カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

日本銀行、新紙幣を2024年7月3日発行-約20年ぶり改刷

日本銀行は新紙幣「F一万円券」「F五千円券」「F千円券」を2024年7月3日に発行した。
日本銀行のイメージ。

日本銀行券、約20年ぶり改刷

日本銀行券は1885年に中央銀行「日本銀行」が発行した銀行券。
2024年現在は財務省が銀行券の肖像・様式を指定、独立行政法人国立印刷局が印刷、日本銀行が発行するスキームを採っており、銀行券56種類のうち25種類が有効となっている。(旧紙幣は日本銀行本支店で交換可能)
新千円券(F千円券)のイメージ。


新五千円券(F五千円券)のイメージ。

日本銀行券の改刷(新紙幣発行)は2004年11月以来約20年ぶりで、新一万円札の肖像には渋沢栄一、新五千円札の肖像には津田梅子、新千円札の肖像には北里柴三郎を採用。世界初となる3Dホログラムによる偽造防止技術やユニバーサルデザインといった新たな試みを打ち出す。

新一万円券(F一万円券)のイメージ。

2021年11月には500円硬貨改鋳、普及拡大へ

日本銀行は偽造防止を目的として、2021年11月に500円硬貨を改鋳(新硬貨発行)したが、日本銀行券改刷を控えていたこともあり、各種小売店のレジや自動販売機、券売機の対応が遅れていた。
キャッシュレス化が進む昨今においても、通貨流通高は一貫して増加傾向にあり、日本銀行券改刷により新500円硬貨の普及にも弾みがつきそうだ。
日銀に預金をする銀行のイメージ。

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アインHD、Francfrancを2024年8月20日完全子会社化-セブン&アイHD系の両社、PB商品や店舗の共同展開も

セブン&アイHDと資本業務提携を結ぶ調剤薬局最大手「アインホールディングス」(アインHD/本社:札幌市白石区)は、セブン&アイHD傘下のインテリア雑貨大手「Francfranc」(本社:東京都港区)の全株式を取得し2024年8月20日付で完全子会社化する方針を2024年7月3日の取締役会で決議した。

北海道発祥の調剤薬局最大手

アインHDは1969年8月に「株式会社第一臨床検査センター」として設立。1989年5月のオータニ吸収合併を機にドラッグストア事業(リテール事業)を開始した。
同社は1990年代初頭に複合商業施設やホームセンターなど業容拡大を図ったが、1997年6月にホームセンター事業(10店舗)を道内流通大手「カウボーイ」に売却、1998年10月に祖業の臨床検査事業を譲渡(現第一岸本臨床検査センター)するなど、ファーマシー事業とリテール事業に集中。同年11月に「株式会社アインファーマシーズ」に社名変更した。
2002年10月にコスメセレクトショップ「アインズ&トルペ」1号店をさっぽろ地下街に開店。2008年8月にセブン&アイHDと資本業務提携を締結し、2009年6月の改正薬事法施行にあわせてセブン&アイHD系各社(セブン&アイHD・ヨーカドー・セブンイレブン)と共同出資で「セブンヘルスケア」を設立するなど、セブン&アイHDとの関係を深めた。

AINZ&TULPE COCONO SUSUKINO.

セブン&アイHD系のインテリア雑貨大手

フランフランは1990年7月に「株式会社バルス」として設立。2017年9月に現在の「株式会社Francfranc」に社名変更した。

FrancFranc心斎橋PARCO店。

同社は2013年12月にはセブン&アイHDと資本業務提携を締結し、セブン&アイHD系(アリオ・ヨーカドー)との共同出店・共同商品開発を図ったが、セブン&アイHDの構造改革(食品事業集中)にともない、2021年7月より両社間の資本関係を段階的に縮小(49%→23.5%→14.90%)していた。

UFO by FrancFranc LINKS UMEDA.

両社による共同出店も

両社は「出店エリア、主要な顧客層及びその価値観に類似性がある一方で、販売する商品のカテゴリーは異なる部門を得意とする補完関係にある」としており、アインHDによるFrancfrancの完全子会社により、両社店舗でのPB商品陳列(クロスマーチャンダイジング)や戦略的共同出店、ノウハウの共有を図るとしている。

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イオンモール伊達、2026年下期開業-(仮称)イオンモール北福島、2年遅れの開業に

福島県伊達市のJR東北本線伊達駅近くにイオングループの大型ショッピングセンター「イオンモール伊達」が2026年下期に開業する。

イオンモール北福島、正式名称決定

イオンモール伊達の建物は地上3階建で敷地面積は170,699㎡、店舗面積は60,000㎡、延床面積は110,000㎡。
同施設は1995年にイオン興産(現イオンモール)により「イオン伊達ショッピングセンター」として開業準備を開始。伊達市と共同で「市街化区域編入」による新施設の実現を図ったが、福島県の承認を得られず、計画は凍結状態にあった。
その後、2019年7月に福島県が「福島県商業まちづくり基本方針」を改訂し、郊外型商業施設の規制を緩和。イオンモールと伊達市が旧来の市街化区域編入から土地区画整理事業による新施設実現に方針転換したため、2021年6月施行の「伊達市堂ノ内地区土地区画整理事業」の商業核「(仮称)イオンモール北福島」として2024年12月に開業する目処がたった。
紆余曲折あった同施設であるが、資材高騰や人員不足を背景に建設の目処がたたず、正式名称発表にあわせ、当初予定の約2年遅れとなる2026年下期に開業する予定となった。

イオンモール伊達。

イオンスタイル核の大型店、別棟も

イオンモール伊達の総賃貸面積は最大7万㎡(非物販/サービス系店舗など含む)。
同社施設としては新利府(総賃貸面積約10万㎡)、名取(総賃貸面積約8万㎡)に次ぐ規模で、別棟にホームセンターやアウトドア系店舗を併設する。なお、映画館(シネマコンプレックス)の導入予定はない。

イオンモール伊達

住所:福島県伊達市堂ノ内地区土地区画整理事業地内

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スーパーセンターオークワ知多店、2024年7月4日開店-知多新南土地区画整理事業の商業核に

愛知県知多市の愛知県道46号西尾知多線に、オークワのスーパーセンター「スーパーセンターオークワ知多店」が2024年7月4日午前9時に開店する。

ワンフロアで圧倒的な衣食住展開

スーパーセンターオークワ知多店は「知多新南土地区画整理事業」の商業核となるもので、建物は平屋建で敷地面積は19,988㎡、直営売場面積は4,432㎡、延床面積は6,616㎡。新店舗の開店で同社153店舗体制、同業態30店舗体制、愛知県12店舗体制となる。

スーパーセンターオークワ知多店。

知多店ではスーパーセンターの「ワンフロア・ワンストップショッピング」という特徴を活かし、コンセプトに「圧倒的な品揃えとオークワ ブランドの商品で地域一番店を目指す」を掲げ、食料品・衣料品・住居用品を多品種・多品目に展開。

スーパーセンターオークワ知多店のフロアマップ。

即食需要に応えるフィッシュデリや店内加工ローストビーフ・肉寿司といった生鮮系惣菜、「オークワスイーツ部」「ちょっとお茶しよ菓」といった自社新ブランド商品、ワイン専門商社「INABA」や製菓用品「富澤商店」といったこだわりの商品、韓国・アジアンコスメを始めとする化粧品を取り揃える。

スーパーセンターオークワ知多店

住所:愛知県知多市新知字南新生104
営業時間:9時~22時

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肉のハナマサ川崎店、2024年8月開店-川崎区内初、コナカ京急川崎駅前店跡に

神奈川県川崎市川崎区にJMホールディングス傘下の業務用食品スーパー「(仮称)肉のハナマサ川崎店」が2024年8月に開店する。

川崎駅至近距離にハナマサ

肉のハナマサ川崎店の契約面積は約180坪(約595㎡)。
同店は紳士服店「コナカ京急川崎駅前店」(2023年閉店)跡を居抜くかたちで出店するもので、ハナマサの業務用食品スーパーとしては川崎区内初となる。

ハナマサ、神奈川県内再拡大の布石となる新店舗に

花正は旧体制下における業務用食品スーパー事業の拡大過程で、最盛期となる2008年1月には102店舗(神奈川県内20店舗/川崎市内4店舗)を展開していたが、同年2月の構造改革で店舗の半数弱となる47店舗を一斉閉店した。2013年9月には茨城地場食品スーパー「ジャパンミート(現JMホールディングス)」傘下となり、同社主導のもと店舗数を75店舗まで再拡大したが、新店舗は東京都内が中心であり、2024年7月現在も神奈川県内は5店舗、川崎市内は1店舗にとどまっている。
肉のハナマサ川崎店は同社店舗の神奈川県内拡大の布石となりそうだ。

肉のハナマサ川崎店

住所:神奈川県川崎市川崎区砂子1-2-1 

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イオンそよら福井開発、2024年7月13日開業-福井県内約21年ぶりイオン系大型店復活、イオンスタイルを核に

福井県福井市にイオングループの都市型ショッピングセンター「イオンそよら福井開発」が2024年7月13日に開業する。

北陸初の「そよら」

イオンそよら福井開発の建物は地上2階建で敷地面積は15,110㎡、売場面積は5,264㎡。同社の都市型ショッピングセンターブランド「そよら」としては北陸初かつ福井県内初となる。
イオンリテール直営総合スーパー「イオンスタイル福井開発」を核に、スポーツクラブ「3FIT」や100円ショップ「キャンドゥ」といったイオン系専門店、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」、スペシャリティコーヒーストア「STARBUCKS」、コーエーテクモ系アミューズメント施設「テクモピア」など10店舗超が入居する。(一部店舗は秋以降予定)

イオンそよら福井開発。

直営フロアでは「イオン」「福井」商品を訴求

イオンスタイル福井開発「食のフロア」のうち、野菜売場では地場野菜、対面鮮魚売場では近隣漁港(南越前町河野漁港・糠漁港・甲楽城漁港)水揚げ鮮魚を展開。
惣菜売場ではてんぷら処「旬香亭」やかつ処「たて花」、唐揚げ「唐王」、ピザ「ピッツァソリデラ」といった自社ブランドを幅広く展開する。
また、イオンスタイル福井開発「暮らしのフロア」では、ファミリーファッション「TVC」「SELF+SERVICE」「ESSEME」やコスメ「Sokko beauty」「COPERNICA」といった自社ブランドに加え、ヘルス&ウエルネスやキッズ関連用品を展開する。

イオンスタイル福井開発。

イオンとしては約47年ぶりとなる福井での大型店開発

イオンそよら福井開発は、イオングループ(旧ジャスコグループ)としては1977年11月の「ジャスコピア店」開店以来、約47年ぶりとなる福井県内での大型店開発プロジェクトとなる。
また、ジャスコピア店は2003年5月に閉店したため、約21年ぶりとなる福井県内での同社総合スーパーブランドの復活となる。

イオンそよら福井開発

住所:福井県福井市西開発3丁目205番地
営業時間(イオン1階):午前8時~午後10時
営業時間(イオン2階):午前9時~午後10時
営業時間(専門店):午前9時~午後10時
※店舗により異なる
※開業当日13日~15日は全館午前9時~午後10時

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オオゼキ祖師谷大蔵店、2024年7月2日閉店-祖師谷商店街の核、長崎屋から63年の歴史に幕

東京都世田谷区の祖師ヶ谷大蔵駅近くにある大型食品スーパー「オオゼキ祖師谷大蔵店」が2024年7月2日午後7時をもって閉店する。

長崎屋時代から祖師谷商店街の核店舗だった

長崎屋祖師谷店は1961年6月に開店。建物は地上3階建で店舗面積は2,088㎡。同店は祖師谷商店街の核店舗として、長崎屋による2000年2月の会社更生法申請後も営業を続けていたが、更生計画の遅れが災いとなり、2001年11月に閉鎖対象に指定、2002年1月をもって閉店することとなった。
その後、2002年4月に現在のオオゼキ祖師谷大蔵店が開店。100円ショップ「ダイソー」(近隣からの移転扱い)や首都圏地場大手寿司店「梅丘寿司の美登利」テイクアウト業態を導入するなど、大型店の強みを活かした店舗づくりを打ち出したが、2024年5月18日に「2024年7月2日を持ちまして閉店」する方針が明らかとなった。
オオゼキ祖師谷大蔵店(同社公式より)。

徒歩圏内の砧店を全面改装、生鮮特化新業態も新設

オオゼキは2018年6月に「オオゼキ砧店(OZEKI Pico)」を祖師ヶ谷大蔵駅南側に開店したが、砧店は独自のコンセプト「Pico」を掲げた店舗として既存店(祖師谷大蔵店)とは取扱商品の差別化を図っていた。
同社は祖師谷大蔵店の閉店に先駆け、2024年6月12日から26日にかけて砧店の全面リニューアルを実施する。
また、祖師谷大蔵店の後継店として、7月中旬を目処に生鮮特化型新業態「生鮮大関屋祖師谷精肉・青果店」を現店舗徒歩2分の距離に開店する予定。祖師ヶ谷大蔵駅周辺での2店舗体制が維持されることとなった。

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メガセンタートライアル荒尾店、2025年1月開店-荒尾競馬場跡地「あらお海陽スマートタウン」商業核、道の駅や公共施設も

熊本県荒尾市の荒尾競馬場跡地に、流通大手「トライアルHD」(本社:福岡市東区)のスーパーセンター「メガセンタートライアル荒尾店」が2025年1月29日を目途に開店する。

荒尾競馬場跡地にスマートシティ

荒尾競馬場は1928年2月に開場。三井三池炭鉱を擁する有明地域を代表する公営競技場のひとつであったが、三池炭鉱閉山にともなう同地域の人口減少など経営環境の悪化もあり、2011年12月をもって閉場。後継施設として、場外馬券発売所「BAOO荒尾/J-PLACE荒尾」が営業を続けている。
荒尾競馬場跡地周辺一帯では、荒尾市が2016年度から2025年度にかけて「南新地土地区画整理事業」(面積約34.5ha/総事業費69.8億円)を施行し、スマートシティ「あらお海陽スマートタウン」の整備を進めており、鉄道(荒尾駅)と自動車専用道路(有明海沿岸道路/IC整備予定)ともに良好なアクセスある街がうまれる見込みだ。

トライアル核に道の駅や公共施設整備

メガセンタートライアル荒尾店は2025年1月29日開店予定(届出上)で、建物は平屋建、店舗面積は6,171㎡。同社店舗は2024年2月開店の尾ノ上店に次ぎ熊本県内13店舗目となる見込み。
トライアル荒尾店は「あらお海陽スマートタウン」10街区11街区の「生活利便施設」として、2017年8月開店の大津店(5,800㎡)、2021年6月の上熊本店(6,228㎡)に次ぐ県内3店舗目のメガセンターとして、フルラインの衣食住を展開する。
近隣ではウェルネス拠点「道の駅あらお(仮称)」「保健・福祉・子育て支援施設(保福子施設)」や飲食店、住宅整備も進んでおり、大型店に乏しかった荒尾駅周辺が一変することとなる。

あらお海陽スマートタウン第10街区第11街区周辺。(荒尾駅側)

メガセンタートライアル荒尾店

住所:熊本県荒尾市南新地土地区画整理事業10街区11街区

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天満屋ハピータウン西大寺店、2024年9月1日閉店-後継に「ハピーズ」検討、老朽化で

岡山県岡山市東区西大寺の地場流通大手系ショッピングセンター「天満屋ハピータウン西大寺店」が2024年9月1日をもって閉店する。

西大寺では最大の天満屋だった

天満屋ハピータウン西大寺店は1980年11月に開店。営業フロアは1~2階で店舗面積は10,302㎡、売場面積は9,225㎡。
地場老舗百貨店「天満屋」を母体とする総合スーパー「天満屋ストア」のショッピングセンターとして、直営フロアを核に、コスギの婦人服店「Golden Bear Ladies」や女性下着店「Wacoal」「tutuanna」、中四国地場大手人形店「こどもや」の玩具店、100円ショップ「meets.」、ファストフード「マクドナルド」、フジパン系インストアベーカリー「ホルン」など40近いブランドや専門店が入居していた。

天満屋ハピータウン西大寺店(同社公式より)。

老朽化で43年の歴史に幕

天満屋ハピータウン西大寺店は「建物・設備等の老朽化のため、安全性を考慮しやむなく営業を終了」するもので、地域に親しまれた大型店は43年の歴史に幕をおろすこととなる。
天満屋ストアは天満屋ハピータウン西大寺店の跡地活用に関して、自社大型食品スーパー「天満屋ハピーズ西大寺店」を核とする複合型店舗を2025年秋を目処に開店する方針を示している。
新施設の名称や店舗面積は未定であるが、専門店やイベントスペースを導入するなど「まちづくり」「まちおこし」の拠点となる場を提供するとしている。

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平和堂フレンドマート茨木平田店、2024年6月29日開店-茨木ドミナント強化、クリニックモールも併設

大阪府茨木市に平和堂の大型食品スーパー「フレンドマート茨木平田店」が2024年6月29日午前9時30分に開店する。

平和堂「茨木ドミナント」強化、健康志向の店舗に

平和堂フレンドマート茨木平田店の敷地面積は5,537㎡、店舗面積は1,427㎡、売場面積は928㎡。同店開店により同社158店舗体制、大阪府内23店舗体制、茨木市内5店舗体制となる。

買平和堂フレンドマート茨木平田店。

フレンドマート茨木平田店は「市内4店舗のうち3店舗が集まるドミナントエリア」「子育て世代が多い」という立地特性を活かし、店舗入口にデリカ売場を配置し、ライブ感ある鉄板コーナーやインストアベーカリーを導入するなど「当店の目玉」として設定。
青果売場では旬の果物を使ったカットフルーツやデザート、鮮魚売場では本格的な魚料理ができる半調理品、精肉売場では店内加工ローストビーフやレンジアップ商品・味付肉を拡充するなど、時間帯ごとのニーズにあわせた「出来立て商品」や簡便品を展開する。
このほか、店舗従業員92名(8割以上)が「認知症サポーター養成講座」を受講、敷地内に別棟「クリニックモール」(410㎡)やイートインを併設するなど「小さくても頼れる“地域の冷蔵庫”」をめざすとしている。

平和堂フレンドマート茨木平田店

住所:大阪府茨木市平田町1丁目2番41号
営業時間:9時30分~21時

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