ツクモマスコット「つくもたん」、2020年8月31日展開終了-アキバを代表する店キャラ、11年で「お別れ」

ヤマダ電機グループの大手総合PC専門店「ツクモ」(九十九電機)は、マスコットキャラクター「つくもたん」の展開を2020年8月31日付で終了したことを9月8日発表した。

つくもたん。

アキバを代表する有名キャラの1人だった「つくもたん」

つくもたんは、2009年9月のインテル新CPU(LGA1156)解禁時の深夜販売で登場。ヤマダ電機LABIマスコットキャラクター「らびたん」とともに、イラストレーターおーじ氏によりデザインされたものであった。

クリアファイルイメージ(ツクモ公式ツイッターより)。

つくもたんは登場当初から店頭POPや購入特典クリアファイル、コミックマーケット企業ブースでのグッズセットなどに起用。
インプレス主催の「アキバで見かけた萌えキャラコンテスト」において11年連続1位となるなど、秋葉原を代表するキャラクターとして親しまれ、2014年には書泉ブックセンターで単独イベント「つくもたん展」も開催された。

つくもたん展(書泉公式ツイッターより)。

ヤマダ傘下となって以降、店舗網を拡大するなど順調な経営をおこなっていると思われたツクモであったが、2020年に入ると新型コロナウイルスの感染拡大により2020年5月から首都圏店舗の大規模閉鎖を開始。
6月には店頭購入特典(税込1万円以上購入者対象)の新作つくもたんクリアファイル配布を終了、さらにつくもたん自販機(ツクモDOS/Vパソコン館)の販売休止及び一時撤去もおこなわれ、つくもたんの消滅が噂されていた。

僅か7ヶ月ほどで閉店した秋葉原の新店。

「九十九トッカ」に主役交代

今回のつくもたん展開終了は、キャラクター商品の製造・販売・プロデュースを専門とする「トイズ・プランニング(TOYPLA)」とのマネージメント契約終了によるもの。
2020年9月現在も残るつくもたん自販機など、今後段階的に撤去されるものとみられる。
なお、ツクモは7月にバーチャルキャストを活用した通販番組「TSUKUMOバーチャルショッピング(仮)」で新たなキャラクター(新人バーチャル販売員)「九十九トッカ」を起用しており、今後はつくもたんに代わり九十九トッカが同社キャラクターとしての役割を担っていくものとみられる。

九十九トッカ(公式ツイッターより)。

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