パラオ共和国アイライ州の大手流通系ショッピングセンター「Surangel’s Surpercenter Airai(スランゲルスーパーセンターアイライ)」に、日系大手拉麺店「UNCHI」(本社:大阪市淀川区)の日本食店「人類みな麺類Palau」「人類みなSWEETS」が2024年3月24日に開店した。
パラオを代表する大手流通グループ
Surangel & Sons(スランゲル&サンズ)は、1980年にパラオ共和国の首都(当時)コロールでSurangel Whipps(スランゲル・ウィップス)により創業。
パラオを代表する流通企業として、百貨店やスーパーセンター、建設業、自動車販売、観光業など幅広い事業を展開する。同社創業家のSurangel Whipps Jr.は2021年1月よりパラオ第10代大統領(現職)となるなど、政財界との縁も深い。
パラオ共和国最大級の大型店に
スランゲルスーパーセンターアイライは2022年に開業。
「PALAU’S LARGEST ONE STOP SHOP」を掲げるパラオ共和国最大級の商業施設として、同社直営スーパーセンターを核に、直営食物販店「SURANGEL’S BAKERY&DELI」や提携関係にある台湾系タピオカカフェ「Chatime」を展開。パラオ共和国唯一のエスカレーターは地元を代表する観光名所となっている。
パラオ初の日系拉麺店、カーボンニュートラルに
人類みな麺類パラオは、スランゲルスーパーセンターアイライ2階に開店。
パラオ共和国初となる日系拉麺店として、大阪行列No.1を掲げる主力業態「人類みな麺類」と新業態「人類みなSWEETS」を複合展開。パラオ新店舗独自の試みとして、唐揚げや寿司など日本食を幅広く提供する。
人類みな麺類パラオのイメージ。
また、同店では「カーボンニュートラルラーメン屋」を掲げ、国際機関太平洋諸島センター(日本/PIC)と施設運営会社(Surangel & Sons)の共同で「日本パラオ環境基金」を設立。人類みな麺類パラオの売上5%を環境汚染対策や温室効果ガス削減といった環境保全対策に活かすとしている。
人類みな麺類パラオ。
パラオ共和国には、これまで外資系飲食チェーンがほとんど出店しておらず、エスカレーターとともにアイライを代表する集客施設となりそうだ。
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