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コメリパワー白山店、2020年9月10日開業-withコロナ・ニューノーマル対応型ショッピングセンター

石川県白山市横江町に、コメリのショッピングセンター「コメリパワー白山店」が2020年9月10日に開業する。

石川県内2店舗目となるコメリの超大型店「パワー」

コメリパワー白山店は、白山市が2015年度から施行中の「横江町土地区画整理事業施行地区」に出店するもので、敷地面積は56,851㎡、売場面積は13,279㎡、延床面積は16,672㎡。駐車台数は300台。
白山店開店により同社店舗は1,204店舗、石川県内は19店舗、石川県内パワー業態は2店舗となる。

コメリパワーの店舗イメージ。

コメリのフラッグシップブランド「パワー」を冠する白山店では、建築資材・金物・工具といった専門的な商品の品揃えと在庫量を特徴とする「資材館」や家庭菜園・ガーデニングから本格農業まで幅広く対応する「園芸館」、住宅設備専門売場「デザインセンター」、ホームファッション専門店「アテーナ」、ペット専門店「ペットアミ」を導入。資材館では車のまま目的の売場まで巡回可能なドライブスルーを併設する。

各専門店もwithコロナ・ニューノーマルに対応

コメリパワー白山店では、直営ホームセンターを核に、隣接地に本社を置く大手ドラッグストア「クスリのアオキ」やファストフード「マクドナルド」、牛丼店「すき家」、金沢の野菜ラーメン店「8番らーめん」、金沢まいもん寿司のとんかつ・魚かつ専門店「金沢かつぞう」、24時間営業のフィットネスジム「ANYTIME FITNESS」がテナントとして出店。
コメリと同様、マクドナルドやすき家、8番ラーメンではドライブルスルーに対応するなど、「withコロナ」「ニューノーマル」に対応した店舗とする。
コメリパワー近接地では、2021年を目処に北陸最大級のショッピングセンター「イオンモール白山」が開業予定であり、両施設が一体となり広域からの集客実現を図っていくものとみられる。

コメリパワー白山店のテナント一覧

開店日 店舗名 業種・業態
9月10日 パワー白山店 ホームセンター
9月10日 マクドナルド ファストフード
9月10日 すき家 牛丼
9月10日 8番らーめん 野菜ラーメン
10月(予定) 金沢かつぞう とんかつ・魚かつ
11月(予定) ANYTIME FITNESS フィットネス
12月(予定) クスリのアオキ ドラッグストア
コメリパワー白山店

住所:石川県白山市横江町土地区画整理事業施工地内5街区23番
(本館)
営業時間:午前9時~午後8時(平日・日曜・祝日)
(資材館)
営業時間:午前7時~午後8時(平日・祝日)
営業時間:午前9時~午後8時(日曜)

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四郷スマートタウン、2020年9月10日全面開業-豊田にカインズ・マックスバリュ核のショッピングセンター

愛知県豊田市の愛知環状鉄道線四郷駅前、国道419号線沿いに、三洋開発のショッピングセンター「四郷スマートタウン」が2020年9月10日に全面開業する。

カインズ・マックスバリュ核のショッピングセンター

四郷スマートタウンは「豊田四郷駅周辺土地区画整理事業」の一環として整備されるもの。敷地面積は25,000㎡、店舗面積は9,094㎡。愛知県地場不動産デベロッパーの三洋開発が開発する。
ベイシアグループのホームセンター「カインズ」とマックスバリュ東海の食品スーパー「マックスバリュ豊田四郷店」を核に、岐阜県発祥の100円ショップ「Seria豊田四郷スマートタウン店」、和食ファミリーレストラン「和食さと豊田四郷店」が出店する。

カインズは比較的小規模ながらペット用品やEC連携を強化

核店舗の「カインズ豊田四郷店」の売場面積は5,731㎡。同社店舗は223店舗、愛知県内13店舗、豊田市内初の店舗となる。

カインズ豊田四郷店。

カインズとしては比較的コンパクトな店舗ながら、同社オリジナルの商品を中心に拡充、同社ペット専門店「ペッツワン」(トリミング・ペットホテル併設)や店舗・オンラインショップ購入商品を取置き可能な「CAINZ PickUP&CAINZ PickUP ロッカー」を導入することで、くらしの楽しさや利便性を提案するとしている。

CAINZ PickUP.

マックスバリュは地物強化、マツキヨを導入

マックスバリュ豊田四郷店」の直営売場面積は1,878㎡。同社店舗は227店舗、愛知県内49店舗、豊田市内初の店舗となる。
コンセプトに「地域で一番便利で心地良いお店として、全てのお客さまのお役に立つ!」を掲げ、豊田市で肥育された「とよたひまわりポーク」といったじもの商品を拡充、イートインを併設。テナントとしてドラッグストア「マツモトキヨシ」を導入する。

マックスバリュ豊田四郷店。

四郷駅前の商業核としての役割果たす施設に

四郷駅周辺では、トヨタグループのトヨタすまいるライフが手掛ける大規模宅地開発プロジェクト「T-AVENUE 四郷駅前」が進行中であり、その流れに沿って2016年10月には「スーパーやまのぶ四郷ショッピングセンター」、2020年4月には家電量販店「エディオン豊田四郷店」、5月にはバローグループのドラッグストア「Vドラッグ豊田四郷店」が開店している。
四郷スマートタウンは、地域随一の規模を有するショッピングセンターとして、新たな街の商業核としての役割を担う施設となる。

四郷スマートタウンのテナント一覧
店舗名 業種・業態
カインズ ホームセンター
マックスバリュ 食品スーパー
マツモトキヨシ ドラッグストア
Seria 100円ショップ
和食さと 和食レストラン
豊田信用金庫 ATM
四郷スマートタウン

住所:愛知県豊田市四郷駅周辺土地区画整理地24街区
営業時間:午前9時~午後8時(カインズ)
営業時間:24時間営業(マックスバリュ)

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スーパーセンターオークワ掛川店、2020年9月4日開店-オークワのスーパーセンター、静岡初出店

静岡県掛川市の家代川沿いに「スーパーセンターオークワ掛川店」が、2020年9月4日午前9時に開店した。

スーパーセンターオークワ掛川店。

食品衣料雑貨からダイソーまで1ヶ所で精算可能な店舗に

スーパーセンターオークワ掛川店の建物は平屋建、敷地面積は25,920㎡、直営売場面積は7,451㎡、延床面積は7,451㎡。年商目標は22億円。掛川店の開店により同社店舗は159店舗、静岡県内2店舗となる。
コンセプトに「圧倒的な品揃えとオークワブランドの商品で地域一番店を目指す」を掲げ、直営食品売場のうち、農産コーナーでは少量商品や時短需要に対応したカットサラダ、畜産コーナーでは店内カットのローストビーフや大容量メガパックの牛肉・豚肉、水産コーナーでは産直鮮魚や自社PBのサーモンを使用した寿司、惣菜コーナーでは簡単・即食・食べ切り・健康・こだわりを基本に地域特性商品を加えた売場を展開。インストアベーカリーを併設する。
直営化粧品・薬品売場は、テーマに「美容と健康」を掲げるショップ型売場「サフランショップ」として展開。直営衣料品や100円ショップ「ダイソー」の商品とともに1ヶ所で精算可能なスーパーセンター(SuC)型の売場とする。

スーパーセンターオークワ掛川店フロアマップ。

テナントとして、建物内にはクリーニング「ホワイト急便」とヘアカラー専門店「カーサカラー」、敷地内には喫茶店「珈琲屋らんぷ」、コインランドリー「カラリ」が出店する。

オークワ、静岡初のスーパーセンター業態で再挑戦

オークワは2019年時点では静岡県内に3店舗を展開していたが、同年8月に「パレマルシェららぽーと磐田店」(磐田市)、9月に「オークワラフレ初生店」(浜松市北区)を相次ぎ閉店。両店舗ともに地域随一の規模を有するショッピングセンターの核を担っていたため、今後の静岡県内での展開が注目されていた。
両店舗の閉店後、愛知県との県境に位置する「パレマルシェ新所原店」(湖西市)1店舗を残すのみとなっていたが、同社静岡県内初となるスーパーセンター業態での新規出店により、再び店舗網の維持・拡大が期待される。

スーパーセンターオークワ掛川店

住所:静岡県掛川市下垂木1874-2
営業時間:午前9時~午後9時30分

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G-7運営のminiピアゴ横浜大久保3丁目店、2020年9月3日開店-G-7傘下で初の新店舗

神奈川県横浜市港南区大久保に、「G-7ホールディングス(G-7HD)」傘下の「99イチバ」が運営する都市型食品スーパー「miniピアゴ横浜大久保3丁目店」が2020年9月3日午前10時に開店した。

miniピアゴ横浜大久保3丁目店。

miniピアゴ、ひさびさの新規出店

miniピアゴ横浜大久保3丁目店はローソン横浜大久保店(2018年閉店)跡に出店するもので、売場面積は149.6㎡。同店の開店により同社店舗は73店舗、神奈川県内店舗は14店舗となる。
miniピアゴが掲げる「一番近くて便利な美味しいがあるお店」というコンセプトのもと、約4,000品目を取扱う。
青果売場では横浜市場で仕入れした旬のフルーツ・産直野菜やカットサラダ・カット野菜、精肉売場ではプロセスセンター加工商品や鎌倉ハム、鮮魚売場では魚惣菜や小田原加工の塩干物など展開。
日配品や冷凍・加工食品売場では「個食・簡便・健康」をテーマに健康配慮商品など展開、ご当地カレーや名店のカレーなどレトルトカレーを拡充するとしている。

見た目はほぼ今まで通りの「miniピアゴ」だが

99イチバは、2006年1月にユニーグループ(当時)出資の99円均一ショップ運営会社として創業。ユニーの完全子会社となった2012年2月からは、既存均一ショップを転換する形で、小商圏対応ミニスーパー業態「miniピアゴ」を出店開始した。

ユニーグループ時代のminiピアゴ。

miniピアゴは、ユニーのPB商品「StyleONE(スタイルワン)」に加え、サークルKサンクスの店内調理惣菜「ごちそうデリカ」を導入するなど、競合ミニスーパー各社との差別化を目指したが、2016年9月のユニー・ファミマ経営統合、2019年1月のドンキ傘下入りもあり新規出店が停滞、2020年2月時点での店舗数はわずか73店舗(東京都・神奈川県)に留まっていた。
そのため、当時の親会社であったPPIHグループが2020年2月に発表した新中長期経営計画(Passion2030)の一環として、同年4月にユニーが保有する99イチバ株の80%をG-7HDに売却、2022年4月までに残る全株をG-7HDに売却する方針が決まっていた。
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miniピアゴはファミマとのコラボ店舗も展開していた。

miniピアゴは2022年のG-7HDによる全株式取得までに屋号の消滅が見込まれているが、G-7HD傘下入り後初の新規出店となる横浜大久保3丁目店では外壁の「G-7グループ」の看板を除けば、従来のminiピアゴと変わらない店舗となった。
G-7ホールディングス(G-7 グループ)は1975年10月に創業。神戸物産が展開する食品ディスカウント「業務スーパー」FC店舗、自動車用品専門店「オートバックス」FC店舗などを運営する。
そのため、miniピアゴの生鮮3品は産直野菜の取扱いなどに強みを持つG-7HDのノウハウが活かさることになるとみられる。現状ではユニー時代とあまり変わらない店舗となっているものの、今後はG-7HD唯一の都市型食品スーパー業態として緩やかに変化していく可能性もあろう。

miniピアゴ横浜大久保3丁目店

住所:神奈川県横浜市港南区大久保 3-30-1
営業時間:24時間営業

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ツクモマスコット「つくもたん」、2020年8月31日展開終了-アキバを代表する店キャラ、11年で「お別れ」

ヤマダ電機グループの大手総合PC専門店「ツクモ」(九十九電機)は、マスコットキャラクター「つくもたん」の展開を2020年8月31日付で終了したことを9月8日発表した。

つくもたん。

アキバを代表する有名キャラの1人だった「つくもたん」

つくもたんは、2009年9月のインテル新CPU(LGA1156)解禁時の深夜販売で登場。ヤマダ電機LABIマスコットキャラクター「らびたん」とともに、イラストレーターおーじ氏によりデザインされたものであった。

クリアファイルイメージ(ツクモ公式ツイッターより)。

つくもたんは登場当初から店頭POPや購入特典クリアファイル、コミックマーケット企業ブースでのグッズセットなどに起用。
インプレス主催の「アキバで見かけた萌えキャラコンテスト」において11年連続1位となるなど、秋葉原を代表するキャラクターとして親しまれ、2014年には書泉ブックセンターで単独イベント「つくもたん展」も開催された。

つくもたん展(書泉公式ツイッターより)。

ヤマダ傘下となって以降、店舗網を拡大するなど順調な経営をおこなっていると思われたツクモであったが、2020年に入ると新型コロナウイルスの感染拡大により2020年5月から首都圏店舗の大規模閉鎖を開始。
6月には店頭購入特典(税込1万円以上購入者対象)の新作つくもたんクリアファイル配布を終了、さらにつくもたん自販機(ツクモDOS/Vパソコン館)の販売休止及び一時撤去もおこなわれ、つくもたんの消滅が噂されていた。

僅か7ヶ月ほどで閉店した秋葉原の新店。

「九十九トッカ」に主役交代

今回のつくもたん展開終了は、キャラクター商品の製造・販売・プロデュースを専門とする「トイズ・プランニング(TOYPLA)」とのマネージメント契約終了によるもの。
2020年9月現在も残るつくもたん自販機など、今後段階的に撤去されるものとみられる。
なお、ツクモは7月にバーチャルキャストを活用した通販番組「TSUKUMOバーチャルショッピング(仮)」で新たなキャラクター(新人バーチャル販売員)「九十九トッカ」を起用しており、今後はつくもたんに代わり九十九トッカが同社キャラクターとしての役割を担っていくものとみられる。

九十九トッカ(公式ツイッターより)。

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一田KONBINI便利ストア小瀝源店、2020年9月6日開店-一田デパート(旧・香港西友)コンビニ初参入、セコマと提携

香港新界沙田源康街の港鐵MTR石門站近くに、香港地場大手スーパー「一田百貨(YATA)」のコンビニ業態1号店「一田KONBINI(コンビニ)便利ストア小瀝源店(帝逸ホテル内)」が2020年9月6日午前10時(現地時間)に開店した。

コンビニ便利ストアのチラシ。

西友が前身の「現代日式生活百貨・一田デパート」

一田百貨(YATA)は、1990年11月に西武セゾングループの総合スーパー「西友」の香港法人「西友(沙田)」として創業。
西友香港法人時代は店舗名に「SEIYU・西田」を冠していたが、西友本体の経営悪化やウォルマート傘下入りもあり、2005年に香港大手財閥グループの「新鴻基不動産(Sun Hung Kai Properties)」傘下となった。その後、2008年4月に現在の社名・店名に改称した。
2020年現在は「『現代日式生活百貨』の購物新体験」をコンセプトとしており、総合スーパー「一田百貨」(一田デパート)3店舗、食品スーパー「一田超市」(一田スーパー)9店舗を展開、今夏にはカナヘイとのコラボも実施されている。

香港初「セイコーマート」との提携コンビニ

一田KONBINI便利ストア小瀝源店は、新鴻基不動産グループの「帝逸酒店(Alva Hotel by Royal/アルバホテル)」地階に出店するもので、売場面積は約343㎡(3,701呎)。

一田KONBINI便利ストア小瀝源店。
(KONBINI 便利ストア BY 一田@ ALBA HOTEL BY ROYAL)

コンセプトに「一田新概念の誕生」を掲げ、都市居住者向けの時間帯に応じた「速買」「速煮」「速食」商品を提案。北海道最大手のコンビニ「セイコーマート(Secoma)」のPB(自社開発のリテールブランド商品)70種類超を取扱うなど、日本のコンビニを意識した店舗をめざす。

セイコーマートブランドの商品を多数取扱うチラシ。

開店企画として「「蛋」生祭(玉子料理大集結)」を9月6日から26日まで開催。
大阪発祥の香港大手ベーカリー「A-1 BAKERY」のサンドウィッチや、広島・オハヨー乳業の「こんがり焼プリン」といった玉子関連の商品を販売、巨大な目玉焼きのオブジェを設置する。

玉子料理大集結のチラシ。

一田KONBINI便利ストア小瀝源店
(KONBINI 便利ストア BY 一田@ ALBA HOTEL BY ROYAL)

住所:沙田源康街1號帝逸酒店地下(港鐵石門站B出口) 
営業時間:午前8時30分~午後8時

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ららぽーと愛知東郷、2020年9月14日マナーオープン-平和堂・ロフトなど約200店出店

愛知県東郷町に大型ショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと愛知東郷」が、2020年9月14日にマナーオープンする。

ららぽーと愛知東郷。

東郷町が進める「セントラル開発」の中核施設

「ららぽーと愛知東郷」は三井不動産が開発するショッピングセンターで、愛知県2店目のららぽーととして愛知県東郷町の東郷中央土地区画整理事業地に出店。出店地はもともと田畑などであったが、主要幹線道路である国道153号線と県道57号線から至近の距離にある。
同店の開発は、東郷町が進める「セントラル開発」の一環。区画整理地にショッピングセンターを核とする新たな町を整備し、地域の中心として整備する計画で、にぎわい空間の創出、街全体の発展に寄与するとしている。
当初は2018年ごろの開業が予定されていたが、諸事情により着工が延期。2019年3月に着工され、2020年9月7日に近隣住民を対象にプレオープン、14日に新しい生活様式に沿ったかたちで「マナーオープン」するとしている。

マナーオープン。

「平和堂」核店舗に愛知県初出店36店含む全201店

ららぽーと愛知東郷の環境デザインコンセプトはコミュニティの拠点となる「街のクラブハウス」。
建物は延床面積約190,200㎡、店舗面積約63,900㎡の4階建て(売場は3階まで)。愛知県初出店36店を含む全201店が出店する。

店舗エントランス。

1階の核店舗はスーパー「平和堂」。店舗⾯積3,367 ㎡(後方含む)・売場⾯積2,220 ㎡で、食品・日用品を販売。館内にはイートイン「フレンドコート」も併設される。

平和堂。

そのほか1階にはホームファニシング「ニトリエクスプレス」、雑貨店「ロフト」、ペット「ワンラブ」、輸入食品「カルディーコーヒーファーム」、ベーカリー「ドンク」、イオン系薬局「ウエルシア薬局」などが出店。食品売場に隣接して一大食ゾーン「マルシェ&レストラン市(ichi)」が設けられる。また、東海エリア最大級となる「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア」は1階と2階にまたがるメゾネットで展開される。
また、東郷町の窓口「LivR TOGO (りーぶるとうごう)まちの窓口」が設けられ、町営図書館と連携した図書受け取り・返却サービスなども行われる。

りーぶるとうごう・ロゴタイプ。

2階には愛知県中部エリア最大級となる約1150席を完備した「フードコート饗(motenashi)」を開設。フードコート内には貸し切りスペース「ららスタジオ」やスポーツ観戦などを楽しめる「パブリックビューイングスペース」が設けられる。
そのほか、精文館書店(愛知県)とCCC(TSUTAYA)によるブック&カフェ「TSUTAYA BOOKSTORE」「スターバックスコーヒー」(スタバは3階にも出店)、ファストファッション「H&M」、ファストファッション・ジーンズ「ライトオン」、靴「ABC-MART」などが出店。
3階には家電「エディオン」、子供用品「アカチャンホンポ」、手芸「ユザワヤ」、書店・雑貨「ヴィレッジヴァンガード」、カジュアル作業服「ワークマンプラス」などが出店。ゲームセンター「ナムコ」には多世代が楽しめる新感覚のエンターテインメント店舗「VSPARK」と有料屋内遊園地「あそびぱーく」が併設される。

館内・メインスクエア(ニュースリリースより)。

施設中央の吹き抜け「メインスクエア」は、ららぽーと最大級の広さを持つ格子状の天井ガラスとトップライトで解放感ある大空間を演出。イベントスペースとしても利用される。
さらに、屋外には芝生広場や遊具を備える「TOGOパーク」を開設。シンボルツリー「育(はぐくみ)の木」とフォトスポット「ビッグTOGO」も設けられる。

TOGOパーク。

また、無料駐車場は約3900台を備える。

立体駐車場。

開店記念セールなどを実施

ららぽーと愛知東郷では開業に合わせてオープニングセールのほか、期間限定で「最大で10万円相当の豪華賞品が当たる!お買上げクライミングキャンペーン」や「ららぽーと愛知東郷で1ヶ月食べまくりSNSキャンぺーン」などのイベントが実施される。
愛知県では近年郊外型ショッピングセンターの競争が激化している。ららぽーとの開業に合わせ、近隣の「イオン三好店(アイモール三好)」もヤマダ電機を出店させるなど全館リニューアルをおこなっている。

改装されたアイ・モール三好。
(写真提供:にいみさん

追記:10月30日までららぽーと東郷-町役場間で自動運転の無料巡回バス運行がおこなわれる。
定員は11名、平日10時から17時までの運行となる。

無料巡回バス。

ららぽーと愛知東郷

住所:愛知県愛知郡東郷町 東郷中央土地区画整理事業 62街区1・3
営業時間:
ショッピング・サービス:10:00~21:00
フードコート:11:00~21:00
レストラン:11:00~22:00

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JR米子駅ビル、2020年9月4日閉館-建替えで橋上化・南北自由通路設置へ

鳥取県米子市のJR米子駅ビルが、建て替えのため2020年9月4日に閉館した。

JR米子駅。

山陰最大級の駅ビル、57年の歴史に幕

米子駅は1902年に開業。現在の駅ビルは1963年3月に開業したもので、6階建て。当時の米子駅には米子鉄道管理局が置かれ機関庫(現存)もあったため、周辺に多くの鉄道員とその家族が居住しており、米子駅ビルは「鉄道の町」のシンボルとして永年親しまれた。
現在はJR西日本米子支社などが入居。以前は複数の商業テナントや飲食店も出店していたが、駅舎解体を前に閉店している。

テナントは既に撤退している。

米子駅、2023年度に橋上駅化-南北自由通路設置

米子駅ビルの閉館は米子駅の南北一体化事業に合わせたもの。新駅舎は橋上駅となり、南北自由通路が設けられる。

あらたな駅ビルと自由通路。一部既存棟も残される。

9月5日からは仮駅舎が供用開始されており、2023年度中には新たな駅ビル・新駅舎が開業する予定となっている。

駅構内の完成予想図。


仮駅舎案内図。

(写真以外は米子市ウェブサイトより)

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KOHYO神戸店、2020年9月8日開店-光洋、JR神戸駅ナカ「ビエラ神戸」に再出店

兵庫県神戸市中央区のJR神戸駅構内商業施設「ビエラ神戸」に、イオングループの光洋が運営する食品スーパー「KOHYO神戸店」が2020年9月8日午前9時に開店する。

光洋神戸店イメージ。

耐震工事で閉店していた神戸駅のイオン系高級スーパー

KOHYO神戸店は、2003年12月にビエラ神戸(延床面積約6,600㎡)の核店舗として開店。光洋運営店舗としては兵庫県内7店舗目、神戸市内4店舗目であった。
旧・KOHYO神戸店。

開業当初から2010年代初頭まで、関西圏では直営・FC店舗ともに数少なかった高品質食品スーパー「成城石井」ブランドを前面に押し出した「SELEZIONE成城石井」を導入、同社のPBを幅広く取扱うことで差別化を図っていた。
SELEZIONE 成城石井。

KOHYO神戸店は、光洋のイオングループ傘下入り後も、系列店舗と比べ高価格・高付加価値商品の品揃えを特徴としていたが、耐震工事のため2019年3月をもって閉店していた。

コンパクトな売場ながらこだわりのある店舗に

KOHYO神戸店新店舗の売場面積は約703㎡。
コンセプトに「15分で満たすスーパーマーケット」、キーワードに「美味しさ」「健康」「簡便」「即食」を掲げ、農産売場では生産者の顔がわかる農産物やオーガニック野菜、水産売場では大阪中央市場から直送した魚介類や四国・九州から直送した丸魚、畜産売場ではJA鹿児島経済連とのパートナーシップを活かした黒毛和牛商品、デリカ売場では体に嬉しい具材をトッピングした「こだわりミニサラダシリーズ」や光洋の商品開発チーム「チームオリーブ」による健康志向商品を展開。グロサリー売場では「神⼾シェルブールのプレミアムパイシュー」「マキィズの神⼾シューボーンチョコ、⽣チーズプリン」などの地元・神戸のスウィーツも多数取扱う。
また、小型店ながらインストアベーカリーやレジ精算機(セルフレジ・キャッシュレスレジを含む19台)、イートインコーナー(8席)を導入することで、地域住民や駅利用客に美味しさや便利さを提供できる店を目指すとしている。

KOHYO神戸店

住所:兵庫県神⼾市中央区相⽣町3‐1‐2
営業時間:午前7時~午後11時

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シティタワー所沢クラッシィ、2020年9月7日から商業フロア順次開業-住友商事・住友不動産、駅西口再開発の先駆けに

埼玉県所沢市の西武鉄道所沢駅前に、住友不動産と住友商事による住宅・商業複合施設「シティタワー所沢クラッシィ」の商業フロアが2020年9月7日から順次開業する。
シティタワー所沢クラッシィ。

住友系の住宅・商業複合施設、所沢駅西口に

シティタワー所沢クラッシィの建物は地上29階地下2階塔屋2階建、敷地面積は約4,012㎡、建築面積は約2,369㎡、延床面積は約38,529㎡。設計はINA新建築研究所、施工は前田・西武建設共同企業体(JV)が担った。
2015年9月施行の所沢市による西武鉄道車両工場跡地(2000年6月閉鎖)一帯の有効活用を目的とした「所沢駅西口土地区画整理事業」及び所沢駅西口北街区市街地再開発組合による「所沢駅西口北街区第一種市街地再開発事業」(土地区画整理事業A地区)の一環として整備されるもので、住友不動産と住友商事の共同開発プロジェクトとして、両社のマンションブランド「シティタワー」「クラッシィ」を冠する。
所沢駅西口土地区画整理事業では、B地区・C地区に商業・業務関連施設、D地区に宅地・公園など整備される方針となっているが、2020年9月現時点ではいずれも詳細未定かつ更地の状態となっている。そのため、A地区で建設中のシティタワー所沢クラッシィは、他地区に先駆け完成することとなった。

中華料理店やサービス系店舗などが順次出店

シティタワー所沢クラッシィの商業フロアは地上2階~地下1階。9月7日の大衆中華料理店「日高屋所沢クラッシィ店」を皮切りに、ライフプラン相談窓口「マネードクター所沢店(仮称)」や郵便局「所沢駅西口郵便局」、住友不動産販売の不動産仲介ショップ「住友の仲介所沢営業センター」といったサービス系店舗が順次開店。隣接するビルから移転する形で語学教室「アビバ所沢校」「ロゼッタストーン」や資格スクール「資格の大栄所沢校」、埼玉りそな銀行のATMも開設される。
コロナの影響か空き床もあるとみられるが、今後順次埋まっていくと思われる。

日高屋所沢クラッシィ店。


マネードクター所沢店(仮称)。

また、2021年1月には西武鉄道所沢駅(グランエミオ所沢)や西武所沢S.C.を結ぶペデストリアンデッキが供用開始、マンション契約者への引渡しも行われる。

シティタワー所沢クラッシィは所沢駅ビルと接続予定。
駅ビル「グランエミオ所沢」は住商が運営を担っている。

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