マルート、2022年3月18日開業-JR富山駅の新駅ビル、ロフトなど約75店出店

富山県富山市のJR富山駅前に、駅併設型のショッピングセンター「JR富山駅ビル マルート(MAROOT)」が2022年3月18日に開業する。

マルート。(写真提供:@んぜんぴんさん)

富山駅に12階建て大型駅ビル

マルートが出店するJR富山駅ビルが建設されたのはJR富山駅の南側、敷地面積は約7,930㎡。建物は地上12階建てで、1~4階が「マルート」、5~12階がJR西日本系ホテル「ヴィスキオ」となる。
マルート部分の店舗面積は約12,000㎡。運営は「マリエとやま」「とやマルシェ」など他の富山駅商業施設と同様のJR西日本系企業「富山ターミナルビル」が運営する。

マルート・開業バナー。

コンセプトは「富山の人々の暮らしに必要な「衣」「食」「住」が揃う「理想の暮らしのアパートメント」で、「マルート」は「まるっと」や近隣にかつてあった商業ビル「まると百貨店」などに由来するという。
なお、向かいには3月1日にホテルオークラ系列の「ホテルJALシティ富山」が開業している。

マルート、多くの富山初出店含む約75テナント

富山ターミナルビルや地元メディアによると、コロナ禍での開店となったため出店候補企業の倒産などもあったというが、多くの富山初出店店舗を含め約75テナントが出店することとなった。

駅ロータリーに面する。(写真提供:@んぜんぴんさん)

1階はグルメゾーンとなり、スーパーマーケットやイートイン機能が設けられるほか、台湾茶「貢茶」、スタバのティー特化型店舗「スターバックス ティー&カフェ」、鰻チェーン「うなぎの中庄」、金沢の中華料理店「香菜楼」の総菜店、英国のチョコスイーツ「ホテルショコラ」等が富山初出店、「@cosme」、輸入食品「ジュピター」等がマリエから移転する。
また、エントランスには次世代型シェアショップ「MARX(マルクス)」を開設。鋳物製造「能作」など様々な店舗が出店する予定となっている。

富山初となる「ホテルショコラ」。

2階には金沢の韓国・アジアンコスメ店「SKIN HOUSE」が富山初出店するほか「無印良品」「3COINS+」「ファンケル」等がマリエから移転する。
3階は雑貨店「ロフト」が核テナントとなり、レトロな置き薬のパッケージをモチーフとした袋など富山ロフト限定商品の販売もおこなう。
このほか「ニトリデコホーム」が富山初出店。眼鏡「JINS」、靴「ABC-MART」、マッサージ・リラクゼーション「ラフィネ」等がマリエから移転する。

マルート富山ロフト。富山市2号店。

4階は「くまざわ書店」が核テナントとなるほか「スーツセレクト」がマリエから、100円ショップ「キャンドゥ」が電鉄富山駅ビルエスタから移転する。
また、駅を見下ろすかたちとなるレストラン街が設けられ、仙台に本店を置く「牛たん東山」、金沢の中華料理店「香菜楼」等が富山初出店する。
このほか、館内には期間限定ショップ・コーナーとして「ポケモンセンター出張所」(5月15日まで予定)や、バターサンド専門店「PRESS BUTTER SAND」(3月31日まで予定)が出店するほか、1階では地元企業「光岡自動車」の人気車種「Viewt」「Himiko」の展示もおこなわれる予定となっている。

駅ビル「マリエ」は改装のため長期休業

今回の「マルート」開業に合わせ、従来の駅併設商業施設「マリエとやま」では約20テナントがマルートに移転する。

マリエとやま。

そのため、マリエとやまは2月に大部分が閉館。2022年中の営業再開を目指して多くのフロアで改装が行われており、今後のマリエのリニューアルの内容も注目される。
(スターバックス、ローソン、好日山荘など一部はマリエで営業を継続している)

JR富山駅ビル マルート

住所:富山県富山市明輪町1番231号
営業時間:10:00~20:00(飲食街・1階食品などは異なる)

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