ビックカメラ池袋店SELECT館、2024年7月15日閉店-セレクト業態全店閉店

東京都豊島区の池袋駅前にある家電量販店「ビックカメラ池袋店SELECT館」が2024年7月15日をもって閉店した。

開業直後のビックカメラ池袋SELECT館。

池袋駅前の好立地活かしたSELECT業態

ビックカメラ池袋店SELECT館は2021年7月30日に開店。売場面積は500㎡。
ビックカメラ池袋SELECT館の開店告知。

コンセプトに「Apple製品がワンストップで揃う」を掲げ、Apple製品の販売・修理サービス(Apple正規サービスプロバイダ)に加えて、各種スマートウォッチを取扱うなど、2021年1月の「ビックカメラ池袋東口カメラ館」閉館にあわせて改装を進めていた「ビックカメラ池袋本店」「ビックカメラ池袋カメラ・パソコン館」との相互補完を図った。

ビックカメラ池袋本店(写真中央)とヤマダデンキ(写真右)。

SELECT業態消滅

ビックカメラは2017年11月の「ビックカメラSELECT原宿店」を皮切りに、訪日外国人観光客によるインバウンド需要獲得を目的とした都市型厳選業態(SELECT業態)を展開し始めた。
コロナ禍中では、2020年6月に「ビックカメラSELECT六本木店」を開店し、オフィスワーカーによるOA機器需要獲得やネット購入商品の取寄せサービス「ネット取り置きサービス」を打ち出すなど、地域特性を活かした店舗開発を図ったが、2022年3月に「ビックカメラSELECT四条河原町店」を閉店、8月31日に「ビックカメラSELECT原宿店」「ビックカメラSELECT六本木駅店」を閉店したため、同業態は池袋1店舗のみとなった。
ビックカメラ池袋店SELECT館の閉店により同業態は消滅することとなる。

関連記事:ヨドブルーム池袋店、2024年6月21日開店-西武池袋本店にヨドバシ新業態「Yodobloom」1号店、体験型ビューティストア展開
関連記事:西武スポーツ、2024年5月26日閉店-西武池袋本店のスポーツ専門館、45年の歴史に幕
関連記事:オッシュマンズ池袋店、2024年5月7日閉店-セブン&アイによる日本法人創業25周年記念新業態、西武池袋本店リニューアルで
関連記事:そごう・西武、2023年9月4日に新人事発表-親会社の 劉 勁氏が代表に、投資ファンド色が強まる
関連記事:ヨドバシHD、西武池袋本店の土地など約3000億円で取得へ-2023年9月1日にそごう・西武の親会社となった米ファンドから
関連記事:西武池袋本店、2023年8月31日にストライキ決行・休業-店頭でデモ「売却反対」「雇用維持」訴える

関連記事:セブンアイ、「そごう・西武」を2023年9月1日付で売却-西武池袋本店、8月31日にスト決行

このエントリーをはてなブックマークに追加