アスティ一宮、2022年10月6日新装開業-生鮮・食物販強化、JR尾張一宮駅高架下に加え駐車場に新施設も

愛知県一宮市のJR東海道本線尾張一宮駅高架下にあるJR東海グループの商業施設「アスティ一宮」が2022年10月6日に新装開業する。

JR尾張一宮駅。

尾張一宮駅の高架下商業施設として開業

アスティ一宮は1994年3月に開業。店舗面積は1,932㎡で延床面積は2,379㎡。運営はJR東海グループの名古屋ステーション開発が担う。

アスティ一宮。

同施設には長らく、高品質食品スーパー「成城石井」を核にフクスケコラージュやTHE LIBRETTO MARKET(旧大和書店系)、三省堂書店、スターバックスコーヒーといった衣料・雑貨・飲食・サービス系専門店19店舗が入居していたが、施設の大部分(尾張一宮駅西口側)が改装工事のため2022年3月31日をもって閉鎖。同施設は同年4月以降、成城石井など9店舗による暫定営業状態となった。

成城石井尾張一宮駅ビル店。


成城石井尾張一宮駅ビル店閉店案内。

生鮮・食物販強化、より生活密着型の施設へ

アスティ一宮ではコンセプトに「まいにち。よりみち。マーケット」を掲げ、生鮮三品(精肉、青果、鮮魚)や日用品取扱店舗を新たに導入。買回りしやすい店舗配置や見通しの良い通路、居心地の良いレストスペースの設置により、「お買い物が楽しくなる明るい空間」を演出するとしている。

アスティ一宮リニューアルエリア。

同施設では2022年4月開始の改装工事中も営業を続けていた成城石井など5店舗に加え、東海三県・愛知県・一宮市初を含む14店舗が新たに入居する。

アスティ一宮リニューアルフロア。

リニューアルエリアは「生鮮三品・日配品」「ファストフード・惣菜・ベーカリー・スイーツ」「グロサリー・ドラッグストア」としてゾーニング。エリア内には岐阜市中央卸売市場の青果仲卸「カネ井青果」や大手精肉小売「タカギフーズ」、大手鮮魚小売「魚喜」といった生鮮三品に加え、手羽先店「世界の山ちゃん」や点心店「焼売餃子の寿屋」、さぼてん・三和の複合業態「新宿さぼてん×おこわのさんわ」、弁当惣菜店「はなまるダイニングセレクト」、おはぎ・和スイーツ店「ohagi 3」、ロックフィールドのRF1プロデュース惣菜セレクトショップ「グリーン・グルメ」など、地域初となる飲食・食物販店舗が軒を連ねることとなる。

今後もさらなる拡大、駐車場への新施設計画も

アスティ一宮を運営する名古屋ステーション開発は、尾張一宮駅南側の駐車場に新施設5棟を建設し、各棟にそれぞれ飲食店を導入する計画を打ち出している。

尾張一宮駅南側で建設中の新施設。

新施設5棟のうち3棟は、SakeShop ハヤシヤが手掛けるクラフトビール工房、一宮市の地元企業がタッグを組むジンギスカン専門店、岐阜市茜部にある洋菓子店RonRonが手掛けるカヌレ専門店がなど3店舗(いずれも現時点では店名未定)として2022年12月8日に開店する予定。残る2棟も順次開店する予定としている。 新施設の敷地内では緑を充実させ、利用客の憩いの場所を創出するとしており、アスティ一宮とともに地域の賑わい拠点としての役割を担っていくものとみられる。

尾張一宮駅南側で建設中の新施設。

アスティ一宮

住所:愛知県一宮市栄3-1-1
営業時間:10:00~20:00

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