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【優勝セール情報】阪神タイガース、1985年以来38年ぶり日本一で記念セール【2023年】

兵庫県西宮市に本拠地を置くプロ野球チーム「阪神タイガース」が、2023年11月5日の京セラドーム大阪での阪神タイガースvsオリックスバファローズ戦(SMBC日本シリーズ第7戦)により、SMBC日本シリーズ2023(日本シリーズ)優勝を決めた。
阪神タイガースを応援するイズミヤ
阪急阪神東宝グループ・H2Oリテイリング系スーパーだ。

阪神タイガースは2023年度のシーズンスローガンとして「Aim! Respect! Empower!(A.R.E/アレ)」を掲げ、2005年9月29日以来18年ぶりとなるリーグ優勝をめざしていた。
その後、2023年9月14日にホームである甲子園球場でリーグ優勝を達成し「アレ」から卒業。
2023年11月2日に甲子園球場で行われたオリックスバファローズ戦(約59年ぶりの関西対決)で鮮やかな逆転劇をみせ、1985年11月以来35年ぶりとなる日本一となった。
タイガースの聖地のひとつ「道頓堀」。
道頓堀近隣の飲食店でも「アレ」を祝うセールが目立った

同球団のリーグ優勝を記念して、阪急阪神東宝グループ系の施設や阪神ファンの多い関西圏を中心に優勝記念セールや関連セールが始まっている。
阪神タイガース セ・リーグ日本一記念優勝セール」の実施が発表されている主な大型店・チェーン店は以下の通り。

11月6日10時現在更新中、順次更新中。
関西を中心に全国各地で開催予定。

※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※予定は変更されることがありますので、詳細は各店舗にお問い合わせください。

2023年度の日本シリーズ優勝記念セール実施店舗

阪急阪神の経営統合時に注目を集めた「阪急百貨店での阪神タイガース優勝セール」は実現しなかったもの、阪急オアシスや関西スーパー、ジョーシンなど関西圏を中心に全国各地でセールが開催される。

百貨店・モール・スーパー・カラオケ
  • H2Oリテイリング(阪急阪神百貨店)
    祝 阪神タイガース ご声援感謝セール
    :優勝翌日から7日間開催
    :阪神百貨店ブランドの4店舗(阪神梅田本店・阪神にしのみや・阪神御影・阪神あまがさき)
    ※ステッカーの種類や買上げ必要額は本支店で異なる
    阪急百貨店ブランドの店舗(阪急うめだ本店・西宮阪急・博多阪急など)ではセ・リーグ優勝時と変わらず実施せず
  • H2Oリテイリング(H2O食品グループ)
    関西フードマーケット(イズミヤ阪急オアシス・カナート)
    2023阪神タイガース夢をありがとうセール
    :優勝翌日10月6日から12日まで開催
    :イズミヤ77店舗・阪急オアシス73店舗・カナート17店舗
    :開催初日限定「ご声援感謝福袋」数量限定販売
    :80円セールを始めとするキャンペーン
    :記念グッズ配布(3,000円以上購入者対象)
    関西フードマーケット(関西スーパーマーケット)
    祝 阪神タイガース ご声援感謝セール
    :優勝翌日10月6日から13日まで開催予定
    :阪神タイガース商品の販売やセールなど
  • H2O商業開発(イズミヤショッピングセンター)
    阪神タイガース2023SMBCMBC日本シリーズ優勝記念セール
    :優勝翌日10月6日から12日まで開催
    :イズミヤショッピングセンター直営衣料品売場など

    リーグ優勝翌日に盛り上がりをみせた阪神梅田本店。
    日本シリーズ優勝翌日はリーグ優勝を上回ることとなりそう。

  • 三井不動産グループ
    :三井ショッピングパークららぽーと甲子園
    阪神タイガース 優勝セール
    :甲子園球場に近いモールならではのセール
  • イオングループ(イオンリテール近畿カンパニー)
    関西に元気をありがとう!熱烈感謝SALE
    連休中の2023年11月3日~5日
    :イオンリテール近畿カンパニー運営の近畿圏87店舗
    :「イオンお買い物アプリ」ユーザー対象にクーポン配布など
  • 丸善三番館(旭川本店・ふらの店)
    優勝!ありがとう感謝セール
    :セ・リーグ開催期間中から引続き応援、セール予定。
  • ジャンカラ
    日本一!おめでとうセール
    :“優勝直後”から3日間開催。
    :関西2府4県全120店舗(姫路セントラル店を除く)
    :リーグ優勝時と変わらず「生ビール」無料
    :但馬空港スカイダイビングセンター(兵庫県豊岡市)で「六甲ヘリおとし(スカイダイビング体験)」体験可能なX(旧Twitter)引用リポストキャンペーンなど

    2023年11月に開業したばかりのイオンでもセール開催
家電量販店
  • 上新電機(Joshin)
    阪神タイガース おめでとうセール
    :優勝翌日から開催予定
    :セ・リーグ優勝後も応援セール開催。
    :全国のJoshin実店舗とWebショップ
  • ヨドバシカメラ
阪急阪神系商業施設・阪急阪神関連商業施設
  • ハービス大阪
  • ラグザスクエア
  • 野田阪神ウイステ
  • エキーマ今津
  • エビスタ西宮
  • HEP FIVE/HEP NAVIO(ナビオダイニング)
  • 阪急三番街
  • 阪急32番街
  • NU茶屋町
  • 阪急17番街
  • 大阪梅田ツインタワーズ
  • 新大阪阪急ビル
  • ミズノオオサカ茶屋町
  • 阪急西宮ガーデンズ
  • 伊丹阪急駅ビル
  • ベルフローラかわにし
  • G+コレクション阪急宝塚
  • ロザヴィア
  • エミル高槻
  • ミュー阪急桂
  • EKIZO神戸三宮
  • 茶屋町あるこ
  • サン広場地下街
  • ディアモール大阪
  • 阪神西九条高架下
  • 甲子園プラス
  • マルシェ池田
  • 野田アプラ
    阪神タイガースSMBC日本シリーズ2023記念キャンペーン
    :優勝翌日から3日間程度
    :各施設でグループ共通ポイント「Sポイント」10倍

過去に優勝記念セールを実施した店舗(一例)

2003年の優勝セールでは星野仙一監督、2005年の優勝セールでは岡田彰布監督にちなんだ特価商品がみられた。
阪神百貨店に加えて、イオンやダイエーでは近年も阪神タイガースの活躍を記念したセールが度々行われている。

百貨店・大型衣料品店
  • 阪神百貨店
    :記念デザイン商品券の販売など
  • 大丸グループ(2003年/2005年)
    阪神タイガース優勝 おめでとうセール
    :直営8店舗及び系列百貨店3店舗(高知・鳥取・今治)
  • 松坂屋グループ(2003年・2005年)
  • 高島屋(2003年・2005年)
  • いよてつ高島屋(2003年・2005年)
  • 西武百貨店(2005年)
    :関西一部店舗(高槻西武・八尾西武など)
  • そごう(2005年)
    :関西3店舗(そごう神戸店・そごう西神店・そごう徳島店)
  • 京王百貨店新宿店・聖蹟桜ヶ丘店(2005年)
  • 天満屋グループ(2003年・2005年)
    :天満屋直営店・高松天満屋など
  • くまもと阪神(2005年)
  • 丸善三番館(2003年・2005年)
スーパー・コンビニ
  • イオングループ(2005年)(ありがとうセール定期開催)
    :西日本の店舗(ジャスコ・サティなど)中心に開催実績あり
  • ダイエー(2014年)
    阪神タイガース 感動をありがとう!!セール
  • 大丸ピーコック(2005年)
  • セブンイレブンジャパン(2005年)
阪神系商業施設
  • 野田阪神ウイステ(2005年)
  • ラグザ大阪(2005年)
  • ディアモール大阪(2005年)
  • ハービス大阪(2005年)
    セ・リーグ優勝記念企画
そのほか店舗
  • 楽天市場などでも一部店舗で優勝セールを実施することあり。
    (日程など各店で違うため要検索)

ほたてセールを実施中。

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【優勝セール情報】アビスパ福岡、JリーグYBCルヴァンカップ優勝で記念セール【2023年】

福岡県福岡市を本拠地(ホームタウン)とするプロサッカーチーム「アビスパ福岡」が、2023年11月4日に国立競技場で行われたサッカー日本3大タイトル「2023JリーグYBCルヴァンカップ(Jリーグカップ)」決勝の浦和レッズ戦で優勝を決めた。

アビスパ福岡優勝を祝う新天町商店街。

アビスパ福岡は1982年に中央防犯ACM藤枝サッカークラブとして設立。1995年に福岡市に「福岡ブルックス」として新発足、1996年の現クラブ名改称を機に“九州初のJリーグ加盟クラブ”となった。
サッカー日本三大タイトルと称される「JリーグYBCルヴァンカップ(Jリーグカップ)」の優勝はクラブ発足以来史上初となる。
※日本三大タイトルはYBCルヴァンカップ、明治安田生命J1リーグカップ、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会

11月6日には福岡市役所と博多駅前広場で祝勝会も開催
アビスパファンの熱気で駅周辺一帯が覆い尽くされ、天神でも中洲でも博多でもサポーターであふれかえった。

アビスパ福岡の優勝を記念して、オフィシャルスポンサー各社や福岡県内外各地の応援店を中心に優勝記念セールが始まっている。
アビスパ福岡 優勝セール」の実施が発表されている主な大型店・チェーン店は以下の通り。

11月12日現在更新中。
福岡県を中心に九州沖縄各地で開催予定。

※福岡に拠点を置く都商研が調査を実施しました。
※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※予定は変更されることがありますので、詳細は各店舗にお問い合わせください。

2023年度の日本一記念セール・イベント実施店舗

家電量販店
  • ヤマダデンキグループ(ベスト電器店舗限定)
    ルヴァンカップ優勝おめでとうセール
    :九州沖縄地区のベスト電器(一部店舗を除く)
    開催店舗例:福岡本店、小倉駅前店、久留米本店、大牟田ゆめタウン店、鳥栖店など、福岡県内と県外の一部店舗が中心
    :応援セールは2023年11月10日まで
    :優勝セールは2023年11月下旬まで(延長可能性あり
    :事前企画「アビスパ福岡応援セール」から引続き開催
    :応援セールは歳末セールに加え、お買物値引券進呈
    (税込10万円以上購入で5,000円分、税込20万円以上購入で10,000円分)
    :アビスパ福岡のホーム「ベスト電器スタジアム」ネーミングライツスポンサーならではのセールなど開催
    :アビスパ福岡にちなんだ生活便利グッズ小物“店頭表示価格80%OFF”のワゴンセール開催
紳士服店・呉服店
  • オーダースーツSADA(福岡県内の応援オフィシャル店舗)
    アビスパ福岡優勝キャンペーン!
    :2023年11月6日~12月3日
    :全国店舗のうちアビスパ福岡応援オフィシャル店舗
    開催店舗例:福岡天神店と福岡呉服町店
    :選手と同じ素材・デザイン・オプションのオーダースーツを特別価格で仕立て、オフィシャルスーツ・オフィシャルネクタイのセールなど
  • 呉服屋KENZO
    アビスパ福岡ルヴァンカップ初優勝記念セール
    :2023年11月5日~12日
    :年に一度の謝恩の大売出し「せいもん払い」の割引から更に10%OFF
    ※クーポンコード入力欄に「yusyo」と入力が必要
飲食店・各種宅配店
  • ピザクック
    アビスパ福岡 日本一おめでとうセール
    優勝当日から2023年11月11日まで
    :福岡・佐賀・山口県内の全店舗
    :アビスパ福岡にちなんだ“8種類”のピザMサイズ半額
  • お酒の美術館福岡天神店
    ルヴァンカップ優勝おめでとう
    :天神オリジナルウイスキーハイボールを一杯無料提供
    :合言葉「アビスパ福岡優勝ばい!!」が必要
商店街
  • 新天町商店街
    アビスパ福岡優勝おめでとう!
    :常設ブースに加え優勝記念垂れ幕掲示(記事中掲載)
    :各店舗単位でセールも開催
各種通販サイト
  • タンスのゲン(福岡県大川市)
    JリーグYBCアビスパ福岡ルヴァンカップ優勝SALE
    :2023年11月5日まで
    :自社通販サイト「タンスのゲン本店」でセール開催


福岡市中心部一帯で「アビスパオーレ」が鳴り響いた

そのほかの店舗
  • 楽天市場などでも一部店舗で優勝セールを実施することあり。
    (日程など各店で違うため要検索)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ほたてセールを実施中。

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楽天で購入

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イオン東北、イオンスーパーセンターと2025年3月経営統合へ-2023年9月基本合意、東北で経営効率化めざす

イオングループの東北地方地域子会社「イオン東北」「イオンスーパーセンター」は、2023年9月4日に経営統合に向けた協議を開始し基本合意書を締結、2025年3月を目処に統合完了をめざす方針を発表した。

イオンスーパーセンター(本社:岩手県盛岡市)。

年々大きくなるイオン東北

イオン東北(本社:秋田市)は、2020年3月の「マックスバリュ東北」(本社:秋田市)と「イオンリテール東北カンパニー」(本社:仙台市青葉区)の経営統合により発足。

イオン東北の「イオン仙台店」。

同社は当初、マックスバリュ東北がリテール東北カンパニーの“食品事業”を会社分割(吸収分割)し発足したため、総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」店舗内の食品部門と非食品部門(衣料・住居余暇・H&BC)が別会社という非効率かつ来店客の利便性を損なう状態となっていたが、2021年9月にイオン東北がイオンリテールの東北事業本部を再度統合することで経営体制の一本化を実現。同年11月にはイオンタウン能代の核店舗としてイオンスタイル能代東を開店するなど、新店出店と既存店のリニューアルを継続的に打ち出している。

イオン東北の「イオンエクスプレス仙台上杉店」。
同社が社内カンパニー時代から展開する仙台市街地の小型店。

年々小さくなるイオンスーパーセンター

イオンスーパーセンター(本社:岩手県盛岡市)は2005年11月に設立。
イオンは2005年10月当時、スーパーセンターを「次代を担う主力業態のひとつ」と位置付けており、同社直営13店舗のうち半数超の7店舗が集積する東北エリアでの意思決定迅速化や地域密着化を目的として、簡易分割で「東北エリアでの経営に集中する新設会社」を立ち上げることとなった。
同社の「イオンスーパーセンター釜石店」。
イオンタウンの核を担う旗艦店クラスの店舗。

イオンスーパーセンターは、設立から2008年まで年間2~3店舗の新規出店を打ち出していたが、2009年7月以降出店ペースが鈍化。2011年5月には同社初の居抜き物件(ジョイス跡)として美郷店を開店、2012年10月には震災復興の一環として陸前高田衣料館(仮設店舗)を開店、2014年3月にはイオンタウンの核店舗として釜石店(直営売場面積7,636㎡)を開店、同年7月には買いやすい広さの陸前高田店(直営売場面積4,457㎡)、同年10月には既存店よりコンパクトな水沢桜屋敷店(直営売場面積4,642㎡)を開店、2018年9月には食品スーパー級の紫波古館店(直営売場面積1.950㎡)を開店するなど、店舗モデルの見直しを図っていた。
同社の「イオンスーパーセンター陸前高田店」。
陸前高田衣料館を発展解消するかたちで2014年6月に開店した。

イオンスーパーセンターが東北で試行錯誤を続けるなか、イオンビッグやイオン九州といったグループ会社では「イオンスーパーセンター」屋号の店舗を、総合スーパー業態「イオン」や類似のディスカウント業態「ザ・ビッグ」に転換する動きもあり、グループ全体でみればイオンスーパーセンターの減少が続いていた。

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コロナ緩和も価格高騰が重荷、地域密着の効率経営めざす

イオン東北とイオンスーパーセンターの両社が経営統合に向けた協議に至った理由として、新型コロナウイルス感染症位置付け変更(5類移行)による消費支出増加と物価上昇による生活防衛意識の高まり、資源高騰による店舗運営費の高まりといった企業経営を取り巻く環境の変化を理由として挙げている。
両社は東北に本社を置くイオングループの企業として、経営統合により、迅速な意思決定と地域により根差した対応ができる体制への移行をめざすとしている。

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イオンビッグ、マックスバリュ南東北を2024年3月1日吸収合併-「マックスバリュ」冠するザ・ビッグ専業子会社消滅

イオングループの「イオンビッグ」(本社:名古屋市中村区)と「マックスバリュ南東北」(本社:仙台市青葉区)は2023年9月26日に合併契約を締結し、2024年3月1日を目処に経営統合することを発表した。

イオンビッグ、ますますビッグに

イオンビッグは、2011年8月21日にグループ持株会社「イオン」100%出資の完全子会社として名古屋市中村区で設立。
同社の設立はイオンによる「DS事業をグループの新たな成長戦略の柱」と位置づける方針に基づくものであり、設立に際して総合スーパー事業会社「イオンリテール」が展開していた北関東・中部・近畿エリアの総合ディスカウントストア業態21店舗(ザ・ビッグなど)を承継した。
並行して、同社は設立直後より「イオンスーパーセンター」「メガマート」を「ザ・ビッグ」に一本化する業態転換を開始。2014年1月には関東・中部・近畿のザ・ビッグ運営に特化した事業会社となった。

イオンビッグ運営のザ・ビッグエクストラ平群店。
(奈良県生駒郡平群町)

マックスバリュ南東北は、2010年2月にイオンリテールのマックスバリュ事業本部南東北営業部を母体として設立。
設立当初は東北2県・関東1県(宮城県・福島県・栃木県)の「マックスバリュ」「ザ・ビッグ」を展開していたが、2011年10月に那須店を閉店し栃木県から撤退。2015年7月までに同社運営マックスバリュ全店舗をザ・ビッグに転換したため、社名にマックスバリュを冠するにもかかわらず、同社運営店舗全てがザ・ビッグとなった。

「マックスバリュ」冠するザ・ビッグ事業専業会社消滅

イオングループは、イオンリテールの総合スーパー事業会社化とマックスバリュ(以下MV)の地域密着体制構築を目的として、2010年1月にリテール運営のMVをイオン100%出資の地域子会社6社(北東北・南東北・関東・中京・長野・北陸)に分割する機構改革を実施した。
MV地域子会社6社のうち「MV北陸」は石川県・富山県・新潟県の食品スーパー事業会社として存続、「MV関東」はイオン系スーパー2社(マルエツ・カスミ)と経営統合、「MV北東北」「MV中京」は近隣の地域子会社と合併するかたちで2021年5月現在もMVを運営している。一方「MV南東北」「MV長野」はディスカウント志向を強め、2015年までにザ・ビッグのみを運営する会社となった。

MV長野が運営していたザ・ビッグ。(長野県大町市)
同社が運営するジャスコからの転換1号店だった。

イオンビッグは2019年9月の「MV東海」「MV中部」の経営統合に先駆け、同年6月に東海運営のザ・ビッグ35店舗、同年7月に中部運営のザ・ビッグ13店舗を吸収分割により譲受するなど、東海地方のザ・ビッグ運営会社を一本化。2021年6月にはMV長野を吸収合併したため、グループ唯一のザ・ビッグ専業地域子会社となったMV南東北との統合を含むさらなる再編に注目が集まっていた。

ザ・ビッグ運営会社は7社に

イオンビッグによるMV南東北の吸収合併により、2024年3月以降日本国内でザ・ビッグを展開する企業は「イオンビッグ」「イオンリテール」「イオン北海道」「イオン東北」「MV西日本」「イオン九州」「イオン琉球」の7社となる。

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フジ、マックスバリュ西日本と2024年3月1日経営統合-事業会社を吸収合併、フジ本社は広島市に移転

流通大手「イオン」(本社:千葉市美浜区)子会社で中四国地方の流通持株会社「フジ」(本社:愛媛県松山市)は、フジ子会社の事業会社「フジ・リテイリング」(本社:愛媛県松山市)と「マックスバリュ西日本」(本社:広島市南区)を2024年3月1日付で吸収合併する。
フジによる事業会社2社の吸収合併により、同社とマックスバリュ西日本は完全なかたちで経営統合を果たすこととなる。

経営統合向けて準備進めていたフジ

フジは1946年創業の繊維卸「十和織物(現アスティ/法人格としては現ヨンドシーHD)」(本社:広島市西区)の小売事業子会社として、1967年9月に愛媛県松山市で設立。同年10月に1号店「フジ宇和島店」を開店、1989年12月に大型総合スーパー1号店「フジグラン松山」を開店、2008年4月にはショッピングセンター旗艦店「エミフルMASAKI」を開業するなど、四国を代表する地場最大手流通グループとなった。

フジの旗艦店「エミフルMASAKI」。

フジは2010年代以降、中四国の経営難となった食品スーパーの支援企業として、「スーパーABC」(本社:愛媛県松山市)や「ピュアークック(旧スーパーふじおか)」(本社:広島県廿日市市)を傘下に収めるなど、M&Aによる経営規模の拡大を打ち出し独立を維持していた。

フジカンパニーズとなった「スーパーABC上一万店」。

しかしその後は、2018年10月にイオンと資本業務提携を締結し、2019年2月までに同社の設立母体であった繊維卸「アスティ」「4℃ホールディングス」との資本関係を縮小、2019年5月にはマックスバリュ西日本株の7.6%(議決権所有割合)を取得するなど、イオングループ各社と急接近していた。

マックスバリュ西日本と2年かけて完全に経営統合

フジは2024年3月の事業会社2社との経営統合に先駆け、2021年9月にマックスバリュ西日本と「経営統合に関する基本合意書」を締結、同年12月に共同持株会社「フジ」と同社小売事業を引継ぐ「フジ・リテイリング」の設立を発表し、2022年3月に持株会社体制への移行を完了していた。

マルナカはフジ運営に。

フジは持株会社体制への移行を機に、従来からの商品共同調達やイオングループ共通電子マネー「WAON」導入に加え、グループ共通PB商品「トップバリュ」の取扱開始や株主優待の相互利用、移動スーパー「おまかせくん」のMV西日本系店舗への展開など、イオングループの地域子会社として各種商品・サービスを共通化。並行して事業会社統合後の社名や本社本部所在地の調整、グループ店舗の再編(フードグランニチエー)などを進めていた。

旧経営陣による乱脈経営で注目浴びたサニーTSUBAKI。
道後店は「スーパーABC」となった。

合併後の社名も「フジ」、本社は広島市に

フジは2024年3月の事業会社2社との経営統合後も、イオングループ由来(例:イオン西日本など)の社名への変更は実施せず、当面維持する見通し。
一方、同社は2023年10月に経営統合後の本社所在地を現在のマックスバリュ西日本広島本社(広島段原ショッピングセンター/旧マイカル広島サティ)に移転する方針を発表しており、四国地場流通大手として親しまれた同社の本社は広島に移ることとなった。

フジ本社は広島サティ跡に置かれる。

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マックスバリュエクスプレス志摩波切店、2023年11月10日開店-志摩市初の小型店、店内製造も

三重県志摩市の県道515号線と県道61号線が交わる交差点沿いにに、イオングループの地域子会社「マックスバリュ東海」(本社:浜松市東区)が展開する食品スーパー「マックスバリュエクスプレス志摩波切店」が2023年11月10日に開店する。

志摩市初の小型店、狭小ながら店内製造・地産地消も

マックスバリュ志摩波切店の建物は平屋建で直営売場面積は531㎡。同店開店により同社店舗は238店舗、三重県内47店舗、志摩市内2店舗となる。
志摩波切店は店舗コンセプトとして同社同業態共通の「わたしにうれしいとっても便利なお店」を掲げ、農産では三重県産を中心とした野菜・果物に加えて地元生産者向けコーナーを展開、加工品や酒類に関しても地元食材(じもの商品)の導入を推し進める。

マックスバリュエクスプレス志摩波切店。

また、狭小店舗ながら陳列棚の高さ調整といった工夫により日常の暮らしに必要な品揃えを確保、時短・簡便ニーズに対応した冷凍食品や小容量商品も拡充する。
惣菜に関しても、店内製造の弁当・寿司・ホットデリカ・焼きあげパンなど取揃え「おいしさ溢れる売場」を展開するとしている。

マックスバリュ志摩波切店(しまなきり店)

住所:三重県志摩市大王町波切3846番地3
営業時間:午前7時~午後11時30分

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無印良品ハピオ木野、2023年11月8日開店-音更町ハピオに十勝初の無印、ハピまんの販売も

北海道河東郡音更町に良品計画(本社:東京都豊島区)の大型ライフスタイルストア「無印良品ハピオ木野」が2023年11月8日に開店する。

観光客にも定評ある農協系スーパーに無印良品

ハピオは1994年10月に木野農業協同組合(JA木野)子会社の食品スーパーとして開店。2008年3月、2020年3月に大規模リニューアルを実施しており、2023年11月現在は直営食品売場を核に十勝帯広発祥の銘菓店「六花亭」、十勝地場持ち帰り寿司店「ファミリー寿司まんぼう」など専門店7店舗が入居する。
ハピオでは、2019年に発売した十勝産小麦の冷凍中華まん「ハピまん」を始め、地域の素材を活かした独自商品「ハピオフーズ」の開発に定評があることでも知られており、地方の農協系食品スーパーとしては珍しく、全国ネットのテレビ番組などで特集が組まれる機会もたびたびみられている。

十勝初の無印、ハピオとのコラボも

無印良品ハピオ木野の建物は平屋建で店舗面積は約1,740㎡。同社店舗は十勝初で道内18店舗となる。(派生業態含む)
無印良品ハピオ木野は「毎日の暮らしに役立つ衣料品・生活雑貨・食品が揃う店」を特徴に挙げ、肌着・紳士・婦人・子供服・服飾雑貨やキッチン用品・生活雑貨に加えて、要望の多いという冷凍食品を導入する。

無印良品ハピオ木野。

また、店舗独自の取組みとして、店舗内外装に北海道産木材、休憩用スペースに道内で解体された倉庫の廃材を採用。
ハピオガーデン跡に移転新装開店した「木野の森珈琲店」によるドリップコーヒーの販売や試飲、調理済みハピまん(すぐ食べられるように蒸した商品)やチルド商品の販売を予定している。

無印良品ハピオ木野の休憩用スペース。

今後は地域の生産者や事業者と生活者の交流の場となることを目指したマルシェ販売やワークショップイベントなどを行う「つながる市」の開催も視野に入れており「地域の活性化に寄与する店舗として皆さまのお役に立つこと」をめざすとしている。

無印良品ハピオ木野

住所:北海道河東郡音更町木野大通西7丁目1-24
営業時間:午前10時~午後8時

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ドン・キホーテ鶴ヶ島店、2023年11月7日開店-お祭りテーマのドンキ、大川家具インテリアモールに

埼玉県鶴ヶ島市の首都圏中央連絡自動車道圏央鶴ヶ島ICそばにある大川ホールディングス(Oh!Kawa/本社:さいたま市見沼区)のショッピングセンター「大川家具インテリアモール鶴ヶ島」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH/本社:東京都目黒区)のディスカウントストア「ドン・キホーテ鶴ヶ島店」が2023年11月7日午前9時に開店する。

埼玉地場の大型家具インテリア雑貨店として開店

大川家具インテリアモール鶴ヶ島(Oh!kawaインテリアモール鶴ヶ島)は2004年6月に開店。建物は地上2階建で店舗面積は6,894㎡。
大川HDは埼玉地盤の首都圏中堅スーパー「スーパーバリュー」の母体企業であり、1996年3月のスーパーバリュー分社化後も両社間で協調出店を行うことで衣食住を幅広くカバーしていたが、鶴ヶ島店は大川HDの家具インテリア雑貨店と傘下の生活雑貨店「アットイーズ」、同社FCのリサイクル衣料品店「キングファミリー」の非食品系3店舗がフロアを占める構成だった。

非日常と日常を兼ね備えたドンキに

ドン・キホーテ鶴ヶ島店の営業フロアは同施設1階の大川家具直営専門店跡で売場面積は2,693㎡。市内初のドンキとなる。
鶴ヶ島店ではテーマを「非日常感漂う“祭り”」に定め、内装に「」をイメージ、若年層向けに菓子類のラインナップ拡充やキャラクターグッズコーナーの展開、カラコン・コスメ・スマホパーツといったカテゴリ商品の導入を図るなど、ワクワク・ドキドキする売場をめざす。
一方、ファミリー世帯向けにはペアルック商品を集めたアパレルや子供向けサービス(現時点で詳細未発表)、カートでも買回りしやすい2mの通路幅を打ち出すことで、普段使いにも対応可能な店舗とするとしている。

ドン・キホーテ鶴ヶ島店。

ドン・キホーテ鶴ヶ島店

住所:埼玉県鶴ヶ島市三ツ木新町2丁目8-3
営業時間:9時~25時

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オリンピック、あまいけを2023年11月完全子会社化-東京多摩地場中堅の買収で食品スーパー事業強化

首都圏地場大手ディスカウント「Olympicグループ」(本社:東京都国分寺市)は、東京都多摩地場食品スーパー「あまいけ」(本社:東京都東久留米市)を2023年11月1日付で完全子会社化した。

M&Aや東京都心出店で事業拡大進めていたOlympic

Olympicグループは1962年に東京都国分寺市で創業、1973年2月に「オリンピックショッピングセンター(OSC」として法人化。1988年5月に社名を「オリンピック」に変更し、1990年に主力業態となるハイパーマーケット業態の展開を開始した。

オリンピック市川店。
2023年現在食品の取扱いはない。(千葉県市川市)

同社は長らく非食品比率の高いスーパーであったが、2012年4月の首都圏地場食品スーパー「カズン」(本社:東京都足立区)買収を機に、2020年12月には「優翔(フジマート)」(本社:東京都江戸川区)、2022年9月には「エフワン(新鮮市場エフワン)」(本社:埼玉県所沢市)といった地場を相次ぎ買収するなど、M&Aを中心とした事業拡大を本格化。
あわせて、東京都心部(新宿・秋葉原など)に都市型食品スーパーやディスカウントストアを相次ぎ新規出店していた。

オリンピック中央林間店。
2023年現在食品の取扱いはない。(神奈川県大和市)

精肉店発祥の地域密着型スーパー

あまいけは1969年12月に精肉店「肉のあまいけ滝山店」として創業。1971年6月に「株式会社あまいけ」として法人化した。同社は1983年に「スーパーあまいけ小川店」を開店するなど、東京多摩を中心に「地域密着型スーパーマーケット」を掲げ多店舗化、2017年からは既存店の積極的なリニューアルを打ち出していた。2023年10月時点の店舗数は11店舗で、株式は大島英正代表取締役会長が全株所有している。

あまいけ買収で多摩の店舗網強化

Olympicグループによるあまいけの買収は、2023年10月27日の同社取締役会決議により正式決定、10月31日の株式譲渡契約締結により11月1日付で実行された。
同社はあまいけの買収に関して「東京多摩地区の店舗網の拡充」「当社グループとのシナジー効果」を理由に挙げており、東京多摩の地域密着型スーパーマーケットは「OSCあまいけ」としてOlympicグループに組み込まれることとなった。

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【優勝セール情報】阪神タイガース、1964年以来59年ぶり関西対決で記念セール【2023年】

兵庫県西宮市に本拠地を置くプロ野球チーム「阪神タイガース」が、2023年11月2日の甲子園球場での阪神タイガースvsオリックスバファローズ戦(SMBC日本シリーズ第5戦)により、SMBC日本シリーズ2023(日本シリーズ)優勝に王手をかけた。
阪神タイガースショップ

阪神タイガースは2023年度のシーズンスローガンとして「Aim! Respect! Empower!(A.R.E/アレ)」を掲げ、2005年9月29日以来18年ぶりとなるリーグ優勝をめざしていた。
その後、2023年9月14日にホームである甲子園球場でリーグ優勝を達成し「アレ」から卒業。
2023年11月2日に甲子園球場で行われたオリックスバファローズ戦は、1964年の南海ホークス戦(現福岡ソフトバンクホークス)以来約59年ぶりとなる関西対決となり、鮮やかな逆転劇を決め日本一に王手を決めた。
リーグ優勝で盛り上がる優勝翌日の阪神梅田本店

阪神タイガースとオリックスバファローズによる関西対決を記念して、両球団のオフィシャルスポンサーでは記念セールが開催される。
関西対決記念セール」の実施が発表されている主な大型店・チェーン店は以下の通り。

※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※予定は変更されることがありますので、詳細は各店舗にお問い合わせください。

日本シリーズ優勝記事はコチラ:【優勝セール情報】阪神タイガース、1985年以来38年ぶり日本一で記念セール【2023年】

イオングループ
  • イオンリテール
    関西に元気をありがとう!熱烈感謝SALE
    :2023年11月2日“関西対決翌日”の11月3日~5日
    イオンリテール近畿カンパニー運営の2府4県87店舗
    :「イオンお買い物アプリ」ユーザー対象にクーポン配布
    :オフィシャルスポンサーならではの特売商品など
    :近畿2府4県88店舗のうち和歌山県のイオン新宮店は対象外

    イオンリテール近畿カンパニーの熱烈感謝SALEイメージ。

日本シリーズ優勝記事はコチラ:【優勝セール情報】阪神タイガース、1985年以来38年ぶり日本一で記念セール【2023年】

また、阪神タイガースの日本シリーズ優勝時には、阪急阪神東宝グループ系の施設や阪神ファンの多い関西圏を中心に優勝記念セールや関連セールが行われる予定。
阪神タイガース 日本一記念優勝セール」の実施が発表されている主な大型店・チェーン店は以下の通り。

2023年度日本シリーズ優勝記念セール実施予定店舗
(11月2日23時現在更新中。)

阪急阪神の経営統合時に注目を集めた「阪急百貨店での阪神タイガース優勝セール」は実現しなかったもの、阪急オアシスや関西スーパー、ジョーシンなど関西圏を中心に全国各地でセールが開催される予定。

百貨店・モール・スーパー・カラオケ
  • H2Oリテイリング
    :阪急阪神百貨店
    祝 阪神タイガース ご声援感謝セール
    :優勝翌日から開催予定
    :阪神百貨店ブランドの4店舗(阪神梅田本店・阪神にしのみや・阪神御影・阪神あまがさき)
    阪急百貨店ブランドの店舗(阪急うめだ本店・西宮阪急・博多阪急など)ではセ・リーグ優勝時と変わらず実施せず
    :関西フードマーケット
    祝 阪神タイガース ご声援感謝セール
    :イズミヤ77店舗・阪急オアシス73店舗・カナート17店舗
    :阪神タイガースコラボ商品の販売やセールなど

    イズミヤ各店でも「ご声援感謝セール」開催予定

  • 三井不動産グループ
    :三井ショッピングパークららぽーと甲子園
    阪神タイガース 優勝セール
    :甲子園球場に近いモールならではのセール
  • 丸善三番館(旭川本店・ふらの店)
    優勝!ありがとう感謝セール
    :セ・リーグ開催期間中から引続き応援、セール予定。
  • ジャンカラ
    日本一!おめでとうセール
    :“優勝直後”から3日間開催。
    :関西2府4県全120店舗(姫路セントラル店を除く)
    :リーグ優勝時と変わらず「生ビール」無料
    :但馬空港スカイダイビングセンター(兵庫県豊岡市)で「六甲ヘリおとし(スカイダイビング体験)」体験可能なX(旧Twitter)引用リポストキャンペーンなど
家電量販店
  • 上新電機(Joshin)
    阪神タイガース おめでとうセール
    :優勝翌日から開催予定
    :セ・リーグ優勝後も応援セール開催。
    :全国のJoshin実店舗とWebショップ
  • ヨドバシカメラ
阪急阪神系商業施設・阪急阪神関連商業施設
  • ハービス大阪
  • ラグザスクエア
  • 野田阪神ウイステ
  • エキーマ今津
  • エビスタ西宮
  • HEP FIVE/HEP NAVIO(ナビオダイニング)
  • 阪急三番街
  • 阪急32番街
  • NU茶屋町
  • 阪急17番街
  • 大阪梅田ツインタワーズ
  • 新大阪阪急ビル
  • ミズノオオサカ茶屋町
  • 阪急西宮ガーデンズ
  • 伊丹阪急駅ビル
  • ベルフローラかわにし
  • G+コレクション阪急宝塚
  • ロザヴィア
  • エミル高槻
  • ミュー阪急桂
  • EKIZO神戸三宮
  • 茶屋町あるこ
  • サン広場地下街
  • ディアモール大阪
  • 阪神西九条高架下
  • 甲子園プラス
  • マルシェ池田
  • 野田アプラ
    阪神タイガースSMBC日本シリーズ2023記念キャンペーン
    :優勝翌日から
    :各施設でグループ共通ポイント「Sポイント


タイガースの聖地のひとつ
「道頓堀」周辺の飲食店でもセールが行われる

そのほか店舗
  • 楽天市場などでも一部店舗で優勝セールを実施することあり。
    (日程など各店で違うため要検索)

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