エディオンとニトリ、2022年5月より資本業務提携-店舗の共同開発など検討

家具大手「ニトリHD」(北海道札幌市)と家電大手「エディオン」(大阪府大阪市、本店は広島県広島市)は、2022年5月13日付で業務資本提携を行うことを2022年4月に発表した。

ニトリの旗艦店・渋谷公園通り店。

エディオンの筆頭株主、リクシルからニトリへ

ニトリは、2022年5月13日に住宅設備大手「LIXIL」が保有するエディオン株約8.6%を取得する。エディオンは2013年からLIXILと資本業務提携を結んでおり、9年間に亘って筆頭株主となっていた。株式取得額は約102億円。
ニトリは市場などでもエディオン株を取得し、合計で約10%を保有する計画としている。

エディオン本店(広島市)

ニトリは北海道を中心とした東日本を、エディオンは東海地方(旧エイデン)、北陸地方(100満ボルト)、関西地方(旧ミドリ)、中国四国九州沖縄(旧ダイイチ→デオデオ)を地盤としているため、商圏が被らない店舗も多い。
また、両店ともに郊外型店舗が多いものの、近年は百貨店内出店や都市型店舗の開発に力を入れているという共通点もある。

ニトリ本社(札幌市)。

今後は両社による店舗の共同開発などの協議を行うとしており、近い将来、両社の店舗でそれぞれの商品の販売を行うことや、複合店舗の出店が行われる可能性もあろう。

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