八ヶ岳リゾートアウトレット、2023年6月8日閉店-運営企業破綻による給電停止で

山梨県北杜市小淵沢町のアウトレットモール・大型ショッピングセンター「八ヶ岳リゾートアウトレット」が、運営会社の破綻とそれに伴う電気の給電停止で2023年6月8日に閉館した。

運営企業が破綻、茨城では「ガルパン批判」で裁判も

八ヶ岳リゾートアウトレットは2001年7月に開業。八ヶ岳モールマネージメントが運営、店舗面積は8,651㎡で、50店舗以上が出店していた。

八ヶ岳リゾートアウトレット(北杜市 観光協会サイトより)

しかし、近年はテナントが減少。観光客需要を見込んでいたこともあり、新型コロナ以降はテナントの撤退が顕著となっており、空き店舗が目立つ街区が増えていた。
2023年3月には敷地の一部(平面駐車場)が差し押さえられ、2023年6月1日には八ヶ岳モールマネージメントが事業停止・破産申請していた。
複数の地元メディアによると、自主営業を続けていた一部テナントも電気の給電停止に伴い6月8日までに全て退去することとになったという。
運営する八ヶ岳モールマネージメントは、かつて茨城県大洗町の「大洗リゾートアウトレット」(現:大洗シーサイドステーション)も運営していたが、地元企業とトラブルになったうえ、地元企業が関わっていたアニメ「ガールズ&パンツァー」を批判・中傷したことで地元からの信頼を失い、2017年に大洗の経営から退いていた。

今後の活用方法は未定

八ヶ岳モールマネージメントの負債総額は約15億円。
八ヶ岳リゾートアウトレットは6月9日以降空き店舗となるが、今後の活用方法などは未定となっている。
なお、隣接する北杜市八ヶ岳スケートセンターは営業を続ける。

関連記事:岡島百貨店、2023年3月3日移転開業-再開発ビル「ココリ」に移転、縮小するも充実の店舗に
関連記事:岡島百貨店、2023年2月14日一旦閉店-新店舗に想いを繋ぐ最終日、ココリ甲府店は3月3日開店へ
関連記事:岡島百貨店、再開発のため2023年2月一旦閉店-ココリ甲府に3月移転・縮小再開店へ
関連記事:ヨドバシカメラ マルチメディア甲府が開店-2021年4月28日、店内は「ゆるキャン△」推し
関連記事:大洗リゾートアウトレット、2018年春のリニューアル目指し売却へ-まいわい市場との「ガルパン裁判」も発覚

このエントリーをはてなブックマークに追加