ラオックス BEAUTY AIRPORT自由が丘店、2021年12月3日開店-LaOX「アジアコスメ専門」新業態

東京都世田谷区の九品仏川緑道沿い、東急東横線・大井町線自由が丘駅(目黒区)近くに、ラオックスのアジアコスメ専門店「LAOX BEAUTY AIRPORT自由が丘店」が2021年12月3日に開店する。LAOX BEAUTY AIRPORT自由が丘店。

ラオックスの新業態1号店、自由が丘に

店舗は自由が丘南口徒歩1分に立地するビルの1階に入居。売場面積は約112㎡。韓国コスメ83ブランドを中心に、中国コスメ9ブランド・タイコスメ5ブランド・台湾コスメ3ブランドの計100ブランド、1200アイテムを品揃えする。
店舗のコンセプトは「空港」で、「アジアコスメとの新しい出会いがあり、美への旅立ちがある場所」を表現。内装は韓国のデザインハウスに依頼したという。店内の様子。空港をイメージした内装となっている。

客層は若い女性だけではなく、10代から50代以上の幅広い層を想定。「関心はあるけど店頭のつくりや客層、雰囲気が若者向けで入りにくい」という中高年の顧客でも気軽に入れるような店舗づくりを目指した。
実店舗では日本初上陸となる商品として、タイの「4U2(フォーユーツー)」のアイシャドー・チークなど、韓国の「beplain(ビープレイン)」のスキンケア商品、中国の「joocyee(ジューシー)」の夏禅シリーズ・遊染シリーズ、韓国の「keenonics(キノ二クス)」の美容液・ファンデーションなど、韓国の「Matier(マティエ)」のマルチパレットを揃えている。入ってすぐに、左からbeplain、joocyee、4U2の商品を品揃え。

実店舗でコスメ専門店を開いた理由について、ラオックスは「コスメは使ってみないとわからない。いろいろ発色や使い心地を試して使えるのが実店舗の利点」(広報担当者)と語り、店内には座って試せるタッチアップスペースが設けられている。タッチアップスペースはコックピットをイメージしたという。

ラオックスの2つの新業態、成長なるか

ラオックスは2009年より外国人向けの免税店を展開、中国人観光客の「爆買い」などにより業績を伸ばしていたが、コロナ禍で外国人観光客が激減し苦しい経営状態となっている。打開策として吉祥寺にアジアン食品専門店を2021年11月に開店しており、このアジアコスメ専門店は2つ目の新業態となる。アジアコスメ専門店については「2号店の場所はほぼ決まっている」(ラオックス社長)と言い、順調に進めば2022年1月末から2月あたりに開店するとしている。
2つの新業態でラオックスは再び成長することができるか、この店舗はラオックスの将来を占う試金石となるであろう。取材に応じるラオックス飯田健作社長。

LAOX BEAUTY AIRPORT自由が丘店

住所:東京都世田谷区奥沢5丁目26番12号
営業時間:11時~19時30分

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