長野県長野市の長野電鉄権堂駅前にあるショッピングセンター「イトーヨーカドー長野店」が2020年6月7日に閉店する。
イトーヨーカドー長野店。
長電地下化を前に出店-41年の歴史に幕
イトーヨーカドー長野店は1978年6月に開店。長野電鉄が建設した長電権堂駅前ビルへの出店だった。当地にはもともと権堂駅の駅舎があった。出店当時は長野電鉄は地下化前であったが、その後権堂駅は地下化されており、店舗前には駅入口があるほか、地階は駅と直結されている。また、店舗向かいには長野電鉄本社がある「権堂イーストプラザ」が立地する。
店舗は地階から5階までで、売場面積は11,220㎡。テナントとしてファミレス「サイゼリヤ」、100円ショップ「キャンドゥ」、メガネ「パリミキ」などが出店している。
長野市中心部から総合スーパー消滅
長野市中心部では2018年に西友長野石堂店が閉店したばかり。同店は再開発後に再出店する意向を示しているものの、西友はマンション下駄ばきの食品スーパーになる可能性が高い。
西友長野石堂店。
近隣の旧ダイエー長野店跡にある「もんせんぷら座」についても食品スーパーが出店するのみであり、イトーヨーカドーの閉店によって長野市中心部から総合スーパーが消滅する。