マックスバリュ音更店、2022年11月18日開店-木野タウンの食品核、いちまる閉店以来約3年ぶり音更にイオン系スーパー復活

北海道河東郡音更町の木野タウンに、イオン北海道の大型食品スーパー「マックスバリュ音更店」が2022年11月18日午前9時に開店する。

十勝音更にイオン系食品スーパー復活

マックスバリュ音更店は、2018年より地場パチンコ店「ジェネシス」のグループ会社「ソフトアイランド」が順次整備を進めているショッピングセンター「木野タウン」の食品核として出店するもので、建物は平屋建、店舗面積は約2,550㎡、駐車場台数は約1,050台。
イオン北海道のマックスバリュとしては十勝総合振興局管内8店舗目で音更町内初の店舗となる。また、同社の前身となる「マックスバリュ北海道」の食品スーパー「ルーキーいちまる」が2019年7月に閉店して以来、音更町にイオン系食品スーパーが約3年ぶりに復活することとなる。

マックスバリュ音更店。

音更店ではコンセプトに「『地場と鮮度』にこだわった地域に密着したお店」を掲げ、農産売場では地場野菜に加えて、環境志向・健康志向の高まりに対応した有機野菜や即食ニーズの高まりに対応したカットフルーツを拡充。
水産売場では帯広創業の干物加工会社「能本水産」コーナーの展開や釧路創業の魚専門店「釧之助」商品、時短・簡便・骨とり商品など保存に便利な冷凍食品を取扱う。
また、畜産売場では地元ブランド肉「トヨニシファーム帯広牛」「十勝長いも豚」に加え、坂口精肉店直営熟成和牛専門店「味覚園」のジンギスカンといったこだわり商品、大容量冷凍ストック品を展開。
惣菜売場では帯広名物豚丼専門店監修商品「ぶたいち監修豚丼」や十勝小豆使用の和菓子「おはぎ」「よもぎおはぎ」、「中札内田舎どり」をテーマにした弁当・惣菜などを展開。冷凍食品売場では「十勝ナチュレ」「JA士幌町十勝男爵のコロッケ」といった地元商品を始め、外食有名店監修商品や韓国メニューなど約700品目を展開する。
あわせて、インストアベーカリーでは山本忠信商店による十勝産小麦「月の魔法」を使用した「十勝小麦の角食」や十勝産食材を使用した菓子パン・バーガーなどを展開。十勝19市町村の連携による地域産業政策「フードバレーとかち」認証商品を取扱うなど「地場商品・地元食材を使った地域こだわりの商品」の強化を打ち出す。
このほか、同店では「毎日の美と健康づくりをサポートする商品の充実」を掲げ、H&BC売場(ヘルス&ビューティケア)や花売場といった非食品分野を展開。専門店として北の自然菓「柳月」、美唄焼鳥「」、クリーニング店「街のクリーニング屋さん」を備えるなど、食品スーパーとしては広大なフロアを活かした店舗とする。

マックスバリュ音更店のフロアマップ。

同店ではサービス面においても、フルセルフレジ(8台)とお支払いセルフレジ(4台/精算機8台)、タイムリーな価格表示に対応した電子棚札といったデジタル設備を導入することで「快適にお買物いただける売場環境を構築し、地域の皆さまに最もご支持いただけるお店」をめざすとしている。

十勝でマックスバリュ本格展開へ

イオン北海道は2022年11月4日時点において、マックスバリュを十勝総合振興局管内で7店舗展開しているが、いずれも2015年10月に旧マックスバリュ北海道が十勝地場大手流通グループ「いちまる」から食品スーパー事業を承継した店舗であり、旧いちまる運営店舗はマックスバリュへの転換後も一般的な同業態の店舗とは異なるフロア構成となっている。
マックスバリュ音更店は、イオン北海道としては初となる十勝総合振興局管内での同業態の新規出店であり、本格展開の試金石としての役割を担う店舗となりそうだ。

マックスバリュ音更店

住所:北海道河東郡音更町木野大通り東10丁目6-27
営業時間:9時~22時

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