カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ヴィレッジ・オブ・ドンキ、2024年4月25日開業-グアム空港近くにドンキ系ショッピングセンター、ダイソーやマツキヨなど出店

アメリカ合衆国グアム準州に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH、ドンキ)のショッピングセンター「ヴィレッジ・オブ・ドンキ」(VILLAGE OF DONKI)が2024年4月25日に開業する。

ドンキ、グアムに大型ショッピングセンター

ヴィレッジオブドンキが出店するのは、アントニオ・B・ウォン・パット国際空港(グアム国際空港)近く。
敷地面積は83,467㎡、建物は地階~2階。24時間営業をおこなう。
ドンキの海外商業施設としては最大級となる。

VILLAGE OF DONKI.

ドンキのほかダイソー、マツキヨなどグアム初出店

核店舗はグアム初となる「DON DON DONKI VILLAGE OF DONKI」。
ドンキの店舗面積は11,094㎡で、生鮮スーパーマーケット機能のほか、お土産品や日本のキャラクターグッズやアニメグッズ、玩具などの販売もおこなう。また、ドンキグループの直営寿司レストラン「わか桜」を併設する。
物販テナントとしてはグアム初となる「マツモトキヨシ」「ダイソー」などが出店。飲食店街には、同じくグアム初となる「CoCo壱番屋」「丸亀製麺」などが出店する。
ドンキグループ外の総テナント数は13店舗となる。
ドンキが海外に自社主導でこれほどの大型店を出店させるのは異例のことであり、直営面積も非常に広いため、グループの総合スーパーのノウハウを活かすかたちで実現した「新たな挑戦」であるといえよう。

DON DON DONKI VILLAGE OF DONKI

120, Route 10A Tamuning, Guam 96913, USA
営業時間:24時間営業
※オープン後、当面の間、6:00-24:00の営業

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カトレアガーデン宇都宮南、2024年5月10日閉店-インターパーク隣接のトイザらス・ハードオフなど、20年の歴史に幕

栃木県宇都宮市の宇都宮上三川インターチェンジ近く・インターパーク地区にある近隣型複合商業施設「カトレアガーデン宇都宮南」が2024年5月10日に閉店する。

FKDインターパーク隣の大和ハウス系商業施設

カトレアガーデン宇都宮南は「福田屋FKDインターパーク」の隣接地に2004年10月に開業。建物は平屋で、店舗面積は12,662㎡。
大和ハウスリアルティマネジメント(本社:東京都千代田区)が運営しており、「業務スーパー」「ブックオフ・ホビーオフ」「ダイソー」「ハードオフ・オフハウス」「トイザらス・ベビーザらス」などが出店していた。

契約期間満了で20年の歴史に幕

閉店は契約期間満了のため。3月31日には「ブックオフ・ホビーオフ宇」、4月7日には「業務スーパー」、4月14日には100円ショップ「ダイソー」、4月21日にはリユースショップ「ハードオフ・オフハウス」、5月7日には大型玩具・子供用品店「トイザらス・ベビーザらス」などが順次閉店。5月10日の衣料スーパー「サンキ」などの閉店を以て全店舗閉店となる。

カトレアガーデン宇都宮南。

建物は今後解体されるといい、跡地の活用方法は4月時点で発表されていない。

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マックスバリュイオンタウン防府店、2024年4月27日開店-ザ・ビッグ防府東店、約13年ぶり食品スーパーに再転換

山口県防府市のイオン系商業施設「イオンタウン防府」に、同じくイオン系の食品スーパー地域子会社「フジ」(本社:広島市南区/本店:愛媛県松山市)が展開する大型食品スーパー「マックスバリュイオンタウン防府店」が2024年4月27日に開店する。

防府市内を代表するモール、23年10月より改装中だった

イオンタウン防府は2008年3月14日に「ロックシティ防府」として開業。建物は地上2階建で敷地面積は89,350㎡、商業施設面積は34,343㎡、店舗面積は24,026㎡、延床面積は67,500㎡。
開業当初はイオンと大和ハウスの合弁会社「ロック開発」による運営であったが、2011年9月のイオンによるロック開発の完全子会社化にあわせて運営会社名と施設名を現在のものに改称した。

イオンタウン防府。

イオンタウン防府では2023年10月に同社施設としては初となる屋外芝生広場「イオタGARDEN」(約2,300㎡)を開設するなど、段階的なリニューアルを実施。2024年4月現在は地場老舗総合衣料品店「エムラ防府本店」を核に外資系ファストファッション「GAP」や高級インテリア雑貨店「ACTUS」、複合書店「フタバ図書TSUTAYA GIGA防府」、ココカラファイン系ドラッグストア「クスリ岩崎チェーン」、ホームセンター「コーナン」、大型アミューズメント施設「ソユー」といった専門店60店舗超が入居するなど、近隣型ショッピングセンター(NSC)を主力とする同社施設としては珍しく、広域集客型に近い施設づくりを打ち出している。

イオンタウン防府のビッグ、約13年ぶりマックスバリュに

マックスバリュイオンタウン防府店の前身となる「マックスバリュ防府東店」は2008年3月12日に開店。直営売場面積は1,995㎡。
マックスバリュ防府東店は、業界内では著名な店舗設計デザイン会社の起用や山口県内同社店舗初となるセルフレジを導入するなど、防府市内有数の大型店の核店舗に相応しい店づくりを進めていたが、消費者の節約志向の高まりを受け、2011年4月に食品ディスカウント「ザ・ビッグロックシティ防府東店」に業態転換、同年9月の施設名改称にあわせて「ザ・ビッグ防府東店」に改称していた。

ザ・ビッグ防府東店。

マックスバリュイオンタウン防府店は、2024年4月7日をもって一時閉店したザ・ビッグ跡を約13年ぶりに食品スーパー業態として再転換するもので、売場面積は1,944㎡。
コンセプトに「お客さまに食の豊かさ、楽しさをお届けする」を掲げ、冷凍食品売場の拡大や惣菜売場への鉄板焼き導入、銘店商品売場の展開を図るとしている。

ザ・ビッグイオンタウン防府店

住所:山口県防府市鐘紡町7番1号
営業時間:午前9時~午後9時

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徳山デッキ、2024年4月18日開業-JR徳山駅前の近鉄松下百貨店跡再開発、ビジネスホテルや業務スーパーなど出店

山口県周南市のJR徳山駅前に、駅直結の複合再開発ビル「徳山デッキ」が2024年4月18日にグランドオープンした。

徳山デッキ。

近鉄松下百貨店閉店から11年、ようやく再開発完成

徳山デッキは、JR徳山駅北口にあった近鉄松下百貨店の跡地周辺を再開発して生まれた複合再開発ビル。
近鉄松下百貨店は1962年9月に開業。JR徳山駅近くの商店街に位置しており、永年に亘って周南地区唯一の百貨店として親しまれたが、業績の悪化とビル老朽化に伴い2013年2月に閉店。その後、市役所仮庁舎として使われたのち解体されていた。
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旧近鉄松下百貨店。

ホテル、タワマン、オフィス、商業施設などで構成

徳山デッキの敷地面積は約1.2ヘクタールで、駅前にあたり駅との連絡通路がある6階建てオフィスビルのD1棟、立駐・商業施設のD2棟、12階建てのビジネスホテル「グリーンリッチホテル徳山駅前」のあるD3棟、18階建てのタワーマンション「プレミスト徳山ザ・レジデンス」(すでに完売)、多目的広場のデッキパークから構成される。

徳山デッキ構成図とロゴタイプ(公式サイトより)

徳山駅前地区市街地再開発組合によって2021年2月に着工、2022年より順次開業していた。総事業費は約122億円、そのうち約34億円は国と周南市からの補助金を活用している。

商業フロアの核店舗は市内初「業務スーパー」

徳山デッキの商業フロアはD1~D3棟の下層階。D1棟の2階部分はJR徳山駅とデッキで接続される。
総テナント数は約30店舗だが、2024年4月時点では複数の空き区画があり、今後のテナント充実が期待される。

徳山デッキ平面図(公式サイトより)

核店舗はD2棟の1階に出店する「業務スーパー徳山デッキ店」。
業務スーパーは2024年4月18日に開店。周南市初出店で、徳山デッキを管理するパークタウン商業運営によるフランチャイズ店舗となる。
そのほか、D1~D3棟の下層階には100円ショップ「ワッツウィズ」、旅行代理店「JTB」や市の観光案内所、地元飲食店、医療機関、金融機関などが入居する。
2024年4月20日~21日には、街開きイベントが開催される。

業務スーパー徳山デッキ店

山口県周南市銀座1丁目31番地 徳山デッキD2
営業時間:10時~19時

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アンドラビナ、2024年4月26日開業-「あおもり駅」新駅ビル、LOVINA既存棟もリニューアルへ

青森県青森市のJR青森駅に新駅ビル「JR青森駅東口ビル」が完成し、核店舗となるJR東日本系商業施設「アンドラビナ」(&LOVINA)が、2024年4月26日に開業する。

アンドラビナ。

JR青森駅、新駅ビルが誕生-「あおもり駅」看板も復活

アンドラビナは「JR東日本青森商業開発」がJR青森駅の旧駅舎跡地に建設された「JR青森駅東口ビル」の1階から3階に出店。売場面積は約4,300㎡となる。また、連絡通路で既存の駅ビル「ラビナ」(LOVINA)と接続される。また、最上階外部に「あおもり駅」の看板が設置される。
東口ビルは10階建てで、そのほかのフロアには、4階に青森市が運営する「青森市民美術展示館」「あおもり縄文ステーション じょもじょも」、4階の一部と6~10階に慈恵会と城ケ倉観光が運営する複合ホテル「ReLabo」(7月11日開業予定)が入居する予定となっている。

雑貨などを中心に、青森初出店も

アンドラビナの1階は、おもに飲食店が出店。青森初となる「サイゼリヤ」が出店するほか、既存の駅ビル「ラビナ」から「スターバックス」「マツキヨ」が移転する。
2階・3階はファッション・アクセサリー・雑貨など。雑貨店・コスメ「PLAZA」、登山・アウトドア「好日山荘」などが青森県初、アクセサリー「MUK MUSE BLANCHE」などが東北初出店となる。このほか、2階から3階にかけて、ダイソーの3業態を揃えた「ダイソー/スタンダードプロダクツ/スリーピー」の大型店が出店する。
アンドラビナの総テナント数は21店舗となる。

ラビナ。2つの駅ビルは連絡通路で接続される。

これに合わせて、既存の駅ビル「ラビナ」についても改装を行い、7月には3階全体が「無印良品」の大型店となる。

&LOVINA(アンドラビナ)

青森市柳川一丁目1番5号
営業時間:10時~20時(飲食11時~21時)

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オーケー東雲店、2024年4月17日開店-りんかい線沿線最大のオーケー、東雲駅近くに

東京都江東区の東京臨海高速鉄道りんかい線東雲駅近くに、オーケー(本社:横浜市西区)が運営するディスカウント食品スーパー「オーケー東雲店」が2024年4月17日に開店した。

東雲駅近くにオーケーの大型店

オーケー東雲店の建物は地上4階地下1階建で営業フロアはワンフロア(地下1階のみ)、店舗面積は約1,561㎡、延床面積は約8,709㎡。
東雲店は「高品質・Everyday Low Price」を掲げる同社のディスカウントスーパーマーケット業態の店舗であり、標準店舗のなかは比較的大型店にあたる。
同店では2024年3月に開店した東伏見店と同様、地階ワンフロアに営業フロアを集約し、地上部を駐車場駐輪場とする構造を採用。生鮮3品(青果・水産・精肉)に加え、店内製造の惣菜やピザ、寿司・酒・日用品を展開する。

オーケー東雲店。(同社公式より)

りんかい線沿線最大のオーケーに

オーケーは首都圏を中心に積極的な店舗展開を打ち出しているが、東京臨海高速鉄道りんかい線沿線の店舗は2017年12月開店のお台場店(375㎡)のみと少なく、同社店舗のなかでは狭小な店舗面積だった。
オーケー東雲店近隣にはイオンの大型店(イオン東雲店・イオンスタイル有明ガーデン)が複数あるもの、オーケー同様のディスカウントは存在しないため、臨海部の広範囲から買物客を取込むこととなりそうだ。

オーケー東雲店

住所:東京都江東区東雲2-5-40
営業時間:午前8時30分~午後9時30分

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ケーヨーデイツー、DCMが2024年9月吸収合併-屋号も「DCM」に

ホームセンター大手の「DCMホールディングス」(本社:東京都品川区)は、子会社のホームセンター「ケーヨーデイツー」(ケーヨーD2、本社:千葉県千葉市)を2024年9月に吸収合併する。

千葉を中心に本州各地に展開したケーヨーデイツー

「ケーヨーデイツー」を運営するケーヨーは1952年に木更津市で創業。店舗数は164店舗。(2024年4月時点)
ケーヨーとは「京葉」のことで、首都圏からを中心に東海地方、関西地方にも出店しており、三大都市圏をカバーしている。

ケーヨーD2の店舗。 

DCMとは2017年から業務提携をおこなっており「ケーヨーデイツー」への「DCMブランド」商品の供給を開始。さらに、2024年1月にはDCMが完全子会社化していた。

「ケーヨーデイツー」の名前も消滅へ

合併に伴い、今後、屋号は「DCM」に順次統一するとしており、ケーヨーデイツーの屋号・名前は消滅する。

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クイーンズ伊勢丹杉並桃井店、2024年6月2日閉店-賃貸借契約期間満了に先駆け

東京都杉並区の青梅街道沿いにある三越伊勢丹HD系高級食品スーパー「クイーンズ伊勢丹杉並桃井店」が2024年6月2日午後8時をもって閉店する。

クイーンズ伊勢丹の大型店

クイーンズ伊勢丹杉並桃井店は2004年12月に開店。建物は地上3階建で営業フロアは1〜2階、延床面積は約4,728㎡。三井不動産系投資法人「フロンティア不動産投資法人」が保有する。
杉並桃井店は開店当初、同社最大規模の店舗として全館直営主体で食品やドラッグを展開していたが、2007年5月に2階をファストファッション「ユニクロ」を始めとする専門店を導入し、近郊商圏型ショッピングセンター形式の店舗となった

クイーンズ伊勢丹杉並桃井店。

同店は2015年1月の新装開店を機にフルーツパーラー併設イートイン「Queen’s Parlour」を導入。2019年4月の新装開店時には直営食品フロアを圧縮しドラッグストア「トモズ」を導入するなど、高頻度でのリニューアルを実施していたが、2024年12月には定期建物賃貸借契約の更新を控えていた

クイーンズ伊勢丹杉並桃井店。

クイーンズ伊勢丹杉並桃井店の施設を保有するフロンティア不動産投資法人は三越伊勢丹HD系との定期建物賃貸借契約更新に先駆け、2024年5月から7月にかけて段階的に不動産信託受益権を譲渡する方針を示している。同店閉店後は新事業者による施設の建替えやリニューアルが図られることとなりそうだ。

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ドン・キホーテ鹿児島中央一番街店、2024年4月23日開店-駅前アーケード商店街内「アエールプラザ」に

鹿児島県鹿児島市の鹿児島中央駅近く・一番街いっど商店街のアーケード内にある複合商業施設「アエールプラザ」の食品館跡に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ鹿児島中央一番街店」が2024年4月23日に開店する。

ドン・キホーテ鹿児島中央一番街店。

一番街の再開発ビル「アエールプラザ」ドンキに

アエールプラザは、一番街いっど商店街内に「中央町22番街区再開発」の一環として2010年3月に開業した。 建物は4階建てで、開業当初はコンセプトに「衣・食・癒しのハートフル空間」を掲げ、低層階を中心に全日食チェーン系食品スーパー「アエールプラザ食品館」と地場総合衣料スーパー「ファミリーファッション京屋」を核とする専門店が入居、高層階に「ソフト流通センター」を始めとする事務所が入居。立体駐車場も併設する。
しかし、2023年1月に京屋が近隣に移転、2月に食品館が「諸般の事情」を理由に閉店したため商業フロアの大部分が空きフロアとなっていた。

駅前型の小型ドンキ、一番街の新たな顔に

ドン・キホーテ鹿児島中央一番街店は直営売場面積は674.09㎡。県内最小店舗となる。
立地する鹿児島中央一番街店は、店舗近隣に高校や専門学校が30校以上集まり単身世帯が6割以上を占める立地特性を活かし、食品や消耗日用品に加え、若年層向けのコスメやキャラクター雑貨などトレンドを重視した商品を展開。同社県内店舗としては初となる駄菓子やキャンディーに特化したオリジナルコーナーを設置する。

ぐりぶー×ドンペンのコラボを実施。

また、ドンキ公式キャラクター「ドンペン」と鹿児島県公式キャラクター「ぐりぶー」の限定コラボグッズなど、「鹿児島のドンキでしか買えないグッズ」を用意するとしている。

ドン・キホーテ鹿児島中央一番街店

鹿児島県鹿児島市中央町 22-16 アエールプラザ 1F
営業時間:9時~24時

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阪神百貨店西宮店、2024年4月17日リニューアル開業-阪神・にしのみや、食品以外をニトリ・ダイソーに転換

兵庫県西宮市の阪神西宮駅にある商業施設「エビスタ西宮」の核店舗「阪神百貨店西宮店」(阪神・にしのみや)が2024年4月17日にリニューアル開業する。

阪神・にしのみや。

阪神・にしのみや、食品以外を専門店街化

阪神・にしのみやは阪神西宮駅高架化によって生まれた高架下部分に2003年3月に1期開業した商業施設「エビスタ西宮」の核店舗として同日開業。店舗面積は約5,000㎡。
今回リニューアルする2階にはアパレルのほか、生活雑貨・コスメ(ハウスオブローゼ・東急ハンズトラックマーケットなど)、サービス店舗等が出店していたが、2階の全体を専門店街化するため2023年12月にアフタヌーンティー、文化教室を除いて閉店していた。

百貨店の売場に変わってニトリ、ダイソーが出店

2階にはニトリの雑貨店「ニトリデコホーム」、ニトリのアパレル店「N+」、100円・300円ショップ「ダイソー/スタンダードプロダクツ」が新たに出店。アフタヌーンティー文化教室は営業を継続する。2階はこの6店舗のみとなる。
このほか、1階には阪神梅田本店で人気の惣菜「イーション」「コロッケのいろは」の2店舗が新たに出店する。
阪神百貨店はすでに御影店・尼崎店についても食品以外の売場を専門店街化している。
阪神・にしのみやのリニューアルに伴い、阪神百貨店の直営店は阪神梅田本店を除いて「ほぼ食品売場のみ」になる。

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