MEGAドンキホーテ米子店、2024年5月28日開店-旧ホープタウンサティ跡に山陰最大のドンキ、専門店やインバウンド対応も

鳥取県米子市のJR境線後藤駅近くにある地場系ショッピングセンター「ホープタウン」跡に、流通大手「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)」の総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ米子店」が2024年5月28日に開店する。

マイカル系だった米子地場老舗ショッピングセンター

ホープタウンは1982年7月に開業、建物は地上3階建で店舗面積は11,763㎡。
関係者によると、開業当初は流通大手「ニチイ(マイカルを経て現在のイオンリテール)」と提携関係にある地場衣料品店「菊屋」子会社「米子ホープタウン」による運営店舗であったが、グループの再編にともない「サンメルト米子ホープタウン」「サンインニチイホープタウン店」「ホープタウンサティ」「米子サティ(2代目)」に店名を変更した。
同施設は2001年の親会社経営破綻を機に地場資本の「ホープタウン」として再び独立し、イオン所有となっていた建物の買い戻しやリニューアル、地域密着(教育・福祉)の取組みを打ち出したが、2021年8月に核店舗のスーパー「マルイホープタウン店」が撤退したことが決め手となり、2022年1月31日に閉店した。(詳細は過去記事参照)

紆余曲折経てドンキ核の商業施設に

その後、2022年2月に地場大手パチンコ「東大産業(デルパラ)」関連会社の「etto」主導のもと、食主体のマルシェ型商業施設として再生をめざす方針を発表、2023年11月に「ドン・キホーテ」を核とする施設として2024年5月を目途に新装開業する方針が決まった。(詳細は過去記事参照)

山陰最大のMEGAドンキとしてフルライン展開

MEGAドン・キホーテ米子店の建物は地上4階建で営業フロアは1~3階、売場面積は約8,863㎡。
鳥取県内初のMEGAドンキとして「初ドンキもドンキファンも楽しめる!国内外の老若男女がワクワク・ドキドキできる最新店舗」を掲げ、山陰最大の売場面積を展開。

MEGAドン・キホーテ米子店

1階ではMEGAドンキ業態の特徴である生鮮食品をフルラインナップで取扱うほか、惣菜部門では店内焼き上げピザ「TOROLISTA」や唐揚「今から」といったオリジナルブランドに加え、変わり種寿司「おもいのまま寿司」(ウインナー・ハンバーグなど6商品)を導入。珍味コーナーでは山陰ドンキ最大級の面積と品揃え(約250アイテム)を提案する。

MEGAドンキ米子店の「おもいのまま寿司」

2階は「米子市沿岸に広がる日本海をイメージした店内演出」を施し、20~30代のヤングファミリー層(20~30代)が多い立地特性を活かしたコスメ・衣料品・文具・玩具・家電・キッズ/ベビー用品を展開。
ネイルコーナー「ネイル・ド・ドンキ」や寝具体験コーナー「チルドンキ」、推し活グッズコーナー、海外のSNSで話題のキッズコスメ商品など、ドンキの強みを打ち出す。

MEGAドンキ米子店の店内演出

ドンキと地元のノウハウ活かした専門店も

MEGAドン・キホーテ米子店では直営フロアに加え、学校法人龍馬学園グループの四国地場大手トレーディングカード店「スーパーフリークス」やアミューズメント施設「アピナ」といった山陰初を始め、地場大手複合書店「今井書店」や100円ショップ「ダイソー」といった専門店を展開。ドンキのアミューズメント性と地元の有力店が揃うショッピングモールとして生まれ変わることとなった。

MEGAドン・キホーテ米子店

鳥取県米子市米原二丁目1-1
営業時間:9時~24時

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