新・徳山駅ビル「蔦屋図書館」、2月3日開業-「駐車場1時間無料」で活性化に期待

周南市の玄関である「JR徳山駅」の新たなビルが2018年2月3日にグランドオープンする。

新たな徳山駅ビル(完成予想図、周南市HPより)。

かつての駅ビル「トークス」を建て替え

旧・徳山駅ビル(徳山民衆駅)は1969年に開業。第三セクターの商業ビル「トークス」となっており、多くの店舗が入居していたが周辺商店街の衰退などに伴い2000年に閉店。その後は一部が公共施設として使われたのち、2015年3月に全館閉館、解体されていた。
解体に先立ち、JR徳山駅の駅舎は2014年9月より橋上化されている。

旧・JR徳山駅ビル(トークス)。

中核施設「蔦屋図書館」-既存の市立図書館も存続・差別化

新たな駅ビルの延床面積は5,256㎡。
徳山駅前賑わい交流施設」と称し、核店舗として、1階から3階まで「周南市立徳山駅前図書館」が入居。運営者はTSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)で、いわゆる「蔦屋図書館」となる。図書館エリアの面積は2,374㎡で蔵書数は約6万冊。
なお、既存の周南市立図書館各館は営業を継続するため、蔦屋図書館はそれらとは差別化を図った内容となっており、従来の市立図書館貸し出しカードなども継続して使用することができる(新たにTカードの機能を付けることも可能)。
そのため、同じ「蔦屋図書館」であっても市立図書館の本館を蔦屋図書館化した武雄市などと比較すると図書館としての「位置づけ」は大きく異なるものとなっている。

「スタバ」も徳山初出店-駐車場は1時間無料!

駅ビルには蔦屋図書館以外にもテナントとして「蔦屋書店」(1階~2階)、「スターバックスコーヒー」(1階)が出店するほか、2階にはインフォメーションカウンター、展望デッキ、自由通路(一部は供用済み)が設置される。
スタバは周南市初出店となる。

2階イメージ、展望デッキが設置される(完成予想図、周南市HPより)。

また、大型の立体駐車場(125台・24時間営業)も併設される。駐車料金は最初の1時間無料、次の1時間200円、以降30分毎に100円と、これまでの商店街駐車場と比較して格安だ。
駐輪場(みなみ銀座入口)は無料となる。

フロア構成(周南市HPより)。

開館を記念し、2月3日には開館記念式典が開かれるほか、2月18日には防府市育ちのシンガーソングライター・山崎まさよしさんのミニライブ・トークショーが開催される。

印象づけられる駅前の「主役交代」-無料駐車場にも期待

JR徳山駅前は周辺に多くの大型店が立地し、山陽新幹線開通後は山口県内で最も賑わう商店街の1つとなっていたが、ダイエートポス、サティ、近鉄松下百貨店など周辺の大型店は郊外店との競争に加えて高額な駐車料金が倦厭され(割引サービスは最低3000円購入から)、2013年までに全て姿を消していた。
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近鉄松下百貨店跡地。
1月現在は周南市役所(建替中)の仮庁舎となっている。

蔦屋書店の開店を前に、1月31日を以て徳山駅前に本店がある地場大手書店「鳳鳴館」が100年以上の歴史に幕を下ろし一般書店としては廃業(教科書販売などのみ継続)することを決めており、駅ビルの開業は駅前の「主役交代」を印象付けるものとなった。
その一方で、空きビルのリノベーションなど活性化事業の進展、近鉄松下百貨店などに入居していたテナントの出店などにより、中心商店街のうち食品スーパーや100円ショップのある「銀南街」では近年空き店舗が減少傾向にあるという。

銀南街。

新・駅ビルの誕生は新たな集客施設となるのみならず、これまでの商店街衰退の大きな要因の1つであった「駐車料金の高さ」を払拭することになるため、地元商店街は活性化への期待を寄せる。
駅ビルの開業に合わせて、街づくり会社「まちあい徳山」は情報サイト「トクヤマップ」での情報発信をおこなうとともに、イベントの拡充、商店街駐車場サービスの充実などをおこなっていく予定だ。

徳山駅ビル

住所:〒745 -0034 周南市御幸通2丁目28番2
営業時間:
市立駅前図書館(蔦屋図書館) 9:30~22:00
蔦屋書店 9:30~22:00
スターバックスコーヒー 9:30~22:00

外部リンク:徳山駅前賑わい交流施設(周南市)
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