カテゴリー別アーカイブ: 新店舗レポート

セガ福岡天神、2019年11月1日開店-約10年ぶりの復活

福岡県福岡市中央区天神のサザン通りで営業する「DADAビル」に、セガエンタテインメントの大型アミューズメント施設「SEGA福岡天神(セガ福岡天神)」が2019年11月1日に開業する。

SEGA福岡天神。

天神サザン通りの旧DADAビル、SEGA再出店

DADAビルは1990年11月に地場百貨店「岩田屋(現・岩田屋三越)」の別館として開業。建物は地上10階地下2階建、下層階の店舗面積は1,399㎡。
開業当初は岩田屋グループのジャズライブハウス「ブルーノート福岡」や高級ファッションブランドを中心とした商業施設であったが、経営不振のため1994年8月にセガの九州旗艦店「天神GIGO」を中心とした施設に刷新していた。その後、施設を所有する岩田屋グループの経営悪化もあり、2000年にブルーノート福岡の運営権を阪神コンテンツリンクに売却、2002年には土地・建物を東京建物グループに売却していた。
DADAビルが東京建物系となって以降は、開業当初からのテナントであったブルーノート福岡が「ビルボードライブ福岡」にリブランドしたのち2009年8月に閉館。天神サザン通りでは最も歴史のある大型アミューズメント施設であった天神GIGOも2010年2月に閉店した。

DADAビル・SEGA天神GIGO。(2010年3月)

その後、2009年5月には「洋服の青山」の九州旗艦店「洋服の青山天神総本店」(ダイソー併設)が核店舗となり、店舗構成が大きく変わったこともあって東京建物は2012年に北九州市に本社を置く地場大手パチンコチェーン「ゾーン」に土地・建物を再売却した。

DADAビル・洋服の青山天神総本店。(2010年5月)

その後、洋服の青山は2019年3月に閉店している。

「コラボカフェ」や「インスタ映え」

セガ福岡天神は2019年3月に閉店した洋服の青山天神総本店の跡地に出店。営業フロアは天神GIGO時代と同様に1~3階、営業面積は1,200㎡。
セガグループがサザン通りに出店するのは約10年ぶり、福岡市近郊に出店するのは2015年3月の「ハイテクランド天神(旧・ハイテクセガ天神)」閉店以来約4年ぶりとなる。
同店はコンセプトに「あいらしか SEGAかしら」を掲げ、店頭にセガを漢字で表現した「世嘉」から「世」の字をあしらった「これから天神の地で大きく羽ばたくという想い」「地域のさらなる繁栄を願う想い」が込められた暖簾やボタニカルな印象の木造オブジェで囲んだ看板、ウッドデッキを設ける。

天神の地で大きく羽ばたくという想いを表現した暖簾。

1階にはUFOキャッチャーを中心とした「クレーンゲームコーナー」を展開。2階にはプリントシール機やインスタ映えを意識したフォトスポットにより構成される「sepurish(セプリッシュ)」とアニメ・ゲーム作品とのコラボ商品・コラボメニューを販売する「セガ コラボカフェスタンド」を九州初導入。3階には「レトロゲームコーナー」を展開、最新のビデオゲームや音楽ゲームも設置する。

館内。

福岡市に久々の復活となったセガ

天神サザン通りでは、セガ福岡天神の事実上の前身となる天神GIGO時代から、1999年9月に西鉄グループ主導の天神ソラリア計画に伴う仮店舗整備の一環として建設された「サザンクロスビル(西鉄バスセンター味のタウン)」店舗跡全館を活用し「タイトーステーション福岡天神店」(通称天タイ、地上5階地下1階建)が開業、2004年3月にはラウンドワンの九州1号店「ラウンドワン福岡天神店」(24時間営業、地上8階建)が開業するなど、競合する大型アミューズメント施設が複数存在している。
セガグループは2000年代後半から競合企業を上回るペースでの店舗閉鎖を進めており、店舗数は10年前と比較した場合においても半数ほどとなっていた。福岡県内においてもキャナルシティ博多の「福岡ジョイポリス」を筆頭に数多くのセガ系アミューズメント施設が存在したが、2015年3月のハイテクランド天神閉店によってショッパーズモールなかまの「セガワールド中間」1店舗となっていた。
約10年ぶりの復活となった九州都心旗艦店では、セガが以前より得意とする食物販やコラボ企画の積極展開、レトロゲームの設置で競合施設との差別化を図るとみられる。競争が激しい天神エリアへの再出店により、セガが再び九州での勢いを取り戻すことができるか注目したい。
2019年11月3日更新:現地写真を追加

SEGA福岡天神

住所:福岡県福岡市中央区天神2丁目7-6(1~3階)
営業時間:10時~25時

関連記事:都ホテル博多、2019年9月22日開業-近鉄博多ビルの再開発完成、滝の流れるホテルとして復活
関連記事:天神コア、2020年3月31日閉館-西鉄「天神一高い」複合ビル建設へ
関連記事:天神ショッパーズ福岡、2019年4月25日開業-旧ダイエー、複合商業施設に
関連記事:レイリア大橋、2019年4月26日開業-旧・大橋西鉄名店街
関連記事:福岡ビル、2019年3月末閉館-TSUTAYAはショッパーズに、西鉄本社は博多に移転
関連記事:イムズ(IMS)、2021年度閉店-福岡・天神のシンボル、再開発で32年の歴史に幕

大丸心斎橋店本館、2019年9月20日13時開業-86年ぶりの本館建替え、新業態・関西初を含む368ブランド出店

大阪府大阪市中央区心斎橋筋の百貨店「大丸心斎橋店(しんさいばしみせ)本館」が、約3年半の建替工事期間を終え、2019年9月20日13時に開業した。

大丸心斎橋店本館。

心斎橋の象徴、約3年半ぶりに復活

大丸心斎橋店は1726年に呉服店として開店。
旧本館は1922年から1933年にかけて建設された。アメリカ人著名建築家「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ」により設計されたもので、商業都市・大阪を代表する繁華街「心斎橋」のシンボルとなっていたが、2015年7月に再開発計画が正式発表され、同年12月30日をもって営業を終了。2016年2月から建替工事が進められていた。
建物は地上8階地下2階建、高さ40m、売場面積は約31,000㎡、延床面積は約49,000㎡だった。
daimaruss
大丸心斎橋店本館。

86年ぶりに本館建替え、テナントとの融合で368店出店

建替え後の大丸心斎橋店本館は地上11階地下3階建、営業フロアは地上10階~地下2階、高さ60m、売場面積は約40,000㎡、延床面積は約66,000㎡。

エントランス。

ストアコンセプトに「Delight the World「世界が憧れる、心斎橋へ。」」を掲げ、新業態47店舗、関西初出店41店舗を含む368店舗を導入。
従来、百貨店が特徴としていた「買取」「消化仕入」主体の取引形態、契約に加え、一般的な商業施設と同様の「定期賃貸借契約」によるブランド導入を推進。全売場面積のうち、約3分の2をテナントに貸し出すという運営モデルを採り、百貨店と専門店の融合を目指した構成となる。

商店街側エントランスのピーコック像。以前のままの雰囲気。

大丸は、同店独自の「5つの提供価値「フィロソフィ」」を策定するなど「世界と未来にむけて進化する百貨店」を目指すとしている。

エントランスにはシンボルのステンドグラスが。

地下部分には「フードホール」登場

地下2階では生鮮食品やグロサリー専門店に加え、NYスタイルのライブキッチンを取り入れたフードホール「心斎橋フードホール」を展開。
心斎橋フードホール(約350席)では「五感が刺激されるライブキッチン」を掲げ、トリュフ専門店「Artisan DE LA Truffe PARIS」、不二製油グループが手掛ける植物性フード専門店「UPGRADE Plant based kitchen」、日本橋・黒門市場に本店を構えミシュラン1つ星を獲得する「六覺燈」のグルテンフリー串揚げ専門店「あげもんや 六覺燈」など新業態11店舗を含む13店舗が出店。スマートフォン端末を活用する事前オーダーシステムなど西日本の百貨店では初となるサービスも導入される。
心斎橋フードホール。

地下1階では和洋菓子や惣菜、婦人洋品雑貨売場を展開。
食品売場では「ここにしかないNEWが凝縮されたデパチカ」を掲げ、ハウス食品の「クワエル スパイス」、味富士の発酵バター専門店「BUTTER ROUEN(バタールーアン)」、船場吉兆を前身に持つ大阪・北新地の「日本料理 湯木」など新業態12店舗、石屋製菓の“北海道では手に入らないスイーツ”を取扱う「イシヤ心斎橋」、東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」が手掛けるスイーツ専門店、BAKEのガトーショコラ専門店「Chocolaphil(ショコラフィル)」、仙台銘菓「萩の月」や「ずんだシェイク」で知られる「菓匠三全」の「HONMIDO(本実堂)」、フランス料理シェフのデザートサロン「ル・ショコラ・アランデュカス」(カフェ併設)など関西初9店舗を含む62ブランドが出店。ウィリアム・メレル・ヴォーリズが洋菓子部門設立に携わった「たねや」(滋賀県近江八幡市)では、「ヴォーリズ建築の意匠を象った香川県産和三盆のお干菓子」も販売する。
たねや心斎橋大丸店「お干菓子ヴォーリズ」。

また、地下1階では大阪メトロ心斎橋駅とも直結される。

駅直結となる。ここにもヴォーリズのモチーフが。

1階ではシャンデリアなどの内装も復原

1階では「圧倒的な美の空間」を掲げ、関西初となるディオールの新フレグランスコレクション「MAISON CHRISTIAN DIOR(メゾン クリスチャン ディオール)」など、化粧品やアクセサリーを中心とした45ブランドが出店。サードウェーブ系グルメバーガー「シェイクシャック」も心斎橋初となる店舗を出店する。
なお、同店は日本国内では「アフタヌーンティールーム」などと同じ「サザビリーグ」が展開している。

シェイクシャック。


店内の壁画には「大阪のモチーフ」も。

フロアには大丸心斎橋店の象徴ともいえるウィリアム・メレル・ヴォーリズによる装飾が保存されていることから、「ヴォーリズ建築を復原したクラシカルな内装と、ウルトラモダンな鏡面天井を組み合わせ、物語の中に入り込んだような世界観を生み出す」としており、戦時中ごろに撤去されたシャンデリアなど失われていた内装も一部が復原されている。

1階・化粧品内装。シャンデリアも復原された。


1階・エレベーターホール。以前のままの雰囲気。

また、エントランスには名和晃平氏によるプラチナとゴールドの鳳凰像が飾られ、華やかさを演出する。

鳳凰像。もともと大丸のシンボルは「ピーコック」ではなく「フェニックス」となる予定だったという逸話もある。 

2階では「世界最高水準のラグジュアリーブランドの伝統と今が体感できるフロア」を掲げ、西日本最大級のVIPルームを備えた「Cartier(カルティエ)」やフルラインナップの「Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)」など20のラグジュアリーファッション・ジュエリーブランドが出店。NY発のチョコレートレストラン「MARIEBELLE」も新ブランド「MARIEBELLE the LOUNGE(マリベル・ザ・ラウンジ)」を出店する。

3階では「世界最旬のコンテンポラリーデザイナーズの魅力を体感できるフロア」を掲げ、「Christian Louboutin(ク
リスチャン・ルブタン)
」の西日本旗艦店や「CELINE(セリーヌ)」など、ラグジュアリーファッション、シューズを中心とした26のブランドが出店。大丸松坂屋百貨店が手掛けるGINZA SIX発の生活提案型自主編集コンセプトストア「SIXIÈME GINZA(シジェームギンザ)」も導入する。

SIXIÈME GINZA。

4階では「世界最新のファッションカルチャーを提案するフロア」を掲げ、国内3店舗目の直営店かつ大阪エリアの百貨店内初となるNY近代美術館の「MoMA Design Store」(ロフト運営)、ジェイソン・デンハムが手掛けるデニム専門店「DENHAM」の工房併設型店舗など20ブランドが出店する。

DENHAM.

5階では「自分らしさ・自然体を大切に上質なライフスタイルを提案するフロア」を掲げ、オンワード樫山の旗艦店「23区 SHINSAIBASHI」など新業態2店舗、ワールドのコンセプトショップ「UNTITLED salon(アンタイトル サロン)」、3Dボディスキャナや接客AIを導入した下着専門店「ワコール 3D smart & try」など関西初4店舗を含む26のブランドが出店する。
6階では「Art & Craftsmanshipが体感できるフロア」を掲げ、西日本初となるバーバー併設のアメリカントラッドファッションの旗艦店「FREEMANS SPORTING CLUB」、タキヒヨーのライフスタイル提案型セレクトショップ「BOB for Melangetop」、AKMのデザイナーとして知られた小澤智弘が手掛ける「1PIU1UGUALE3(1PIU1UGUALE3 )」、大丸が1959年に立ち上げた既製スーツブランド「TROJAN(トロージャン)」、ドイツの名門カメラブランド「Leica(ライカ)」のギャラリー併設店舗など45ブランドが出店。

FREEMANS SPORTING CLUB DAIMARU SHINSAIBASHI.

かつて中2階にあった喫茶「サロン・ド・デ・ヴォーリズ」も5階に設けられる。

サロン・ド・デ・ヴォーリズ。

7階「心斎橋ひとときテラス」では「心斎橋エリアのオアシスとなるフロア」を掲げ、伊藤園の新業態カフェ「Four Green Leaves ITOEN」、国内初となる常設カスタムコーナーを併設したベビー用品ブランド「familiar(ファミリア)」、化粧品・健康食品「DHC」、BBQやパーティも可能なテラスレストラン「TUFFE TERACCE EAT」(店内82席、テラス48席、全130席)など31ブランドが出店。

かつての屋上部分はテラスに。


ひとときテラス。

8階では「これからの日本のくらしのヒントがみつかるフロア」を掲げ、「中川政七商店・茶論」初の一体型店舗などライフスタイル雑貨、美術・呉服・宝飾、ギフトを中心とした31ブランドが出店する。

8階。

「海洋堂」や「ポケモンセンター」も登場

9階では「モノ・コトを通して“本物の日本”を世界に向けて発信していくフロア」を掲げ、日本初となる海洋堂フィギュアの展示・販売スペースを併設する「タリーズコーヒー KAIYODO」や関西初となるカフェ併設ポケモン直営店「ポケモンセンターオーサカDX&ポケモンカフェ」、少年ジャンプのグッズ店「JUMPショップ」、スーツケースブランド「ACE BAGS&LUGGAGE」「Samsonite」など8店舗が出店。

ポケモンセンターオーサカ(ショーウインドウ)。


ジャンプショップ。

訪日外国人観光客のインバウンド需要に対応した免税・観光案内・手荷物預かり拠点「海外お客様サービスカウンター」も設けられる。

Pokemon Center OSAKA DX.

10階では「日本の食文化を世界にむけて発信するフロア」を掲げ、老舗大阪寿司店「すし萬」(1653年創業)や京都・八坂通に本店を構える「京都祇園 天ぷら圓堂」「お茶屋バー 近江榮」(1885年創業)、名古屋みそかつ「矢場とん」(1947年創業)、焼肉「叙々苑」、船場吉兆を前身に持つ「日本料理 湯木」、ミシュランのビブグルマンにも選定された大阪・肥後橋の「青空blue」、お好み焼き店・千房の高級業態「ぷれじでんと千房」、大阪初出店となる韓国料理店「美菜莉」、うなぎ料理店「赤坂ふきぬき」など14店舗が出店。

10階・飲食街。

ホームページや店内サイネージで混雑状況がわかるタッチパネル式の順番待ちシステムも導入される。

心斎橋北館、9月15日閉店-2021年にパルコ出店

今回の大丸心斎橋店本館リニューアルに伴い、北館(旧・そごう心斎橋本店)は1階一部ブランドを除き2019年9月15日18時をもって一時休館。2021年春を目途に「心斎橋パルコ」と大丸心斎橋本店の専門店街により構成される新施設に転換し、本館と一体的な都市型ショッピングセンターとなる予定。

旧・そごう心斎橋本店。

J.フロントリテイリングの山本良一取締役兼代表執行役社長によると、新本館を「百貨店改革の集大成」、2021年の全館開業後の新施設を「Jフロントが手掛ける商業施設の到達点」と位置付けてられてるといい、2017年4月に開業した「GINZA SIX」とは異なる商業施設として、大阪ミナミを、そして新時代の百貨店業界を牽引していく役割が期待される。

大丸心斎橋店の夜景。
(撮影:びるまちさん/イメージはニュースリリースより)

大丸心斎橋店本館

住所:大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
営業時間:10:00~20:30(ショップ)
営業時間:10:00~23:00(フードホール)
営業時間:11:00~23:00(レストラン)

関連記事:ドン・キホーテ道頓堀北館、2019年4月18日開店-ドンキ初「インバウンド強化店」
関連記事:なんばスカイオ、2018年10月17日開業-南海難波駅直結、南海本社跡の超高層複合ビル
関連記事:エディオンなんば本店、2019年初夏開店-同社最大の都市型旗艦店、精華小学校跡地に

トキハ別府店、2019年9月6日リニューアル(新規テナント一覧)-「フードホール」「足湯」が登場

大分県別府市の百貨店「トキハ別府店」が2019年9月6日に全館リニューアルオープンする。
前回の記事はこちら

トキハ別府店。

約20店舗が新規出店

今回の改装コンセプトは「ゆのまち百貨店」。プレオープンとなった9月5日は9時30分から記念式典がおこなわれた。
記念式典のなかで、トキハの池辺克城社長は「百貨店は苦しいが豊かな暮らしに貢献したい」「国際観光都市として発展する別府の中核を担いたい」と挨拶。それに続けて、来賓の長野恭紘別府市長が「別府市はトキハに迷惑をかけたこともある、しっかりと協調して繁栄していきたい」(注:当初建物は第三セクター所有であったがバブル崩壊などで経営破綻、土地と建物をトキハに44億円で購入させることで市の負債を返済)と述べたうえで、「時代のニーズ、観光客のニーズも変化してモノからコトへを意識した店になった」と評価した。

ブルーテラス(センタープラザ)・開店記念式典。

巫女舞が披露されたのち、テープカットがおこなわれ開店となった。トキハ店歌「ひまわりロン」が流れるなか、多くの人が店内へと流れ込んだ。

テープカット。

人気を集めるフードホール「湯けむり横丁」

来店客からは若者に人気の大手テナントがあまり出店しなかったことを残念に思う声も聞かれたものの、目玉となった地階のフードホール、フードキッチンは大きな賑わいを見せ「OPA(大分オーパ)よりいいやん」と話す客もみられた。
館内にはまだ空き床があり、今後も改装が進むとみられるため、人気テナントの誘致が期待される。
なお、今回の改装により西館(専門店街)と東館のうち無印良品、セリアの営業時間が10時~21時までへと変更されている。
改装概要についての詳細は前の記事も参照のこと。

目玉テナントなど


東館7階・ぶらり劇場別府座。


東館屋上・フットサルコート。


東館屋上・神社。


西館4階・ナムコ別府あそびめぐり。


東館4階・セリア。


西館2階・専門店街。雑貨、アパレルなど。


東館2階・BEAMS DESIGN・T’s Collection・コムサなど。


西館1階・BEAMSベップニュースタンダード・土産品など。
トキハグッズの販売もおこなわれる。


トキハグッズ。このほか特製ハンカチなども。


西館1階・ココカラファイン。


東館1階・無印良品。増床、冷食や靴など取扱開始。
冷食の取扱は九州で2店目。


東館1階・化粧品サロン。資生堂、シャネル、SKⅡなど。


東館1階・大理石のエレベーターホール。


1階センターモール。


東館前・新設された横断歩道。


地階メトロプラザ・足湯。足湯袋は10円で販売。


東館地階・スープストックトーキョー。


東館地階・成城石井セレクションなど。


東館地階・トキハインダストリー。産直マルシェも。


東館地階・銘菓・ラウンド什器。


東館地階・銘菓・ベーカリー。


西館地階・フードホール湯けむり横丁。

リニューアル記念イベント・催事を実施

トキハ別府店ではリニューアルを記念して各種イベントが開催される。主なイベントは以下の通り。

  • 9月5日~11日・東館地階催し場
    九州うまいもの物産展
    :岩崎本舗角煮饅頭(長崎)、成功胡椒餅(平戸)、佐世保バーガーBIG MAN、村岡総本舗小城羊羹、天文館むじゃき白くま(鹿児島)など。
  • 9月5日~8日・3階連絡通路
    『手づくるモノ。』~日々のおきにいり~
    :ハンドメイド作家による作品展。
  • 9月5日~8日・東館3階
    イビサ「マスコットワークショップ」
    :イビサの革製マスコット無料制作体験イベント
  • 9月6日~8日・1階ブルーテラス(センタープラザ)
    ブルーテラスマーケット
    :イタリアンシェフによる出張調理、ワインなど。
  • 9月8日14時・東館4階リブロ
    ザ・キャビンカンパニーお話会&サイン会
    :大分県出身の絵本作家「ザ・キャビンカンパニー」来店。
  • 9月8日13時・1階ブルーテラス(センタープラザ)
    大分県警察音楽隊演奏会
  • 9月12日~18日・1階センターモールほか
    秋の美と健康フェア
  • 9月12日~18日・東館地階
    大分ふるさとまつり(物産展)
新規出店したテナント一覧
  • ぶらり劇場(劇場)東館7階
  • ロイブ(ホットヨガ)東館5階
  • 未定(スポーツジム)東館5階→当面は催し場
    :9月21日から11月10日まで紙造形アーティストの関口光太郎氏による横幅25m×奥行き15m の大型オブジェが展示される。
  • ナムコ別府あそびめぐり(屋内遊園地)西館4階
  • トキハ眼鏡サロン(釘宮メガネ・トキハ共同)東館4階
  • 催し場(暫定) 東館4階
  • 地球文化屋(雑貨・アパレル)(2020年3月開店)西館4階
  • ジェイオン(レディスアパレル)東館3階
  • BEAMS DESIGN(ビームスのバッグ、9月8日まで)東館2階
  • オーシー・トキハカード(クレジットカード)東館2階
  • grove(レディスアパレル)西館2階
  • AMERICAN HOLIC(レディスアパレル)西館2階
  • T’s Collection(レディスアパレル)西館2階
  • HugHug(ヤングレディスアパレル)西館2階
  • ベルフィール(ミセスレディスアパレル)西館2階
  • ヘアカラーズ(美容院)西館2階
  • ユニバーサルドライブ(雑貨)西館2階
  • zakka eQ(アクセサリー・雑貨)西館2階
  • ストライプデパートメント(9月12~25日予定)2階連絡通路
  • トキハおもちゃ売場(2020年4月1日から)2階連絡通路
  • ベップニュースタンダード(BEAMSコラボ土産店)西館1階
  • まめ秀(豆菓子・豊後高田銘菓)西館1階
  • おんせん市場(トキハ直営/銘菓・銘品)西館1階
  • ココカラファイン(ドラッグストア)西館1階
  • zoff(眼鏡店)西館1階
  • OJICO(Tシャツ)(~11月4日まで出店)西館1階
  • 生活実感工房(雑貨)(2020年2月開店)西館1階
  • ちふれHIKARIMIRAI(化粧品、業態転換)東館1階
  • ちふれ綾花(化粧品、業態転換)東館1階
  • ローソン(コンビニエンスストア)東館1階
  • ブルーテラス(イベントステージ)1階センタープラザ
  • まちかどピアノ(自由に弾けるピアノ)1階センターモール
  • ステラおばさん(クッキー)東館B階
  • 福砂屋(カステラ・長崎銘菓)東館B階
  • 銀座 鹿鳴館(洋菓子・東京銘菓)東館B階
  • 菓匠 清閑院(和菓子・京都銘菓)東館B階
  • 足湯(温泉)B階メトロプラザ
  • おしゃれ工房(洋服リフォーム)東館B階
  • トキハインダストリーフードキッチン内
    :家で食べるスープストックトーキョー(冷凍惣菜)東館B階
    :成城石井セレクション(PB商品売場)東館B階
    :大華物産中華菜館(中華惣菜)東館B階
    タムラチキン(惣菜)東館B階
    :丸勝(惣菜)東館B館
    :東洋食品 味花(惣菜)東館B階
    :米工房(惣菜、再出店)東館B階
    :レストランドリーム(惣菜)東館B階
    :リョーユープルネール(ベーカリー)東館B階
  • 湯けむり横丁(飲食街)西館B階
    :六盛(別府冷麺)
    :レストラン東洋軒(鶏天など)
    :うどん政太郎(うどん)
    →「大資うどん」が出店予定→出店中止
    :佐賀関食堂(海鮮丼など)
    :果実の時間(フレッシュジュース・フルーツパフェ)
    :Bon Tea(タピオカミルクティー・チーズティーなど)


西館地階・フードホール湯けむり横丁、東洋軒など。

※成城石井などはコーナーとしての出店であり、単独店舗ではないため各社サイトに記載ない場合あり。

館内構成・主なテナント
東館 EAST SIDE 西館 WEST SIDE
  淺井裕介 屋上画
12   駐車場・展望室
11   駐車場・EV車充電
10   駐車場
神社・展望デッキ 駐車場
フットサルスタジアム・文化教室 駐車場
海の見えるレストラン街・ぶらり劇場 駐車場・身障駐車場
リクルート・ジブラルタ生命 駐車場
ホットヨガロイブ・催し場 駐車場
リブロ・フタタ・Seria・いとや
地球文化屋・トキハ眼鏡サロン
ナムコ・催し場
別府あそびめぐり
婦人服・婦人雑貨・呉服・制服・喫茶
エディオン(家電・玩具)22.06開業
Right-on・カーブス
ABC-MART
紳士服・スポーツ・家庭用品・寝具
コムサイズム・子供服WARAWA・玩具
アパレルテナント
雑貨テナントなど
総合案内所・化粧品・ローソン
無印良品・スターバックス
お土産・ココカラ
郵便局・銀行・医院
食品(トキハインダストリー)
全国銘菓・酒・ベーカリー・催し場
フードホール
足湯(温泉)
トキハ別府店

住所:大分県別府市北浜二丁目9番1号
おもな営業時間:
10:00~21:00
:西館ほぼ全て・メトロプラザ足湯
:東館のうち無印良品・セリア
(六盛・東洋軒など11時から)
10:00~19:00(イベント時20:00閉店)
:東館の大部分(地階食品・化粧品など)
2020年3月から
10:00~20:00
:西館・東館(一部除く)
10:00~19:00(イベント時20:00閉店)
:東館のうち2階・3階(婦人服など)
以下は変更なし
11:00~20:00から24:00
(店舗による)
:東館7階~8階(屋上含む)
8:00~21:00
:東館 スターバックス
24時間営業
:東館 ローソン


東館1階・バス停前にはローソンが出店。

関連記事:トキハ別府店、2019年9月6日全館リニューアル-「攻め」の経営で新時代の地方百貨店像描く
関連記事:別府杉乃井ホテル、2025年までに全面リニューアル-九州最大級のホテル、投資額400億円以上で「更に巨大化」へ
関連記事:トキハ本店・ヴィトン跡に「スタバ」、2019年5月4日開店-スタバ、別府公園にも出店
関連記事:中三弘前店マチナカラック、2019年8月開業-上層階を「アウトレットモール」化、地方百貨店の新モデルに

中三弘前店マチナカラック、2019年8月30日開業-百貨店初「高層階アウトレットモール」化

青森県弘前市土手町の百貨店「中三弘前店」に、都市型アウトレットモール「マチナカラック(MACHINAKA RACK)」が2019年8月30日にグランドオープンした。
以前の中三の記事はこちら
p1040572中三弘前店。

2018年5月からリニューアルを進めていた中三弘前店

中三弘前店は1962年11月に開業。現在の建物は1968年4月に新築、1995年4月に増床リニューアルを実施したもので、地上8階地下1階建、売場面積は20,434㎡。
運営会社である中三は2011年に東日本大震災の影響を受けて民事再生手続を開始、日本百貨店協会から退会したが、2012年5月の弘前店への大型書店「丸善ジュンク堂書店」導入を始めとする経営改革により、2015年2月に再建手続を終了。2016年10月からは東北地方を中心に飲食業・医療関連事業を手掛ける「MiK」(青森県青森市)の完全子会社となり、2018年5月からはMiK主導による弘前店の全面改装を進めている。
その後はリニューアルの一環として2018年5月に7階を閉鎖、9月にイタリアンレストラン「カプリチョーザ」及びベーカリーカフェ「HEART BREAD ANTIQUE」を1階に出店、2019年4月に地元弘前市の雑貨店「HOMEWORKS」を3階に出店している。

従来の百貨店の常識を覆す「都市型アウトレット」誕生

マチナカラックは中三弘前店の4階・5階に開業。運営は中三の親会社である「MiK」(青森県青森市)と「StyleAgent」(兵庫県神戸市)が中心となって行う。
マチナカラック

中三は都市型アウトレットモールの実現に向けて取引先各社との連携を推進、統一感のある内装デザインや集中レジの採用といった取組みを進めたとしており、マチナカラックにはセレクトショップ「nano・universe」や109系として知られる「SLY」「moussy」など若年層を対象としたブランドや三陽商会の「SANYO STORE」、ヴァンドーム青山の「VENDOME SELECT」、中三プロデュースの「NAKASAN collection」といった百貨店ならではブランド、「N40°コーヒースタンド」など、青森県内初を含む約80のブランドが2フロア52区画に出店する。

マチナカラック。

N40°COFFEE STAND.

中三の木村中社長は、取材に対し「百貨店が大変厳しいという時代のなかで、我々は広域から、若い人からシニアの方までもう一度客層を横にも縦にも広げる」「(秋田県北部など青森県外から多数問合せがあったことから)超広域から沢山の方が広く弘前に来ていただける」「我々の再生が街の賑わいも引き起こす」とコメント。リニューアルに伴い2018年5月以降閉鎖中の7階フロアについてもアウトレット売場として拡張を検討しているという。
中三では今回のマチナカラック開業に合わせ、8月29日(プレオープン)から協賛セールイベント「中三ビッグフェスティバル」を期間限定開催。8月30日からは金・土曜日の高層階営業時間を1時間延長する。
また、提携駐車場の優待時間も変更される(一例:1000円以上の購入で3時間無料など)。
中三ではこのほか地階の改装もおこなわれており、9月10日にリニューアルオープンする。

追記:2020年4月11日に地階のリニューアルが全て完了。
ナナチカマルシェ」として高級スーパー「紀ノ国屋」の商品取り扱いを開始する。

マチナカラックに出店するブランド一覧(4階)
  • ROSSIGNOL(アウトドア・スポーツ)
  • SILVERMARK(アウトドア・スポーツ)
  • Millet(アウトドア・スポーツ)
  • SANYO STORE(メンズファッション)
  • DOUBLE STANDARD CLOTHING(メンズファッション)
  • BeBe(キッズ)
  • N40°(メンズファッション)
  • SCOTCH & SODA(メンズファッション)
  • Manuel Ritz(メンズファッション)
  • Levi’s(メンズ・レディースカジュアル)
  • Theory(メンズ・レディースカジュアル)
  • N40°SPORTS(アウトドア・スポーツ)
  • Heal Creek(アウトドア・スポーツ)
  • The Stage(メンズファッション)
  • G-stage(メンズファッション)
  • GALLIPOLI(メンズファッション)
  • nano・universe(メンズ・レディースカジュアル)
  • Denime(メンズ・レディースカジュアル)
マチナカラックに出店するブランド一覧(5階)
  • L’EQUIPE wb(レディースファッション)
  • SANYO STORE(レディースファッション)
  • TOBELLE(レディースファッション)
  • BRADELIS New York(レディースファッション)
  • UGG(アグ)(レディースファッション)
  • JILL STUART(レディースファッション)
  • NATURAL BEAUTY(レディースファッション)
  • ne Quittez pas(ヌキテパ)(レディースファッション)
  • WJKW(レディースファッション)
  • RODEO CROWNS(レディースファッション)
  • SLY(レディースファッション)
  • moussy(レディースファッション)
  • N40°COFFEE STAND(カフェ)
  • John Masters Organics(レディースファッション)
  • NAKASAN COLLECTION(レディースファッション)
  • VENDOME SELECT(アクセサリー)
  • DOUBLE STANDARD CLOTHING(レディースファッション)
  • The Stage(レディースファッション)
  • Ray Cassin(レディースファッション)
  • AVAN LILY(レディースファッション)
  • rienda(レディースファッション)
  • MISCH MASCH(レディースファッション)
中三弘前店・マチナカラック

住所:弘前市土手町49-1
営業時間:10時~日から木19時、土日20時まで

関連記事:中三弘前店マチナカラック、2019年8月開業-上層階を「アウトレットモール」化、地方百貨店の新モデルに
関連記事:紀伊國屋書店弘前店、2019年5月6日閉店-東北初の紀伊國屋、35年の歴史に幕
関連記事:中三青森本店、2019年4月30日閉店-再開発ビル下層階に再出店を検討

関連記事:さとちょう弘前ヒロロ店、2018年8月7日開店-トラブルで閉店の「ルミエール」跡、新たな核店舗に

ニコキッチン六本松店、2019年5月24日開店-イオン九州の新業態小型店

福岡市中央区の地下鉄六本松駅ちかくにイオン九州の新業態小型店1号店となる「ニコキッチン六本松店」が2019年5月24日に開店した。

ニコキッチン六本松店。

イオン九州の新業態「狭小店」

ニコキッチン(nico kitchen)はイオン九州の新業態小型店で、2019年1月からイオン(ダイエー)二日市店内に実験的な店舗を出店していた。六本松店は単独店舗1号店となった。
ニコキッチン六本松店が出店したのは地下鉄六本松駅近く、六本松交差点前に新築された「六本松SKビル」の1階。なお、同ビルの2~3階には医療モールがある。
向かいには官民による再開発ビル「六本松421」が所在する。

六本松421。

ニコキッチンの店内は一般的なコンビニより少し広い程度で、スーパーマーケットで見られるような明るい木目調の内装が特徴。
取扱商品は加工食品・冷凍食品・インスタント食品を中心とした食品、衛生用品などの日用雑貨となる。開店時には生鮮食品、酒類は販売されていなかった。
テナントとして大手惣菜店「クック・チャム」(愛媛県)、阪急系の100円ベーカリー「阪急ベーカリー」(大阪市)が出店するほか、イートインが併設されている。銀行ATMなどは設置されていない。

店舗ロゴ。テナントは2店舗。

新業態のターゲットはいかに…?

イオン九州の都市型新業態ということで注目された「ニコキッチン」であるが、系列他社の「まいばすけっと」「イオンエクスプレス」などの小型スーパーとは大きく異なった趣となった。

人口密集地のビル1階に出店。2~3階は医療モール。

一方で、人口密集地の駅チカにあり通勤・通学需要が見込める立地であるものの、開店時間は朝8時からとその需要を満たすには遅く、また銀行ATMが無いなど、「スーパーとしても」「コンビニとしても」少し不便・中途半端に思う点も少なくない。
今度は他地域にも店舗網を広げていくことになるのだろうか。

ニコキッチン六本松店

住所:福岡市中央区六本松2-3-6
六本松SKビル1F
営業時間:8:00~21:00

外部リンク:天神ショッパーズ福岡、2019年4月25日開業-旧ダイエー、複合商業施設に
関連記事:レイリア大橋、2019年4月26日開業-旧・大橋西鉄名店街
関連記事:福岡ビル、2019年3月末閉館-TSUTAYAはショッパーズに、西鉄本社は博多に移転
関連記事:イムズ(IMS)、2021年度閉店-福岡・天神のシンボル、再開発で32年の歴史に幕
関連記事:六本松421、2017年10月全面開業-九大跡再開発、蔦屋の旗艦店、科学館などで構成

大阪・福島ふくまる通り57、2019年5月15日開業-JR西日本と阪神電鉄、複合商業施設で初コラボ

大阪府大阪市福島区のJR大阪環状線福島駅・阪神本線福島駅近くに、新たな商業ゾーン「ふくまる通り57」が2019年5月15日に開業した。
ふくまる通り57。

関西を代表する有力鉄道会社2社が商業施設で初のコラボ

ふくまる通り57は2017年5月からJR西日本グループの「JR西日本不動産開発」と阪急阪神HD傘下の「阪神電鉄」による共同開発プロジェクト「福島5丁目・7丁目共同開発計画」の一環として整備が進められてきた商業ゾーンの総称で、JR西日本不動産開発の高架下商業施設「福島3区高架下(飲食店15店舗出店)と駐車場跡地に建設された新施設により構成される。
ふくまる通り57一帯は以前より、関西を代表する一大商業集積地として知られる梅田エリアとも徒歩圏内にある好立地にあるが、阪神本線跡地という土地の形状を理由に有効活用が厳しく、長らく駐車場として暫定利用されていた。

ふくまる通り57整備に伴い建設された新施設。

今回の両社のコラボは土地の高度利用を目的としたもので、複合商業施設の共同開発は初の事例となる。

阪急オアシスとホテル阪神を核に複数の飲食店が新規出店

新施設の建物は地上12階建、敷地面積は2,584㎡(阪神所有分1,785㎡、JR西日本所有分799㎡)、延床面積は11,079㎡。
阪急オアシスのグローサラント強化型食品スーパー「阪急オアシスキッチン&マーケット」、阪急阪神ホテルズの宿泊主体型ホテル「ホテル阪神アネックス大阪(254室)を核に、十割そば専門店「蕎麦酒房ふくまる」が出店、医療機関3院が入居する「福島クリニックモール」も併設される。
食品核である「阪急オアシス福島ふくまる通り57店」では、ルクア大阪店に次ぐグローサラント強化型ゾーン「キッチン&マーケット」を導入し、南欧をイメージしたバル&カフェコーナーを店舗4ヶ所に配置、熟成肉やバイキングスタイルの寿司、店内手作りプリン、約25種類のドライフルーツ詰め放題といった高質食品専門館」という同社のコンセプトに相応しい商品、サービスが提供される。
阪急オアシス福島ふくまる通り57店。

広がりをみせる「梅田」、福島駅周辺の開発加速にも期待

福島駅周辺では近年、朝日放送旧本社・ホテルプラザ跡地で建設が進められる積水ハウスのタワーマンション「グランドメゾン新梅田タワー」(地上51階建)など、梅田エリアの大規模再開発事業と一体となった新規開発プロジェクトが数多くみられるようになった。
今回の「ふくまる通り57」整備といった遊休地の
集客施設化が今後も連鎖的に広がることにより、福島駅周辺の拠点性向上、開発加速、キタ全体の地域価値向上が期待される

ふくまる通り57

住所:大阪市福島区福島5丁目18-25
営業時間:10時~23時(阪急オアシス)

関連記事:ダイソー梅田OPA店、2019年4月12日開店-ダイソー「新ロゴ」採用1号店、関西最大級
関連記事:ホワイティうめだ・泉の広場、2019年度中に撤去へ-「泉の広場で最後にしたいこと」を募集
関連記事:元祖大阪梅田ミックスジュース、2019年春移転-閉店危機の日本初「駅ナカジューススタンド」存続へ
関連記事:ヨドバシ梅田タワー、2020年春全面開業-高層階に阪急阪神ホテルズ進出
関連記事:「うめきた2期」概要を発表-梅田貨物駅跡に「巨大な公園」、「北梅田駅」も
関連記事:(仮称)梅田曽根崎計画、2022年完成-大阪北小跡、梅田最高層の複合ビルに

天神ショッパーズ福岡、2019年4月25日開業-旧ダイエー、複合商業施設に

福岡県福岡市中央区の総合スーパー「イオンショッパーズ福岡店」が、複合商業施設「天神ショッパーズ福岡」として2019年4月25日午前9時に新装開業した。

天神ショッパーズ福岡。

天神の変化を見届けたショッパーズ、複合商業施設に

天神ショッパーズ福岡の前身となる総合スーパー「ダイエーショッパーズ福岡」は1971年6月に開業。1973年には隣接する百貨店「福岡松屋」を建替える形で「マツヤレディス」「ショッパーズ専門店街」として増床した。
その後は国内スーパー売上首位の座を獲得し、メディアに露出する機会も数多くあったが、2011年にはダイエーがショッパーズ福岡専門店街の運営から撤退。2015年9月にはダイエーの九州撤退に伴い、イオン九州に経営譲渡され「イオンショッパーズ福岡」となった。

ダイエーショッパーズ福岡店。

2018年には、福岡市の大規模都市再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の“受け皿”として「イオン九州」と「福岡地所」により改装計画が発表された。
低層階(地上4階~地下2階)を商業フロア、高層階(5~8階)を福岡地所によるオフィスフロアとして2019年夏から2024年まで運営することが決定した。(詳細は過去記事を参照

イオン直営売場は3フロア、TSUTAYAなど新規出店

天神ショッパーズ福岡の建物は地上8階地下2階建で、同店の商業フロアは地上4階から地下2階、商業施設面積は約12,871㎡。
地下1階は「天神フードスタイルのフロア」として、ダイエーグループ自社牧場産の国産黒毛和牛「さつま姫牛」を展開、店内焼き上げのミニピザや多種多様なおにぎりを販売するなど、天神を楽しむ人々の毎日のキッチンを目指す。

イオン・エントランス。

1階は「ウェルネスのフロア」としてイオンのヘルス&ビューティケア専門ショップ「ピックアップステーション」を導入。
九州初となるくだものかふぇのフレッシュジュース・フローズンヨーグルト専門店「THE JUICE SHOP」では「伊都物語」を使用した商品も提供するという。

ピックアップステーション。

2階は「TSUTAYAのフロア」として、2019年3月31日をもって閉館した福岡ビルから移転した「TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡」が新規出店。
コンセプトに「天神の街にあり続ける、変化し続けるTSUTAYA」を掲げ、約30万冊の新刊・中古書籍・雑誌を展開、移転前から定評のあった地元・福岡のカフェ「ハニー珈琲」に加え、コワーキングスペース「BOOK&CO.」を新たに併設するなど、ビジネス需要の獲得を目指す。

TSUTAYA。ハニー珈琲が出店する。

3階は「インナー&カジュアルのフロア」として、イオンが肌着を中心に紳士服、婦人服、鞄、キャリーケースなどを展開する。
4階は「専門店のフロア」として、均一ショップ「ダイソー」「スリーピー」、ホビー専門店「ボークス福岡ショールーム」「トイコレクター」などが出店した。

ダイソー。新ロゴが採用された。

5~8階は「オフィスのフロア」となったが、2019年4月現在入居するテナントは存在しない。
このほか、地下2階は駐車場となる。

オフィスフロアは今後入居する予定。


地下2階は以前と同様に駐車場。

今回の複合商業施設化に伴い、免税カウンターの営業時間を延長、キャリーケースが収納可能な「交通系ICカード対応コインロッカー」(1時間100~200円)を新設するなど、訪日外国人観光客の満足度向上を目指す。
また、イオン九州の店舗としては初となる電子決済サービス「PayPay」「OrigamiPay」「merpay」を他店舗に先駆けて導入する。

天神ショッパーズ福岡に新規出店したテナント
  • TSUTAYA BOOK&CAFE(書店)
  • ハニー珈琲(カフェ)
  • THREEPPY(300円均一ショップ)
  • THE JUICE SHOP(フレッシュジュース)
天神ショッパーズ福岡に引続き出店するテナント
  • Tダイソー(100円ショップ)
  • トイコレクター(ホビー)
  • ボークス(フィギュア・プラモデル)
  • ヘンショーさん(合鍵・靴修理)
  • フェアリーランド(美容室)
  • クイックカラーQ(ヘアカラー)
  • ママのリフォーム(洋服お直し)
  • クリーニング博栄(クリーニング)
全館フロア案内

天神ショッパーズ福岡

住所:福岡県福岡市中央区天神4-4-1
営業時間:地下1階~2階8:00~23:00
営業時間:地上3階~4階9:00~21:00

関連記事:レイリア大橋、2019年4月26日開業-旧・大橋西鉄名店街
関連記事:福岡ビル、2019年3月末閉館-TSUTAYAはショッパーズに、西鉄本社は博多に移転
関連記事:イムズ(IMS)、2021年度閉店-福岡・天神のシンボル、再開発で32年の歴史に幕
関連記事:変わる「天神のショッパーズ」(2)-「ミーナ」「ノース」、福岡スタンダード石油に売却・将来的には再開発検討へ
関連記事:変わる「天神のショッパーズ」(1)-旧ダイエー、複合オフィス「天神ショッパーズ」として2019年リニューアル

ダイソー梅田OPA店、2019年4月12日開店-ダイソー「新ロゴ」採用1号店、関西最大級

大阪府大阪市北区のファッションビル「梅田OPA」(梅田オーパ)に核テナントとして「ダイソー梅田OPA店」が2019年4月12日に開店した。

ダイソー梅田OPA店。

梅田OPAの大部分、関西最大級の巨大ダイソーに

ダイソー梅田OPA店は2015年3月27日に開店、店舗面積は約331㎡。長らくOPAのテナントの1つとして営業を続けていたが、施設の改装に伴い2019年3月以降一時閉店していた。
新店舗は梅田OPAの地下1~2階に出店、店舗面積は1,704㎡。
コーポレートスローガンに「だんぜん!ダイソー」を掲げ「新CI・新ロゴ採用1号店」として、売場を旧店舗の約5倍に増床。地下1階を雑貨フロア、地下2階を食品フロアに刷新し、ダイソーグループの300円均一ショップ「THREEPY」を導入するなど、上質感が感じられる売場となった。

積み重ねられたぬいぐるみコーナー。


THREEPPY梅田OPA店。

想像超えるダイソーの大規模改装、品揃えに驚きの声も

大阪・梅田エリアは以前より、西日本有数の商業集積地にもかかわらず、100円ショップが小型店4店舗(ダイソー3店舗、ワッツ1店舗)しか出店しておらず、梅田地下街の「ダイソーホワイティうめだ店」も泉の広場撤去工事に伴い2019年5月9日をもって閉店するため、多様化する顧客の要望に対応可能な幅広いジャンルの商品展開を行う大型100円ショップを望む声が聞かれていた。
関西最大級のダイソーとして生まれ変わった梅田OPA店では、旧店舗時代との売場の変化に驚きをみせる利用客も数多くみられており、SNSユーザーによる投稿も商品の豊富さに対する高い満足が伺えるコメントで占められる結果となった。
SNS映えするフラワーコーナー。

梅田OPA「ほぼダイソー化」でイオン商品券も扱い終了

今回のダイソー新CI・新ロゴ採用1号店開店に伴い、梅田OPAは館内の殆どがダイソーとなった。そのため、イオン商品券、WAONPOINTなどの取扱いを終了する。

関連記事:梅田オーパ地階、2019年2月28日一時閉店-渋谷系・109系ブランド「完全消滅」
関連記事:ホワイティうめだ・泉の広場、2019年度中に撤去へ-「泉の広場で最後にしたいこと」を募集
関連記事:元祖大阪梅田ミックスジュース、2019年春移転-閉店危機の日本初「駅ナカジューススタンド」存続へ
関連記事:ヨドバシ梅田タワー、2020年春全面開業-高層階に阪急阪神ホテルズ進出
関連記事:「うめきた2期」概要を発表-梅田貨物駅跡に「巨大な公園」、「北梅田駅」も
関連記事:(仮称)梅田曽根崎計画、2022年完成-大阪北小跡、梅田最高層の複合ビルに

【4月1日】上海そごラ、4月1日庆祝開幕-贵樣!来店レてくだちぃ!

中華人民共和国上市の边境に日式风格品牌の百貨「そごラ」が4月1日に開幕レだ!

ついに开店するだよ

上海そごラのキャッツフーズは「绿の街にお城りの樣な百貨公司」。买场面積はUSO800公亩だ。
そごラは近接の住民を招待しで極度招待レで庆祝しだ!
開店したは上牛10点钟、店に入ゐのと服务員が日語で「カんげいこラりん」と挨拶すゑ!
仆が日本語で「こんにさわ」と言った、そレたら服务員が「君日本語本当上手」と返ず、日式の风格に感動レで思れず「謝謝茄子」と正し<日式で返レだ!

画像の制作に無駄な时间が消費されだ。

たのしいし!目的にピッタレ!

鱼买场の钓鱼台では日本から来だと思われゑ匕うメ、かしイ、田ラなぎ、長江淡水イルか、巴沙鱼、鲢鱼、鲶鱼、罗非鱼ガ居だ。日本から运输レだのに魔の鮮度にピっくりだ。
蔬菜水果买场では米津玄师の檸檬、椎名の林檎、となりのバナナ、草莓の雪香などが飞ぶよラに买れだ!
家电买场にも日本品牌ガいっぱいで、SQNY、SQMY、ZONY、50NY、50ATなどの制品が並んでいだ。
其他にもMINISO、ゆうやと、優の良品AJIIHIBANなど真の日本品牌杂货店も很多見られだ。

ジャパンファストファッションデザイナーズブランド(完全に理解レた(わかってない))

店内には「噂の流れるレストうン街」、「夏目漱石もかつて利用したことのある無線LAN」も設置されでおり、マッサーヅのサビーヌも提供さわゐ。

ゐゐぶでも介紹されのだ

今日開店レだのに店の前には「当店はしTBの本「ゐゐぶ」に紹介されました。」の标志があっだ、さすがゐゐぶは迅速であゐ。
总经理は「そごラは正レい日式风格の百貨公司でず。皆樣贵樣、そごレを应援レてくだちぃ(レなさい)」と話レで「お客樣。そごルのポインコ力一ドをお持さてずか?」と大麗花の卡をくわた。
そるそる执笔者も限界であゐ!勘弁レてくだちい(しなさい!)

ハト記事:【4月1日】イトーヨーカドー、看板を長年親しまれた鳩にすることを検討
イタリア記事:【4月1日】新宿駅南口に「パスタ新宿」4月1日開業-19のイタリアンを集約
雑コラ記事:【4月1日】西武百貨店池袋本店、「セブンイレブン南池袋一丁目店」に転換
ヒゲ記事:【4月1日】大泉洋そごう、太平洋そごうと提携へ
琵琶湖:【4月1日】琵琶湖、滋賀県から撤退-外資の買収で

倒産仲間:【4月1日】エレデ博多寿屋空港店、2001年4月28日開業-ラララグループ、21世紀初の大型店で起死回生めざす

京急ウィング新橋、2019年3月20日リニューアル-2018年からの改装、全面完成

東京都港区の新橋駅地下にある地下街「京急ウィング新橋」の全面リニューアルが完成し、2019年3月20日にリニューアルオープンした。

京急ウィング新橋。

京急ウィング新橋の全面改装、いよいよ完成

京急ウィング新橋は1972年に開業した地下商業施設。
新橋駅には京急線の駅は無いものの、1968年より相互乗り入れをおこなう都営浅草線が乗り入れている(開業当初は都営1号線)。
運営は京急グループの「京急ショッピングセンター」で、「Spice of days」をコンセプトに通勤者が日常遣いできるショッピングセンターとして親しまれてきた。
今回のリニューアルでは、第一段として2018年10月から11月にかけて「もとまちユニオン新橋店」など10店舗が開業。
改装第二弾となった今回は、3月20日までに新規3店舗、リニューアル4店舗の計7店舗が開業する。

もとまちユニオン新橋店。
開店当日は店員による呼び込みが行われた。

3月中に新規オープンしたのはレディスファッション「ストラ」、うどん居酒屋「カタソトデ」、チーズタルト専門店「パブロミニ」の3店舗。
パブロミニでは新橋限定フレーバー「純喫茶のカフェラテ」の販売もおこなわれる。
このほか、化粧品店「ザ・ボディショップ」、雑貨店「イッツデモ」、カフェバー「プロント イルバール」、茶漬け「だし茶漬け えん」がリニューアルオープンした。

リニューアルした店舗。

店舗前が駅の乗り換え通路となっていることもあり、開店当日から呼び込みの声に多くの人が足を留めていた。
これを以て、京急ウィング新橋の全面改装は完成を迎えることとなった。

関連記事:もとまちユニオン新橋店、2018年11月12日開店-改装進める京急ウィング、2019年春の全面開業めざす
関連記事:築地魚河岸、2018年10月1日開業-場外市場の新商業施設、築地市場は10月6日閉場