ハンズ梅田店、2025年11月16日全館閉店-旧東急ハンズ関西旗艦店、大丸梅田店増床から14年で

大阪府大阪市北区のJR大阪駅併設複合商業施設「大阪ステーションシティサウスゲートビルディング」のJフロントリテイリング系百貨店「大丸梅田店」高層階に入居するベイシアグループ系大型雑貨館「ハンズ梅田店」が2025年10月14日から11月16日にかけて段階的に閉店する。
東急ハンズ梅田店

東急ハンズの関西旗艦店として開店

ハンズ梅田店は東急不動産系大型雑貨館「東急ハンズ梅田店」として、2011年4月の大丸梅田店増床新装開業にあわせて開店。営業フロアは10~12階で店舗面積は6,000㎡。
東急ハンズ梅田店は「東急ハンズの関西エリアにおける旗艦店」「関西最大級の旗艦店」として、同社が得意とするホビー&クラフトコーナーや関西初となる女性の美に関する素材に特化したヘルス&ビューティーコーナー「BeautyLine(ビューティーライン)」に加え、アーティスト・企業とのコラボによる次世代商品発掘・提案イベントスペース「hands inspiration(ハンズインスピレーション)」や季節プロモーションフロア「hint square(ヒントスクエア)」、直営カフェ「ハンズカフェ」を展開するなど非物販機能を強化。同年4月26日開店の「東急ハンズあべのキューズモール店」とともに「関西5店舗体制で本格展開」を打ち出していた。
古墳にコーフン!

ハンズ、梅田から完全撤退

東急ハンズ梅田店は2022年3月のカインズ傘下入りと同年10月の屋号ロゴ刷新にともなうブランド改称後も、東急ハンズ時代の特徴である複数フロア横断型の大型雑貨館としての売場づくりを続けていたが、大丸梅田店が2025年秋以降、サウスゲートビルディング商業フロア高層階から撤退する方針を決めたため、ハンズ梅田店も同年10月14日に12階から撤退、同年11月16日に10階11階から撤退することとなった。
ハンズ梅田店は、2025年5月に梅田茶屋町から阪神梅田本店に移転した同業「梅田ロフト」と異なり、近隣移転を発表しておらず、梅田から完全撤退となる見込みだ。
阪神梅田本店6階に移転した「梅田ロフト」

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スギHD、セキ薬品を2025年9月30日に持分法適用会社化-首都圏地場大手ドラッグ株式49%取得、5年後連結子会社化めざす

大手ドラッグストア持株会社「スギホールディングス」(スギHD/本社:愛知県大府市/登記上の本店:愛知県安城市)は、首都圏地場大手ドラッグストア「セキ薬品」(本社:埼玉県南埼玉郡宮代町)37,929株(持株比率34.8%)を2025年9月30日付で取得し持分法適用会社とする株式譲渡契約を同年8月19日に締結した。

チューリップマークでおなじみ「ドラッグストアセキ」

セキ薬品は1973年12月に埼玉県南埼玉郡宮代町で「関薬品」として創業し、1984年1月に法人化した。1994年3月にはドラッグストア1号店「セキ薬品千間台店」を開店、1996年2月には日本最大日本最大のドラッグストアボランタリーチェーン「NID(日本ドラッグチェーン会)」に加盟、1999年5月には北関東地場大手「飯塚薬品」(本社:群馬県前橋市/2008年10月特別清算/スギ薬局が店舗事業会社を吸収合併)と資本業務提携(飯塚薬品がセキ薬品株約15%取得)を締結するなど経営基盤確立を図った。
その後も2002年10月に調剤薬局1号店「チューリップ薬局白岡店」を開店することで調剤併設型ドラッグストアの展開を本格化、2006年8月に旗艦店「セキ薬品久喜本町店」(売場面積420坪)を開店することで食料品や酒類などを取扱う総合ドラッグストアとしての転身を実現した。
同社は2008年7月に店舗ブランドを現在の「ドラッグストアセキ」に変更、2014年12月に創業地である宮代町へ本社を移転した。

スギHD、5年後目処にセキ薬品株51%を取得

スギホールディングスは上記株式譲渡契約によりセキ薬局株式37,929株(持株比率34.8%)を取得、セキ薬品他株主より保有株式15,530株(持株比率14.2%)を取得することで、2025年9月30日の取引実行日に合計53,459株(持株比率49.0%)を取得する見込みであるとしている。これによりセキ薬品はスギHDの持分法適用会社となる。
あわせて、スギHDは5年後を目処に「セキ薬品の株主とセキ薬品の株式を追加取得(2,182株、持株比率2.0%)すること」に合意しており、同合意に基づきセキ薬品はスギHDの連結子会社となる見込みだ。

北関東で根強い「セキ」ブランドは存続

スギHDによる持分法適用会社化後も「特に埼玉県を中心とする北関東エリアでは、すでに強固な地盤を持つセキ薬品ブランドを活用」するという方針を示しており、チューリップマークで親しまれる「ドラッグストアセキ」ブランドは存続となる見込み。
両社はスギHDの強みであるアプリを活用した販売促進策とセキ薬品の強みである接客・カウンセリングといったノウハウの相互共有、物件情報・医療連携・人材育成の共有、商品物流システムの最適化をめざすとしており、首都圏で店舗網の薄いスギHDと商品調達力の強化を図りたいセキ薬品間でシナジー発揮が期待される。

「セキ」ブランドは存続見込み。(千葉県野田市)。

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水戸市の全商店街、2025年秋までにアーケード撤去開始-最後に残った宮下銀座と南町、老朽化で

茨城県水戸市のJR水戸駅前にある「宮下銀座商店街」と、国道50号線沿いにある「南町三丁目商店街」のアーケードが、老朽化などの影響により相次ぎ撤去される。
これにより、水戸市からアーケード商店街が消滅する。

アーケード撤去直前の宮下銀座。

かつて水戸駅から伊勢甚や京成まで伸びていたアーケード

水戸市のアーケード商店街は水戸空襲後、戦後に復興の過程で設置されたもので、国鉄水戸駅前の水戸東照宮の参道でもある「宮下銀座商店街」に全蓋式アーケードが、水戸駅前から伊勢甚百貨店(現・水戸京成百貨店)を経て大工町の国道50号線沿いに肩屋根式アーケードが断続的に設置されており、駅前からほぼ雨に濡れることなく中心商業地へと行くことができた。

南町三丁目商店街のアーケード。

しかし、老朽化のため撤去が進んでおり、近年は撤去が進行。
残るは「宮下銀座商店街」と「南町三丁目商店街」のみとなっていた。

6月から宮下銀座、秋から南町アーケード撤去へ

JR水戸駅前の「宮下銀座商店街」では2025年6月ごろからアーケードの撤去が開始されている。
国道50号線沿いの「南町三丁目商店街」では2025年秋からアーケードが撤去される予定となっており、これにより戦後の復興から高度成長期を支えた水戸市内のアーケード商店街は約70年以上もの歴史に幕を下ろすこととなる。
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ハンズイオンモール福岡店、2025年8月23日開店-トイザらス館内移転跡に福岡県内2号店、カインズとの相互送客キャンペーンも

福岡県糟屋郡粕屋町のJR香椎線酒殿駅近くに、ベイシアグループの大型雑貨店「ハンズイオンモール福岡店」が2025年8月23日に開店した。

イオンモール福岡に「ハンズ」福岡県内2号店

ハンズイオンモール福岡店は、2025年3月10日に移転のため一時閉店した玩具・ベビー用品複合店「トイザらス・ベビーザらス福岡かすや店」(同年4月25日新装開店)跡を全面刷新するかたちで開店するもので、営業フロアは1階大型専門店区画「ノーススクエア」、店舗面積は約1,200㎡。
ハンズとしては2011年3月開店の旧東急ハンズ博多店以来約14年ぶりとなる福岡県内新店舗となるもので、同社店舗は国内外96店舗体制となる。
新店舗ではヘルス&ビューティやステーショナリー、ハウスウエア、バッグ&トラベル、バラエティといった商材を展開。真空断熱ステンレスボトル「STANLEY」新商品やご当地名物ミニチュアマスコットがでてくる「福岡名物入浴玉」を例に「旬や話題の商品」を用意するとしている。なお、当初発表では2025年9月4日開店予定であったが「夏休み期間に間に合うよう予定を早めて開業」となった。

ハンズイオンモール福岡店。

カインズとの相互送客キャンペーンも

ハンズイオンモール福岡店では、同社系列近隣店舗「カインズ福岡新宮店「カインズ直方店」レシートで同店ハンズクラブアプリ本会員の買物が5%OFF、ハンズ新店舗のレシートをカインズ福岡新宮店・直方店で提示することでオリジナル商品1点を配布するコラボキャンペーンを2025年9月23日まで実施する。

ハンズイオンモール福岡店のオープン記念キャンペーン。

ハンズイオンモール福岡店

住所:福岡県糟屋郡粕屋町大字酒殿字老ノ木192-1
営業時間:10時~21時

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平和堂、エールを2025年8月21日吸収合併-「峰山マイン」「東舞鶴らぽーる」の核、平和堂直営に

関西地場大手流通グループ「平和堂」(本社:滋賀県彦根市)は、京都府丹後地域子会社「エール」(本社:京都府舞鶴市)を2025年8月21日に吸収合併した。

らぽーる/平和堂エール東舞鶴店。

平和堂傘下で大型化に舵切った「エール」

エールは1921年1月に現在の京都府舞鶴市で衣料品店「大正堂」として創業、1951年6月に法人化、1971年4月に現在の社名に変更した。
同社は1978年4月に平和堂と資本業務提携を締結(子会社化)したことで、1989年6月に京都府京丹後市に「ショッピングセンターマイン/エール峰山店」、1995年11月に「らぽーる/エール東舞鶴店」を開店するなど大型化に舵を切った。

専門店フロアでは「組曲」「MAMAIKUKO」といったブランドも営業していた。

2024年より舞鶴地域子会社整理、集大成の吸収合併に

平和堂によるエールの吸収合併は経営効率化にともなうもの。
平和堂グループは2024年2月に舞鶴地域子会社「舞鶴商業振興」を清算、同年5月にも同じく舞鶴地域子会社「舞鶴流通産業」をエールに吸収合併するなど、エール関連会社の再編を進めていた。
なお、地元主導型ショッピングセンターとして開業したマイン運営会社「峰山商業開発」に関しては、旧中郡峰山町(現京丹後市)の地元資本/地元商店が出資し発足した経緯もあり、平和堂への吸収合併対象外となっている。

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イオンスタイル諏訪、2026年秋開店-旧ジャスコ跡地、諏訪湖が望める屋上展望デッキ広場も

長野県諏訪郡下諏訪町のJR中央本線下諏訪駅近くにイオン系大型総合スーパー「イオンスタイル諏訪」が2026年秋を目処に開店する。

イオンスタイル諏訪。

40年の歴史誇ったイオン諏訪店、約7年間更地状態だった

イオンスタイル諏訪の事実上の前身となる大型総合スーパー「ジャスコ諏訪店」は1977年9月に開店。建物は地上3階建で売場面積は8,234㎡。
ジャスコ諏訪店は開店以来、製糸系不動産ディベロッパー「昭栄(現ヒューリック)」諏訪工場跡地再開発施設「昭栄諏訪ショッピングセンター」の核店舗として営業しており、2011年3月のイオン系運営会社再編にあわせた「イオン諏訪店」への改称後も下諏訪町を代表する大型店として存続。2018年5月7日から6月29日まで下諏訪町との業務委託により移動販売実験を行うなど、地域に不可欠な存在となっていた。
一方、イオン諏訪店は開店から築40年以上経過するなど老朽化が進んでいたため、将来的な建替再出店を視野に入れつつ、2018年8月20日をもって閉店し40年の歴史に幕をおろしていた
イオン諏訪店の閉店にあわせ、同店運営会社「イオンリテール」は、同年9月8日に約10km離れた諏訪市の系列複合商業施設に「イオン諏訪ステーションパーク店」(売場面積1,917㎡)を開店し、諏訪店の事実上の代替として実用衣料や生活雑貨を展開することで便宜を図ったもの、諏訪店跡地は約7年間未活用状態にあった。

直営棟+専門店棟の2棟体制、交流拠点めざす

イオンスタイル諏訪の建物は2棟地上2階建+地上1階建で敷地面積は約21,060㎡。
イオンスタイル諏訪は「多世代交流型」「諏訪湖を望む心地よい生活拠点」を掲げ、2023年6月締結の「下諏訪町とイオンリテール株式会社との連携協定」に基づく「さまざまな世代の方が交流できる空間」や専門店棟屋上展望デッキ広場を展開。関係機関との連携のもと、ドローンを活用した空路配送や道路寸断時における物資運搬の検討を進める。

イオンスタイル諏訪専門店棟、イメージにはそよら型広場も。

同店は下諏訪町における観光の結節点として、隣接自治体(岡谷市・諏訪市)に加えて茅野市や塩尻市といった広域からの集客をめざすとしており、老朽化による専門店の相次ぐ撤退がみられた旧店舗以上の賑わいが期待されそうだ。

イオンスタイル諏訪のイートインスペース。

イオンスタイル諏訪

住所:長野県諏訪郡下諏訪町南四王6133

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東武ストア西川口店、2025年8月21日新装開店-半世紀の歴史ある駅前唯一の総合スーパー、食品フロアを全面刷新

埼玉県川口市のJR京浜東北線西川口駅東口にある東武鉄道系総合スーパー「東武ストア西川口店」が2025年8月21日午前9時に新装開店した。

東武ストア西川口店の売場イメージ、木目調に全面刷新した。

西川口駅前唯一の総合スーパー「東武ストア」

東武ストア西川口店は1976年9月に開店。建物は地上2階建で店舗面積は1,515㎡。地場不動産会社(ディベロッパー福原)が所有する。
東武ストア西川口店は、2019年5月のセブン&アイHD系ディスカウント型総合スーパー「ザ・プライス西川口店」閉店後、西川口駅前唯一の総合スーパーとして、1階に直営食品フロア、2階に直営衣料品や100円ショップ「Watts FLET’S 100 YEN SHOP」を展開してきたが、2025年7月18日より大規模改修のため営業時間の段階的短縮を実施、8月9日午後5時をもって一時閉店していた。

食品フロアを全面刷新

東武ストア西川口店では新装開店を機に、1階生鮮食品(青果・鮮魚・精肉)の再配置や弁当惣菜コーナーの増床(従来比約1.4倍)を行うなど食品フロアを全面刷新する。

東武ストア西川口店のフロアマップ。
生鮮部門の配置入替えなど抜本的改装に取組んだ。

具体的施策としては、地元飲食店からの生鮮品大口注文や惣菜(揚げ物・天ぷら・焼き鳥)のバラ販売といった試みを打ち出す。また、デイリー・グロサリーに関しても、中国・韓国をはじめとする世界のアイス(サンザシ飴・ヨーグルトボールなど)やキムチ、たんぱく質補助食品をコーナー化。北海道札幌に本拠を置く国産無添加菓子ブランド「ノースカラーズ」商品の取扱いを新たに行う。このほか、陳列方法や照明、BGMに関しても「お客様が心地よく買い物を楽しめるよう、店舗デザインの雰囲気を高め、清潔感の維持や季節ごとの商品提案などにも努める」としている。

東武ストア西川口店

住所:埼玉県川口市並木2-22-1
営業時間:24時間営業

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ファミリーストアいしかわ久米店、2025年9月10日閉店-鳥取地場老舗食品スーパー最後の1店舗、サンインマルイが承継

岡山地場大手食品スーパー「マルイ」(本社:岡山県津山市)の山陰地域子会社「サンインマルイ」(本社:鳥取県鳥取市)は、鳥取県西部の老舗食品スーパー「いしかわ」運営店舗(久米店の営業資産/テナント4店舗含む)を2025年9月11日付で承継する。
同社による事業承継にともない、鳥取県米子市の「ファミリーストアいしかわ久米店」が2025年9月10日をもって閉店する。

100年超の歴史誇る鳥取米子の老舗食品スーパー

ファミリーストアいしかわは1917年に創業。同社は鳥取県内に最盛期5店舗を展開していたが、県外資本の進出や異業種との競争激化を背景として、2019年3月に米子市夜見町の夜見店を閉店、同年8月には西伯郡伯耆町の岸本店を閉店するなど、経営資源を久米店1店舗に集約。
同年10月には店舗設計大手「プログレスデザイン」監修のもと直営食品フロアの全面リニューアルを実施し、100円ショップ「ダイソー」やドラッグストア「マツモトキヨシ」を備えた現代的な商業施設に生まれ変わった。あわせて、同社はボランタリーチェーン「全日食チェーン」に加盟し仕入調達機能を強化するなど、生き残りを図っていた。

ファミリーストアいしかわ久米店。

マルイ久米店(仮称)として新装開店予定

サンインマルイによるファミリーストアいしかわ久米店承継により、同社は「マルイ久米店(仮称)」として「地域の活性化をテーマに店舗再生」に取組むとしている。2025年8月21日の承継発表時点において新装開店時期は未発表であるが、従業員の雇用契約は原則維持(希望者については基本的に全員継続雇用方針)となっている。

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ニシムタ、タイヘイを2025年8月19日に完全子会社化-南薩で百貨店的役割担う老舗、鹿児島地場大手傘下に

鹿児島地場流通大手「ニシムタ」(本社:鹿児島県鹿児島市)は、県内同業総合スーパー運営会社「タイヘイ」を2025年8月19日付で完全子会社化した。

南薩で百貨店的役割担ってきた「タイヘイ」

タイヘイは1946年10月に鹿児島県川辺郡加世田町(加世田市を経て現南さつま市)で個人商店「松下商店」として創業、1951年4月に総合衣料品店「松下呉服店」として合資会社化、1960年11月の百貨店本店開店にあわせて会社名を「太平デパート」に変更、1972年2月に株式会社化した。
太平デパートは、1980年3月にグループ会社「太平家具センター」運営による家具インテリア・ホームセンター複合館「タイヘイホームプラザピコ」を開店、1988年4月には食品スーパー共同仕入機構「CGC」に加盟、1993年4月に食品スーパー「タイヘイ食品館加世田店」を開店、同年11月にホームプラザを総合スーパー「タイヘイショッピングプラザピコ」として大規模増床新装開店するなど、衣食住フルラインに業容拡大を図った。
同社は1994年2月の運営会社再編にあわせて現在の社名に変更、1996年6月に総合スーパー「タイヘイ吹上店」を開店するなど南薩地方で影響力を高めた。2011年2月にはピコ店と加世田店を統廃合し新旗艦店「ピコ」として新装開業を実施、南薩のコミュニティ拠点を掲げ百貨店的役割を担っている。
タイヘイショッピングプラザピコ。

ニシムタ傘下入り後も「屋号」「雇用」維持

ニシムタによるタイヘイの完全子会社化は「同じ鹿児島県を拠点に活動し、CGCグループ加盟企業として協業」してきたことを理由としたもので、南薩地方を本拠とするタイヘイに関して「安定した経営基盤と地域密着の店舗運営を強み」と評価している。
新体制下のタイヘイでは、ニシムタ創業家の西牟田敏明氏が両社代表取締役社長を兼任、タイヘイ出身の渡辺健氏が相談役として「業務の円滑な継続と改善に従事する」という。なお、両社が長年CGC加盟企業として協業関係にあるため、CGC商品の取扱いや営業体制(営業時間/従業員/タイヘイコジカカード/ニシムタ発行含むCGC商品券)は従来通りの運用となる。
また、法人格「株式会社タイヘイ」や屋号「ピコ」「タイヘイ」、各種商品券(タイヘイ商品券/南さつま市共通商品券/日置市商工会商品券)をはじめとする決済手段に関しても当面現状維持となる。
※ニシムタ系電子マネー「ニシムタPontaカード」「N‘マネー」は現時点で利用不可能

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パントリーマルエイガレリア店、2025年9月12日閉店-関西本拠高級スーパー「大近」わずか3年で東海地方から全面撤退

愛知県名古屋市中区栄にある関西地場大手系高級食品スーパー「パントリーマルエイガレリア店」が2025年9月12日をもって閉店する。

老舗百貨店「丸栄」跡地に開店するもわずか3年で

パントリーマルエイガレリア店は、2018年6月30日をもって閉店した名古屋地場老舗百貨店「丸栄」跡地暫定施設として、2022年3月31日に開業した大和ハウス系複合商業施設「マルエイガレリア」の1階食品フロアに開店。
関西本拠の高級食品スーパー「大近」東海地方初の店舗として、デザインコンセプトを「ナチュラルで上質」に設定。小規模な店舗面積ながら生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜/店内加工設備有)や加工食品・酒を幅広く展開し、自社工場製造PB商品やバイヤー厳選商品を取揃えるなど、自然派スーパーマーケットとしての訴求を行った。

マルエイガレリア。

一方、1階食品フロアの大部分を担っていた丸栄直営の飲食新業態「KW THE KITCHEN WONDERLAND」が2024年3月31日をもって閉店し、青山商事系高級紳士服複合業態「SUIT SQUARE」と回転寿司「スシロー」になるなど、当初の食中心のフロア構成からの変化がみられていた。
パントリーマルエイガレリア店の閉店により、大近は東海地方から全面撤退することとなる。
開業当日のパントリーマルエイガレリア店。

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