ライカ19・20、2021年6月18日全面開業-鹿児島最高層「鹿児島中央タワー」下層階に

鹿児島県鹿児島市中央町のJR鹿児島中央駅前に、南国殖産系の再開発ビル「鹿児島中央タワー」が2021年4月に完成し、下層階に商業施設「Li-Ka19・20(ライカ1920)」が2021年4月23日に一部開業、6月18日にグランドオープンする。

鹿児島中央タワー/Li-Ka19・20(ライカ19・20)。

一番街を再開発、高さ100m「鹿児島最高層」のビルに

鹿児島中央タワーは地上24階、地下1階。高さは約100mで、鹿児島県内で最高層の建物となる。
この場所には朝市が開催されることで有名な「中央駅一番街商店街(イッド)」があったが、昭和期から再開発が検討されており、2010年に再開発組合を設立。地元企業「南国殖産」が中心となり、再開発計画が進められていた。

再開発前の一番街・イッド。


商店街から見た再開発地区。
中央奥が新たな商店街路とライカの飲食店街。

商業施設「Li-Ka19・20(ライカ19・20)」は鹿児島中央タワーの1階から7階。名称は「来鹿」「Like Kagoshima」と、開発街区の番地などに由来する。

アミュプラザから。デッキが設置されている。

1階・2階には一番街商店街の街路が設けられるほか、5階・6階には「ライカ南国ホール」(450人収容)が設けられている。
また、2階でアミュプラザ鹿児島プレミアム館とペデストリアンデッキで接続される。このデッキは建物内を経由し、「電車通りデッキ」として2022年には南国センタービル前の歩道につながる予定となっている。
ペデストリアンデッキには屋根が設けられており、桜島の噴火・降灰時にも安心して通行できることとなる。

ライカホール(公式サイトより)。

8階以上は三菱地所系の分譲マンション「ザ・パークタワー鹿児島中央」(210戸)で、地階にはマンション駐車場が設けられている。

フードテラス、家電、書店など41店舗が出店

Li-Ka19・20(ライカ19・20)の店舗面積は約8,100㎡で、41店舗が出店する。
そのうち、4月23日には「マツモトキヨシ」「ローソン」「セブンイレブン」など1階の多くの店舗が先行開業。
1階の一番街アーケード沿いには「ライカフードテラス」と「ライカ屋台横丁」を設置。気軽に地元グルメが味わえる。
1階はこれらも含め飲食店や食関連店舗が中心となっており、串カツ「串カツ田中」、台湾茶「Tea Way」、ねこねこ食パンで知られるベーカリー「ハートブレッドアンティーク」、洋菓子「シャトレーゼ」などといったチェーン店も出店する(一部の店舗は6月までに順次開業)。

1階・アーケード沿いの街路には飲食店街ができる。

2階から7階は、殆どの店舗が6月18日に開業する予定。
ファッションや雑貨店が中心で、主な大手チェーンとしてはベーカリープロデューサー岸本拓也氏の高級食パン「偉大なる発明」、インテリア雑貨「ニトリデコホーム」、100円ショップ「ダイソー」、家電量販店「ヤマダデンキ」、書店「くまざわ書店」、眼鏡「オンデーズ」などが出店する。
(写真撮影:モッチ~さん

鹿児島中央タワー/Li-Ka19・20(ライカ19・20)

住所:鹿児島県鹿児島市中央町19−40
営業時間:店舗による/1階は24時間(コンビニなど)

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