イオン鹿児島鴨池店、2024年8月31日閉店-旧ダイエー、イオングループとして再開発めざす

鹿児島県鹿児島市の鹿児島市電郡元電停前にあるイオン九州の大型総合スーパー「イオン鹿児島鴨池店」が2024年8月31日に閉店する。
イオン鹿児島鴨池店の閉店に先駆け、6月7日より「閉店売りつくしセール」が始まる。

鴨池動物園跡地に生まれた県内随一の大型店

イオン鹿児島鴨池店は、1975年7月に「ダイエー鹿児島ショッパーズプラザ」として開業。建物は地上2階建で店舗面積は20,420㎡。
開業当初はダイエー鹿児島初となる直営店として、市立鴨池動物園跡地を活かし、県内随一のショッピングセンターを展開。九州初の専門店や有名芸能人の来店で賑わいをみせた。
2015年9月にはダイエーの九州撤退にともない、イオン九州の総合スーパー「イオン鹿児島鴨池店」に店名変更した。

ダイエー鹿児島店(現イオン鹿児島鴨池店)。

2024年6月現在も産直系生鮮グローサリー「わくわく広場」を始め、旧ダイエー系婦人服店「ロベリア」や生活雑貨店「コスタコート」、靴量販店「ABC-MART」「グリーンボックス」、100円ショップ「キャンドゥ」、300円ショップ「イルーシー300」、複合書店「アシーネ」(文具雑貨取扱店舗)、カフェ「タリーズコーヒー」といった専門店39店舗(ATM除く)が入居するなど、電停前という好立地を活かし、高い集客力を維持している。

ダイエー鹿児島店(現イオン鹿児島鴨池店)。

老朽化顕著、イオングループとして再開発めざす

イオン鹿児島鴨池店は、2024年6月現時点においても「イオンモール鹿児島」「山形屋」「アミュプラザ鹿児島」に次ぐ規模の大型店であるが、開業から49年が経過するなど「経年劣化による店舗老朽化」が進んでいたという。
イオン九州は同店の跡地に関して「イオングループとして再開発」を行うとしているが、詳細は明らかとなっていない。

「49」にちなんだセールも

イオン鹿児島鴨池店では閉店に先駆け、2024年6月7日より「閉店売りつくしセール」を始める。
閉店セールでは「49年分のありがとう」と題して、本体価格均一セール(490円・49円)や衣料品最大30%OFF、トップバリュ商品の先着配布を実施。閉店まで様々なイベントを開催する予定となっている。

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