ジュンク堂書店大分店、2023年7月31日閉店-関西外1号店、28年の歴史に幕

大分県大分市のセントポルタ中央町商店街にある大型書店「淳久堂書店大分店」(ジュンク堂書店大分店)が、2023年7月31日に閉店する。

ジュンク堂書店大分店(新店舗)。

淳久堂書店・九州1号店だった

ジュンク堂書店大分店は1995年1月にジュンク堂書店の九州1号店・関西外1号店として開店。

ジュンク堂書店大分店(旧店舗)の店内。

大分フォーラスの7階~8階にあり、22年に亘って「大分県最大の書店」として親しまれてきたが、大分フォーラスの建替え(建替え後は「大分オーパ」、当初は食品中心の品揃えに転換)に伴い、2017年2月に一時閉店した。

ジュンク堂書店大分店が出店していた大分フォーラス。

フォーラスの閉店後、2017年4月にベスト電器大分店跡の「大分BESTビル」1階~5階に「ジュンク堂書店大分店」として移転再開業した。
店舗面積は約1,300㎡、取り扱い書籍数は約40万冊で、1階にはコメダ珈琲店が併設されており、書籍専門店としては大分市中心部で最も大きな書店だったが、建物は1982年築であり、老朽化していた。

大分市内における大型書店の売場面積(2022年)
くまざわ書店大分明野店
(旧紀伊國屋書店大分店)
2,413㎡
明林堂書店大分本店(王子町) 1,888㎡
紀伊國屋書店アミュプラザ大分店 1,487㎡(CD・催事など含む)
淳久堂書店大分店 約1,322㎡(申請上は1,119㎡)
淳久堂書店大分店(旧店) 約2,300㎡(2017年移転閉店)
三省晃星堂長崎屋店(閉店) 約960㎡(1988年閉店)
大分市のアーケード内から一般書店消滅

閉店は公式サイト等で発表されたもの。セントポルタ中央町アーケード周辺では、21世紀に入って以降「開書堂書店」「晃星堂書店(移転・狭小店化)」「明屋書店」「春うららかな書店(古本)」「なまず堂(古本)」など書店の撤退が続いており、ジュンク堂書店はアーケード内では最後の一般書店だった。
大分BESTビルは大型空き店舗となるが、今後の活用方法などは発表されていない。

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