北海道根室市のJR根室本線(花咲線)根室駅近くにあるイオングループ系総合スーパー「イオン根室店」が2024年6月28日に新装開店する。
ニチイ系生活百貨店として開店
イオン根室店は、1983年4月にニチイ(現イオン北海道)系総合スーパー「根室ファミリーデパート」として開店。店舗面積は5,475㎡。
運営会社再編にともない、2000年9月に生活百貨店「根室サティ」、2002年5月に生活百貨店「ポスフール根室店」、2011年3月に現在の施設名となった。2012年9月にはEDLP業態「買って実感!毎日お得!」に転換するなど食品を中心に競争力強化を図っていた。

買って実感!毎日お得!
「お買い得」+「楽しい」店に
イオン根室店の営業フロアは1~2階で敷地面積は約4,600㎡、延床面積は約7,700㎡。建物は根室ファミリーデパートの設立母体である地場不動産会社「寺島興業」(2024年4月民事再生法手続開始)が所有している。
イオン根室店では新装コンセプトに「地域の生活を「お買い得」と「楽しい」で支えるお店」を掲げ、1階フロアの大規模リニューアルを実施する。

イオン根室店。
イオン根室店食品売場のうち、農産売場では有機野菜や時短簡便需要に対応した各種冷凍野菜、水産売場では根室・歯舞・落石漁港水揚げの地場鮮魚や冷凍真空商品、畜産売場では道東別海町飼育の交雑牛「すえまつさん家のべつかい牛」といった銘柄牛や自社留型ブランド純粋デュロック種「道南レッドポーク」といった銘柄豚を拡充。惣菜売場では「だし巻き玉子焼き」「選べる量目の炒飯」の新規導入を打ち出す。
ヘルス&ビューティケア売場では、アジアンコスメの拡充や医薬品・健康改善食品の「健康志向に対応した売場」化を推進。日用雑貨に関しても同場所に移転することで利便性向上につなげる。
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オリンピック朝霞泉水店、2024年6月21日開店-スーパーバリュー跡、1ヶ月弱で再生
埼玉県朝霞市のスーパーバリュー朝霞泉水店跡に、Olympicグループの大型食品スーパー「オリンピック朝霞泉水店」が2024年6月21日午前10時に開店した。
5月29日に閉店したスーパーバリュー
スーパーバリュー朝霞泉水店は2013年9月に開店。建物は鉄骨平屋建一部2階建で店舗面積は1,661㎡。
生鮮市場業態として生鮮食品やグロサリーに特化した売場を打ち出していたが、2024年5月29日をもって閉店していた。
同社は「OICグループ(旧ロピアHD)」傘下入りを機に、不採算店舗対策として2023年9月に春日部武里店(現スーパーマルサン武里店)を閉店、2024年1月に見沼南中野店を閉店、同年6月には荒川一丁目店を閉店。同年8月には練馬大泉店の建物を親会社に売却し閉店するなど、経営改善に取組んでいる最中であった。
1ヶ月弱でオリンピックに
オリンピック朝霞泉水店の売場面積は約2,237㎡。
オリンピックはJR武蔵野線北朝霞駅・東武東上線朝霞台駅前に総合ディスカウントストア「オリンピック朝霞台店」を展開しているが、朝霞泉水店はスーパーマーケット業態としてスーパーバリュー時代と同様に生鮮食品やグロサリーに特化。同社が強みとするEDLP商品やインストアベーカリー、同店限定ワインを打ち出す。
オリンピック朝霞泉水店
住所:埼玉県朝霞市泉水3-9-7
営業時間:午前10時~午後8時
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ヨドブルーム池袋店、2024年6月21日開店-西武池袋本店にヨドバシ新業態「Yodobloom」1号店、体験型ビューティストア展開
東京都豊島区の西武池袋本店に、大手家電量販店「ヨドバシカメラ」(本社:東京都新宿区)の新業態「Yodobloom池袋店(ヨドブルーム池袋店)」が2024年6月21日に開店する。

西武池袋本店。
西武池袋本店に初のヨドバシ系店舗
ヨドブルーム池袋店は、ヨドバシHD出資の体験型美容テーマパーク運営会社「トレンドキャスケット」(本社:東京都渋谷区/代表取締役:二階堂京介/ブランド名:Tierland)のノウハウを活用した「新業態の体験型ビューティストア」「新しい形のリテールメディアストア」として、店内全商品(50ブランド500アイテム)の購入前比較体験を始め、メイクアップ体験、肌診断・頭皮診断体験、理美容家電体験、スキンケア体験といったサービスを提供。体験を通じて商品レビューを気軽にSNSへ発信できる場所とする。
百貨店という立地特性を考慮し、既存のトレンドキャスケット運営店舗やヨドバシ運営店舗とは一線を画した上質志向な空間づくりを打ち出す。

Yodobloom池袋店。
Yodobloom池袋店
住所:東京都豊島区南池袋1-28-1
営業時間(月~土曜日):午前10時~午後9時
営業時間(日曜・祝日):午前10時~午後8時
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デイリーポート新鮮館利府店、2024年6月20日開店-セブン&アイHD傘下入り後初の新店舗、利府駅近くに
宮城県宮城郡利府町の利府町文化交流センターリフノス隣接地に、セブン&アイHD系食品スーパー「マルニデイリーポート新鮮館利府店」が2024年6月20日に開店する。
2023年にセブン&アイHD傘下となった地場スーパー
マルニは1951年4月に「マルニ商店」として創業。1974年に法人化。2000年2月に地域密着型スーパー「デイリーポート新鮮館気仙沼店」を開店した。2023年6月にはセブン&アイHD傘下の東北地場大手食品スーパー「ヨークベニマル」傘下に移行、同社との連携のもと15店舗体制、年商300億円をめざすとしている。
利府駅近くに新店舗、既存店同様の地域密着型に
デイリーポート新鮮館利府店の建物は鉄骨平屋建で敷地面積は9,780㎡、売場面積は2,101㎡。
利府店はヨークベニマルによる子会社化後初の店舗であり、利府町中心部(JR利府駅・利府町役場)という交通利便性の高い立地特性を活かし、生鮮(青果・鮮魚・精肉)を通常店舗に比べ拡大するなど、普段の暮らしからハレの日まで対応できるような品揃えをめざすとしている。

デイリーポート新鮮館利府店。
デイリーポート新鮮館利府店
住所:宮城県宮城郡利府町森郷字新椎の木前69番地
営業時間:午前9時30分~午後9時

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あさひまちモール、2024年6月20日から順次開業-知多半島初「ロピア半田店」核に
愛知県半田市のJR武豊線東成岩駅近くに、新昭和グループの近隣型商業施設「あさひまちモール」が2024年6月20日午前9時から順次開業する。
半田市に新昭和グループ系商業施設
あさひまちモールは、新昭和グループが「(仮称)半田市旭町四丁目計画」として建設を進めていた近隣型商業施設で、建物は平屋建2棟(本体棟・別棟)、建築面積は約5,261㎡、延床面積は4,687㎡。
OICグループの大型食品スーパー「ロピア半田店」を皮切りに、神奈川地盤のドラッグストア「クリエイトSD」や100円ショップ「ダイソー」、ラーメン甘味処「スガキヤ」といった店舗が2024年8月までに順次開店する。

あさひまちモールのフロアマップ。
核店舗は知多半島初のロピア
ロピア半田店の店舗面積は2,605㎡。
ロピアとしては2023年11月開店の名古屋みなと店、2024年5月開店の千種店に次ぐ愛知県内3店舗目、知多半島初の店舗となる。
同店では青果売場を「八百物屋あずま」、鮮魚売場を「日本橋魚萬」、精肉売場を「肉のロピア」、惣菜売場を「GOCHISOUマルシェ」として展開するなど専門性を訴求する。

ロピア半田店。
あさひまちモール
住所:愛知県半田市旭町4丁目8
営業時間:午前9時~午後7時

フレッシュガーデンフーズピープル日見店、2024年7月28日閉店-島原地場食品スーパー、長崎市内撤退
長崎県長崎市旧西彼杵郡の長崎総合科学大学近くにある地場食品スーパー「フレッシュガーデンフーズピープル日見店」が2024年7月28日をもって閉店する。
島原半島地盤のスーパー
サンライフは1972年12月に「いちのせ精肉店」として創業。1983年7月に食品スーパー「ファミリーショップいちのせ本店」に業態転換、1987年4月に法人化した。1991年10月に旗艦店「フレッシュガーデンフーズピープル千々石店」を開店した。
同社は創業以来、島原半島を地盤としていたが、2014年8月に閉店した地場中堅食品スーパー「ママのセンター日見店」(旧辻本商店系/現ジョイフルサン系)跡を引継ぎ、2015年4月に長崎市初となる「フレッシュガーデンフーズピープル日見店」を開店し、3店舗体制となった。

フレッシュガーデンフーズピープル日見店(同社公式より)。
長崎市から撤退
フレッシュガーデンフーズピープル日見店は閉店に先駆け、6月20日をもって自社電子マネー「PEOCA」へのチャージを終了、6月30日をもってポイント付与を終了、7月25日をもってポイント券・商品券・電子マネー残高利用を終了する。
同店閉店によりサンライフは長崎市から撤退することとなる。
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東急ストアフードステーション戸越公園店、2024年6月28日開店-戸越五丁目19番地区市街地再開発事業の商業核、店内加工強化型店舗に
東京都品川区の東急大井町線戸越公園駅前に、東急ストアの都市型食品スーパー「東急ストアフードステーション戸越公園店」が2024年6月28日に開店する。
東急ストア、戸越公園駅前再開発の商業核に
東急ストアフードステーション戸越公園店は、2018年12月に組合を設立した「戸越五丁目19番地区第一種市街地再開発事業」の一環として、2023年4月に竣工した三菱地所系タワーマンション「ザ・パークハウス戸越公園タワー」の商業核となるもので、建物は地上23階建、営業フロアは1階、売場面積は281.62㎡、延べ床面積は約21,711㎡。
狭小店ながら店内加工の「贅沢惣菜」展開
東急ストアフードステーション戸越公園店では、単身・二人世代が約80%を占める地域特性を生かし、狭小な都市型食品スーパーながら、店内加工贅沢惣菜「RICH DELI」(ビビンバ風ローストポークのベジボウル・ワンハンドで食べるワッフル)や鉄板焼きメニューを導入。
生鮮食品(青果・水産・畜産)においても即食・簡便商品(カット野菜・カットフルーツ)やプラス1品需要に対応した商品(銀鮭の醤油昆布蒸し・炙り生ハムチーズポテトサラダ)、グロサリーにおいても韓国発祥新感覚スイーツ(チョコクロッフル)や酒に合うオードブル(チーズコレクションアソート)を展開するなど、惣菜にこだわった店舗とする。

東急ストアフードステーション戸越公園店。
東急ストアフードステーション戸越公園店
住所:東京都品川区戸越五丁目19番1号
営業時間:午前9時~午後11時
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リコパ東大和、2024年冬開業-イトーヨーカドー、ヒューリックの地域密着型商業施設3号店に
東京都東大和市の現イトーヨーカドー東大和店に、ヒューリックの地域密着型商業施設「LICOPA東大和(リコパ東大和)」が2024年冬に第1期開業する。

リコパのロゴマーク。
東大和随一の大型店だったヨーカドー
イトーヨーカドー東大和店は2003年11月に開店。建物はRC造(一部S造)地上5階建で店舗面積は15,851㎡、延床面積は24,925㎡。
ヨーカドー東大和店は、小松製作所系大手機器メーカー「小松ゼノア(現ハクスバーナゼノア)」工場跡地再開発の商業核として、2003年の開業から現在に至るまで、市内随一のショッピングセンターであった。
リコパ3号店として刷新
リコパ東大和は、不動産大手「ヒューリック」が、セブン&アイHD系総合スーパー「イトーヨーカ堂」と同社系商業不動産ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」との協業のもと商業施設の新規開発・リニューアルを図り展開するもので、2021年9月の「リコパ鶴見」、2024年3月開業の「リコパ川崎」に次ぐ3施設目となる。

リコパ東大和メゾン棟(現ヨーカドー棟)。
ヨーカドー核とする2館体制の複合施設に
リコパ東大和は、既存ヨーカドー棟を2024年冬に「メゾン棟」として開業、立体駐車場棟を2025年秋に「テラス棟」として建替新装開業する。

リコパ東大和テラス棟(現立体駐車場棟)。
メゾン棟の建物は地上5階建で敷地面積は約23,200㎡、店舗面積は約16,100㎡、延床面積は約46,800㎡。テラス棟は地上2階建で敷地面積は約5,500㎡、店舗面積は約2,800㎡、延床面積は約3,100㎡。

リコパ東大和の施設構成。
メゾン棟(現ヨーカドー棟)は、2024年3月より営業フロアを1階に集約し、セブン&アイ系/アダストリア系店舗「FOUND GOOD」「studio CLIP」やフードコートの導入を進めているが、メゾン棟としての刷新後も施設の核として営業を継続する予定。

リコパ東大和メゾン棟のフロアマップ。
2階はファッション雑貨店や家電量販店、均一ショップ、書籍販売店といった大型物販店、デイリー系・サービス系店舗が入居するなど、「「あったら便利」が詰まった、一番身近な利便の中心地」をめざすとしている。

リコパ東大和メゾン棟のフードコート。
また、テラス棟(現立体駐車場棟)には路面店感覚で利用できる飲食店やクリニックを導入。誰にでも開かれたパブリックスペースとして広場を整備するなど「地域コミュニティの拠点となる空間」を創出するとしている。

リコパ東大和テラス棟のパブリックスペース。
福屋岩国店、2025年1月13日閉店-広島地場老舗百貨店、山口県から全面撤退
山口県岩国市のJR岩国駅近くにある広島地場老舗百貨店分店「福屋岩国店」が2025年1月13日をもって閉店する。
半世紀近い歴史誇る岩国唯一の百貨店
福屋岩国店は1978年11月に開店。建物は地上3階建で営業フロアは1~2階。
福屋としては、同年7月開店の呉店に次ぐ分店(衛星店)であり、山口県内初となる店舗だった。
福屋岩国店1階では直営婦人用品売場に加えて、マツオインターナショナルの婦人服店「M2 by Sensounico」、クールカレアンの婦人服店「Cour Carre an」、アトリエドールのフルライン婦人服店「DOREE」、広島県福山市に本社を置く婦人服店「みつもり」「富士ドレス」といったブランドを展開。2階では直営婦人服・紳士用品売場に加えて、ギフトサロンや商品券・友の会窓口を展開。外商事務所を併設する。

福屋岩国店。
福屋は2022年1月に山陰唯一の店舗「福屋浜田店」を閉店、2024年8月には広島県北唯一の店舗「福屋三次店」を閉店するなど、商環境の変化を背景に分店の整理を進めていた。福屋岩国店は近隣のイオン系都市型総合スーパー「フジグラン岩国」や地場高級総合衣料品店「エムラ岩国店」とともに、岩国麻里布の商業核を担っていたが、半世紀近い歴史に幕をおろすこととなった。
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スーパーみらべる北朝霞店、2024年6月23日閉店-同社唯一の駅高架下店舗、わずか2年で
埼玉県朝霞市の東武東上線朝霞台駅・JR武蔵野線北朝霞駅近くにある首都圏地場大手食品スーパー「JMホールディングス」(本社:茨城県土浦市)傘下のディスカウント食品スーパー「スーパーみらべる北朝霞店」が、2024年6月23日をもって閉店する。
みらべる唯一の高架下店舗
スーパーみらべる北朝霞店は、2020年6月に閉店したJR武蔵野線高架下のパチンコ店「ガーデン北朝霞W」跡を改修するかたちで2022年5月に開店。同業他社(東武ストア・サミット・オリンピック)がひしめく交通の結節点で、同社が得意とする鮮魚や精肉を中心にフルラインで展開していたが、2024年6月23日をもって閉店することとなった。

スーパーみらべる北朝霞店。(同社公式より)
ジャパンミート傘下入りの影響か
スーパーみらべるは2023年3月に「JMホールディングス」傘下入りを機に、同年7月に業務スーパー南浦和店・目黒大橋店を通常のみらべるに転換、同年12月にフードセレクト東日暮里店を閉店、2024年5月に東川口店を閉店しジャパンミートに移管するなど、神戸物産FCからの撤退や狭小店舗の閉店、グループ間店舗整理を進めており、北朝霞店の閉店もJMによる経営改革の一環とみられる。
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