サニーTSUBAKI、2022年2月27日までに全店閉店-「フジ」「スーパーABC」に転換、旧経営陣色一掃へ

四国流通大手でイオンと業務資本提携する「フジ」(愛媛県松山市)は、同社完全子会社となっている「サニーTSUBAKI(サニー椿)」が運営する全3店舗「サニーTSUBAKI道後店」「サニーTSUBAKI桑原店」「サニーTSUBAKI古川店」を2022年2月27日までに閉店する。

サニー椿、一斉閉店と商品券騒動が起きていた

サニーTSUBAKIは1954年に愛媛県東宇和郡野村町(現西予市)で創業。同社は長らく「サニーマート」の屋号を掲げ営業していたが、以前より高知県に本社を置く地場大手など、類似名称のスーパーが複数存在したこともあり、2014年7月に現在の屋号に改称した。屋号改称後は、同社桑原哲也専務(当時、通称:てっちゃん)を前面に押し出す販促キャンペーンで知名度向上を図ったが、2018年6月27日に本店を除く全店が一斉閉店、同年6月28日に民事再生法適用を申請するなど経営悪化が表面化したため、プレミアム商品券(てっちゃん商品券)を持つ多くの市民が押し寄せる騒ぎとなった。

サニーTSUBAKI道後店。

その後、同社は同年7月24日にフジ(フジカンパニーズ)による商品供給支援のもと桑原店・道後店を営業再開し、2019年2月にフジとスポンサー契約を締結。2020年4月11日に再生計画認可決定を確定し、同年4月17日にフジの完全子会社となった。

てっちゃん色一掃、屋号も消滅

サニーTSUBAKIはフジカンパニーズ入りを機に、フジと共通のEDLP型販促企画や電子マネー付ポイントカード、フジ開発商品を段階的に導入するなど再建を図っていた。その一方、同社はフジが傘下に収めた同業他社(ピュアークック・ニチエー・スーパーABC・ニチエー)と異なり、店舗譲受を含めた新規出店やWeb上での情報発信(自社サイトの再開設など)がなく、店舗利用客からも旧経営陣による不祥事や騒動を連想する声が今もなお数多くみられていた。
サニーTSUBAKIを傘下に収めたフジは、2018年10月にイオンと資本業務提携を締結し、2022年3月にイオングループのマックスバリュ西日本(MV西日本)と持株会社を設立、2024年3月までにMV西日本と合併する方針を示しているため、フジが傘下に持つ食品スーパー事業会社の整理とサニーTSUBAKI旧経営陣色の一掃が狙いにあるとみられる。

サニツバ跡、「フジ」とフジ傘下「スーパーABC」に

サニーTSUBAKI3店舗のうち、道後店・桑原店は2022年2月13日午後7時をもって閉店、古川店は2月27日午後7時をもって閉店する。なお、道後店・桑原店は、2014年にフジ傘下となった「スーパーABC」を運営する「フジマート四国」への移管と改装を経て、3月4日に「スーパーABC道後樋又店」、3月5日に「スーパーABC桑原店」として新装開店する。
また、古川店は建替工事とフジへの移管を経て、2022年12月にフジの店舗(店名未定)として新装開店するとしている。

サニーTSUBAKI3店舗中2店舗はABCに転換する。

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