ブルーゾーンHD、2025年10月1日設立-首都圏地場大手「ヤオコー」持株会社体制に移行、東証プライム市場に上場

埼玉地盤の首都圏地場大手食品スーパー「ヤオコー」(本社:埼玉県川越市)は、完全親会社となる持株会社「ブルーゾーンホールディングス」(ブルーゾーンHD/本社:同上)を2025年10月1日に設立した。
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ヤオコー本社(中央左)のある川越駅前。

埼玉県地盤の首都圏地場大手「ヤオコー」

ヤオコーは1890年に現在の埼玉県比企郡小川町で「八百幸商店」として創業、1957年7月に法人化した食品スーパーに業態転換、1974年3月に現社名に変更した。
1978年6月に同社初となる本格的近隣商圏型商業施設「小川ショッピングセンター」(本社併設店)を増床新装開店、1986年3月に本社を川越市に移転、1988年2月に店頭登録により株式公開した。
その後も1994年12月の千葉県1号店「ヤオコーみつわ台店」開店を機に県外進出を本格化、2007年4月には同社設立50周年事業として現行CI「YAOKO MARKETPLACE」を導入、2010年10月には近隣商圏型商業施設新ブランド1号店「the market place佐倉」を開業、2017年4月に神奈川地場ディスカウント食品スーパー「エイヴイ」を完全子会社化するなど、コンセプトに「食生活提案型スーパーマーケット」を掲げる埼玉地盤の首都圏地場大手食品スーパーとしての地位を確立した。

「それぞれの地域で長く愛される企業の集団」めざす

ヤオコーの持株会社「ブルーゾーンHD」設立は2025年5月に発表したもので「健康で長寿な方が多く暮らしている世界の5つの地域(=Blue Zones)」「地域にお住いのすべての方々が、人生を楽しみながら健康で長生きできるコミュニティづくりに貢献したいという想い」を社名の由来としている。
ヤオコーは単独株式移転により同年9月29日に東証プライム上場廃止、10月1日に新発足した持株会社が新たに同市場に上場する。
同社の持株会社体制移行は「画一的な店舗形態・企業運営ではなく、独自の強みを持った個性的な企業が、それぞれの地域で長く愛される企業の集団を目指すこと」を目的としたもので、グループの経営管理機能・業務執行機能の分離や事業会社の意思決定迅速化・事業責任明確化といったガバナンス・競争力強化を実現するとしている。

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