年商200億円を目標とする。

カメイドクロック

住所:東京都江東区亀戸6-31-6
営業時間:9:30~24:00(ライフ)

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