イオンタウン川之江、2021年秋リニューアル開業-イオン初「フジ」核のショッピングセンター

愛媛県四国中央市の三島川之江インターチェンジ近く、国道11号線(川之江三島バイパス)沿いにあるイオンタウンのショッピングセンター「イオンタウン川之江」が、店舗の建て替え工事をおこない、2021年秋にリニューアル開業する。

イオンタウン川之江。

開業20年「イオン建替え」で大部分が休業していた

イオンタウン川之江は、1999年11月に「イオン」と「大和ハウス」の合弁会社「ロック開発」による「ジャスコ川之江ショッピングセンター」として開業。建物は4棟、店舗面積は18,693㎡。
当時はロック開発で初となる総合スーパー核の施設であり、同社他店のショッピングセンター名「ロック(Land Owner Company)」ではなく核店舗の「ジャスコ」名を冠していたが、2011年3月のイオンの総合スーパー事業再編にあわせて「イオン川之江ショッピングセンター」に改称、さらに同年9月の運営会社名の変更によって現在の施設名へと改称した。
イオンタウンへの改称後は、総合スーパー棟「イオン川之江店」に大型専門店(ニトリ・スポーツアルペン)を導入したが、2019年2月には「より豊かな食生活をサポートし、地域の皆さまが集い、語らいがうまれる場」として核店舗「イオン」の閉店をともなうリニューアルを発表。同年9月には、建替えのためイオンなどが閉店した。
2021年1月現在は、別棟の靴量販店「ABC-MART」、眼鏡店「眼鏡市場」、100円ショップ「ダイソー」、ファミリーレストラン「ジョイフル」、東京都福生市発祥のお好み焼き店「道とん堀」の5店舗が営業を継続している。

建替えを機に減床し「フジ」を核店舗に

イオンタウン川之江の建物は平屋建、敷地面積は約51,175㎡、総賃貸面積は約11,162㎡、延床面積は約12,834㎡。
イオンと資本業務提携関係にある地場大手スーパー「フジ」を核に、ドラッグストアや飲食店など18店舗が出店する。フジのイオングループ系商業施設への出店は、2018年10月の資本業務提携締結以来初となる見込み。
新施設の半径1km圏内には以前よりフジのショッピングセンター「フジグラン川之江」(1994年9月開業)が出店しているが、イオンは新・イオンタウンについて「地域の日々のくらしに寄り添う施設を目指す」としている。

イオンタウン川之江

住所:愛媛県四国中央市妻鳥町1795-1

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