スーパーのアオキ山形三川店、2025年10月1日開店-マルホンカウボーイ三川店跡、東北初「クスリのアオキ」食品スーパー業態に

山形県東田川郡三川町の大和ハウス系商業施設「アクロスプラザ三川」に、クスリのアオキHD系食品スーパー「スーパーのアオキ山形三川店」が2025年10月1日に開店した。

カウボーイ閉店以来、食品核不在だったアクロスプラザ

アクロスプラザ三川は2005年11月に開業。建物は平屋建で店舗面積は13,511㎡。
開業当初の開発/運営主体は大和ハウス系商業不動産ディベロッパー「大和情報サービス(現大和ハウスリアルティマネジメント)」、核店舗は山形県庄内地方を本拠とする大豪商を前身とする本間物産運営の東北地場大手系食品スーパー「マルホンカウボーイ三川店」だった。
マルホンカウボーイ三川店は開店以来長らく、北海道地場大手総合ディスカウント「カウボーイ(現トライアルHD)」との業務提携を活かした低価格志向の店舗として営業しており、2008年2月の秋田地場酒販店「伏見屋」傘下入り、2024年12月の伏見屋による「クスリのアオキHD」へのマルホンカウボーイ含む食品スーパー46店舗を対象とする事業譲渡契約締結2025年2月24日の閉店まで同様の業態を維持していた。

マルホンカウボーイ三川店。

生鮮食品をフルラインで取扱う看板通りの「スーパー」に

スーパーのアオキ山形三川店は、2025年2月閉店のマルホンカウボーイ三川店跡を全面リニューアルするかたちで開店するもので、同業態としては2020年12月のみずき店(石川県金沢市/ナルックス転換)、2025年3月の千葉さつきが丘店(千葉市/トップマート転換)、9月の沢津店(愛媛県新居浜市/フレッシュバリュー転換)に次ぎ4店舗目、東北初となる。
スーパーのアオキは、クスリのアオキHDが得意とする医薬品などを取扱わない、フルラインの生鮮食品スーパーとしての営業を実施する。
クスリのアオキHDは東北地方全域に閉鎖状態にある旧伏見屋系食品スーパー跡を抱え込んでいるが、山形県酒田市の「マルホンプラスエスモール店」(2025年3月暫定営業再開/同年6月再閉店/10月中旬新装開店見込み)など一部店舗がスーパーのアオキとして営業再開する方針を明らかにしている。

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