カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ビエラ江東橋、2019年11月27日開業-首都圏初となるJR西日本系商業施設、オーケーを核に

東京都墨田区江東橋の都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線住吉駅近くの住吉銀座商店街西側に、JR西日本不動産開発のショッピングセンター「VIERRA江東橋(ビエラ江東橋)」が2019年11月27日に開業する。

VIERRA江東橋。

JR西日本系の「ビエラ」、首都圏1号店は東京・住吉に

ビエラ江東橋は大阪発祥の老舗インナーメーカー「アズ」東京本社敷地内で建設中の「江東橋NKビル」に開設するもので、建物は地上5階建、営業フロアは1~2階、延床面積は約8,955㎡、駐車場駐車可能台数は253台、土地は従来通りアズが所有する。

店舗前(1つ右奥の通りに出店)。

1階に食品ディスカウントストア「オーケー住吉店」(売場面積約1149㎡)、2階にドラッグストア「スギ薬局江東橋南店」、100円ショップ「ダイソービエラ江東橋店」が出店、3~5階は日本パーキング(NPC24H)の24時間駐車場となる。

出店エリアの多様化進めるJR西日本不動産開発

JR西日本不動産開発が手掛ける商業施設「ビエラ」は従来、関西圏のJR西日本鉄道駅に直結もしくは近接した立地が中心であったが近年は沿線外への出店も相次いでおり、2015年10月に京都府相楽郡精華町の関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)に派生業態であるオープンモール型複合商業施設1号店「ビエラタウンけいはんな」を開業、2018年11月に兵庫県神戸市垂水区の明舞団地に「ビエラ明舞」を開業、2019年2月には中国地方初となる「ビエラ海田市」(海田市駅前)を開業させるなど、出店エリアの多様化を進めている。
JR西日本不動産開発は2022年秋を目処に横浜市旧南区総合庁舎跡地での複合商業施設開業を計画しており、首都圏でも「ビエラ」ブランドの商業施設が多店舗化されることになる。

ビエラ江東橋

住所:東京都墨田区江東橋5-5-3
営業時間(OKストア): 08:30-21:30
(オープン日のみ9:00開店)

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ウェアハウス川崎店、2019年11月17日閉店-川崎駅前の家電量販店跡地に誕生した九龍城、14年の歴史に幕

神奈川県川崎市川崎区の川崎駅近くで営業する大型複合アミューズメント施設「ウェアハウス川崎店」が2019年11月17日をもって閉店する。

あなたのウェアハウス川崎店。

わずか4年で閉店した川崎駅前の家電量販店「コジマ」

ウェアハウス川崎の前身となる家電量販店「コジマNew川崎店」は2000年10月に開店。コジマNew川崎店は同社川崎市内初となる店舗で、店舗近隣で営業する「ヨドバシカメラ京急川崎駅前店」(1998年開店)に匹敵する5,000㎡級の大型店であったが、2004年3月にヨドバシが川崎駅東口の商業施設「川崎ルフロン西武百貨店跡に増床移転、2005年2月にはビックカメラが川崎駅西口で当時建設中だった三井不動産系商業施設「ラゾーナ川崎」に旗艦店の出店を発表するなど競争環境が悪化したため、わずか4年ほどで閉店していた。

ヨドバシカメラマルチメディア川崎。

国内外から注目集めた川崎の九龍城

ウェアハウス川崎店は、ゲオと資本業務提携関係にあったCD・DVD・ゲーム販売レンタル店「シチエ」の大型複合アミューズメント施設として2005年12月に開店。ウェアハウス川崎店は同社神奈川県内初となる店舗で、市内最大規模となるゲームコーナーやダーツ、ネットカフェを導入。香港・九龍城を再現した館内装飾を施し、装飾を活かしたリアル謎解きゲームやコスプレイベントを開催するなど、国内外から観光客が訪れる川崎市内有数のアミューズメントスポットとなっていた。

香港・九龍城を模した館内装飾。


食肉売場。

ゲオグループは2000年代後半より、アミューズメント施設運営事業を北海道の須貝興行を前身に持つ「ゲオディノス」(現・スガイディノス/SDエンターテイメント)に再編、2014年7月にアミューズメント関連事業の大半を一括してRIZAPグループに売却していたが、ウェアハウスは元々ゲオと同業かつ結び付きが強かったため、2014年3月にゲオ本体と合併、ゲオディノスのRIZAPグループ売却に先駆けて運営移管を受けたゲオパーク四万十(高知県四万十市、アピアさつき)とともに、現在に至るまでゲオ直営店舗として営業を行っていた。
ウェアハウス川崎閉店後の跡地活用について、詳細は発表されていないが、川崎駅徒歩10分圏内かつ県道140号線沿いという好立地にあるため、立地を活かした跡地活用が期待される。

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南町田グランベリーパーク、2019年11月13日開業-スヌーピーミュージアムも併設

東京都町田市の東急田園都市線南町田グランベリーパーク駅(旧・南町田駅)前に、複合商業施設「南町田グランベリーパーク」が2019年11月13日に開業する。

南町田グランベリーパーク。

600億円を投資した「新しい街」-南町田は急行停車駅に

南町田グランベリーパークは「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」として、南町田駅前で東急電鉄と町田市が共同で手掛けてきた再開発計画。投資総額は約600億円。

2017年2月に閉館した旧・グランベリーモール。

2017年に再開発のため閉館した旧「グランベリーモール」「鶴間公園」の一体再整備を行い、道路や防災機能の強化、バリアフリー化が行われたほか、南町田駅は2019年10月1日に「南町田グランベリーパーク駅」に改称、全ての急行列車が停車することとなった。

南町田駅の再整備も実施された。

エリア内には複合商業施設のほか、2019年12月14日に開業する「スヌーピーミュージアム」(六本木から移転)、映画館、公園、アウトドア施設、子どもクラブなどが設けられる。

スヌーピーミュージアム。

テナント数は234店-4割がアウトレット

グランベリーパークの敷地面積は約83,000㎡、延床面積は約151,000㎡、店舗面積は約53,000㎡。商業コンセプトに「生活遊園地~くらしの『楽しい』があふれるエンターテイメントパーク~」を掲げ、施設デザインには、東急たまプラーザ再開発や三井不動産ららぽーと豊洲を手掛けた実績を持つラグアルダ・ロウ・棚町建築事務所のPablo Laguarda(パブロ・ラグアルダ)氏が起用された。

整備イメージ図。

商業施設部分の総テナント数は234店で、そのうち4割がアウトレット業態、残る6割がそれ以外となり、そのうち3割が飲食・食物販関連の店舗となる。
パーク内には7つの広場が設けられ、各種イベントを開催。各所にスヌーピーのスタチューも設けられる。

スヌーピー像を配置。

グランベリーパーク内に復活する鶴間公園には新たにスポーツ施設、ロッカー&シャワー、カフェ、スタジオを併設。各種アウトドアイベントなども実施される。

鶴間公園イメージ。

また、12月14日から3月1日までは「グランベリーパーク アイスアリーナ」も開設される。

商業ゾーンでは「アウトドア」に注力-109シネマズも

グランベリーパークの食品核店舗となるのは「東急ストア」、「成城石井」。東急ストアの店舗面積は793㎡、目標年商は18.2億円で、「カラダに元気」をコンセプトに、健康や美容を意識した低糖質・カロリーゼロなどの商品ラインナップを強化。また、地場野菜「湘南野菜」や地元パン屋「ドゥーリーブル」の商品を取り扱う。

施設内イメージ。

なかでもとくに力が入れられているのはアウトドア関連用品だ。登山・アウトドア・スポーツ用品「モンベル」は売場面積約2,250㎡で、同店において日本最大級の店舗となる。館内にはクライミングウオールやカヤック試乗ができる人工池が設置される。
同じく登山・アウトドア・スポーツ用品「スノーピーク」もレストラン併設の旗艦店業態となるほか、キャンピングカー&ミニベロ専門店「トイファクトリー」が商業施設初出店を果たす。

テナントイメージ(ニューバランス)。

アウトレット以外の店舗としては、このほかにカルディーコーヒーファーム、ココカラファイン、土屋鞄、リブロ、キャンドゥ、サンリオギフトゲートなどが出店。ケンタッキーフライドチキンは、関東では初となる約50種類の料理とデザートを食べることができる「ビュッフェスタイル」の店舗となる。
町田市で唯一のシネコンとなる10スクリーンを揃えた「109シネマズ」も併設される。

109シネマズが併設される。

アウトレットモール部分にはコーチ、マイケル・コース、ギャップ、ユナイテッドアローズ、ビームスなどが出店する。

鶴間公園前・イメージ。

11月13日にオープニングイベント

グランベリーパークは11月11日にプレオープン。まちびらきとなる11月13日の朝8:50からは、グランベリーパーク内のグランベリープラザにおいてテーマソングを作曲したTUBEの春畑道哉さんやスヌーピーが参加する「まちびらき」テープカットセレモニーが実施を実施する。
その後も「ウインターイルミネーション」(11月30日から3月1日まで)や町田リス園とのコラボイベント(12月21日から22日)など、様々なイベントが開催される予定となっている。

イルミネーションが実施される。

グランベリーパーク

住所:東京都町田市鶴間三丁目3-1、4-1 他
営業時間:8時30分~23時(東急ストア)

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清水屋犬山店、2020年2月閉店-耐震性不足で「狭小店舗」に

愛知県犬山市の名鉄犬山口駅前にある総合スーパー「清水屋犬山店」が店舗の老朽化のため2020年2月に閉店する。(追記:閉店日は2月20日となる)

清水屋犬山店。

清水屋犬山店、48年の歴史に幕

清水屋犬山店は1973年7月開店。6階建てで、売場面積は6,843㎡。建物は清水屋が所有する。
清水屋は春日井市に本店を置く総合スーパーで日本百貨店協会には加盟していないが、大型店には外商部があるなど百貨店としての機能も併せ持っており、犬山店にも外商課が設置されていた。
閉店の理由は建物の老朽化による耐震性不足のため。築46年が経過し、建替えか移転を迫られていた。
また、車で10分ほどの名鉄鵜沼宿駅前には11月22日にイオンタウンが開店する予定で、競争の激化も予想されていた。

閉店セールが開催される。

清水屋犬山店では、11月より閉店セールが開催されている。
現店舗の跡地利用などについては11月時点では発表されていない。

清水屋橋爪店、9月2日開店-auショップ跡に小型店

清水屋は、近隣のauショップ跡に小型店「清水屋犬山橋爪店」を9月2日に開設している。

清水屋犬山橋爪店(公式サイトより)。

呉服売場・学生服売場などを中心に一部売場のみがこちらに引き継がれることになる。
(撮影:galleriaさん

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ヨリマチFUSHIMI、2019年12月11日開業-名古屋市営地下鉄に初の「エキナカ商業施設」

愛知県名古屋市中区にある名古屋市営地下鉄伏見駅に、名古屋市交通局初のエキナカ商業施設「ヨリマチフシミ」(与利マチFUSHIMI)が2019年12月11日に開業する。

ヨリマチFUSHIMI。

名古屋市営地下鉄初のエキナカは「名鉄運営」

ヨリマチFUSHIMIを運営するのは名古屋鉄道ザイマックスの共同事業体で、コンセプトは「ミチからマチへ ~Fushimi Crossing Place~」。多彩な要素が交わる街・伏見の玄関口をただ通過するだけの「ミチ」からより楽しい「マチ」へを目指すとしている。

店舗ロゴとシンボルマーク(灰色部)。

また、店舗ロゴは「四方に伸びる線は交差する2つの路線をイメージし、主要路線が交差し様々な文化が混在する利便性の高い場所にあるという伏見駅で、何か良いこと(利)がありそうな、あた(与)えてくれそうな、そんなマチを予感させる様を、万葉仮名(いにしえ感)とカタカナ(今日感)を組み合わせることにより表現」、シンボルマークについては「伏見駅が、名古屋・栄・大須・丸の内の4つのエリアの中心であることを表現」したという。

ヨリマチFUSHIMI。

伏見駅の改札内外に11店舗が出店
ヨリマチFUSHIMIの店舗面積は883㎡。
カフェ「スターバックスコーヒー」、コスメ・雑貨「イッツデモ」、ドラッグストア「ココカラファイン」、コンビニ「ファミリーマート」など、改札内外を含めて11店が出店する。

フロア構成。
 
名古屋市交通局で初となるエキナカ事業。東京や大阪からは大きく出遅れた形となったが、今後は他駅にも広がっていくのかどうかが注目される。
ヨリマチFUSHIMIのテナント一覧
店名 業態
ファミリーマート コンビニエンスストア
カスカード ベーカリー
innocence アクセサリー
ココカラファイン ドラッグストア
靴下屋 ファッション雑貨
ファストネイル ネイルサロン
ファミリーマート コンビニエンスストア
ITS’ DEMO(イッツデモ) ファッション雑貨
24/7 SUPPLY fushimi.STA. スイーツ
スターバックス コーヒー カフェ
SAWAYAKA(サワヤカ) リラクゼーション
ヨリマチ FUSHIMI

住所:名古屋市営地下鉄伏見駅 地下1階南側コンコース
(名古屋市中区錦2-16-24先)

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ハコビバ、2019年12月7日開業-函館駅前の複合商業ビル

北海道函館市のJR函館駅前に複合商業ビル「ハコビバ」が2019年12月7日に開業する。

ハコビバ。

大和ハウス、函館駅前に複合ビル

ハコビバはJR函館駅前に大和ハウス工業が建設・運営する地上11階建ての複合ビルで、大和ハウスが函館市・JR北海道と2068年までの事業用定期借地権設定契約を結ぶ形式で建設されたもの。
正式名称はロイヤルパークスER函館駅前。施設の外観デザインは、函館独自の「和洋折衷建築物」として発展してきた歴史・精神を取り入れ、「和」「洋」「クラシック」「モダン」を組み合わせ、函館の華やかな街並みと調和するように配慮したという。

「函館駅前市場」やイベント広場も

建物はサービスアパートメント併設のホテル棟、店舗棟、カフェ棟、交流広場からなる。

街区配置イメージ。

ホテル棟の核となるのは261室の「ラ・ジェンド・ステイ函館駅前」で、コンビニエンスストアなども併設。
商業ゾーン(店舗棟、カフェ棟)は「函館駅前市場」と名付けられ、飲食店、観光客向け貸し衣装店など約16店が出店する。

函館駅前市場。

このほか、災害時の防災医療拠点も設けられているほか、広場では各種イベントを開催する予定だという。

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ホテルロイヤルクラシック大阪、2019年12月1日開業-新歌舞伎座跡に

大阪府大阪市中央区難波の難波駅近く、丸井(なんばマルイ)向かいにあった新歌舞伎座跡地に、「ホテルロイヤルクラシック大阪」が2019年12月1日に開業する。

ホテルロイヤルクラシック大阪。

旧・新歌舞伎座跡、大型ホテルに

もともとこの場所にあった「新歌舞伎座ビル」は建築家・村野藤吾の設計により1958年に建設されたもの。1988年から2005年まではダイエーグループが運営していた。
桃山風の唐破風が幾重にも重なる独特な外観は他に類を見ないものであり、同じ御堂筋にある村野建築として知られていた旧「そごう大阪店」(解体済み、落ち着いた外装とアールデコの内装が特徴)と対照的なものであった。しかし、2010年に新歌舞伎座が「上本町YUFURA」(大阪市天王寺区)の6階に移転したことに伴い空き店舗となり、のちに解体された。
なお、当地に移転する前の新歌舞伎座ビルは改装され、ニチイが核店舗の「千日デパート」となったが、火災により解体された。
新歌舞伎座の移転などについて詳しくはこちらを参照
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かつての新歌舞伎座。

隈健吾氏が設計-1泊10万円以上の部屋も

「ホテルロイヤルクラシック」は冠婚葬祭業大手の「ベルコ」が運営するホテルチェーンで「ホテルロイヤルクラシック大阪」の一番の特徴は旧・新歌舞伎座ビルの外観を再現していること。
設計は建築家の隈研吾氏。同氏は東京歌舞伎座の高層化・復元工事にも携わっている。
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高層化・復元された「東京歌舞伎座」。

ホテルロイヤルクラシック大阪の建物は地上19階地下1階建てで、建物の低層部の御堂筋側には新歌舞伎座の継承が復元されたほか、高層部はアルミフィンを複数重ねた外観が特徴となる。また、最上階御堂筋側にも山型の意匠が見える。
ホテルのコンセプトは「時を、つなぐ。」。御堂筋側の1階カフェが出店するほか、館内には複数のレストラン、宴会場が設けられる。客室は全150室(スイート9室、ツイン111室、ダブル30室)で、宿泊料金はスタンダードダブルで3万1000円から、1泊10万円を超える高級なものも設けられるという。
関空からのアクセスが良いミナミの中心部にあり、和テイストの外観と相まって、外国人富裕層にとっての「定宿」となることが期待されよう。

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MEGAドン・キホーテUNY桃花台店、2019年11月12日開店-桃花台ニュータウンのアピタ跡に

愛知県小牧市の桃花台タウンセンター「ピアーレ」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY桃花台店」が2019年11月12日に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY桃花台店。

桃花台ニュータウンのアピタ、MEGAドンキUNYに

桃花台タウンセンターピアーレは1991年4月に開業。建物は地上4階建、延床面積は約43,359㎡。
開業以来、桃花台新交通桃花台センター駅(2006年廃止)駅前を代表する大型商業施設として、2000年3月に開業した「ピエスタ」や2003年9月に開店した「バローホームセンター桃花台店(旧・イズムホームセンター)」とともに、地域の商業核としての役割を担っており、2019年春からは丸紅グループの「丸紅リアルエステートマネジメント」が隣接するピエスタと合わせて一体的な施設の管理・運営を行っている。
MEGAドン・キホーテUNY桃花台店の前身となる総合スーパー「アピタ桃花台店」は、1991年4月にピアーレの核テナントとして開店。営業フロアは2~3階。
アピタを核に、ファッションヤマグチの婦人服店「EX-SELECT」や旧・ユニー系の呉服店「東京さが美」、東海地方地盤の眼鏡店「キクチメガネ」、100円ショップ「Seria」、「くまざわ書店」など20近い専門店が出店していたが、ドンキへの業態転換のため2019年8月11日をもってユニー直営売場を閉店、一部専門店のみが営業を継続していた。

セルフメディケーションを拡充、年配者向け相談会も

MEGAドン・キホーテUNY桃花台店の直営売場面積は7,883㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立されたUDリテールが店舗を運営する。
ドンキとしては愛知県内30店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては愛知県内10店舗目となる。
アピタ時代と同様に生鮮食品を取扱うほか、シニア層や30~40代ファミリー層を対象とした店作りの一環として「セルフメディケーションコーナー」を配置、「栄養」「適度な運動」「休息」に関する商品の販売提案や青汁の試飲スタンドの開設、地元の包括支援センターと連携した年配者向けの相談会を定期的に実施する。また、昭和の酒店のように立ち飲み可能なリカーショップや駄菓子コーナーを展開する。

MEGAドン・キホーテUNY桃花台店のテナント一覧
  • リサイクルキング(宝飾)
  • キクチメガネ(メガネ)
  • くまざわ書店(書籍)
  • ドコモショップ(携帯電話)
  • ソフトバンク(携帯電話)
  • セリア(100均)
  • 近田屋(銘店)
  • カフェプロスペール(お茶/コーヒー)
  • サンリフォーム(リフォーム)
  • サンリペア(鍵・時計)
  • EX-SELECT(レディス)
  • ブティックピオ(レディス)
  • 東京さが美(呉服)
MEGAドン・キホーテUNY桃花台店

住所:愛知県小牧市古雅1丁目1番
営業時間:午前8時~翌午前0時

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ドン・キホーテ納屋橋店、2019年11月1日開店-名古屋・栄のテラッセ納屋橋に

愛知県名古屋市中区栄の複合商業施設「テラッセ納屋橋」3階に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ納屋橋店」が2019年11月1日午前10時に開店する。

テラッセ納屋橋。

ユニーも出店する名古屋栄の再開発ビルにドンキ出店

テラッセ納屋橋は納屋橋東地区市街地再開発準備組合(1991年発足)による「納屋橋東第一種市街地再開発事業」の一環として2017年9月に開業。建物は住宅棟地上29階建(野村不動産プラウドタワー名古屋栄)、商業・業務棟地上5階建、商業棟地上3階建、業務棟地上4階建、商業施設の営業面積は約9,000㎡、全館の延床面積は約60,800㎡、総事業費は約225億円。
低層の商業フロアには開業以来、ユニーの高級食品スーパー「ラ・フーズコア納屋橋店」(2階)とカインズの都市型新業態1号店「Style Factory テラッセ納屋橋店」(3階)を核に20近い専門店が出店していたが、2019年6月30日をもってカインズが撤退、3階の大部分が空きフロアとなっていた。
なお、ラ・フーズコアの既存店は、ユニーグループの店舗ブランド再編に伴い2009年2月に「ピアゴ ラ・フーズコア」への改称が行われているが、2017年に開店した納屋橋店のみ「上質な食材にこだわり、適量・ぜいたくをテーマにした新型食品スーパー」としてピアゴブランドを冠していない。

ラ・フーズコアテラッセ納屋橋。

ドン・キホーテ納屋橋店はカインズStyle Factory跡に出店。売場面積は1,834㎡。ドンキとしては愛知県内29店舗目で、ユニーが出店する商業施設にドンキが新規出店するケースとしては初となる。また、ユニーの100%子会社として当初設立されたUDリテールが店舗を運営する。
施設には既にユニーが出店していることから、食品は菓子・飲料・珍味に特化、化粧品や衣料品、玩具、ブランド品などユニーが取り扱わない商品を展開することで差別化を図り相互創客を目指す。
テラッセ納屋橋では、施設の開業2周年とドンキ出店を記念したセールやオリジナルストラップの配布、大抽選会を11月4日まで実施する。

ドン・キホーテ納屋橋店

住所:愛知県名古屋市中区栄1丁目2番49号
営業時間:午前10時~翌午前0時

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シモキタエキウエ、2019年11月1日開業-小田急下北線路街、2020年12月までに12施設を開業

小田急電鉄は、東京都世田谷区の小田急小田原線東北沢駅から世田谷代田駅間において新たな都市開発プロジェクト「下北線路街」をおこなうことを発表し、商業施設としての1期部分「シモキタエキウエ」が2019年11月1日に開業した。

シモキタエキウエ・小田急下北沢駅。

地下化された小田急小田原線跡地に12施設を新規開設

下北線路街は小田急小田原線代々木上原駅・梅ヶ丘駅間の連続立体交差事業及び複々線化事業により、地下化された鉄道跡地再開発の一環で整備されるもので、敷地面積は約27,500㎡。

開発予定エリア。

開発テーマに「“支援型開発”「変える」のではなく、街への「支援」を目指して。」、開発コンセプトに「BE YOU. シモキタらしく。ジブンらしく。」を掲げ、2019年4月までに開業済の複合施設「世田谷代田キャンパス(核:東京農業大学オープンカレッジ)」(②)、小田急不動産の賃貸住宅「リージア代田テラス」(①)に加えて、11月1日に開業する下北沢駅構内商業施設「シモキタエキウエ」(⑨、約1,500㎡)や住居併設商業施設「BONUS TRACK」(⑥、約900㎡)、大手コーヒー・グロサリー専門店「カルディ」のテストキッチン&カフェ「KALDINO」(③、約300㎡)、エンタメカフェレストラン(⑫)、社会福祉法人仁慈保幼園の保育園(⑤)、学生寮(⑦)、箱根からお湯を運ぶ温泉旅館(④)、宿泊施設(⑬)など13施設(うち1つは期間限定イベントスペース、⑩)を、2020年12月までに順次開設させる。

シモキタエキウエ、2019年11月1日開業

11月1日に開業する「シモキタエキウエ」は小田急下北沢駅の上層部分の改札内外に開業する商業施設。
施設のコンセプトは「UP!(シモキタアガル)」で、毎日の暮らしの楽しさや利便性が「アガル」、訪れた人の気持ちが「アガル」施設を目指すという。

シモキタエキウエ。

テナントとしては、改札内外に2店舗出店するコンビニエンスストア「セブンイレブン」、生活雑貨「SOCO thinking GORILLA」、時計「タイムランド」のほか「スターバックスコーヒー」など飲食店を中心に16店舗が出店する。
なお、主な飲食店の営業時間は

スターバックスなどが出店。
館内各所にある長場雄氏のイラストも見える。

シモキタエキウエのテナント一覧
  • セブンイレブン(改札外)
  • SOCO thinking GORILLA
  • タイムランド
  • ターバックスコーヒー
  • 立呑み天ぷら KIKU
  • ヤキトリてっちゃん thinking GORILLA
  • シュマッツベーカリー&ビア
  • ルコネル
  • グラニフ
  • 極上担担麺香家
  • コーヒースタイルUCC
  • タイ料理研究所
  • ザ・ギャザーストア
  • セブンイレブン(改札内)
  • HOKUO(改札内)
  • 箱根そば(改札内)
小田急、イベントスペースを開設

今回の開発プロジェクトに合わせて、小田急は下北線路街のコンセプトを体現する常設カフェスタンド併設のイベントスペース「下北線路街 空き地」を2019年9月24日から約1年半の期間限定で開設、公式ホームページ上にWEBメディア「下北沢、線路と街」を開設する。
小田急電鉄は「下北線路街では、街をつなぎ、ひとをつなぐまちづくりの基盤の構築を通じて、特に地域の方々が楽しく参加できる仕掛けを行うことで、下北沢エリアの発展に貢献していきます。 」とコメントしており、鉄道地下化に伴う再開発で姿を変えつつある下北沢の新たなまちづくりに貢献するような開発が期待される。

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