ロピア北九州リバーウォーク店、2023年10月31日開店-ダイエー・迫田・ラオックス跡、約10年ぶり大型食品スーパーに

福岡県北九州市小倉北区の小倉城そばにある複合商業施設「リバーウォーク北九州」地下1階に、流通大手「OICグループ(旧ロピアホールディングス)」の大型食品スーパー「ロピア北九州リバーウォーク店」が2023年10月31日午前10時に開店する。

開業当初はダイエー核の食物販フロアだった

リバーウォーク北九州は、2003年4月に「室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の中核施設(第1期事業)として開業。敷地面積は24,600㎡、延床面積は約178,000㎡。
リバーウォーク北九州地下1階には開業当初、同地区の再開発権利者であった流通大手「ダイエー」による、同社食品スーパー「グルメシティリバーウォーク店」を核とする食物販ゾーン「フードパオ」が営業していたが、2012年6月にダイエーが業績低迷を背景に閉店。
同年10月にはダイエーが権利床を維持しつつ、地場大手家具インテリア雑貨店「SAKODAホームファニシングスリバーウォーク北九州」が開店し、迫田直営フロアやカフェ(ヨゴリーノ)中心のフロアとして刷新を図ったが、2017年8月の迫田閉店により再び同フロアは閉鎖となった。

ラオックス主導で活性化図るもコロナ禍で不振に

リバーウォーク北九州地下1階は、2018年3月に免税店大手「ラオックス」がダイエーから権利床を買収し、大型免税店「ラオックスリバーウォーク北九州店」として新装開店

ラオックスリバーウォーク北九州店。

同年12月には訪日外国人観光客を意識した忍者テーマパーク「忍者パーク」と屋内型遊園地「遊キッズ愛ランド」を導入し、2019年6月には地元ファミリー層を意識した屋内型テーマパーク「リバチカこども王国 ジャイアントスタジアム」として再編するなど活性化を図ったが、訪日外国人需要に乏しい立地条件とコロナ禍が重なり無期限休業状態となった。

リバチカこども王国ジャイアントスタジアム。

加えて、リバーウォーク北九州自体も1階への西鉄ストア系都市型食品スーパー「レガネットキュートリバーウォーク店」導入や4階フードコート「タベリバガーデン」の再整備など集客力の維持を図っていたが、専門店の撤退が相次ぐ状況であった。

リバーウォーク、話題の「ロピア」で集客力向上なるか

ロピアは2023年6月に九州1号店「ロピア博多ヨドバシ店」を博多駅前に開店、8月に九州2号店「ロピア福岡新宮店」を福岡都市圏のベッドタウンである糟屋郡新宮町に開店するなど、ハイペースで店舗網の拡大を進めている。
リバーウォーク北九州は、2023年4月より東京建物グループの商業不動産運営会社「プライムプレイス」による受託のもとリニューアルを進めており、集客力の向上を図りたい両者の狙いが一致したものとみられる。
ロピア北九州リバーウォーク店の開店により、同施設に約10年ぶりに大型食品スーパーが復活することとなった。


リバーウォーク北九州。

ロピア北九州リバーウォーク店

住所:福岡県北九州市小倉北区室町1-1-1
営業時間:午前10時~午後8時

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