神辺ロフト、2025年9月19日開店-瀬戸内地場大手百貨店「天満屋」、イオン系「フジグラン神辺」にセブン&アイ系「ロフト」FC初出店

広島県福山市のイオン系大型総合スーパー「フジグラン神辺」に、瀬戸内地場大手百貨店「天満屋」FCによるセブン&アイHD/ヨークHD系大型雑貨店「神辺ロフト」が2025年9月19日に開店した。
フジグラン神辺。

フジ広島県内最大の2核2モール型商業施設として開業

フジグラン神辺は2005年4月に組合施行「神辺町道上土地区画整理事業」(23.7ha)の商業核として開業。建物は2004年10月着工/2005年7月竣工で鉄骨造地上4階建、敷地面積は69,429㎡、店舗面積は29,380㎡、延床面積は65,332㎡。開業当初の総投資額は74.4億円、年商予定は133.1億円だった。
フジグラン神辺では直営総合スーパー「グランヴェスタ神辺店(現食品館)」「グランフジ神辺店(現生活館)」を核に専門店約80店舗が入居、2005年7月に地場独立系複合映画館「福山エーガル8シネマズ」、同年12月に直営温浴施設「神辺天然温泉 ぐらんの湯」(2025年8月現在はアクアジャパン東京運営)が開店したことで、同社広島県内最大となる2核2モール型商業施設となった。

神辺ロフト。

セブン&アイと親密な天満屋、イオンに初のロフト展開

神辺ロフトの売場面積は約665㎡。天満屋FCとしては10店舗体制、福山市内3店舗体制となる。
天満屋は2023年9月に旧大丸松坂屋系鳥取地場老舗百貨店「丸由百貨店」に鳥取市内1号店「鳥取ロフト」を開店2024年9月には高松駅併設のJR四国系商業施設「TAKAMATSU ORNE」に香川県内2号店「高松オルネロフト」を開店するなど、セブン&アイHDや天満屋と資本関係をもたない施設への店舗展開を図っているが、競合関係にあるイオン系への店舗展開は初となる。
ロフトは親会社の資本移動や出店戦略見直しの一環として地方での小型店多店舗化に取組んでおり、天満屋FCによるロフトのさらなる拡大も期待される。

このエントリーをはてなブックマークに追加