沖縄県豊見城市のイオン琉球系近隣商圏型商業施設「イオンタウンとよみ」に同社直営衣料スーパー「マックスバリュとよみ衣料館」が2025年9月27日に開店した。
イオン琉球前身「プリマート」最大の店舗だった
イオンタウンとよみは1996年3月にイオン系沖縄地域子会社「プリマート」のパワーセンター型商業施設「パワーズとよみ」として開業。建物は平屋建で敷地面積は21,924㎡、商業施設面積は12,265㎡。
開業当初は直営食品スーパー「プリマート豊見城店」と地場大手系ホームセンター「さくもと」を核とする同社最大の店舗面積を誇る旗艦店であった。1999年8月のイオン系沖縄地域子会社再編にあわせた琉球ジャスコ(現イオン琉球)発足にともない現施設名に改称した。
イオンタウンとよみは、2016年3月9日に有機食品/県内食材/銘店拡充やイートイン導入といった直営食品フロア先行刷新を、同年4月28日に県内初の専門店導入をはじめとする全面刷新を実施。「地域イチバンを目指し、より“便利で快適”な店舗へリニューアル」を図った。2025年8月11日には大手系衣料スーパー「サンキマルエーとよみ店」が契約満了を理由に閉店しており、イオン琉球による後継衣料フロアの整備に注目が集まっていた。

イオンタウンとよみ/マックスバリュとよみ店(同社公式より)。
イオン琉球の「とよみ母店」総合スーパーに
イオン琉球は2025年2月28日に旧プリマートの旗艦店「イオンタウン一日橋」を建替えにともない閉店して以降、同じく旧プリマートの旗艦店だった「イオンタウンとよみ」に従来のセントラルキッチン「イオン琉球一日橋デリカセンター」に代わる同社商品製造供給拠点「イオン琉球とよみ母店」を新設するなど、文字通りの“母店”としての役割を担うようになった。
また、イオン琉球による同社初となる衣料館開店により、マックスバリュとよみ店は事実上総合スーパー業態となった。
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