カテゴリー別アーカイブ: 新店舗レポート

JR東日本、新宿駅に「Suicaのペンギン広場」開設-「Suicaペンギン像」設置

JR東日本は、7月16日に新宿駅新南改札前に「Suicaのペンギン広場」を開設し、シンボルとして「Suicaペンギンのブロンズ像」を設置した。
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Suicaペンギン像。

新南改札前の新広場に設置

「Suicaのペンギン広場」は、「バスタ新宿」や「ルミネNeWoMan」などと同時期にオープンした新宿駅新南改札前の歩行者広場を新規に命名したもの。
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「Suicaのペンギン広場」位置図(JR東日本公式より)。

シンボルとなるSuicaペンギン像の高さは2.5mで、台座には2001年に誕生したSuicaの歴史が記されている。
また、8月31日までは期間限定で「Suicaペンギンパネル」も設置される。
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Suicaのペンギン広場。

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新南改札に直結。

「Suicaのペンギン広場」からはJRの線路を一望することができるため、開業以来人気となっている。
今回の広場のシンボルの誕生により、新宿駅新南改札の、そして高速バス利用客にとっての新たな待ち合わせスポットとしてもさらなる人気を呼ぶことは間違いないであろう。

外部リンク:新宿駅新南改札前に 「Suica のペンギン広場」がオープンします~新たな待ち合わせスポットとして「Suica のペンギン」ブロンズ像が登場~
関連記事:バスタ新宿、売店設置に向けた公募開始
関連記事:ニトリ、新宿髙島屋に出店-紀伊國屋書店跡
関連記事:京王新宿高速バスターミナル、5月8日閉鎖-バスタ新宿開業で

ユニー・レイクウォーク岡谷、7月23日開業-諏訪エリア最大のショッピングモール

岡谷市中心部に、ユニーの大型ショッピングセンター「レイクウォーク岡谷」が7月23日に開業した。
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レイクウォーク岡谷。

諏訪エリア最大級の巨大ショッピングモール

「レイクウォーク岡谷」は「ユニー・アピタ岡谷店」のスクラップアンドビルドで誕生した大型ショッピングセンター。
同地には1985年9月からユニー岡谷店(のちに旧・アピタ岡谷店に改称、売場面積13,222㎡)が営業していたが、老朽化のため2014年8月に閉店。全面建て替えを行い、2年ぶりに岡谷の地へと戻ってきた。
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建物の全体図(公式サイトより)。

レイクウォーク岡谷の店舗は1~3階。新・「アピタ岡谷店」を核店舗に、63店舗の専門店が入居する。
延床面積は約59,000㎡、駐車台数は約1,300台、営業面積は約27,000㎡。諏訪地域では最大級の商業施設で、地域ほぼ全体を商圏とし、目標年商は96億円。ユニーが手掛ける大型ショッピングモールとしては、長野県初出店となった。
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「レイクウォーク」のシンボルロゴ。

核店舗のアピタは「五十貨店化」、スタバは岡谷初出店

レイクウォークの核店舗となる「アピタ岡谷店」の1階食品売場では、加工食品から青果・精肉に至るまでの幅広いジャンルで、諏訪や信州の地場産品を取り扱う。また、惣菜コーナーではユニー・アピタで2店舗目となる「ホット惣菜」を導入し、出来立ての惣菜が味わえる。
2階の衣料品売場と3階の住居関連品売場では、ユニーが提唱する「五十貨店化」の考え方を導入し、幅広い品揃えを展開する。
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館内中央の吹き抜けでは様々なイベントが開催される。

専門店では、岡谷市初出店となる「スターバックスコーヒー」が出店するほか、大型専門店としては、家電大手の「エディオン」、ファストファッションの「ユニクロ」、「GU」、「コムサイズム」などが出店する。「パーツクラブ」など6店舗は長野県初出店となる。
また、2階に出店する「笠原書店」は、岡谷市内に本社を置く店舗としては唯一の大型テナント。売場面積は以前アピタに出店していた時の約4倍に拡大し、品揃えも広げたという。
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1階には岡谷市初出店のスターバックスコーヒーも。

「繭」と「御柱」モチーフに2つの「地域のシンボル」設置

レイクウォークでは、店舗のシンボルとして2階、3階にかつて岡谷市の特産品であった絹(養蚕)の歴史と美しさを体感できるよう繭(コクーン)をモチーフとしたアートオブジェが設置されているほか、1階には信州諏訪御柱際で実際に使用された諏訪大社の御柱も展示されており、地域の「核」としての存在感を十分に感じることができる。
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フードコートには繭をモチーフとした「ダイヤモンドコクーン」を設置。

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1階に設置された御柱。(公式サイトより)

「岡谷市」と「ユニー」の将来を担う店舗に

岡谷市の人口は約5万人。市内中心部では、2001年から2002年にかけて東急百貨店(僅か5年で撤退)、イトーヨーカドーが相次ぎ閉店し、空洞化が進行。旧・アピタ岡谷店も、当初は屋内型プール・スケートリンク「アピス岡谷」(1992年閉鎖)やライブハウスなどを併設していたものの、末期は総合スーパーのみとなり、岡谷市内には広域集客できる大型店舗が少なくなっていた。
また、旧・アピタ岡谷店は長年に亘って中心市街地唯一の大型店となっており、それだけに店舗の建替え中は早期の営業再開が待ち望まれていた。
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岡谷市中心部。

岡谷市では、今回「アピタ岡谷店」が広域集客できるような大型店舗へと生まれ変わったことを岡谷市の活性化にも繋げていきたい考えだ。
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岡谷市中心部に立地する。

一方で、レイクウォークを運営するユニーも、総合スーパー事業に陰りがみえるなか、ファミリーマートとの経営統合を控えて事業整理を続けている。
その最中に開店したレイクウォーク岡谷は、岡谷市のみならず、新時代のユニーを担うショッピングセンターの1つとなることが、そして中心市街地における「老朽総合スーパー」のスクラップアンドビルドの1つのモデルケースともなることが期待されている。

おもな大型テナント
1F:おいしい笑顔とカジュアルスタイルが広がるフロア
  • ユニー・アピタ(食品、銘菓、銘店)
  • ユニクロ(ファストファッション):9月2日開店
  • コムサイズム(ガストファッション)
  • カルディコーヒーファーム(輸入食品)
  • マツモトキヨシ(ドラッグストア) 
  • 飲食街(サイゼリヤ、スターバックスコーヒーなど)
  • 郵便局
2F:ファッションもグルメも個性あふれるエンターテイメントフロア
  • ユニー・アピタ(化粧品、靴、バッグ、服飾全般)
  • ライトオン(ファストファッション)
  • キャンドゥ(100円ショップ)
  • 笠原書店(書店)
  • チュチュアンナ(インナー)
  • パーツクラブ(アクセサリー・雑貨)
  • シューラルー(ファッション):10月開店
  • ゲーム(アミューズメント)
  • フードコート(リンガーハット、31アイスクリームなど)
3F:新しい便利さとアメニティライフスタイルが広がるフロア
  • ユニー・アピタ(インテリア、リビング、文具、おもちゃ)
  • エディオン(家電)
  • ABCマート(靴)
  • ペッツヴィレッジ(ペット)
  • 洋服の青山(紳士服・スーツ)
  • メガネスーパー(眼鏡)
  • 軽井沢シャツ(ファッション)
  • GU(ファストファッション):9月2日開店
レイクウォーク岡谷・アピタ岡谷店

住所:長野県岡谷市銀座1丁目1−5
営業時間:9:00~21:00
電話:(0266)23-7666

 外部リンク:レイクウォーク岡谷公式サイト
ニュースリリース:諏訪エリア最大級のショッピングモール『レイクウォーク岡谷』7月23日(土)グランドオープン!(ユニー公式サイト)
関連記事:イオンモール東松本、8月3日着工-松本カタクラモール跡、2017年秋開業へ

ドン・キホーテなんば千日前店、7月27日開店-ジュンク堂跡にミナミ5店舗目

大阪市中央区難波千日前のY.E.S.NANBAビルに、ディスカウントストア「ドン・キホーテなんば千日前店」が7月26日開店した。
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ドン・キホーテなんば千日前店。

よしもとのエンターテイメントビルとして開業

ドン・キホーテが入居する「Y.E.S.NANBAビル」は、吉本興業の多角化戦略の一環として、なんばグランド花月(吉本興業本社)向かいに1996年に開業したもので、Y.E.Sとは「よしもとエンターテイメントステーション」の略。
当初は、ジュンク堂書店の大阪1号店「ジュンク堂書店なんば店」、TSUTAYAの旗艦店「TSUTAYA records namba」、「大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)」、「YES-fm」などが営業していたが、開業後すぐに地下1階のTSUTAYAが撤退。TSUTAYA跡地にはお笑い劇場「baseよしもと」が入居し、関西で活動する若手芸人の拠点となった。

吉本がビル売却、テナントの動きが流動的に

Y.E.S.NANBAビルでは近年も2011年にはbaseよしもとが上層階へ移転し、「5upよしもと(現よしもと漫才劇場)」と名前を変えて営業を再開。さらにbaseよしもと跡地には「NMB48劇場(シアター)」が入居し、現在もNMB48の活動拠点となるなど、吉本興業系のビルとしての存在感を示してきた。
しかし、2013年にビルの所有者が吉本興業から他企業に移ると、ワッハ上方が7階の僅か約120㎡にまで規模を縮小。さらに2016年3月には核店舗の「ジュンク堂書店難波千日前店」が撤退するなど、近年はテナントの動きが流動的になっていた。
ジュンク堂書店の撤退に関しては「家主の意向」だったことから、ドン.キホーテを入店させるためだったと考えられる。
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ジュンク堂書店は3月に閉店。

観光客に照準-関西最大級のコスプレコーナーも

ドン・キホーテなんば千日前店の売場面積は2,222㎡。
大阪市では13店舗目(サンバード長崎屋の運営店を含む)、ミナミでは道頓堀(2店)、新世界、上本町に次いで5店舗目のドンキとなる。
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ミナミで5店舗目のドンキ。

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コンセプトは「関西初のサブカルチャー発信店舗」「日本一おもしろいドン・キホーテ」。
館内では、特に化粧品・薬・インポートブランドが充実しているほか、関西最大級のコスプレコーナーやネイルサービス、アニメグッズを展開。館内には複数個所に休憩スペースも設けられている。
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タコ焼きコーナーも充実している。

また、ウェルカムクルーの配置や、7通貨対応の外貨精算サービスも行っており、国内外の観光客来店を意識したかたちの広域商圏型店舗となっている。
なお、今回のドンキ出店で、AKB48劇場に続いてNMB48劇場も事実上ドンキが核となるビルに入居する形式の劇場となる。nambadonki4
館内のようす。

外部リンク:2016年7月27日(水) 『ドン・キホーテなんば千日前店』オープン!〜関西発のサブカルチャー発信拠点誕生〜
外部リンク:驚安の殿堂 ドン・キホーテ
関連記事:ジュンク堂書店千日前店跡、ドン.キホーテに-7月開店
関連記事:ジュンク堂書店千日前店(旧難波店)、3月21日閉店

ドン・キホーテ京都アバンティ店、2016年7月22日開店-ドンキ、京都駅前に初出店

京都駅八条口前(駅裏)の複合商業施設「京都アバンティ」2階に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ京都アバンティ店」が2016年7月22日に開店した。
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京都アバンティ。

現在はOPAが運営するアバンティ

ドン・キホーテが入居する京都アバンティは1984年3月に開業。売場面積は14,682㎡。
開業以来、関西地場大手スーパー「イズミヤ」を核店舗として営業しており、1998年には渋谷系ファッションを中心とした店舗構成の「イズミヤFISMY京都店」に業態転換。さらに、2011年にはダイエーグループ(現・イオングループ)のファッションビル「OPA」に運営を委託、大規模なリニューアルが行われていた。

「京都駅前」初出店、立地活かし観光客向けサービスも

ドン・キホーテ京都アバンティ店は京都府4店舗目のドン・キホーテで、京都駅近くでは初出店。売場面積は1,660㎡。
食料品、化粧品、ブランド品、家電製品、衣料品、玩具、バラエティグッズなどを取り揃え、駅近くという立地を生かし、ビジネス関連商材の充実で出張客の獲得を目指す。
また、訪日観光客向け商品が充実していることも特徴。「抹茶味のお菓子」など定番商品のほか、「手ぬぐい」「箸」など京都ならではの民芸品、コスプレ衣装では「着物」や「模造刀」なども多く取り揃え、訪日客のネット需要に対応する「SIMカード」なども目立つ位置に陳列されている。
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「観光地・京都」を意識した店内。

また、京都府内のドン・キホーテで初となるウェルカムクルーの配置や、7通貨対応の外貨精算サービスでインバウンド需要の獲得を図るなど「京都ならでは」の独自サービスを展開していることも特徴となっている。
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館内随所で「京都らしさ」をアピール。

京都駅前で進む商業集積、インバウンド獲得乗り出すドンキ

観光都市・京都の玄関口である京都駅前には、1997年にJR京都伊勢丹を核店舗とする京都駅ビルが、2007年にはビックカメラが開業。さらに2010年にはイオンモール、ヨドバシカメラが開業するなど、ここ20年間で急速に大型店の商業集積が進んでおり、観光客をターゲットとした売場を設ける店舗も多くある。
全国各地のドン・キホーテでは、化粧品や菓子を大量に買い込む訪日観光客の姿が目立つようになっているが、ドン・キホーテ京都アバンティ店でもそういった光景が繰り広げられることは間違いないであろう。
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アバンティに隣接するJR京都駅(伊勢丹)。

外部リンク:2016年7月22日(金) 『ドン・キホーテ京都アバンティ店』オープン! ~観光都市・京都の玄関口にインバウンド強化店誕生~

マルヨシセンター高級業態「グランデリーズ」1号店、2016年7月12日開店-ローソン経営にも参入

四国の中堅スーパー「マルヨシセンター」(高松市)は、2016年7月12日に新業態「グランデリーズ」の1号店を高松市に開店させた。
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グランデリーズ1号店となった太田店。

マルヨシセンター、高級スーパーに参入-安売競争激化で

「グランデリーズ」はマルヨシセンターの新業態で、1号店の「グランデリーズ太田店」は1997年に開業した「マルヨシセンター太田店」を改装したもの。
平屋、売場面積は1,819㎡。
「グランデリーズ」は、従来の庶民的なイメージの「マルヨシセンター」とは一線を画した、「健康とおいしさ」をキャッチフレーズにした店舗。
「伊予の元気豚」や「阿波の元気鶏」など、四国産のこだわりの食材を取り揃えるほか、健康に配慮した食品のコーナー、100円から気軽に買えるベーカリー、イートインコーナーなども新たに設置する。CIや店内ソングも、従来のマルヨシセンターとは異なったものを用いている。
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「グランデリーズ」のシンボルマーク。

開業初日となった12日は朝から多くの買い物客が詰めかけ、店頭では開店記念品のキャンディーが配布された。
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開店記念品のグラデリキャンディー。

競争激化で業態転換、今後も進むか

マルヨシセンターでは、近年「ディスカウントドラッグコスモス」や「ドラッグストアモリ」、「ザグザグ」などのドラッグストアと競合関係に当たる店舗が増えており、グランデリーズへの転換には、安売り競争とは一線を画す「こだわりの・ちょっといい食品」を販売する新業態で巻き返しを図りたい考えがあると思われる。
マルヨシセンターでは老朽化した店舗の改装も進めており、太田店の成否によっては、今後も既存店のグランデリーズ業態への転換が進むことも予想される。
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店内のようす(マルヨシセンター公式ツイッターより)。

マルヨシセンター、コンビニにも参入-ローソンとFC契約

このほか、マルヨシセンターでは新たにローソンとのフランチャイズ契約を結び、7月6日にマルヨシセンターが運営するローソンの1号店を観音寺市内に出店させるなど、経営改革を推し進めている。

外部リンク:グランデリーズ

フロム中武、5月26日全面改装-消えた”サブカルの聖地”

JR立川駅前の大型商業ビル「フロム中武」(ふろむちゅうぶ)が5月26日にオープンした。_MG_3591
リニューアルオープンしたフロム中武。

店舗数はかつての半分以下、ニトリなど大型専門店中心に

フロム中武は中武ビルディングが運営する専門店ビルで、店舗面積は12,552㎡。
1962年に中武デパートとして開業し、1984年の全面リニューアルを機に現在の店名となった。
耐震工事のため2015年4月30日をもって閉店していたが、およそ1年に及ぶ改装の末、今年5月26日にリニューアルオープンした。
2015年の閉店前に60あった専門店はテナントの総入れ替えにより26店に縮小し、スーパー「マルエツ」、家具「ニトリデコホーム」、紳士服「サカゼン」、100円ショップ「ダイソー」など、大型専門店を中心とする店舗構成となった。P10403503階のニトリデコホーム。

地階の食品スーパー「マルエツ」は立川駅前初出店。
伊勢丹や高島屋など、立川駅周辺は百貨店を中心とする高級志向の小売店が多い半面、普段使いの食品スーパーが不足していたため、今回のマルエツの出店は待望であった。
営業時間も7時から25時と長いため、帰りの遅い立川市民にとっては非常に価値ある存在となっている。P1040354
マルエツは地下1Fに入居。

“サブカル聖地”の面影なく、改装後はトレカ店のみに

フロム中武に2005年から導入された正面看板に掲げられる立川に関する「キャッチコピー」はフロム名物として利用者から愛されてきた。

(キャッチコピーの例)「立川は、大丈夫。
           「立川は、力持ち!?
           「本気(マジ)で立川

今回のリニューアルオープンでは「心機一転」というシンプルなキャッチコピーとなった。
次回掲げられるキャッチコピーでは待望のフロム節が復活するのか、こちらも注目である。_MG_3594今回のキャッチコピーはシンプルに「心機一転」。

フロム中武は、2002年11月にアニメショップ最大手「アニメイト」が進出して以降、フィギュア専門店「ボークス」、中古同人ショップ「らしんばん」、カード専門店「ミント」、アイドルカフェ「ハーツ劇場」、ゲームセンターなどが相次いで出店。
輸入雑貨店や古物専門店、イベントスペースが併設され、一時は「ももいろクローバー」(当時)がライブ拠点の1つとしていたなど、前述の独特なキャッチコピーとともにサブカルの街・立川の「聖地」として一躍注目されることとなった。

閉店末期は約60店舗ほどの専門店が出店していたが、そのうち10店舗ほどがサブカル系店舗だった。
改装工事直前もサブカル関連フロアの存続を発表しており、工事後もサブカル系テナントを重視した売場作りを目指していた。
しかし、主力店舗であった「アニメイト立川」の南口への完全移転や、アイドルカフェ「ハーツ劇場」のMEGAドン・キホーテ(旧・ダイエー)への移転などが重なり、かつてフロムを賑わせていたサブカル系テナントの呼び戻しに失敗。
このため、リニューアル後に入居するサブカル店は、新規出店したトレーディングカード専門店の「ホビーステーション」だけとなってしまった。P10403535階のホビーステーションは唯一のサブカル系店舗。

第一デパート跡の「タクロス」はヤマダ電機が核店舗に

フロム中武と並ぶサブカルタウン・立川のもう一つの聖地として、フィギュアショップ「コトブキヤ」の本店があることでも有名であった立川第一デパートが挙げられるが、こちらも2012年に閉店済み。
2016年7月から秋に32階建てのタワーマンションや公共施設を併設した複合施設「タクロス」が順次オープンする予定だが、このタクロスの核店舗は「ヤマダ電機LABI立川」になることが決まっている(ヤマダ電機は今秋オープン予定)。
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タクロス。ヤマダ電機が核となる。

コトブキヤをはじめ、かつて立川のサブカルファンたちの「行きつけ」であったアニメイトやアイドル劇場は今も移転先の店舗で健在である。
しかし、かつてはフロム中武と第一デパートがこれらのサブカル系店舗を一挙に抱えており、それが二つのデパートを「立川サブカルの聖地」たらしめる所以であった。
駅前再開発の波によってサブカルの街・立川は新たなステップへと歩みを進めている。
しかし同時に、かつてそこに建っていた「聖地」の面影を感じられなくなってしまったこともまた事実であった。 
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各店舗の位置図(ドンキサイトより、店舗名加筆)。

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立川の新たなサブカル聖地となりつつあるドンキホーテ(ダイエー跡)。
アイドルカフェやサバゲー場、コスプレ店なども入居。

外部リンク:フロム中武
関連記事:MEGAドンキホーテ立川店、2月5日開店
関連記事:立川第一デパート跡地に「タクロス」、7月末開業
関連記事:立川高島屋にジュンク堂書店出店-多摩地区最大級
関連記事:ららぽーと立川立飛、12月10日開業

 

仙台パルコ2、7月1日開業-仙台パルコ新館「オトナ」ターゲットに

JR仙台駅西口に大型ファッションビル「仙台パルコ2」が7月1日に開業した。
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来店客で混み合った開業初日の「仙台パルコ2」。

仙台パルコ2号館、シネコンやレストラン街も

「仙台パルコ2」が出店したのは、JR仙台駅西口のバスプールに隣接した街区。2階エントランスはペデストリアンデッキと連結し、JR仙台駅から直接アクセスすることができるほか、仙台市営地下鉄南北線・東西線の仙台駅にも隣接する。
300メートルほど離れた仙台駅西口には「仙台パルコ」が立地しており、仙台のパルコは2館体制となった。 

「仙台パルコ2」は1階がレストラン街、2階から5階までが専門店街となり、6階から9階まではシネマコンプレックス(シネコン)「TOHOシネマズ 仙台」が入居。売場面積は約10,000 m2で、既存の「仙台パルコ」と合わせると約23,000 m2となる。また、地階には駐車場が設けられている。
開業初日となった7月1日は、朝から約500人の客が行列を作り、大勢の来店客で混み合った。 

「オトナ」ターゲットにした多彩な専門店

「仙台パルコ2」の コンセプトは「オトナ 考える PARCO」。メインターゲットを30歳以上の男女と想定し、若年層をターゲットとした本館との棲みわけを図った。
仙台駅前のペデストリアンデッキに接続し、駅から直接アクセスできる2階には、いずれも東北初出店となる三宅一生のファッションブランド「バオ バオ イッセイ ミヤケ」、チョコレート・カフェ「リンツ ショコラ カフェ」、バルセロナ発の飴細工専門店「パパブブレ」、福岡発のだし専門店「茅乃舎」など、多彩な店舗が入居した。

また、3階および4階はレディスファッションのフロアとなり、「ランバン オン ブルー」「キャス キッドソン」など東北初出店のブランドが多く入居した。いずれも高級志向なブランドが多く、メインターゲットである「30歳以上のオトナ」に沿った店舗構成となった。
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ターゲットは「オトナ」。ファッショナブルな専門店が並ぶ。

5階はカジュアルなフロアに

5階は一転、東北初出店となるカジュアルファッションの「コーエン ジェネラルストア」「マンハッタン ポーテージ」など、幅広い層をターゲットにした店舗が入居した。また、「東北スタンダードマーケット」は、また東北発の工芸品や民芸品を扱う店として注目を集めている。この階は「TOHOシネマズ 仙台」のエントランス階ともなっている。
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5階に入居する「マンハッタン ポーテージ」。

仙台市民待望の駅前シネコン「TOHOシネマズ仙台」

6階から9階は「TOHOシネマズ 仙台」となった。
9スクリーン、約1700席の規模。仙台駅前へのシネコンの進出は初であり、また約10年ぶりの東宝系列の映画館の復活となるため、仙台市民の注目を集めている。
仙台市内には従来よりシネコン「MOVIX 仙台」が存在していたが、都心から離れた長町副都心に位置するため、交通アクセスの面で不便であった。仕事や学校帰りなどに映画館に立ち寄る市民が増えることが想定される上、邦洋の人気映画以外にもアート作品やアニメ作品、ライブビューイングなども積極的に上映するといい、仙台の文化発信基地としての期待がかかる。
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「TOHOシネマズ 仙台」のエントランス。

1階はレストラン街「パルイチ」に

1階に設けられたレストラン街は隣接する「仙台朝市」にちなんで「パルイチ」と名付けられた。12のレストラン全てが東北初出店および新業態店と、話題性のあるラインナップとなった。1階にレストラン街を設けるのはパルコ初の試みという。
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1階に設けられたレストラン街「パルイチ」。

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周辺商業施設との「化学反応」に期待

パルコ2の東側には、青果・食品を中心とした商店街「仙台朝市」が隣接する。
戦後の青空市場に由来するこの商店街は、「仙台の台所」として市民に親しまれ、都心にありながら市場の賑わいと風情を保っている。
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買い物客で賑わう「仙台朝市」。

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都心にありながら市場の風情を保っている。

また、パルコ2の南側に隣接する大型商業施設「エンドーチェーン・イービーンズ」には、アニメショップ「アニメイト」や、大型コミック売場を備える「喜久屋書店」などが入居し、サブカルチャーの発信基地となっている。
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パルコ2に隣接する大型商業施設「イービーンズ」。

仙台パルコ2はこうした個性豊かな2つの商業施設に囲まれた街区に開業したことになる。

「30歳以上のオトナ」をターゲットにファッショナブルな専門店を集め、映画館とレストラン街を併設した仙台パルコ2。
庶民文化に、サブカルチャーに、最先端のファッション。東北最大のターミナル駅の目の前にして全く個性の異なる3つの商業施設が隣接することになったこの地区では、異なる文化の面白い「化学反応」が期待できるのではないだろうか。

外部リンク:仙台PARCO2 OPEN!|仙台PARCO
外部リンク:『仙台パルコ2』 2016年7月1日(金)グランドオープン!(プレスリリース、PDF)
外部リンク:TOHOシネマズ 仙台 7月1日(金)グランドオープン!(プレスリリース、PDF)
関連記事:仙台パルコ2、2016年7月開業-目玉はTOHOシネマズ

仙台空港、7月1日完全民営化-東急系運営、「仙台国際空港」に

宮城県名取市の「仙台空港」が2016年7月1日より完全民営化し、愛称を「仙台国際空港」に改称した。P1040397完全民営化を果たした仙台空港。

国管理空港から東急系の第三セクター運営に

仙台空港を運営するのは、東京急行電鉄が筆頭株主で、前田建設工業、豊田通商、宮城県などが出資する第3セクター企業の「仙台国際空港株式会社」。
同社は2015年12月に設立。民営化を控えた2016年4月には、仙台空港ビル、仙台エアカーゴターミナル、仙台エアポートサービスの空港子会社3社を吸収合併していた
国内の民営空港は、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、大阪国際空港に次いで5施設目となる。
7月1日からは滑走路の管理・着陸料の徴収が開始されるとともに愛称を「仙台国際空港」とし、これまで国管理空港であった仙台空港は晴れて完全民営化を果たした。

 LCC専用棟を建設、料金体系見直し国際線増を目指す

仙台空港の年間旅客数は2015年現在で約315万人。そのうち、国際線旅客数は約17万8000人と、石川県の小松空港(小松飛行場)、北海道の旭川空港などよりも少ない。
 仙台国際空港では、今回の民営化により国の供用規定により定められていた着陸料などの空港使用料を自由に設定できるようになったため、伸び悩む国際線旅客数を増やすための起爆剤として、2016年11月からの冬のダイヤ運航に合わせて新たな料金体系を導入、旅客数に合わせ空港使用料をフレキシブルに設定することで、主にLCC(格安航空会社)国際線の就航数増加を狙う。
さらに2018年度を目途にLCC専用の搭乗棟「ピア棟」を建設し、LCC需要の受け皿を確保する予定。
これらのLCC誘致の姿勢を積極的に示した甲斐もあり、さっそく同空港初となる海外LCC「タイガーエア台湾」の誘致に成功。6月29日より台北―仙台間で週4往復の運航を開始した。P1040401現在の国際線チェックインカウンターは閑散としている。

 仙台国際空港では、東京オリンピックを迎える4年後の2020年度には410万人、さらに30年後の2044年度には550万人の旅客数を見込んでおり、「国際」の名に恥じない空港になることが期待される

商業施設も充実、面積は現在の7倍へ

これまでの仙台空港内の商業施設・飲食店等の店舗はきわめて小規模であり、空港ビルとしての魅力の低下を招いていた原因でもあった。
そこで、仙台国際空港を運営する新会社は、空港内の商業施設の充実も掲げている。
改装第一弾として、2016年度中には1階部分を改装しカフェなどを新設。さらに2018年度中には東北の魅力ある産品を扱う商業施設を開設する予定で、これまで多くの商業施設を手がけてきた東急グループの手腕が試される。P1040399現在の小規模な商業スペースは将来的に7倍まで拡大する見込み。

最終的には、商業エリアは現在の7倍ほどに拡大する見込みで、空港の「商業施設」としての価値の向上が期待される。

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空港への交通網の充実も

また、今回の空港民営化に合わせる形で、空港への二次交通を整備する動きも出ている。
福島交通、会津バス、岩手県北バスなどを傘下に持つ「みちのりホールディングス」は、広域な営業エリアを生かす形で、仙台空港を起点とし、福島市を経由し会津若松まで運行する路線バスと、松島・平泉を経由し岩手の安比高原に至る観光バスを年内から運行させる方針を固めた。
仙台空港から東北各地へと繋がる二次交通網の一体的な整備は、東北観光を振興させるために必要不可欠であり、このように、民営化された仙台空港が「東北の玄関口」としての役割を確立するためには、空港だけでなく自治体や関連事業者を含めた積極的な政策が求められている。

空港民営化の動き、全国へ-高松、福岡など

仙台空港に次いで、高松空港や福岡空港などでも民営化の動きが出ている。
仙台空港では、国が空港の所有権はそのままに運営権だけを民間に売却する「コンセッション方式」により民営化を果たしたが、高松や福岡もこの方式での民営化が検討されている。
地方空港の民営化は地域の活性化にも繋がる可能性を秘めている一方で、「空港」という公共性が高い事業であるからこそ、運営の失敗は許されない。
それだけに、仙台空港での事業の成否は、全国的な空港民営化の流れにも影響を及ぼすことが予想され、仙台空港の動向は今後も注目を集めることとなりそうだ。

外部リンク:仙台国際空港

KITTE名古屋、6月17日開業-JPタワー名古屋に

JR名古屋駅前の「JPタワー名古屋」内に新たな商業施設「KITTE名古屋」が2016年6月17日にグランドオープンした。
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KITTE名古屋が入居するJPタワー名古屋。

「KITTE名古屋」は飲食店中心、全36店舗

KITTE名古屋は日本郵便グループが運営する商業施設で、「JPタワー名古屋」(高さ195m、地上40階~地下3階建)の3階~地階に入居。売場面積は4,650㎡。
6月17日に開業したのは全36店舗のうち27店舗で、そのうち14店舗が中部地方初出店。2017年春のJRゲートタワーや新バスターミナルの完成に合わせて全店舗が出揃う予定で、これまでのKITTE東京、KITTE博多とは異なり、飲食店中心の店舗構成となっている。
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館内の吹き抜け。

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 KITTE名古屋・館内(2階)。

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出店店舗。飲食店中心で、残る9店舗は来春までに順次開業する。

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地階「美味横丁」入口。

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JPタワー名古屋内には名古屋中央郵便局が入居する。

名古屋らしい演出も

館内の吹き抜けには、KITTE名古屋のシンボルとして祐成政徳氏による高さ8.8メートルの金鯱のモニュメント「GOLD FISH」が設置されている。
また、吹き抜けでは開業を記念して7月10日(日)まで「七夕飾り・美濃和紙あかりアート展」を開催中。
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1階にある金鯱のモニュメント。

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七夕飾り・美濃和紙あかりアート展。

グランドオープンを迎えた17日には朝から多くの人が詰めかけた。
テープカットに際し、日本郵便の井上執行役員は「郵便も人と人を繋ぐことがコンセプト。KITTE名古屋は皆さまにとって切ってもきれない場所になると思う」と挨拶した。
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多くの客が詰めかけた。

外部リンク:KITTE名古屋
外部リンク:JPタワー名古屋
連記事:大名古屋ビルヂング、3月9日全館開業-伊勢丹出店

イオンタウンユーカリが丘、6月10日開業-イオンタウン最大規模

千葉県佐倉市に「イオンタウンユーカリが丘」が6月10日にグランドオープンした。
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イオンタウンユーカリが丘。

イオンタウン最大の店舗、ユーカリが丘に誕生

イオンタウンユーカリが丘は、千葉県佐倉市のニュータウン・ユーカリが丘の「ミライア街区」に出店。
延床面積は約127,280㎡でイオンタウン史上最大規模、駐車可能台数は約2,260台で、イオンタウンの中では大垣(岐阜県)、古川(宮城県)に次ぐ3番目となる。
コンセプトは「~集う!味わう!育てる!~わたしの夢がかなう街」で、発展著しいユーカリが丘の新たな「心臓」として、更なるまちの進化を担う店舗として期待される。

148店舗が出店-各フロアの注目テナントは

イオンタウンユーカリが丘は道路を挟んで西街区と東街区に分かれており、西街区・東街区共に店舗棟は地上3階建てで、2階と3階部分がデッキにより繋がっている。
ここでは、西街区・東街区の各フロアごとの注目テナントをレポートする。

西街区

1F 圧倒的な食の提案フロア
西街区1階の核店舗は、総合スーパー「イオンスタイル」の食品売場。
鮮魚コーナーでは、マグロの販売に特化した「まぐろショップ」が展開し、普通のスーパーでは滅多に手に入らないマグロの希少部位を販売する。
また、惣菜コーナーでは、千葉県産の食材を積極的に使用し、「じもの」にこだわった惣菜を数多く販売する。
購入した惣菜は、売場に隣接するグルメコートに持ち込み、手軽に食べるといったことも可能。
P1040325核店舗のイオンスタイル。

2F 毎日カジュアルスタイルのフロア
西街区2階は、「イオンスタイル」のファッション・住まい・暮らしのコーナーを中心に、化粧品の「イオンボディ」、靴の「ASBEE」などが主なテナントとなっているほか、「ユーカリが丘ヒルズ歯科」も入居。

3F ハッピーファミリーライフのフロア
西街区3階の核店舗となる子供用品店の「キッズリパプリック」は、同店で関東最大級の広さと品揃えを誇る。
遊戯施設やベビールームを設けるなど、子育て世代の多いユーカリが丘のニーズを最大限キャッチした店づくりがされている。
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キッズリパブリック。同店では関東最大。

吹き抜けの近くには、ナムコが手がける子供向けアミューズメント施設「あそびパーク」が展開する。
自由に走り回れる砂場「屋内砂場 海の子」や無人島をイメージしたフワフワ遊具「海の無人島」など、子ども達が気軽に南国気分を味わえる「あそび場」となっている。
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あそびパーク。

東街区

1F 最新ファッションとBOOKとグルメのフロア
東街区1階の注目店舗は、書店の「未来屋書店」とカフェの「カフェ・ド・クリエ」のコラボ店舗。
両店の間には敷居が存在せず、カフェ・ド・クリエの座席でコーヒーを飲みながら、未来屋書店の書籍を読むことが可能。
未来屋書店とカフェ・ド・クリエのコラボ店舗はモンテメール芦屋に次ぐ全国2店舗目で、イオングループの大型店では初出店となった。
P1040331未来屋書店とカフェ・ド・クリエのコラボ店舗。

また、今秋には、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が久々の新規出店となる店舗を開業させる予定。
閉店が続く同店であるが、イオンタウンユーカリが丘への新規出店が日本における戦略の一つのターニングポイントとなるのか、注目が集まる。P1040332クリスピークリームドーナツ予定地は現在休憩所に。

また、ファストファッションの「H&M」も秋にオープン予定。
最近は新規・新装開業するイオンモールへの出店が相次いでいたが、イオンタウンへの出店は初となる。

2F 3世代のアクティブライフ応援のフロア

千葉初出店となる「VIVRE GENE」はイオンリテールが運営するファッションビル「ビブレ」の小型店舗。
これまで全国のイオンモールに出店してきたが、イオンタウンへの出店は初となる。P1040329ビブレジーン。

3F 大人世代のゆとり生活支援のフロア
西街区3階には、イオングループのショッピングセンターではお馴染みのテナントである、家電量販店の「ノジマ」や、100円ショップ「ダイソー」などが出店している。

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イオンタウン開業の裏で旧サティは閉店-2017年春を目処に山万直営のSCへ

山万ユーカリが丘線地区センター駅前にあるSC「スカイプラザ」の核店舗として入居していた「イオンユーカリが丘店」は、イオンタウングランドオープンの5日前となる6月5日に閉店した。
同店舗は旧マイカルの「ユーカリが丘サティ」として1992年にオープン(のちのサティ2番街オープンにより「サティ1番街」に)。ユーカリが丘最大のスーパーとして、イオンにリブランドされた後も大きな存在感を示していたが、今回のイオンタウンの開業によりお役御免となった。_MG_35756月5日をもって閉店した旧イオンユーカリが丘店。
2017年春を目処に山万直営のSCがオープン予定。

しかし、ユーカリが丘の開発主体である山万は、旧イオン含むスカイプラザ全体をリニューアルし、2017年春までに新たなショッピングセンターを開業させる方針を示している。
山万直営となるSCには、スーパーのみならず、ホームセンターや医療、教育系のテナントなど50-60店舗が入る予定で、テナント面でイオンタウンとの差別化が図られる見通しだ。

イオンシネマが入居するユープラ、旧サティ閉店で正念場

また、ユーカリが丘駅前には三越の小型店「エムアイプラザ」を核店舗とする商業施設「ユーカリプラザ」(通称:ユープラ)がある。
旧マイカルが1999年に「ユーカリが丘サティ2番街」としてオープンさせたユープラは、印旛地域南部では貴重な映画館であるイオンシネマ(旧ワーナーマイカルシネマズ)を抱えている。_MG_3567イオンシネマを抱えるユープラ。
イオンタウンとは約600m離れている。

しかし、本来であればイオンシネマがテナントとして入居するケースも多いイオンタウンとは約600m離れていることや、隣接するスカイプラザの一時的な空洞化など、取り巻く状況は必ずしも良好とは言えない。

このように、ユーカリが丘にはイオンタウンやユープラと言った動員力の大きな施設が点在しているだけに、スカイプラザのリニューアルをはじめとした施設間での回遊性の向上が、さらなるまちの賑わい創出に繋がるであろう。

高齢化・人口減少しないニュータウン「ユーカリが丘」
-山万の「成長管理型」まちづくりは次なる領域へ

千葉県佐倉市ユーカリが丘は、不動産会社「山万」の手によって、高度経済成長期の1971年から開発され78年に分譲を開始したいわば「ニュータウン」である。
しかし、ユーカリが丘の「成長管理型」と言われる中長期的な視点に立った開発は、高齢化や人口減少が問題となっている他地域のニュータウンとは一線を画しており、「持続可能なまち」を実現している。
その要因となっている主な例が以下に挙げるものである。

  • 毎年一定の戸数以上は分譲せず、将来的な高齢化リスクを防ぐ
  • 高層マンションを作ることで、主にユーカリが丘の戸建て住宅に住む子育てが終了した親世代の「住み替え」ニーズに応える
  • ユーカリが丘で育った住民が子育て世代となったときに、親の住む高層マンションの近くの戸建てに再び住むといった「近居」を実現出来る

山万はその他にも、保育施設の充実による子育て世代への支援や、老人施設の充実による高齢者へのサポートなど、まちに住む誰もが「住みやすい」と感じるまちづくりを行っている。

今回開業したイオンタウンにおいても、関東最大級のキッズリパブリックやあそびパークなど、子育て世代とその子供に寄り添った売場構成がなされており、ここでも“ユーカリが丘というまちに適したニーズ”が反映されている。_MG_3573 (1)ユーカリが丘の高層マンション群とイオンタウン。

ミライア街区にオープンしたイオンタウンは、新時代のまちづくりとして注目を集める「ユーカリが丘・モデル」をさらに高いステップへと押し上げていくことにも繋がりそうだ。

外部リンク:イオンタウンユーカリが丘