滋賀県彦根市のJR彦根駅前にあるショッピングセンター「平和堂 アル・プラザ彦根」(以下、アルプラザ彦根)が数年間に亘るリニューアルを終え、2022年12月2日にグランドオープンした。
平和堂アルプラザ彦根。
開業44年のアルプラザ1号店、新装
アルプラザ彦根は平和堂の大型ショッピングセンター業態「AL PLAZA」(アル・プラザ)1号店として1979年11月に開業。建物は6階ー地階、平和堂が所有する。店舗面積は12,028㎡。平和堂は彦根市が創業地であり、同社のなかで本店格の店舗となっている。
アルプラザ彦根ではリニューアルを前に2017年8月より彦根市役所仮庁舎が3階・4階に入居。彦根市役所の退去後、再リニューアルが進められており、2021年12月には1期リニューアル部分が開業していた。
交流ゾーン、大型書店、屋上広場など登場
6階建ての施設のうち、地階から3階までは2021年12月にリニューアル開業した。
1階エントランス。
地下1階「食品のフロア」では、レッシュなフルーツを使用したカットフルーツや地場野菜、店内手づくりの出し巻きやふっくらてづくりおにぎり、地元銘菓やあゆの店「きむら」など、地元の味を取り揃えた。
地階では地元の味を充実させた(公式サイトより)。
1階「暮らしのフロア」では「忙しい毎日を、自分らしく。心地よく、ハッピーに!」をテーマに、医薬品や化粧品、ウィッグなどを集めた美と健康にこだわったショップ「Beauty Road」、介護用品をはじめとした高齢者向け「サポフル」コーナーが誕生。
1階装飾(公式サイトより)。
また、文具コーナーでは「地元とつながる」をテーマにした文具「JIMOBUN」から地元滋賀をモチーフにした文具や雑貨を揃えた。
1階・観光案内。
2階「ファッションのフロア」では自分らしく、心地よく暮らしたい女性の24時間を応援する雑貨店「on.24h.hours」、健康生活密着コンビニをコンセプトにしたライフスタイルスポーツショップ「e-fit Sports」を開設。
3階「専門店のフロア」では、和雑貨・洋雑貨の展示販売を行う「畳市場」、100円ショップ「ダイソー」とダイソーの姉妹ブランドである300円ショップ「THREEPPY」の融合型店舗が出店した。
2022年12月には、4階・6階・屋上、そして1階がリニューアルした。
4階は「地域交流のフロア」には地域コミュニティサロン「みんなの広場」を開設。足湯や卓球、囲碁、オセロ、ラジオ体操や健康測定などを無料で提供する。
4階・地域交流のフロア。
5階は以前と同様に文化教室と塾が入居する。
6階は「書店と展望カフェのフロア」で、平和堂傘下の大型書店「平和書店」が出店。また、ランチやカフェタイムにおすすめのオープンカフェ「COZY TOWN café」、勉強やテレワークに最適なワーキングスペース「coin space」が誕生した。
屋上は「芝生広場・展望デッキ」。屋上からは国宝・彦根城を一望できるほか、イベントとしてラジオ体操も開催する。
屋上からの展望。
このほか、1階では地酒や銘菓を集めた銘店コーナーとフードコートがリニューアルしている。
開業半世紀近い老舗ではあるものの、2度にわたる全館改装によって、創業地の顔に相応しい明るい店舗へと生まれ変わった。
全館フロア案内。
(撮影:piyoさん)。
平和堂 アルプラザ彦根
住所:滋賀県彦根市大東町2−28
営業時間:9時30分~20時
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