カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ソコラ所沢、2024年4月25日開業-埼玉初となる野村不動産系地域密着型モール、ライフを核に

埼玉県所沢市の西武所沢駅近くに、野村不動産グループの地域密着型商業施設「SOCOLA所沢(ソコラ所沢)」が2024年4月25日に開業した。

所沢市土地区画整理事業の商業核に埼玉初の「ソコラ」

ソコラ所沢は「所沢都市計画事業 北秋津・上安松土地区画整理事業」の商業核として整備された商業核で、建物は地上2階建で敷地面積は約17,997㎡、建築面積は約8,949㎡、延床面積は約9,799㎡。
野村不動産グループの地域密着型商業施設シリーズ「ソコラ」としては7施設目で埼玉県内初となる。

ソコラ所沢店全体イメージ。

ライフを核にジョーシンやトモズなど12店舗が集積

ソコラ所沢はコンセプトに「毎日の暮らしをちょっとずつエコに、みんなに環境に地域にやさしいショッピングセンター」を掲げ、所沢市内初となる大型食品スーパー「ライフ」を核に、住友商事系ドラッグストア「トモズ」や100円ショップ「ダイソー」、家電量販店「ジョーシン」(キッズランド併設店/アウトレット所沢からの移転扱い)、飲食店「KFCケンタッキーフライドチキン」「31サーティワンアイスクリーム」「もんじゃ・お好み焼わいず」「一風堂」、クリニックモール「ドクターズポート」といった専門店12店舗を展開する。(開業時点の専門店数は10店舗/クリニックモール3区画のうち2区画は入居未定)

トモズソコラ所沢店。

同施設は野村不動産グループのなかでも地域密着型という扱いであり、所沢駅周辺の大型店と比較し規模は小ぶりであるが、土地区画整理事業による道路整備や所沢駅東口側唯一の家電量販店といった集客性の高い専門店の存在もあり、地域住民の需要を着実に獲得していくものとみられる。

ソコラ所沢

住所:埼玉県所沢市北秋津592番
営業時間:午前9時~午後9時30分(ライフソコラ所沢店)
※営業時間は専門店ごとに異なる

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スイングモール、2024年4月25日開業-平和堂新業態とマツキヨ核の新施設、名鉄東岡崎駅「スイングヒガオカ」に

愛知県岡崎市の名古屋鉄道本線東岡崎駅南口に、名鉄グループの商業施設「SWING MALL(スイングモール)」が2024年4月25日に開業した。

東岡崎駅開発プロジェクト「スイング」冠する新施設

スイングモールは2021年7月に閉館した総合フィットネスクラブ「名鉄セントラルフィットネスクラブ東岡崎」跡地に建設されたもので、建物は地上3階建で延床面積は約3,000㎡。建物保有は名古屋鉄道本体が、運営管理は名鉄プロパティマネジメントが担う。 
SWING MALL.

同施設は2023年5月の着工当初、施設イメージに名鉄グループの駅ビル共通ブランド「μPLAT(ミュープラット)」を冠していたが、名鉄グループ(名古屋鉄道・名鉄都市開発)が東岡崎駅北口及び南口周辺で展開中の開発プロジェクト「SWING HIGAOKA(スイングヒガオカ)」にあわせた独自ブランドを施設名に冠することとなった。 
SWING HIGAOKA LogoMark.


SWING MALL LogoMark.

平和堂新業態やマツキヨなど16店舗が集積

スイングモールでは、スイングヒガオカが全体コンセプトとして掲げる「躍動的なリズム」を意識したサウンドロゴやコミュニティキッチン、岡崎市が取組むまちづくり戦略「QURUWA戦略」と連携した六所神社参道につながる動線を構築する。 
SWING MALL.

また、テナントとしては、平和堂の服飾雑貨新業態「GOODS DEPO」(自社ショッピングセンター外初出店)とドラッグストア「マツモトキヨシ」を核に、バー「お酒の美術館」、おにぎり専門店「ごちそう焼むすびおにまる」、インド&ベトナム料理店「スバカマナ・デリ」、沖縄アイスクリーム・クレープ店「ブルーシール」など17店舗が入居する。

HEIWADO GOODS DEPO.


Community kitchen.

2029年度には岡ビル百貨店跡地にも新施設

名鉄グループは、2021年5月をもって閉館した東岡崎駅ビル「岡ビル百貨店」跡地においても「東岡崎駅北口地区第一種市街地再開発事業」として、2028年度に新駅舎(橋上駅舎)を開業、2029年度を目処に新施設(地上9階/延床面積約13,970㎡/高さ47m)を開業する方針を示している。
岡ビル百貨店跡地には、駅舎や商業施設としての機能にとどまらず、オフィスやバスターミナル、賑わい広場も整備予定であり、SNSを中心に親しまれた昭和レトロビルが地域の新たな拠点として一変することとなった。

SWING MALL(スイングモール)

住所:愛知県岡崎市明大寺町字耳取14番5号他

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イオン香椎いーなテラス、2024年6月20日開業-イオンモール香椎浜と複合展開、福岡都市高速アイランドシティ線工事ヤード跡地に

福岡県福岡市東区の福岡都市高速道路アイランドシティ線近くに、イオン九州の商業施設「Kashii iina Terrace(香椎いーなテラス/かしい いーな てらす)」が2024年6月20日に開業する。

福岡市東部地域の拠点として整備が進められていた

香椎いーなテラスは、福岡市による「福岡高速6号線(アイランドシティ線) 事業用地跡地活用事業」の一環として、イオン九州が公募型プロポーザル方式に応募し、2023年2月に開発が決まったもので、建物は鉄骨造数棟で延床面積は6,916㎡。
イオン九州は事業提案において、基本方針として「KASHIIHAMA Bay Bridge(香椎浜ベイブリッジ)」を掲げ、福岡東部地域の交流拠点としての賑わい創出と周辺環境との調和を念頭に、産地直売所やフィットネス・サイクルショップ、飲食店などを展開する方針を示していた。

香椎いーなテラスのロゴマーク。

健康を意識した14店舗が集積

香椎いーなテラス第1期開業エリアは「身体と心の健康、人と人の繋がりを深めるウェルビーイングゾーン」として、九州初となる新感覚ラケットスポーツコート「パデル福岡」や福岡県内初となるアミューズメントフィットネスクラブ「フィットイージー」、福岡市内初となるアパレルショップ「#ワークマン女子」といった地域初となる専門店に加え、オーガニック&産地直送食品スーパー「ナチュラルナチュラル」やフットウェアショップ「スケッチャーズアウトレット」、イオン九州の自転車店「イオンバイク サイクルテラス」、回転寿司店「はま寿司」など10店舗を展開。

香椎いーなテラス。

2024年秋開業予定の第2期開業エリア(海岸側エリア)は「海に立つ御島神社の鳥居や、あいたか橋が印象的な香椎海岸の景色。その景観を楽しみながら、ゆったりと過ごせるリラックスゾーン」として、焼肉店「焼肉なべしま」や宅配ピザ店「ピザクック」、カフェ「FUKUCAFE」「コナズ珈琲」の4店舗を展開する。

香椎いーなテラス第2期開業エリア(海岸側エリア)。

イオン九州は同社旗艦店「イオンモール香椎浜」に隣接する同地域において「まちのテラスとして、訪れた人に「香椎、良いな。」と思って頂けるような、賑わいのある空間づくり」をめざすとしている。

香椎いーなテラス

住所:福岡市東区香椎浜3丁目1番3号

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東急ストア杉田とうきゅう、2024年6月17日閉店-京急杉田駅直結「プララ杉田」の核店舗、31年の歴史に幕

神奈川県横浜市磯子区の京急杉田駅直結商業施設「プララ杉田」1階にある東急ストアの大型食品スーパー「杉田とうきゅう」が2024年6月17日をもって閉店する。

京急杉田駅東口再開発事業でうまれた大型店

プララ杉田は1993年4月に「杉田駅東口地区第一種市街地再開発事業」の一環として開業。建物は地上12階地下1階建で店舗面積は7,958㎡。プララ都市開発が所有する。
開業以来長らく、東急ストアの大型総合スーパー業態「とうきゅう」を核とする施設であったが、東急ストアが1階食品フロアに売場を集約しており、2024年4月現在は大型ファッションストア「パシオス」「ハニーズ」や100円ショップ「キャンドゥ」、複合書店「文教堂書店」といった専門店が大部分を占める施設構成となっている。

京急駅直結の東急、31年の歴史に幕

杉田とうきゅうの閉店は店内掲示により明らかとなったもの。
地域住民に親しまれた「京急駅直結の東急」は31年の歴史に幕をおろすこととなった。

杉田とうきゅう。(同社公式より)

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井上百貨店本店、2025年3月31日閉店ー老朽化で、郊外のアイシティ21に統合

長野県松本市のJR松本駅近くにある百貨店「井上百貨店本店」が、2025年3月31日に閉店する。

井上百貨店本店。

創業約150年、かつては2館体制だった

井上は1885年に呉服店として創業、1979年に現在の店舗へ移転した。
かつては本館と新館の2館体制であったが、2010年に新館(現在「コングロM」として丸善など出店)を閉鎖した後は本館に売場を集約し営業している。
本館の売場は地階から7階、店舗面積は8,000㎡となっている。2023年夏には、フロアの一部をオフィスにするなどのリニューアルを行ったばかりだった。

井上本店、大規模改装するもアイシティに統合

閉店は井上百貨店が公式ウェブサイトなどで発表したもの。改装したばかりではあったものの、建物の老朽化により快適に買い物できる環境ではなくなったことが大きな要因だとしており、本店の閉店に合わせて郊外支店「井上アイシティ21店」(長野県山形村)のリニューアルもおこなうとしている。

売場を縮小しつつ「ネット通販も拡充」

井上百貨店では2022年11月から食品を中心としたインターネット宅配事業「井上アイシステム」(ネットスーパー)をおこなっているほか、2023年1月には自社サイトによるネット通販(EC)「井上オンラインショップ」を開始するなど通信販売事業に力を入れており、これによって実店舗の縮小による売り上げ減を補う考えだとみられる。

井上百貨店近くにある松本パルコ。

松本市内では2017年9月の「イオンモール松本」の開業以降、井上百貨店の近くでは「アリオ松本(イトーヨーカドー)」が2017年9月に閉店(「アルピコプラザ」として2018年に再開業)、「松本パルコ」が2025年2月に閉店する予定が発表されるなど、商環境の大幅な変化が生じている。
今後は閉店した各商業施設の再活用についても大きな課題となる。

井上百貨店本店

長野県松本市深志2丁目3−1
営業時間:10時~18時半

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ベイシアFoods Park関店、2024年4月26日新装開店-カインズモール関に岐阜県内初の同社新業態、ネットスーパーも

岐阜県関市に流通大手「ベイシアグループ」の大型食品スーパー「ベイシアFoods Park関店」が2024年4月26日に新装開店する。

関市内屈指の大型店だったベイシア

ベイシア関店は2009年4月に開店。建物は平屋建で店舗面積は5,255㎡。
関店は開店以来、隣接するベイシアグループのホームセンター「カインズ関店」(店舗面積7,814㎡)とともに市内屈指のショッピングセンター「カインズモール関」を形成していたが、業態転換にともなう全館リニューアルのため、2024年4月4日をもって一時閉店していた。

岐阜県内初の新業態とネットスーパーで利便性向上

ベイシアFoods Park関店は「より良いものをより安くより新鮮でより楽しく」を掲げた食のテーマパークとして、惣菜コーナーではかつてのベイシアの人気企画であった蓋が閉まれば盛り放題の「カレーバイキング」復活や「バイキングコーナー」の新規導入といった取組みを打ち出す。また、フローズンコーナーの弁当・おかず系商品数を従来比1.5倍に拡大、インストアベーカリーでは店内焼き上げのクロワッサンや石窯ピザを取扱開始する。

ベイシアFoods Park関店。

ベイシアFoods Park関店では新装開店にあわせて、東海地方では常滑店に次ぎ2店舗目で岐阜県内では初となる「ベイシアネットスーパー」を5月11日より注文受付開始する。このほか、専門店として100円ショップ「Seria」(緑ヶ丘店からの移転扱い)が開店予定であり、市内屈指のショッピングセンターとしての機能がより高まることとなった。

ベイシアFoods Park関店

住所:岐阜県関市大字小屋名字竹之腰1630
営業時間:午前9時30分~午後8時
※4月26日~5月6日は午前9時開店

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五反田JPビルディング、2024年4月26日開業-日本郵政不動産と星野リゾートの複合施設、旧ゆうぽうと跡地に

東京都品川区の五反田駅・大崎広小路駅近くにある旧ゆうぽうと跡地に、日本郵政不動産の大規模複合施設「五反田JPビルディング」が2024年4月26日に開業する。

ゆうぽうと跡地に大規模複合施設

五反田JPビルディングは、2015年9月閉館の日本郵政系複合施設「ゆうぽうと」跡地に建設されたもので、建物は地上20階地下3階建で敷地面積は約6,700㎡、延床面積は約69,000㎡。高さは約97m。
同施設はイノベーション拠点「TOKYO,NEXT CREATION」をコンセプトとした大規模複合施設として、1階にフードホール「五反田食堂」、2階に春蒔プロジェクトのシェアオフィス「co-lab 五反田 with JPRE」、3階に品川区立五反田産業文化施設「CITY HALL & GALLERY GOTANDA」(400㎡)、5階~12階にオフィスフロア(基準階約960坪)、14~20階に星野リゾートの都市型ホテル「OMO5東京五反田 by 星野リゾート」を展開する。

五反田JPビルディング。

1階は東京初から五反田の名店まで揃えるフードホール

五反田食堂は、地域の人にも親しみやすく覚えやすい名称を冠したフードホールとして、コンセプトに「多様な人が気兼ねなく過ごせる五反田のマチの食堂」を掲げ、ミシュラン掲載店「sio」が手掛けるパスタ専門店「おいしいパスタ」東京都内1号店や新宿アルタ裏手の老舗洋食店「アカシア」、恵比寿のおにぎり専門店「維心」、北出食堂のメキシカンタコススタンド「キタデタコス」など、東京初から五反田の名店まで11店舗を揃える。

高層階は星野リゾートの都市型ホテル

OMO5東京五反田(おも)by 星野リゾートはコンセプトに「夜景とご馳走のパラダイス」を掲げ、フロントフロアとしてダイナミックな「OMOベース」(約1,200㎡/天井高6m)や「空中庭園」「OMOカフェ&バル」を複合的に展開。

OMOベース。

OMOブランドの地域情報提案サポートサービス「Go-KINJO」では、ホテルスタッフ「OMOレンジャー」によるアクティビティとして、ゲストが選んだテーマにあわせて飲食店を紹介するガイドプログラム「五反田ご馳走レセプション」(無料)や人気店でちょい飲みを楽しめる「ひとさら de ご馳走パス」(税込2,000円程度/各店舗で異なる)、リバーライトビル(通称五反田ヒルズ)飲食街をはしごする「五反田ヒルズツアー」(税込6,000円)など、五反田グルメを満喫できるようなサービスを提供する。

OMO5東京五反田の空中庭園。

五反田JPビルディング

住所:東京都品川区西五反田8丁目4番13号

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スーパーマーケットバローリノアス八尾店、2024年4月26日開店-大阪中河内地域初出店、旧大近パントリー八尾西武店跡に

大阪府八尾市の近鉄八尾駅に直結するザイマックス系商業施設「リノアス八尾(LINOAS)」に、バローの食品スーパー「スーパーマーケットバローリノアス八尾店」が2024年4月26日に開店する。

西武百貨店を前身とする八尾駅前の大型店

リノアス八尾の前身となる西武百貨店関西(当時)の複合商業施設「西武八尾ショッピングセンター」は1981年5月に開業。建物は地上8階地下1階建で敷地面積は約6,850㎡、建築面積は約3,512㎡、店舗面積は40,030㎡、延床面積は約60,419㎡。地元不動産会社の八尾都市開発と八尾ビルディングが所有する。
西武八尾ショッピングセンターは、2006年12月の隣接地へのセブン&アイHD系ショッピングセンター「アリオ八尾」開業を機に、同施設と連絡通路(ペデストリアンデッキ)で接続するなど一体運営を行っていたが、2017年2月28日をもって西武百貨店が撤退したため、同年3月より不動産大手「ザイマックス」とビル所有会社による新施設「八尾光町駅前ビル」として暫定営業を開始。
八尾光町駅前ビルは約半年間の改修工事を経て、同年9月に「LINOAS(リノアス)」として新装開業することとなった。

大近パントリー跡にバロー

バローリノアス八尾店は、2024年1月をもって閉店した大近の高級食品スーパー「パントリー八尾店(旧パントリー八尾西武店)」跡に開店するもので、店舗面積は約2,197㎡、売場面積は1,483㎡。
バローリノアス八尾店は「大阪中河内地域初の店舗」として、2023年10月に開店した堺豊田店と同様のコンセプト「価値ある商品をよりお値打ちに」を掲げ、「デスティネーションストア」「チラシがなくてもお客様に選んでいただける圧倒的な専門店の集合体」「遠くても買い物に行きたい店=バロー」をめざすとしている。

リノアス地階は専門店大幅入替、フロアイメージ刷新

リノアス八尾の地階では、バローの開店にあわせて大阪船場の老舗輸入食品スーパー「the Bon inc.」や産直型食品スーパー「わくわく広場」、フルタ製菓の菓子直売所「ふるたす」といった物販店が新たに開店する。同フロアは西武百貨店時代よりデパ地下を踏襲した専門店街を展開していたが、今回のリニューアルにより大きく様変わりすることとなった。

スーパーマーケットバローリノアス八尾店。

スーパーマーケットバローリノアス八尾店

住所:大阪府八尾市光町2 丁目60 
営業時間:午前10時~午後8時

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イズミゆめモール合志、2024年4月25日一部先行開業-熊本県内初の同社オープンモール、飲食店5店舗を皮切りに

熊本県合志市の国道387号線沿いに、イズミの近隣商圏型ショッピングセンター「ゆめモール合志」が2024年4月25日に一部先行開業する。

熊本県内初となる「ゆめモール」

ゆめモール合志の建物は平屋建で敷地面積は約24,900㎡、店舗面積は約5,400㎡、延床面積は約6,700㎡。駐車場台数は約330台で駐輪場台数は約140台。
同施設はイズミとしては熊本県内初となるNSC(ネイバーフッドショッピングセンター)型オープンモール業態「ゆめモール」として、「通う場所」×「出会う場所」×「憩う場所」をキーワードに地域の生活拠点となる地域密着型モールをめざすとしている。

ゆめモール合志。

一環として、ゆめマート熊本(旧ゆうあいマート/店名:ニコニコドー)運営による大型食品スーパー「ゆめマート合志」を核に、ドラッグストア「マツモトキヨシ」やファストファッションストア「ファッションセンターしまむら」、100円ショップ「ダイソー」など14店舗が入居する予定となっている。

飲食店5店舗が先行開店、残る店舗は5月以降の開店に

ゆめマート合志の先行開業店舗は、味噌ラーメン店「麺場田所商店」、焼肉店「焼肉なべしま」、ファストフード「KFCケンタッキーフライドチキン」「モスバーガー」、地元合志市の五島手延うどん店「五島庵」といった飲食店5店舗のみ。
同施設は当初、2024年春の全館開業に向けて準備を進めていたが、施設の開発主体であったイズミがサイバー攻撃によるランサムウェア被害を受けたため、食品核のゆめマートを始めとする大多数の専門店が5月以降の開店となった。
イズミとしては出鼻を挫かれた格好となったもの、地元企業による熊本電鉄御代志駅前開発プロジェクト「御代志土地区画整理事業」とともに、熊本都市圏のベッドタウンとして人口増加が進む合志の新たな顔となりそうだ。

ゆめモール合志

住所:熊本県合志市合生字小池 4241-1 ほか 
営業時間:未定(2024年4月時点)

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イズミゆめマート新大村、2024年4月25日開店-サクラミライの食品核、サイバー攻撃で1ヶ月半遅れの開店に

長崎県大村市の西九州新幹線・大村線新大村駅前に、大手流通グループ「イズミ」(本社:広島市東区)の大型食品スーパー「ゆめマート新大村」が2024年4月25日午前9時に開店する。

新大村駅前開発「サクラミライ」の食品核

ゆめマート新大村の建物は平屋建で敷地面積は約7,570㎡、店舗面積は約2,190㎡、延床面積は約3,280㎡。
ゆめマート新大村は当初、大和ハウス工業や日本エスコンによる「新大村駅前市有地開発事業(サクラミライ新大村/SAKURA MIRAI SHIN ŌMURA)」の食品核として2024年3月7日の開店を予定していたが、運営会社のイズミがサイバー攻撃によるランサムウェア被害を受けたため、開店時期を無期限延期していた。

サクラミライ新大村。

地産地消重視、駅前立地活かした土産の拡充も

ゆめマート新大村は店舗キーワードに「まいにち、おいしい。まいにち、うれしい。」を掲げ、青果・精肉売場では地元長崎県産の野菜・果物や牛肉・豚肉、鮮魚売場では対面販売コーナーを展開。惣菜売場ではイズミが企画から製造販売まで一貫して手掛ける惣菜ブランド「zehi」やインストアベーカリー「ゆめのパンやさん」を展開するなど、地産地消や自社ブランドを重視した店舗づくりを行う。また、駅前という立地特性を活かし、長崎発祥の老舗カステラ店「文明堂」や大村のサンドイッチ専門店「FLAFF」の商品を土産品として取揃える。

ゆめマート新大村。

無印良品やスタバも先行開店、新幹線新駅の顔に

サクラミライ新大村は、2024年3月7日のライフスタイルストア「無印良品」長崎県内旗艦店(店舗面積2,587㎡/588坪)とシアトルスタイルカフェ「スターバックスコーヒー」の開店を皮切りに、3月15日にはクリーニング店「ホワイト急便」、4月6日には「ドコモショップ」、4月22日には24時間アミューズメント型フィットネスクラブ「フィットイージー」が開店するなど、段階的に商業エリアの整備が進んでいる。
サクラミライ新大村の街区内では、日本エスコンによる「レジェイド新大村」(地上8階建/119戸)の分譲も進んでおり、新幹線新駅に相応しい都市基盤が生まれることとなる。

ゆめマート新大村

住所:長崎県大村市植松三丁目160-12
営業時間:午前9時~午後10時

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