カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ベイシアワールドスポーツ、2023年2月までに全店閉店

流通大手「ベイシア」(群馬県前橋市)は、同社が展開するスポーツ用品店「ベイシアワールドスポーツ」を、2023年2月中旬までに全店閉店する。

ベイシアワールドスポーツ。(公式サイトより)

ベイシア、スポーツ用品専門店から撤退

ベイシアワールドスポーツは1999年にベイシアグループのスポーツ用品店として1号店「西部モール店」(伊勢崎市)を出店。
2022年時点は同店をはじめとして北関東を中心に6店舗を展開する。

ベイシアは、今後はスーパーセンター(総合スーパー)などに注力していくとしており、スーパー店舗でスポーツ用品販売のノウハウが活かされることになるであろう。
それぞれの店舗の跡地の活用方法などについては発表されていない。

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福山のヤックス、2022年12月全店閉店・破産手続き開始-新市本社の地場ドラッグストア

広島県福山市新市町に本社を置くスーパードラッグストア「ヤックス」が、2022年11月30日に破産手続きを開始、店舗は12月上旬までに全店閉店している。

ヤックス神辺店。

福山の地場ドラッグストアが倒産

ヤックスの前身は1942年に創業。現在はスーパードラッグストア業態で、備後地域に展開していた。また、本店など一部店舗では保険調剤もおこなっていた。

ヤックス新市本店。

一方で、備後地域には「ザグザグ」「コスモス」など競合大手店の店舗が増えているほか、福山の地場最大手「ひまわり」は2021年からウエルシアHDと業務資本提携しており、そうしたなか劣勢となったヤックスは近年店舗網を縮小していた。
帝国データバンクによると、負債額は約3億400万円。すでに全店舗が閉店しているとみられる。

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DON DON DONKI ジュエル・チャンギエアポート、2022年12月20日開店-シンガポール・チャンギ国際空港に海外初「空港ドンキ」

:シンガポール共和国のチャンギ国際空港に併設される大型商業施設「Jewel(ジュエル)」内に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「DON DON DONKI Jewel Changi Airport」が2022年12月20日に開店する。

「DON DON DONKI Jewel Changi Airport」が出店するJewel.

ドンキの空港業態、シンガポール初出店

ドンキが出店するのはチャンギ国際空港の商業施設「ジュエル」地階、約1,061㎡。
食品・冷凍食品・総菜、飲料・酒、化粧品などを扱うほか、日本産ハラル商品の品揃えを充実させる。
さらに空港出店ということでフードコートを併設し、シンガポール初の和食定食屋「選楽食堂(せんらくしょくどう)」、カリカリの「揚げたこ焼き」、また既存店で人気の「和牛串」「フルーツジュース」を導入するとしている。

ドンキは羽田空港や千歳空港などに「ソラドンキ」等の空港業態を出店している。今後、海外にもこうした空港利用客向け店舗が広がる可能性もあろう。

ソラドンキ。

DON DON DONKI Jewel Changi Airport

所在地:チャンギ国際空港 ジュエル地階
営業時間:10:00~23:00
(フードコート11:30~21:00 ※ラストオーダー~20:30)

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平和堂アルプラザ彦根、2022年12月2日リニューアル開業-屋上に展望広場も

滋賀県彦根市のJR彦根駅前にあるショッピングセンター「平和堂 アル・プラザ彦根」(以下、アルプラザ彦根)が数年間に亘るリニューアルを終え、2022年12月2日にグランドオープンした。

平和堂アルプラザ彦根。

開業44年のアルプラザ1号店、新装

アルプラザ彦根は平和堂の大型ショッピングセンター業態「AL PLAZA」(アル・プラザ)1号店として1979年11月に開業。建物は6階ー地階、平和堂が所有する。店舗面積は12,028㎡。平和堂は彦根市が創業地であり、同社のなかで本店格の店舗となっている。
アルプラザ彦根ではリニューアルを前に2017年8月より彦根市役所仮庁舎が3階・4階に入居。彦根市役所の退去後、再リニューアルが進められており、2021年12月には1期リニューアル部分が開業していた。

交流ゾーン、大型書店、屋上広場など登場

6階建ての施設のうち、地階から3階までは2021年12月にリニューアル開業した。

1階エントランス。

地下1階「食品のフロア」では、レッシュなフルーツを使用したカットフルーツや地場野菜、店内手づくりの出し巻きやふっくらてづくりおにぎり、地元銘菓やあゆの店「きむら」など、地元の味を取り揃えた。

地階では地元の味を充実させた(公式サイトより)。

1階「暮らしのフロア」では「忙しい毎日を、自分らしく。心地よく、ハッピーに!」をテーマに、医薬品や化粧品、ウィッグなどを集めた美と健康にこだわったショップ「Beauty Road」、介護用品をはじめとした高齢者向け「サポフル」コーナーが誕生。

1階装飾(公式サイトより)。

また、文具コーナーでは「地元とつながる」をテーマにした文具「JIMOBUN」から地元滋賀をモチーフにした文具や雑貨を揃えた。

1階・観光案内。

2階「ファッションのフロア」では自分らしく、心地よく暮らしたい女性の24時間を応援する雑貨店「on.24h.hours」、健康生活密着コンビニをコンセプトにしたライフスタイルスポーツショップ「e-fit Sports」を開設。
3階「専門店のフロア」では、和雑貨・洋雑貨の展示販売を行う「畳市場」、100円ショップ「ダイソー」とダイソーの姉妹ブランドである300円ショップ「THREEPPY」の融合型店舗が出店した。
2022年12月には、4階・6階・屋上、そして1階がリニューアルした。
4階は「地域交流のフロア」には地域コミュニティサロン「みんなの広場」を開設。足湯や卓球、囲碁、オセロ、ラジオ体操や健康測定などを無料で提供する。

4階・地域交流のフロア。

5階は以前と同様に文化教室と塾が入居する。
6階は「書店と展望カフェのフロア」で、平和堂傘下の大型書店「平和書店」が出店。また、ランチやカフェタイムにおすすめのオープンカフェ「COZY TOWN café」、勉強やテレワークに最適なワーキングスペース「coin space」が誕生した。
屋上は「芝生広場・展望デッキ」。屋上からは国宝・彦根城を一望できるほか、イベントとしてラジオ体操も開催する。

屋上からの展望。

このほか、1階では地酒や銘菓を集めた銘店コーナーとフードコートがリニューアルしている。
開業半世紀近い老舗ではあるものの、2度にわたる全館改装によって、創業地の顔に相応しい明るい店舗へと生まれ変わった。

全館フロア案内。
(撮影:piyoさん)。

平和堂 アルプラザ彦根

住所:滋賀県彦根市大東町2−28
営業時間:9時30分~20時

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イオンタウン豊中庄内、2022年12月2日9時開業-ダイエーイオンフードスタイル、初日はモッくん登場で入場規制も

大阪府豊中市の阪急宝塚線庄内駅近くに、ダイエーを核とするイオングループのショッピングセンター「イオンタウン豊中庄内」が2022年12月2日午前9時に開業した。

デイリーユース支える都市型ショッピングセンター

イオンタウン豊中庄内は、阪急阪神HD系のバス事業者「阪急バス」の本社兼豊中営業所跡地に建設されたもので、建物は地上2階建で敷地面積は8,761㎡、総賃貸面積は5,794㎡、延床面積は9,753㎡。駐車場台数は189台。

開業当日のイオンタウン豊中庄内。

同施設はコンセプトを「「コモディティ」と「食・サービス」のワンストップSC おいしく、楽しく、わくわくな毎日、始まる」に定め、ダイエーの大型食品スーパー「イオンフードスタイル」を核に、ドラッグストア「ウエルシア薬局」や総合ペットショップ「ひごペットフレンドリー」、眼鏡店「メガネスーパー」、大手精肉店「ダイリキ」の焼肉レストラン複合店、ハンバーガー「バーガーキング」、ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」、元気寿司の廻らない回転寿司店「魚べい」、鉄板焼店「粉もん屋とん平」といったデイリーユースを支える専門店16店舗が店を構える。

2020年まで豊中庄内に本店を構えていた「ダイリキ」。
ひとり焼肉併設店として待望の新規出店となった。


ひごペットフレンドリー。

ダイエーは「SDGs」「イタリア」強化した店舗に

イオンタウン豊中庄内の核店舗でダイエーが運営する「イオンフードスタイル豊中庄内店」は施設の1階に入居するもので、売場面積は546坪。想定商圏は半径2km圏内(人口約15万人/8万3000世帯)としている。

ダイエーイオンフードスタイル豊中庄内店。

イオンフードスタイル豊中庄内店では、ダイエーが以前より打ち出しているコンセプト「おいしく食べて“ココロとカラダ”健康に」のもと、立地特性を活かし「SDGs(持続可能な開発目標)」を切り口とした売場の構築をめざす。
取組みの一環として、青果ではオーガニック野菜や泉州地区収穫有機野菜を展開。鮮魚では「島根のお魚市」として季節の生魚を対面販売・調理対応するほか、漁港駐在バイヤーと地元漁業組合による市場に出回りにくい魚種(にぎすなど)を活かした 「しまねのお魚惣菜」を展開。

島根のお魚市。


惣菜売場に並ぶ「美味しい島根のお魚惣菜」。

精肉ではダイエーオリジナルブランド「さつま姫牛」「さつま王豚」の取扱いに加え、ホルモン・馬刺し・鴨肉といった「普段使いからちょっと贅沢までいつでも楽しめる」ような冷凍肉素材を展開。
ヘルス&ウエルネスコーナーでは、同分野が同社近隣店舗「ダイエーグルメシティ庄内店」で「非常にニーズがあった」ことを背景に、イオングループが日本で展開する有機食品スーパー「ビオセボン」商品を始め、プラントベース・ヴィーガンフードや低糖質食品、無添加冷凍食品(果物・野菜など)を大きな塊として集中展開する。

ヘルス&ウエルネスコーナー。

そのほか、弁当コーナーでは自社グループ(ダイエー・光洋)共同開発ブランド「おだし亭」のだし巻き玉子や銀鮭を活かした商品など約40種類の取扱いに加え、イオングループの弁当惣菜専門店「オリジン東秀」商品約100品目を展開。
インストアベーカリー「D’sBakery(ディーズベーカリー)」では北海道産小麦「ゆめちから」配合の食パンや「D’sバケット」、大容量パックの菓子パンなどを展開。
店内焼き上げピッツァ(あっあっピザ)の強化や、ワイン375品目の取揃えなど、イタリア関連カテゴリを強化を進めるとしている。

店舗へのこだわりを語った上西浩史店長。
豊中庄内以前はグルメシティ庄内店の店長を務めていた。

ダイエーでは開店当日入場規制も

イオンタウン豊中庄内では開業当日、グランドオープンを記念した式典を開催。
式典には加藤久誠イオンタウン代表取締役社長や西峠泰男ダイエー代表取締役社長といったイオングループ関係者に加え、長内繁樹豊中市長や井本博一豊中市議会議員、井波洋阪急バス代表取締役社長も参加。
盛り上げ役として、 WAONマスコットキャラクター「ハッピーワオン」やダイエー特命宣伝部長「モッくん」、豊中市キャラクター「マチカネくん」も登場し、盛大なテープカットが行われた。

イオンタウン豊中庄内の開業記念式典。

ダイエーイオンフードスタイル豊中庄内店では、特売品や入店者特典の配布もあり、数時間入場規制が続くなど、同社近畿3ヶ月連続出店第3弾、2022年最後の新規出店にふさわしい幕開けとなった。

イオンタウン豊中庄内

住所:大阪府豊中市庄内西町5丁目1-22
営業時間:9時~23時(ダイエーイオンフードスタイル)

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イオンタウン旗の台、2022年12月17日開業-東京23区初出店、ビオセボンとウエルシア核に

東京都品川区の東急旗の台駅前に、イオングループのショッピングセンター「イオンタウン旗の台」が2022年12月17日に開業する。

旗の台に東京特別区内で初のイオンタウン

イオンタウン旗の台が出店するのは、旗の台駅東口にあった駐車場「タイムズ」跡地。イオンタウンは東京23区内初出店となる。

イオンタウン旗の台。

建物は地上3階建てで、敷地面積1229㎡、延床面積2041㎡、総賃貸面積1690.39㎡は、いずれもイオンタウンで最小級。イオンタウンの核となることが多い一般のマックスバリュより狭い「狭小ショッピングセンター」となる。
店舗コンセプトは「ヘルス&ウエルネス」。
東京都公園協会による東京都都市緑化基金の助成認定を受けており、2階には緑豊かなテラスも設けられ、壁面緑化も行われたほか、屋外軒天井には都内・多摩産材等の天然木が使用されている。

イオンタウン初「ビオセボン」など8テナント出店

イオンタウン旗の台の核テナントは、国内ではイオン傘下の「ビオセボン・ジャポン」が運営するフランス発の高品質オーガニックスーパー「ビオセボン(Bio c’ Bon)」と、同じくイオン傘下の調剤薬局併設型ドラッグストア「ウエルシア薬局」(調剤は1月3日から)。いずれも1階に出店する。
ビオセボンの店舗面積は約143.3㎡で、ヨーロッパより直輸入した商品や有機農産物を中心に販売するほか、ドライフルーツやナッツのバルクフーズ(量り売り)も実施。開店記念として23日まで量り売りコーナーで「バルクセール」が実施される。
このほか、2階に「マクドナルド」(22日開店)が、そして2階から3階にかけて内科・歯科などクリニック5軒の、併せて8店舗が出店する。

イオンタウン旗の台

住所:東京都品川区旗の台2丁目7-2
営業時間:
ウエルシア薬局:8時~23時
ビオセボン:9時~21時
マクドナルド:6時~24時
クリニックは店舗による

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イオン旭店、2023年2月閉店-旧扇屋ジャスコ、「旭サンモール」はリニューアルへ

千葉県旭市のJR旭近くにあるショッピングセンター「旭サンモール」の核店舗である総合スーパー「イオン旭店」が、2023年2月中旬ごろに閉店。それにともないサンモールはリニューアルを行う。

旧扇屋ジャスコから41年の歴史に幕

サンモールは1982年4月に開業。店舗面積は21,165㎡。核店舗のイオン旭店は「扇屋ジャスコ旭サンモール店」として開業と同時に出店したものだった。イオンの店舗面積は7,537㎡と、全館の約4割を占めていた。
なお、扇屋ジャスコは近隣に既存店舗「扇屋ジャスコ旭店(のち旭南店)」があったが、そちらは1994年に閉店している。

旭サンモール・イオン旭店。

イオン旭店の徒歩圏には2022年4月に総合スーパー「イオンスタイル旭中央」を核とする「イオンタウン旭」が開業。イオン旭店は商品構成の見直しなどを行うとしていたものの、今後の行方が注目されていた。

イオンタウン旭。

旭サンモール、改装へ-多くのテナントは営業継続

旭サンモールは、2022年12月4日に閉店する予定の「かねたや家具店」がある場所を含めて改装を実施。新たなテナントを誘致し、2023年中にはリニューアルオープンする予定としている。
なお、改装中も映画館「サンモールシネマ」をはじめ、多くの専門店・テナントは営業を継続する。
新規テナントの詳細などについては、12月時点では発表されていない。

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西友御器所店、2022年11月30日18時閉店-最終営業日の閉店式典「跡地に関する発表」も

愛知県名古屋市昭和区の名古屋市営地下鉄御器所駅近くにある大型総合スーパー「西友御器所店」が2022年11月30日午前6時をもって閉店した。  

セゾンらしい“アート”な大型総合スーパーだった

西友御器所店は1983年8月25日に「西友ストアー御器所店」として開店。建物は地上4階地下1階建で営業フロアは1~3階、店舗面積は3,509㎡。同社店舗としては名古屋市内2店舗目であった。
御器所店は開店当初、同社運営百貨店「春日井西武」の外商事務所開設といった非物販機能の拡充を打ち出していたほか、1990年6月に増床リニューアルを実施するなど、西武セゾングループが力を入れた店舗のひとつであった。

閉店当日の西友御器所店。

西友の経営体制変更後も愛知県内有数の規模を誇る主力店舗のひとつであったが、2022年11月30日付での閉店が決定。閉店に先駆けて10月14日に3階を閉鎖(衣料品売場は2階に移設)、11月26日に2階を閉鎖するなど営業規模を段階的に縮小したほか、店舗入口付近に「メッセージボード」を開設した。

特設のメッセージボード。

閉店式典では感謝や「跡地」に関するコメントも

西友御器所店の閉店当日、同店の閉店を惜しむ客やわずかに残る商品を求める客で賑わいをみせ、店舗入口には「商品の大半は売り切れました」といった掲示もなされた。

店頭に掲示された「売り切れ」の案内。

午後5時50分からは同店店長による「閉店セレモニー」が始まり、多くの買物客に囲まれ「これまで営業できましたのも、ひとえに皆様のご愛顧の賜物と、深く感謝いたしております。本当にありがとうございます。」「4年後の2026年、新たなお店として、オープンの予定でございます。リフレッシュオープンの際には、さらに皆様に愛され、なくてはならないお店になって戻って参ります。」と、買物客への感謝と今後の建替再出店に関しコメントを残した。

閉店セレモニーは店内での開催となった。

閉店セレモニー終了後の午後6時過ぎには買物客の送り出しを終え、西友ストアー時代から40年近い歴史に幕を下ろした。

買物客の送り出しを終え40年近い歴史に幕をおろした。

再開発へ-西友御器所店、2026年新装開店へ

西友御器所店跡地では、大手不動産デベロッパー「MIRARTHホールディングス」(旧タカラレーベングループ)主導によるマンションを核とする複合開発が予定されている。西友は新施設の1階(店舗面積1,608㎡)に新店舗を出店する予定であるが、新店舗は現店舗の半分以下の規模となるため、取扱商品の削減や食品スーパー業態への転換も予想される。

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ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘西落合店、2022年11月30日開店-ヨーク+シェルガーデン、初の複合新店

東京都新宿区の都営大江戸線落合南長崎駅近くに、イトーヨーカ堂系のヨークが運営する食品スーパー「ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘 西落合店」が2022年11月30日午前9時半に開店した。

ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘西落合店。

セブン&アイ新業態2号店、西落合に開店

ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘は、ヨークフーズ(旧イトーヨーカドー食品館)+ザ・ガーデン自由が丘の複合店舗。
10月に開業した「ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘」の1号店は既存の旧「イトーヨーカドー食品館中野店(→ヨークフーズ中野店)」のリニューアルであったため、新築店舗としては初となる。
ザ・ガーデン自由が丘を運営する「シェルガーデン」は長らく「そごう・西武」の子会社だったが、2020年に株式の9割をセブン&アイHDが取得(残る1割は「そごう・西武」が保有継続)して子会社化していた。

シェルガーデンの店舗。

ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘 西落合店が出店するのは、東京コカ・コーラボトリング西落合営業所跡に建設されたマンションの1階・2階で、売場面積は1,033㎡。駐車場は設けられていない。
店内では一般的なヨークフーズ(旧イトーヨーカドー食品館)の商品に加えてザ・ガーデン自由が丘(シェルガーデン)のセレクト商品やオリジナル商品を導入する。

ヨークフーズ with ザ・ガーデン自由が丘 西落合店

住所:東京都新宿区西落合1丁目19-7
営業時間:9時30分~23時

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イオン金剛店、2022年11月30日閉店-跡地に「イオンそよら金剛(仮)」建設、最終日は朝からイベント開催

大阪府大阪狭山市の南海金剛駅前にある総合スーパー「イオン金剛店」が、建替えのため2022年11月30日に閉店する。

イオン金剛店。

ダイエー金剛店からの45年の歴史に幕

イオン金剛店は1977年3月に「ダイエー金剛店」として開業。その後、イオンはダイエーの総合スーパー事業縮小に伴い2016年3月をもってイオンリテールに運営移管され、イオン金剛店となった。

イオン金剛店・閉店告知と思い出コーナー。

売場は1階から3階、店舗面積は13,818㎡、そのうちイオン(イオン内テナント含む)が9,000㎡を占める。
テナントとしてドムドム、ディッパーダン、セリア、西松屋などが出店する。

老朽化で新店舗「イオンそよら金剛」を建設

閉店は築45年を経た建物の老朽化のため。2019年には水害の被害に遭っており、防災面の強化も理由であると思われる。
イオンは跡地には新店舗「イオンそよら金剛(仮)」を建設する計画となっており、2025年までに完成する予定としている。「そよら」はイオンの都市型店舗で「そら、寄って、楽しんでって!」に由来する。

閉店イベント、11月30日朝から開催

閉店間近となったイオン金剛店では閉店セールを開催。1階にはダイエー時代からの写真などを展示する「思い出コーナー」も開設されている。

閉店日には朝からイベントを開催。

また、11月30日には閉店記念イベントとして11時から「イオン金剛店ファイナル スペシャルライブ」を開催。19時から「イオン金剛店 閉店セレモニー」も開催される予定となっている。

イオンそよら金剛(仮称・2025年ごろ開業)

住所:大阪府大阪狭山市半田1丁目35−1

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