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東急・シブヤサクラステージ、2023年11月30日以降順次開業-渋谷駅直結「桜丘口」地形を変える大型再開発

東京都渋谷区の渋谷駅前・桜丘地区に、東急不動産が主導する大型再開発エリア「Shibuya Sakura Stage(シブヤサクラステージ)」が、2023年11月30日に竣工、以降順次開業する。

東急・シブヤサクラステージ(手前がA街区)。

渋谷駅前「桜丘地区」地形を変える大型開発

「Shibuya Sakura Stage」は東急不動産が中心となり、2018年から「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」として進めてきた再開発。
桜丘口地区は渋谷駅前でありながら国道246号線に隔てられており横断陸橋でアクセスする必要があり、また大部分が戦災に遭っておらず狭い路地と坂が多いことで知られた。
そのため東急グループが中心となり再開発を行うことを決定。工事は1期と2期にかけて行われ、2期部分については2024年以降に始動する予定となっている。

シブヤサクラステージ・ロゴタイプ。

1期再開発部分の「Shibuya Sakura Stage」という名称には「これから生まれ変わる桜丘のまちが、桜を愛して皆で楽しむ日本人の心を大事にしたいという想い」と、「さまざまな個性が集う渋谷で、働く人・遊ぶ人・住む人、すべての人が主役となり、自らのものがたりを発見・発信する舞台でありたい」という想いが込められているという。

渋谷駅「新改札口」から直結

「Shibuya Sakura Stage」(渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業地区)のエリアは約2.6haと広大で3街区に分けられる。
A街区「SHIBUYA サイド」は地上39階・地下4階建て・179mのA1棟「SHIBUYA タワー」、地上17階・地下4階建て・90mのA2棟「セントラルビル」で構成、B街区「SAKURA サイド」は地上30階・地下1階建て・127m(3階建てのB先端棟「SAKURAテラス」併設)、C街区には地上4階のビルが建設される。
なお、C街区には敷地内にあったキリスト教会「中渋谷教会」が移転する。

シブヤサクラステージの街区概要。

JR 渋谷駅新改札口から(仮称)「北自由通路」や国道 246 号を横断する「渋谷駅西口歩道橋デッキ」などにより駅と直結。さらに都市計画道路を跨ぐ歩行者デッキの整備に加え、周辺地区と連携した縦軸動線「アーバン・コア」を整備することで、地域の利便性・回遊性を高める。

周辺地区と連携した縦軸動線「アーバン・コア」が設けられる。


渋谷駅と直結される。

商業・オフィス・住宅等で構成-24年夏まちびらき

A街区を中心とした低層階は商業施設となる。
店舗面積は合計約15,200㎡で、最先端のトレンドやカルチャーを創出・情報発信を担うものになるとしているが、10月時点でテナントは未発表。 2024年中に順次開業するとみられる。下層階にはイベント広場やテラスも設けられる。
A街区の大部分とB街区の中層階はオフィスとなる。そのうち、A街区「SHIBUYAタワー」38 階にはスタートアップ企業等の発表会等を開催できるバンケットルームや商談に最適なプライベートルームを備えた起業支援施設、7 階にはワークスペースや各種手続きの支援を行う会員制シェアオフィス「Business-Airport」が入居予定となっている。

また、B街区の中層階は126室のサービスアパートメント「ハイアット ハウス 東京 渋谷」、B街区の高層階は155戸の分譲マンション「ブランズ渋谷桜丘」となる。このほか、B街区には子育て支援施設として2-5歳児を対象に多言語教育をおこなう認可外保育園「CTIS Kindergarten, Shibuya」が設けられる。

シブヤサクラステージ・フロア構成。

「Shibuya Sakura Stage」は2023年11月30日に竣工、その後、各街区が順次開業する。2024年夏には「まちびらきイベント」を開催する予定としている。
また先述したとおり、さらに数年後には隣接地区で桜丘口地区2期再開発が始まる計画となっており、桜丘口の街並みはさらに大きく変わることになる。

Shibuya Sakura Stage(シブヤサクラステージ)

東京都渋谷区桜丘町2−3 ほか

(写真以外は東急不動産ニュースリリースより)

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アイタウン射水、2023年11月14日より順次開業-大阪屋・ケーズ・ニトリなど出店、ドン・キホーテ射水店は12月5日開店

富山県射水市の射水市役所近くに、複合ショッピングセンター「アイタウン射水」が2023年11月14日より順次開業する。

アイタウン射水。

射水市役所近くに複合商業施設

アイタウン射水は、射水市役所近くの農地など約13ヘクタールを活用して開発された複合商業施設。徒歩圏には複合商業施設「イータウン」がある。
アイタウン射水は魚津市に本社を置き、北陸地方でパチンコ店「ノースランド」等を運営する澤田グループに属する不動産会社「アイエヌエル」が開発。おもに平屋の複数の店舗が並ぶオープンモール形式となっている。
食品核店舗は、11月14日に開業するスーパー「大阪屋ショップ射水店」と12月6日に開業する「ドン・キホーテ射水店」。地元メディアの報道によると、大阪屋ショップは同社全店舗のなかで最大の店舗面積になるという。
そのほか「ケーズデンキ」「ニトリ」「ホテルルートイン(2025年完成予定)」などが出店・順次開業する。
合計店舗面積は13,230㎡となる。

ドンキ、エモい空間でハラル充実

ドン・キホーテ射水店」の店舗面積は2,569㎡。
「日本のベニス」とも称される地域であることから、店内装飾を港のイメージに統一。壁面の一部に地元の子どもたちの手形を花火に見立てた演出を設置し、店の経過とともに子どもたちの成長も感じることができるエモい空間を創出するとしている。

ドン・キホーテ射水店。

また、パキスタン出身者が多い地域であることから、ハラルフードも充実させる。

アイタウン射水

富山県射水市本開発地区土地区画整理事業施工地区
(住居表示は2024年秋以降決定)
営業時間:9時~26時(ドン・キホーテ射水店)

写真はドンキのニュースリリースより。

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ユニクロ・ジーユー札幌三越店、2023年11月17日開店-GUは国内の三越初出店、札幌市交通局グッズ販売も

北海道札幌市中央区の百貨店「札幌三越」に、ファーストリテイリングのファストファッション店「ユニクロ」「GU」の都心型店舗「ユニクロ札幌三越店」「ジーユー札幌三越店」が2023年11月17日に開店する。
ジーユーは国内の三越に初出店となる。

札幌三越。

ジーユー、国内の三越に初出店-札幌三越に

ユニクロとジーユーが出店するのは、札幌三越の本館10階。10階は最上階で、以前この場所は催事場として使われていた。
ユニクロとジーユーは両店でワンフロアのすべてを使い、店舗面積は合わせて1,952㎡となる。
ユニクロはかつて「新宿三越アルコット」や「多摩センター三越」に出店していたことがあるが(いずれも閉店済み)、ジーユーは国内の三越に初出店となる。(台湾では多くの三越に出店中)
ユニクロでは開店を記念して、札幌市内で地下鉄と路面電車を運行する札幌市交通局とのコラボレーションによるオリジナルTシャツ&トートバッグを限定販売する。

ユニクロで販売される地下鉄路線図トートバッグ。
(札幌市交通局公式より)

札幌三越を運営する札幌丸井三越は、ユニクロ・ジーユーの出店に際して「新たなお客様との接点構築となり、札幌三越・丸井今井札幌本店への波及効果を見込んでいます」としている。

ユニクロとGU、さっぽろ東急にも出店

札幌市中心部のユニクロとジーユーは、2023年5月にピヴォの店舗が、9月にエスタの店舗が再開発のため相次いで閉店。
それに伴い、ユニクロ・ジーユーは2023年9月に「さっぽろ東急百貨店」にも出店しており、百貨店への相次ぐ出店となった。

さっぽろ東急にもユニクロ・GUが出店したばかり。

ユニクロ・ジーユー札幌三越店

西友上福岡店、2023年11月15日閉店-東上線の駅前、39年の歴史に幕

埼玉県ふじみ野市の東武鉄道東上本線上福岡駅前にある総合スーパー「西友上福岡店」が、2023年11月15日18時に閉店する。

西友上福岡店(公式サイトより)。

上福岡駅前の西友、3階には植物工場もあった

西友上福岡店は西武上福岡駅東口に1984年11月開店。建物は地上4階・地下1階建てで、店舗面積は11,007㎡。同時期に開業した西友小手指店などと同じく、デザインにこだわった建物であった。
現在は上福岡駅周辺唯一の24時間営業スーパーで、テナントとしてセリアキッズUSランドなどが出店する。かつては無印良品も出店していた。
2020年には3階にプランツラボラトリー社の植物工場「リーフファーム」が出店したことも話題となっていた。

跡地は未定

同時期(10月31日)に閉店した西友小手指店については「再開発による閉店」「再出店を検討」とされているものの、上福岡店に関しては跡地の活用方法などは11月時点で発表されていない。
なお、館内にあるフィットネスジム「ビークイック」は近隣への移転を発表している。

関連記事:西友小手指店、2023年10月31日閉店-42年の歴史に一旦幕、跡地への再出店の方針も

BiVi新さっぽろ、2023年11月30日開業-新札幌駅前、コープ・ロフトなど出店

北海道札幌市厚別区のJR新札幌駅・地下鉄新さっぽろ駅前に、大和ハウスグループのショッピングセンター「BiVi新さっぽろ」が2023年11月30日に開業する。

BiVi新さっぽろ。

北海道初BiVi、新札幌駅北側に

BiViは大和リース系の都市型商業施設ブランドで、北海道には初出店。
建設地は新札幌駅北側のアークシティ東駐車場跡、建物は地上4階地下2階建て、売場は1階から4階で、店舗面積は7,303㎡となる。

コープさっぽろ・ロフトなど出店、屋内公園も

館内には食と雑貨を中心に約40店舗が出店。大型テナントとしては「コープさっぽろ」「サンドラッグ」「ロフト」「キャンドゥ」「万代アミューズ」などが出店する。
コープさっぽろは駅前立地であることから独身単身世帯や共働き世帯に向けた品揃えを強化する。
また、ロフトは札幌3店舗目で、店舗面積は約727㎡。トータルでおよそ17,000種類を品揃えする。

館内「BiVi PARK」。

2階には全天候型の屋内公園「BiVi PARK」が設けられ、その両側に飲食店街が並ぶ。
天井に設置した16m×16mのLEDビジョンでは季節に合わせた空を再現するなど、雪に閉ざされる北海道で1年中いつでも緑を感じられる公園として、日々の暮らしにうるおいを提供するとしている。

BiVi新さっぽろテナント一覧



(画像は公式サイトより)

BiVi新さっぽろ

北海道札幌市厚別区厚別中央1条6丁目3番3号
営業時間:9:00~21:00(生協)
飲食店は23時まで(店舗により異なる)
関連記事:ユニクロ・ジーユー札幌三越店、2023年11月17日開店-GUは国内の三越初出店、札幌市交通局グッズ販売
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ドン・キホーテ 青梅新町店、2023年12月31日閉店-西東京レーン別館、ボウリング場も8月31日閉店

東京都青梅市の青梅インターチェンジ近くにあったボウリング場「西東京レーン」別館に出店するパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)が運営するディスカウントストア「ドン・キホーテ 青梅新町店」が、2023年12月31日に閉店する。

西東京レーンのドンキ、ボウリング場とともに閉店

「ドン・キホーテ 青梅新町店」はボウリング場「西東京レーン」の別館に出店。西東京レーンは1968年に開業した老舗ボウリング場であったが、2023年8月31日に閉店していた。

ドン・キホーテ青梅新町店。(公式サイトより)

ドン・キホーテ青梅新町店の閉店は西東京レーンの閉店とそれに伴う建物売却によるもの。店内では閉店セールが開催されている。
跡地の活用方法などについては2023年11月で発表されていないが、西東京レーンとともに再開発される可能性も高いであろう。

関連記事:イオンスタイル河辺、2019年8月9日開店-東急ストア・河辺とうきゅう跡

フレスポ三次プラザ、2023年11月16日開業-「CCプラザ」建替え、フレスタ・無印良品の大型店など出店

広島県三次市のJR三次駅近くに大和リースのショッピングセンター「フレスポ三次プラザ」が2023年11月16日に開業する。

フレスポ三次プラザ。

CCプラザ跡地、再びショッピングセンターに

CCプラザは1972年3月に広島県北部で初の大型ショッピングセンターとして開業。1995年に増築がおこなわれているほか、別棟として飲食テナント棟(マクドナルド→すき家)があった。

CCプラザ(三次ショッピングセンター)。

店舗本館は3階建てで、店舗面積は10,769㎡だったが、老朽化のために2022年3月に閉店・解体。CCプラザの核店舗だった「マルショク三次店」は近隣に新店舗を建てて移転していた。

核店舗はフレスタに交代

フレスポ三次プラザは一部2階建て、延床面積は約7,412㎡。
核店舗として地場スーパー「フレスタ」のほか「無印良品」、ドラッグストア「ウオンツ」が出店。無印良品は広島県北部初出店で、店舗面積1803㎡の大型店となる。
そのほか、複数の店舗(おもに個人商店)がCCプラザから再出店する。総テナント数は14店舗となる。

フレスポ三次プラザのテナント一覧。

フレスポ三次プラザ

広島県三次市十日市中1-1-10
営業時間:10時~20時(無印良品など)

関連記事:CCプラザ、2022年3月31日閉館-三次ショッピングセンター、解体後に大和リースと新施設建設

中国・食品売場の過度な赤色照明「生鮮灯」、2023年12月より使用禁止に-中国政府、食肉鮮度偽装対策で

中華人民共和国(中国)のスーパーマーケットや精肉店で広く普及している精肉の鮮度を分かりづらくするための赤色LED照明・通称「生鮮灯」の使用が、2023年12月1日より全面禁止される。

中国で流行していた精肉売場の過度な赤色照明、禁止に

「生鮮灯」の使用禁止は、中華人民共和国国家市場監督管理総局(旧・国家工商行政管理総局)の食肉農産品市場における質量安全監督管理に関する法の改正によるもの。

中国国内のスーパーや市場、精肉店では、過度な赤色LED照明を用いることで精肉を赤く照らすことで鮮度を分かりづらくすることが流行しており、食肉鮮度偽装に繋がるものとして問題となっていたという。
2023年12月1日以降、この生鮮灯を使用した場合、5000人民元~30,000人民元(日本円で約10万円~約60万円)の過料が課されることになる。

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ドン・キホーテ京急蒲田店、2023年11月22日開店-京急蒲田駅「ウィングキッチン」に

東京都大田区の京急蒲田駅内「ウィングキッチン京急蒲田」に「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH/本社:東京都目黒区)のディスカウントストア「ドン・キホーテ京急蒲田店」が2023年11月22日午前8時に開店する。

ドン・キホーテ京急蒲田店。

京急蒲田駅内、地元客・旅行客に便利なドンキ登場

ドン・キホーテが出店するのは、京急蒲田駅内にある京急グループの商業施設「ウィングキッチン京急蒲田」の1階・2階、店舗面積は約732㎡。
ウィングキッチン京急蒲田は2015年の駅高架化に合わせて開業した施設であるが、コロナ禍以降「GU」「くまざわ書店」など複数のテナントが撤退していた。

ウィングキッチン京急蒲田。

駅内に出店することから「待たずに買える『コンビニ感覚』ドンキ」として、菓子類や総菜、菓子パンなどの食品をはじめ、酒を含む飲料、洗剤類や家庭雑貨などの商品を集め、有人レジに加えてフルセルフレジ 3 台を設置する。
通学・通勤客や京急空港線を利用する旅行客、外出ついでや休日にふらっと立ち寄る近隣客など、幅広い需要に充実の品揃えで応えるとしている。

ドン・キホーテ京急蒲田店

東京都大田区蒲田 4 丁目 50-11 ウィングキッチン京急蒲田
営業時間:8時~23時

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アミュプラザ長崎新館、2023年11月10日開業-JR長崎駅ビル増床部分に86の専門店、本館も開業以来最大の全面刷新

長崎県長崎市にJR長崎駅ビル「アミュプラザ長崎新館」が2023年11月10日午前10時に開業した。

アミュプラザ多店舗化の先駆けとして開業

JR長崎駅ビルは2000年9月に開業。建物は地上10階建で商業フロアは1〜5階、宿泊フロアは6〜10階。商業フロア「アミュプラザ長崎」の建物は地上5階建で営業面積は約38 ,800㎡、延床面積は24,000㎡。
アミュプラザ長崎は、1998年3月に福岡県北九州市の小倉駅に開業した「アミュプラザ(現アミュプラザ小倉)」に次ぎ2施設目のアミュであった。
同施設は開業以来、大型食品スーパー「西友」を始め、外資系ファストファッション「GAP」、アダストリアのレディスブランド「LOWRYS FARM」、福岡親不孝通り発祥のインテリア雑貨店「octa hotel」、大型ライフスタイルストア「無印良品」、地場書店「メトロ書店」、シネマコンプレックス「ユナイテッドシネマ」など専門店130店舗ほどを展開しており、地域随一の食物販やファッションの集積と映画館やゲームセンターといった娯楽要素を兼ね備えたアミュが九州全域に広がる契機となった。

新幹線開業にともなう駅再整備で3館体制に

アミュプラザ長崎新館は、西九州新幹線(九州新幹線西九州ルート/長崎ルート)開業にともなう駅再整備プロジェクト「長崎駅開発」の一環として建設されたもの。
長崎駅開発では、2021年3月に長崎駅改札口前(高架下)商業施設が着工し、2022年3月に「長崎街道かもめ市場」(営業面積約2,200㎡、延床面積約4,400㎡)として開業しており、アミュプラザ長崎新館は長崎駅の商業施設としては3館目となる。(かもめ市場もアミュプラザ長崎と一体的に運営される館扱い)

長崎街道かもめ市場とアミュプラザ長崎新館アイキャッチ。

アミュプラザ長崎新館は計画当初、「(仮称)新長崎駅ビル」として2023年春に商業フロアのみ先行開業、2025年度に全面開業予定であったが、施設構成の一部変更(商業フロアの多層化・オフィスフロア減床など)や工期短縮といった取組みにより、既存施設(アミュプラザ長崎本館・JR九州ホテル長崎)と一体的な「JR長崎駅ビル」として2023年秋に全面開業することとなった。

アミュプラザ長崎。

なお、JR長崎駅ビルの(仮称)新長崎駅ビル部分は増床という扱いであるが、アミュプラザ長崎本館と新館はデッキや渡り廊下を介する接続であるなど、厳密には別の建物となっている。

九州再上陸のFOREVER21など86店舗

JR長崎駅ビル増床部分の建物は地上13階建で商業フロアは1〜5階、オフィスフロアは5〜6階、ホテルフロアは1階及び7〜13階。

商業フロア「アミュプラザ長崎新館」の建物は地上4階建一部5階建で、営業面積は約21,700㎡、延床面積は41,000㎡。

エントランスホール。

プロモーションコンセプトに「new mood」、テーマに「あたらしい気分を見つけよう。」、キャッチコピーに「景色を変えよう。」を掲げ専門店86店舗を展開。(九州初3店舗、長崎初39店舗含む)

1階には大手セレクトショップ「JOURNAL STANDARD」「SHIPS」やH2Oリテイリング(阪急阪神百貨店)系コスメセレクトショップ「Fruit GATHERING」、イスラエル発コスメ「SABON」、ベーカリーカフェ&イタリアンバル「flour + water / DRA7」、チョコレートブティック「lindt」といった県内初のブランドに加え、「URBAN RESEARCH」「ROPE」といったブランドが本館から移転、アクセシブルラグジュアリーブランド「COACH」など新規出店する。

JOURNAL STANDARDアミュプラザ長崎店。

2階にはオンワード樫山のOMO型業態「ONWARD CLOSSET Select」やインテリア雑貨店「KEYUCA」「unico」「Flying Tiger Copenhagen」「中川政七商店」といった県内初のブランドに加え、オクタホテルのライフスタイル&カフェ「Maison Octà」といった新業態店舗など新規出店する。

3階にはアダストリア主導のもと日本再上陸を果たしたファッションブランド「FOREVER21」や青山商事(洋服の青山)の4ブランド複合スーツ専門店「SUIT SQUARE」といった九州初のブランドに加え、390円中心のアパレル雑貨店「390 THANKYOU MART」といった県内初のブランド、ファストリ系のファストファッション「UNIQLO」「GU」大型複合店など出店する。
4階には家電量販店「エディオン」の最新店舗や眼鏡店「OWNDAYS」、大型アミューズメント施設「namco」が新規出店する。
また、5階にはシアトルスタイルのカフェ「STARBUCKS」や24時間フィットネスジム「ANYTIMEFITNESS」など3店舗が出店。屋上庭園広がる開放感ある空間となる。

2024年までに本館も全面刷新

アミュプラザ長崎本館では新館開業に先駆け、1階土産ゾーン「長崎おみやげ街道」跡をスイーツゾーンに転換、2階3階アパレル関連店舗を再配置、4階旧東急ハンズ長崎店を「ハンズ長崎店」としてリニューアルするなど、館が担う役割の再定義を進めていた。

ハンズ長崎店。(旧東急ハンズ長崎店)

アミュプラザ長崎本館では新館開業後の活性化策として、2023年12月までに2階3階アパレル関連店舗を再配置、2024年春には1階に長崎最大の食物販「フードマーケット」を展開する。

フードマーケットには、長崎大丸周辺店舗閉店以来の復活となるベーカリー「DONQ」やおこわ弁当店「おこわのたごさく」、RF1グループの「Green gourmet」、韓国惣菜店「カンナムデリ」、福岡発のマクロビフードデリ「Evah Dining」など首都圏や福岡の百貨店デパ地下では常連といえるようなブランドを導入する方針を発表しており、従来百貨店が担ってきたファッションや食を一手に引き受けることとなりそうだ。

混雑緩和策も

アミュプラザ長崎では、新館開業による混雑緩和や集2023年11月1日から「お買い物きっぷ」を発売、路面電車利用客を対象とした「お帰りの電車乗車券サービス」、自家用車利用客を対象とした「どこでも駐車場サービス」「臨時シャトルバス運行(三菱重工総合体育館臨時駐車場・駅北側高架下間)」といった施策を打ち出す。また、島原鉄道でも車両増設による混雑緩和施策を打ち出す。

アミュ長崎、デパ地下機能導入で圧倒的一番店に

長崎市は九州他県と比べ、都市圏郊外に広域集客型の商業施設が少ないもの、2000年4月の夢彩都(現ゆめタウン夢彩都)を皮切りに、同年9月のアミュプラザ長崎、2008年10月のみらい長崎ココウォークなど、従来商業集積に乏しかった長崎駅〜浦上駅周辺にかけて大型店が相次ぎ開業した。これにより長崎市を代表する市街地である浜町から商業の重心が長崎駅方面に移ることとなった。
アミュプラザ長崎は新館によるコスメ・ブランド・セレクトショップ強化に加え、2024年春の本館改装でデパ地下に匹敵するような食物販機能の導入を打ち出しており、長崎での一番店としての地位を確固たるものとしそうだ。

アミュプラザ長崎

長崎県長崎市尾上町1−1
営業時間:10時~20時(店舗により異なる)

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