マルナカ、関西各店舗を2021年12月1日に「ダイエー」転換-2019年からダイエーが運営する14店

イオングループの大手スーパー「ダイエー」(東京都江東区)は、2019年3月より同社の運営となっている「マルナカ」の大阪府周辺にある14店舗の屋号を2021年12月1日付で「ダイエー」に変更した。

旧マルナカのダイエー(ダイエー泉佐野店、旧山陽マルナカ)。

2011年にイオン入りしていたマルナカ

マルナカは1926年に高松市で創業。1960年に現在の本店を開店させた。1980年には岡山市のスーパー「福屋」を傘下に収めて本州に進出、のちに山陽マルナカとした。

マルナカ本店(田町店)。

マルナカは2011年にイオングループ入りし、その後はイオンタウンなどイオン系ショッピングセンターへの出店も積極的に行っている。

なお、マルナカHDはスーパー事業を切り離したのち、マルナカ店舗の不動産を所有・賃借するなどして不動産業などをおこなっている。2014年には同社が朝鮮総連本部を買収したことでも話題となった(のちに北朝鮮系企業へと転売)。

マルナカHD本部。
現在同社はスーパー「マルナカ」を運営していない。

マルナカ・山陽マルナカはイオングループ入り後、2019年3月にマックスバリュ西日本の子会社となったのち2021年3月に吸収合併されており、多くのマルナカは現在同社の運営となっている。
一方、「山陽マルナカ」の店舗のうち大阪府周辺にある14店は2019年3月にダイエーの運営となっていた。

大阪周辺のマルナカ14店、屋号をダイエーに

今回屋号を変更する店舗は、先述のダイエー運営となっているマルナカ14店舗。すでに各店舗の看板は12月1日より「ダイエー」に変更されている。
ダイエーでは、これに伴い近畿エリアの110店舗で「新生ダイエー誕生祭」を12月5日まで開催する。

一の市も開催される。

ダイエーに転換するマルナカ店舗(14店)

和泉・新在家・富雄南・三国・此花・住之江・泉大津・東大阪・泉佐野・摂津・大東寺川・貝塚・堺・西宮

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