東京都江東区のゆりかもめ市場前駅前に、万葉倶楽部グループの大型複合施設「豊洲 千客万来」が2024年2月1日に開業する。
万葉倶楽部 豊洲 千客万来。
豊洲市場の千客万来施設、万葉倶楽部の運営に
「豊洲 千客万来」は、東京都が豊洲市場の場外に誘致した複合施設。
東京都の公募の結果、当初は「喜代村」(「すしざんまい」運営企業)と「大和ハウス工業」により運営される予定であったが、条件が折り合わなかったとしていずれも2015年に撤退。再公募の末、2016年3月に、全国で温浴施設を運営する「万葉倶楽部」の運営となることが決まった。
なお、開業が当初より遅れることとなったため、千客万来施設開業までの暫定施設として近隣地に三井不動産グループ運営の「江戸前場下町(えどまえじょうかまち)」が設けられていた。
24時間営業の温浴施設や多彩な飲食店など出店
「豊洲 千客万来」は温浴棟「東京豊洲 万葉俱楽部」と食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」で構成。敷地面積は約1.7ヘクタール。
公式アンバサダーには中村獅童氏が就任する。
東京豊洲 万葉倶楽部の屋上。
温浴施設「東京豊洲 万葉俱楽部」は24時間営業。
箱根・湯河原温泉の湯を使い、東京湾を望むことのできる露天風呂や、ウォーターフロントの景色を360度パノラマで一望できる展望足湯庭園(無料)などが設けられる。
料金はマル得セット3,850円など。深夜は3,000円が加算される。(大人料金)
東京豊洲 万葉倶楽部・露天風呂。
隣接して設けられる食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」は3階建て。
飲食店を中心とした商業施設で、1階はコンビニを併設し、近隣住民も楽しめる手軽なエリア、2階「目利き横丁」「豊洲目抜き大通り」は館内に江戸の街並みを再現したエリア。そして3階には多くの寿司店が出店する。
豊洲市場隣接である強みを活かした新鮮食材の販売・提供を行うとしている。
豊洲場外 江戸前市場「豊洲目抜き大通り」イメージ。
「江戸前場下町」は閉館・再開発へ
なお、「豊洲 千客万来」の開業にともない、2020年1月に開業した三井不動産グループによる豊洲市場横の暫定複合商業施設「江戸前場下町(えどまえじょうかまち)」は2024年1月30日に閉店。今後、再開発がおこなわれる。
江戸前場下町。
豊洲 千客万来
東京都江東区豊洲6丁目5
営業時間:24時間(万葉倶楽部・ローソン)
(画像はニュースリリースより)
関連記事:ライフ豊洲店、2022年9月10日開店-3階建ての総合スーパー業態
関連記事:ダイエー豊洲店、2022年4月1日開店-48階建てタワーマンション「ブランズタワー豊洲」別棟に
関連記事:スタジオコースト、2022年1月閉館-新木場「USEN STUDIO COAST」、20年の歴史に幕
関連記事:パレットタウン、2022年中に順次閉館-大型アリーナなど建設で、Zepp Tokyoは1月1日・ヴィーナスフォートは3月27日閉店
関連記事:東京お台場 大江戸温泉物語、2021年9月5日閉館-「大江戸温泉物語」創業の地、定借権の終了で
関連記事:東京BRT、2020年10月1日1期運行開始-都心と湾岸地域を結ぶ快速バス
関連記事:有明ガーデン、2020年6月17日開業-ビッグサイト徒歩圏の大型開発、「イオン」「東京ガーデンシアター」などを核に