関西地場大手流通グループ「平和堂」(本社:滋賀県彦根市)は、京都府丹後地域子会社「エール」(本社:京都府舞鶴市)を2025年8月21日に吸収合併した。

らぽーる/平和堂エール東舞鶴店。
平和堂傘下で大型化に舵切った「エール」
エールは1921年1月に現在の京都府舞鶴市で衣料品店「大正堂」として創業、1951年6月に法人化、1971年4月に現在の社名に変更した。
同社は1978年4月に平和堂と資本業務提携を締結(子会社化)したことで、1989年6月に京都府京丹後市に「ショッピングセンターマイン/エール峰山店」、1995年11月に「らぽーる/エール東舞鶴店」を開店するなど大型化に舵を切った。

専門店フロアでは「組曲」「MAMAIKUKO」といったブランドも営業していた。
2024年より舞鶴地域子会社整理、集大成の吸収合併に
平和堂によるエールの吸収合併は経営効率化にともなうもの。
平和堂グループは2024年2月に舞鶴地域子会社「舞鶴商業振興」を清算、同年5月にも同じく舞鶴地域子会社「舞鶴流通産業」をエールに吸収合併するなど、エール関連会社の再編を進めていた。
なお、地元主導型ショッピングセンターとして開業したマイン運営会社「峰山商業開発」に関しては、旧中郡峰山町(現京丹後市)の地元資本/地元商店が出資し発足した経緯もあり、平和堂への吸収合併対象外となっている。
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イオンスタイル諏訪、2026年秋開店-旧ジャスコ跡地、諏訪湖が望める屋上展望デッキ広場も
長野県諏訪郡下諏訪町のJR中央本線下諏訪駅近くにイオン系大型総合スーパー「イオンスタイル諏訪」が2026年秋を目処に開店する。

イオンスタイル諏訪。
40年の歴史誇ったイオン諏訪店、約7年間更地状態だった
イオンスタイル諏訪の事実上の前身となる大型総合スーパー「ジャスコ諏訪店」は1977年9月に開店。建物は地上3階建で売場面積は8,234㎡。
ジャスコ諏訪店は開店以来、製糸系不動産ディベロッパー「昭栄(現ヒューリック)」諏訪工場跡地再開発施設「昭栄諏訪ショッピングセンター」の核店舗として営業しており、2011年3月のイオン系運営会社再編にあわせた「イオン諏訪店」への改称後も下諏訪町を代表する大型店として存続。2018年5月7日から6月29日まで下諏訪町との業務委託により移動販売実験を行うなど、地域に不可欠な存在となっていた。
一方、イオン諏訪店は開店から築40年以上経過するなど老朽化が進んでいたため、将来的な建替再出店を視野に入れつつ、2018年8月20日をもって閉店し40年の歴史に幕をおろしていた。
イオン諏訪店の閉店にあわせ、同店運営会社「イオンリテール」は、同年9月8日に約10km離れた諏訪市の系列複合商業施設に「イオン諏訪ステーションパーク店」(売場面積1,917㎡)を開店し、諏訪店の事実上の代替として実用衣料や生活雑貨を展開することで便宜を図ったもの、諏訪店跡地は約7年間未活用状態にあった。
直営棟+専門店棟の2棟体制、交流拠点めざす
イオンスタイル諏訪の建物は2棟地上2階建+地上1階建で敷地面積は約21,060㎡。
イオンスタイル諏訪は「多世代交流型」「諏訪湖を望む心地よい生活拠点」を掲げ、2023年6月締結の「下諏訪町とイオンリテール株式会社との連携協定」に基づく「さまざまな世代の方が交流できる空間」や専門店棟屋上展望デッキ広場を展開。関係機関との連携のもと、ドローンを活用した空路配送や道路寸断時における物資運搬の検討を進める。

イオンスタイル諏訪専門店棟、イメージにはそよら型広場も。
同店は下諏訪町における観光の結節点として、隣接自治体(岡谷市・諏訪市)に加えて茅野市や塩尻市といった広域からの集客をめざすとしており、老朽化による専門店の相次ぐ撤退がみられた旧店舗以上の賑わいが期待されそうだ。

イオンスタイル諏訪のイートインスペース。
イオンスタイル諏訪
住所:長野県諏訪郡下諏訪町南四王6133
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